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第一章:In My End Is My Beginning
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何故か公安崩れと広域組対の不良警官と連絡が取れなくなった……そう、警察の方の上に報告してから3日経っても、先方は何も言って来ない。
どうなってんだ……と思ってたら……どうなってんだ?
連絡用のWEBサイトに広告が表示されていた。
『広島でオススメのお店と言えば……』
その後は文字化け。それと焼肉の画像。
何で、警察が秘密裏に作ったサイトに広告が表示される?
それも、広告が文字化け……? 待て。
文字化けした部分をコピペ。
警察で使われてる、いくつかの暗号で復号を試みる。
3つ目の暗号アルゴリズムで復号に成功。
暗号ソフトが、住所と日時と店名を表示する。
そして、当日、その住所に行ってみる。
市街地から結構離れた住宅街の……ん?
駐車場なしの小さな店。
だが……。
店に入ると……店主らしい五〇過ぎのおっさんに……客が1人だけ……。
「おい……何、ヤバい真似してる? 一般人は近付かねえだろうが……同業が見たら、一瞬で『あやしい』って思うぞ、これ」
俺は、おっさんにそう言った。
「やっぱり、わかりますかね?」
「当り前だ」
店の周囲には結界が張ってあった。
結界内に侵入した人間に「何となく嫌だ」と云う気持ちを起こさせる効果が有る結界だ。
店には余計な一般人は入って来ないだろうから、密会の場所には最適に見えるが……欠点が1つ。同業には、この「何となく嫌だ」が一瞬で「魔法」による効果だと見抜かれて、逆に怪しまれる。
「まぁ、いい、オススメは何だ?」
「モツ系と骨付きカルビです」
「じゃ、それと、野菜を何か適当に」
俺は、そう言いながら、たった1人の客の向いの席に座る。
そいつは……金色に染めた髪をツインテールにして、水色のスカジャンを着ていた……太り気味で美人には程遠いが、妙に愛嬌のある顔をした二〇後半ぐらいの女だった。
「あ、あたし、別働隊の連絡係」
「そんな事だろうと思ったぜ。俺は御役御免か?」
「御役御免がお望み?」
「まぁな……」
「残念だね。御役御免がお望みなら、マヌケのフリをすべきだった」
「はぁ?」
「あたしさ、精神操作までは無理だけど、他人の心をある程度読む位は出来るんだ」
ツイテールの金髪デブは、そう言いながら、黙々と焼けた肉を食べる。
ちくしょう……。
別働隊が居る事を知った瞬間に、驚いたフリでもすべきだった……。もっとも、このデブ女が言ってる事が本当なら……「フリ」である事を見抜かれる可能性が有るが。
「じゃあ、別働隊はどうしてる?」
「おっちゃんより遥かに優秀な筈の人が何人か投入されてた……けど……」
「けど……?」
「おっちゃんがやった山能組の組長の爆殺だけど……爆弾詰んでた特攻トラックの運転手、誰だったと思う……」
「え……っ?」
お……おい、まさか……そんな……馬鹿な……。
「店長さん、ジンジャーエール、おねがい」
「はい」
「ど……どうやって……バレた?」
「判らない。判らないから、次の潜入捜査員を投入出来ない」
そ……そんな……。
だが……このままでは……どうしてバレたかを突き止めない限り、潜入捜査員を投入しても、次から次へと殺される。
「あとさ……とんでもない『都市伝説』が事実だと判った。麻取にも話を通しとくべきだったかもね」
「何の事だ?」
「聞いた事ない? 覚醒剤の日本への輸入ルートで『在日米軍ルート』ってのが有るって」
「お……おい……」
「岩国基地の米兵が皆殺しにされたせいで……『在日米軍ルート』の1つが潰れて、広島で覚醒剤が高騰してる」
「ヤクザが自分の飯の種を潰したのか?」
「それが……変なんだよ。おっちゃん、自分の就職先が、どんなとこか知ってる?」
「だから、神政会の下部組織だ」
「違うよ、神政会の中でも特殊部隊だ。そして、ここで言う特殊部隊ってのはエリート部隊の意味じゃない」
「はぁ?」
「おっちゃんの『就職先』は……神政会系の他組織とは……知り合いが居ないとか、利害関係が無いとか……神政会の下部組織なのに、神政会系の他の組織と何のしがらみも無い奴ばかりが集められてる」
「お……おい……まさか……」
「そして、岩国基地から武器・弾薬を強奪したのは……神政会系の他の組じゃない……おっちゃんの就職先だよ」
「へっ?」
「多分だけど、おっちゃんの就職先は……神政会内の粛清部隊 兼 神政会内の大物の直属部隊だ」
冗談じゃねえ……エラい事になったな……。
「残念だけど……おっちゃんは、当分、御役御免にはならないよ」
どうなってんだ……と思ってたら……どうなってんだ?
連絡用のWEBサイトに広告が表示されていた。
『広島でオススメのお店と言えば……』
その後は文字化け。それと焼肉の画像。
何で、警察が秘密裏に作ったサイトに広告が表示される?
それも、広告が文字化け……? 待て。
文字化けした部分をコピペ。
警察で使われてる、いくつかの暗号で復号を試みる。
3つ目の暗号アルゴリズムで復号に成功。
暗号ソフトが、住所と日時と店名を表示する。
そして、当日、その住所に行ってみる。
市街地から結構離れた住宅街の……ん?
駐車場なしの小さな店。
だが……。
店に入ると……店主らしい五〇過ぎのおっさんに……客が1人だけ……。
「おい……何、ヤバい真似してる? 一般人は近付かねえだろうが……同業が見たら、一瞬で『あやしい』って思うぞ、これ」
俺は、おっさんにそう言った。
「やっぱり、わかりますかね?」
「当り前だ」
店の周囲には結界が張ってあった。
結界内に侵入した人間に「何となく嫌だ」と云う気持ちを起こさせる効果が有る結界だ。
店には余計な一般人は入って来ないだろうから、密会の場所には最適に見えるが……欠点が1つ。同業には、この「何となく嫌だ」が一瞬で「魔法」による効果だと見抜かれて、逆に怪しまれる。
「まぁ、いい、オススメは何だ?」
「モツ系と骨付きカルビです」
「じゃ、それと、野菜を何か適当に」
俺は、そう言いながら、たった1人の客の向いの席に座る。
そいつは……金色に染めた髪をツインテールにして、水色のスカジャンを着ていた……太り気味で美人には程遠いが、妙に愛嬌のある顔をした二〇後半ぐらいの女だった。
「あ、あたし、別働隊の連絡係」
「そんな事だろうと思ったぜ。俺は御役御免か?」
「御役御免がお望み?」
「まぁな……」
「残念だね。御役御免がお望みなら、マヌケのフリをすべきだった」
「はぁ?」
「あたしさ、精神操作までは無理だけど、他人の心をある程度読む位は出来るんだ」
ツイテールの金髪デブは、そう言いながら、黙々と焼けた肉を食べる。
ちくしょう……。
別働隊が居る事を知った瞬間に、驚いたフリでもすべきだった……。もっとも、このデブ女が言ってる事が本当なら……「フリ」である事を見抜かれる可能性が有るが。
「じゃあ、別働隊はどうしてる?」
「おっちゃんより遥かに優秀な筈の人が何人か投入されてた……けど……」
「けど……?」
「おっちゃんがやった山能組の組長の爆殺だけど……爆弾詰んでた特攻トラックの運転手、誰だったと思う……」
「え……っ?」
お……おい、まさか……そんな……馬鹿な……。
「店長さん、ジンジャーエール、おねがい」
「はい」
「ど……どうやって……バレた?」
「判らない。判らないから、次の潜入捜査員を投入出来ない」
そ……そんな……。
だが……このままでは……どうしてバレたかを突き止めない限り、潜入捜査員を投入しても、次から次へと殺される。
「あとさ……とんでもない『都市伝説』が事実だと判った。麻取にも話を通しとくべきだったかもね」
「何の事だ?」
「聞いた事ない? 覚醒剤の日本への輸入ルートで『在日米軍ルート』ってのが有るって」
「お……おい……」
「岩国基地の米兵が皆殺しにされたせいで……『在日米軍ルート』の1つが潰れて、広島で覚醒剤が高騰してる」
「ヤクザが自分の飯の種を潰したのか?」
「それが……変なんだよ。おっちゃん、自分の就職先が、どんなとこか知ってる?」
「だから、神政会の下部組織だ」
「違うよ、神政会の中でも特殊部隊だ。そして、ここで言う特殊部隊ってのはエリート部隊の意味じゃない」
「はぁ?」
「おっちゃんの『就職先』は……神政会系の他組織とは……知り合いが居ないとか、利害関係が無いとか……神政会の下部組織なのに、神政会系の他の組織と何のしがらみも無い奴ばかりが集められてる」
「お……おい……まさか……」
「そして、岩国基地から武器・弾薬を強奪したのは……神政会系の他の組じゃない……おっちゃんの就職先だよ」
「へっ?」
「多分だけど、おっちゃんの就職先は……神政会内の粛清部隊 兼 神政会内の大物の直属部隊だ」
冗談じゃねえ……エラい事になったな……。
「残念だけど……おっちゃんは、当分、御役御免にはならないよ」
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