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第一章:In My End Is My Beginning
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「神奈川の玄武愛国塾って……右翼団体を騙ってたヤクザの下請をやってたんだが……」
「ああ、この前、『正義の味方』どもに潰されたとこか……」
「そ……潰れたんで、仕事が無くなって、こっちの方が景気良さそうなんで『就職活動』に来たんだ」
「あの一緒に居た男は?」
「神奈川に居た時に組んでた情報屋だ」
俺が連れて来られたのは……雑居ビルの一室……と言っても下手したら百人以上の人間が働けそうなフロアだった。
どうやら、その「セキュリティ会社」は、この6階建ての雑居ビル丸ごと借り切ってるらしい。
俺を尋問してるのは、その「セキュリティ会社」の「特殊保安部」とやらの管理職。
四十過ぎの……一見すると豚だが、よく見ると筋肉達磨と言った感じの体重一〇〇㎏OVERは確実そうな奴。
顔だけは妙に温厚そうだが……良く良く観察してると、表情にほとんど変化が無い。
一〇分経っても、二〇分経っても、仏像か何かのような温厚そうな表情が顔に貼り付いたままだ……。
何か……嫌な気がするが……魔法で「探る」と逆に「探った」事を気付かれそうな雰囲気も有る。
「なら、しばらくは、俺達が容易したマンションから出るな。食事や日用品は届けさせる。あと……一緒に居た男は情報屋だと言ったな」
「あ……ああ……」
「じゃあ、ウチに就職したいなら採用試験だ。山能組の組長を殺る計画を立案してみせろ」
「予算と期日は?」
「これぐらいだな……」
金額は……無茶苦茶だ……。
広島最後の神政会への「抵抗勢力」である山能組は……構成員・金ともに神政会の数十分の一。いや、百分の一未満であってもおかしくない。
「この金額……しょぼい組1つ潰すには……」
「わかるか? 相場より桁1つ多い。派手にやってくれ……警察や、最近流行りの『正義の味方』どもとの全面戦争も辞さないぐらいのな……」
「へっ?」
「しょぼい暴力団の組長1人を血祭りに上げるんじゃねえ。ついでに、どでかい花火を打ち上げるんだ。警察や『正義の味方』どもへの宣戦布告の花火をな……」
「あ……あの……神政会は他県進出の準備をしてるって噂を聞いたんですが……その大事な時に、そんな派手な真似して大丈夫なんですか?」
仏像みたいな表情が顔に貼り付いてた筋肉達磨の顔の筋肉に……ようやく大きな変化が有った。
つまり……爆笑した、って事だ。
「他県進出? おいおい、警察発表やネット上の噂や『業界誌』の与太を本気にするんじゃねえよ。最終目的は……もっとデカい事だ」
「え……?」
「採用試験に合格するまで詳しい事は言えないがな。ああ、そうだ……お前と一緒に組むのは、お前をここに連れて来た男だ。コードネームは『幕下』。そうだな……お前のコードネームは『チビすけ』で、一緒に居た男は『氷』でどうだ? 仕事中は、俺の事は……『阿弥陀様』とでも呼んでくれ」
「は……はぁ……。じゃあ、『阿弥陀様』、花火を打ち上げろ、って事ですが……火薬はどんな種類のを、どれだけ用意出来るんですかね?」
「火薬? 何の事だ?」
「上」が言ってた通り、神政会が米軍岩国基地を襲撃して武器なんかを奪ったんなら……当然、持ってる筈だ。
「いや……だから……標的を爆殺するってプランを立てた場合……それが可能なだけの爆薬は調達出来ますか?」
「ああ、この前、『正義の味方』どもに潰されたとこか……」
「そ……潰れたんで、仕事が無くなって、こっちの方が景気良さそうなんで『就職活動』に来たんだ」
「あの一緒に居た男は?」
「神奈川に居た時に組んでた情報屋だ」
俺が連れて来られたのは……雑居ビルの一室……と言っても下手したら百人以上の人間が働けそうなフロアだった。
どうやら、その「セキュリティ会社」は、この6階建ての雑居ビル丸ごと借り切ってるらしい。
俺を尋問してるのは、その「セキュリティ会社」の「特殊保安部」とやらの管理職。
四十過ぎの……一見すると豚だが、よく見ると筋肉達磨と言った感じの体重一〇〇㎏OVERは確実そうな奴。
顔だけは妙に温厚そうだが……良く良く観察してると、表情にほとんど変化が無い。
一〇分経っても、二〇分経っても、仏像か何かのような温厚そうな表情が顔に貼り付いたままだ……。
何か……嫌な気がするが……魔法で「探る」と逆に「探った」事を気付かれそうな雰囲気も有る。
「なら、しばらくは、俺達が容易したマンションから出るな。食事や日用品は届けさせる。あと……一緒に居た男は情報屋だと言ったな」
「あ……ああ……」
「じゃあ、ウチに就職したいなら採用試験だ。山能組の組長を殺る計画を立案してみせろ」
「予算と期日は?」
「これぐらいだな……」
金額は……無茶苦茶だ……。
広島最後の神政会への「抵抗勢力」である山能組は……構成員・金ともに神政会の数十分の一。いや、百分の一未満であってもおかしくない。
「この金額……しょぼい組1つ潰すには……」
「わかるか? 相場より桁1つ多い。派手にやってくれ……警察や、最近流行りの『正義の味方』どもとの全面戦争も辞さないぐらいのな……」
「へっ?」
「しょぼい暴力団の組長1人を血祭りに上げるんじゃねえ。ついでに、どでかい花火を打ち上げるんだ。警察や『正義の味方』どもへの宣戦布告の花火をな……」
「あ……あの……神政会は他県進出の準備をしてるって噂を聞いたんですが……その大事な時に、そんな派手な真似して大丈夫なんですか?」
仏像みたいな表情が顔に貼り付いてた筋肉達磨の顔の筋肉に……ようやく大きな変化が有った。
つまり……爆笑した、って事だ。
「他県進出? おいおい、警察発表やネット上の噂や『業界誌』の与太を本気にするんじゃねえよ。最終目的は……もっとデカい事だ」
「え……?」
「採用試験に合格するまで詳しい事は言えないがな。ああ、そうだ……お前と一緒に組むのは、お前をここに連れて来た男だ。コードネームは『幕下』。そうだな……お前のコードネームは『チビすけ』で、一緒に居た男は『氷』でどうだ? 仕事中は、俺の事は……『阿弥陀様』とでも呼んでくれ」
「は……はぁ……。じゃあ、『阿弥陀様』、花火を打ち上げろ、って事ですが……火薬はどんな種類のを、どれだけ用意出来るんですかね?」
「火薬? 何の事だ?」
「上」が言ってた通り、神政会が米軍岩国基地を襲撃して武器なんかを奪ったんなら……当然、持ってる筈だ。
「いや……だから……標的を爆殺するってプランを立てた場合……それが可能なだけの爆薬は調達出来ますか?」
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