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第四章:Let There Be Carnage
シルバー・ローニン(7)
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『進行方向より四〇t以上五〇t未満と推測されるキャタピラ走行の車両の駆動音を検知。当方に接近中の模様』
支援用の恐竜型ロボットから音声通信。
「推定位置・推定距離を私達のモニタに表示しろ」
『了解』
恐竜型ロボットの返事と共に「鎧」内部の網膜投影式モニタに戦車と思われる敵車両の情報が表示される。
「後方支援チーム。戦車と思われる車両が入れない脇道に入りたい。ルート指示を願う」
『了解』
続いてモニタにルートの指示が表示され、私達は更に細い脇道に入り……。
……だが、一〇〇m進まない内に砲撃音。
「ま……マジかよ……」
幸いにも民家らしき建物を貫通した戦車砲弾は私達には命中しなかったが……。
「どうした?」
旭の声・口調が何かおかしい。
かなりの動揺……。
その時、「護国軍鬼」の動力源である「幽明核」が唸り声を上げる……。
どうやら……「出来立てホヤホヤ」の「死霊」を「喰った」ようだ。
「『スカーレット・モンク』、破壊された民家に生存者は?」
「『魔法』で探ったが……居ない……。死んだ……」
「レールガンを……」
私はATVから降りて、支援用ロボットに指示。
レールガンを受け取った私は、出力を最大に調整。
モニタに表示されている敵戦車の推定位置めがけてレールガンを発射。
「『白』『雪』、この民家を炸裂弾及び焼夷弾で完全に破壊しろ」
『了解』
『了解』
「お……おい……何をする気だ?」
「忘れていた……ここは……平気で人を殺す外道どもの巣窟だったな……」
「……そうか……そうだな」
「折角、『護国軍鬼』の頭部を悪鬼の顔に変えたんだ……。少しは、馬鹿どもに恐怖を思い知らせてやるか……」
あの姉弟を失なった時に匹敵する怒りが私の胸に渦巻いていた。
しかし、あの時の激しい炎のような怒りとは違う……暗く冷たい怒りだった。
支援用の恐竜型ロボットから音声通信。
「推定位置・推定距離を私達のモニタに表示しろ」
『了解』
恐竜型ロボットの返事と共に「鎧」内部の網膜投影式モニタに戦車と思われる敵車両の情報が表示される。
「後方支援チーム。戦車と思われる車両が入れない脇道に入りたい。ルート指示を願う」
『了解』
続いてモニタにルートの指示が表示され、私達は更に細い脇道に入り……。
……だが、一〇〇m進まない内に砲撃音。
「ま……マジかよ……」
幸いにも民家らしき建物を貫通した戦車砲弾は私達には命中しなかったが……。
「どうした?」
旭の声・口調が何かおかしい。
かなりの動揺……。
その時、「護国軍鬼」の動力源である「幽明核」が唸り声を上げる……。
どうやら……「出来立てホヤホヤ」の「死霊」を「喰った」ようだ。
「『スカーレット・モンク』、破壊された民家に生存者は?」
「『魔法』で探ったが……居ない……。死んだ……」
「レールガンを……」
私はATVから降りて、支援用ロボットに指示。
レールガンを受け取った私は、出力を最大に調整。
モニタに表示されている敵戦車の推定位置めがけてレールガンを発射。
「『白』『雪』、この民家を炸裂弾及び焼夷弾で完全に破壊しろ」
『了解』
『了解』
「お……おい……何をする気だ?」
「忘れていた……ここは……平気で人を殺す外道どもの巣窟だったな……」
「……そうか……そうだな」
「折角、『護国軍鬼』の頭部を悪鬼の顔に変えたんだ……。少しは、馬鹿どもに恐怖を思い知らせてやるか……」
あの姉弟を失なった時に匹敵する怒りが私の胸に渦巻いていた。
しかし、あの時の激しい炎のような怒りとは違う……暗く冷たい怒りだった。
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