1 / 1
虐待疑惑
しおりを挟む
「ええ、最初に……どこが、どうかは巧く言えませんが……その親子連れを変に思ったんです。そして、良く観察してみると……常連客では有りませんでした。子供は痩せていて……お菓子をねだっても買ってもらえず……そこで確信したんです……。この子供は親に虐待されている、と」
児童虐待を通報したスーパーの店員は、そう語った。
保護された子供は、同年齢の平均よりも5㎏以上痩せていた。
両親は刑事告訴され、裁判で彼等に有利な判決が出るか、子供が成人するまで面会は禁止される事になった。
両親は、ともに、この市が誘致に成功したIT企業の社員で、つい最近、この市内に引っ越して来ており、何故、前の住所で子供への虐待が判明しなかったのかは調査中である。
「大変だったね。これからは、好きなだけ食べていいんだよ」
「う……うん……」
児童養護施設の職員は、保護された子供を食堂に案内した。
そこには……子供が好みそうなメニューが取り揃えられていた……。
他の丸々と太った子供達は……美味そうに食事をとっていた。
なお、この市と、その周辺は……ここ一世代近くに渡って「食の砂漠」と化し、生鮮食料品、特に生野菜の入手が困難になっており、十五歳未満で糖尿病を発症している子供の割合は、この国でも上位5位に入る高さとなっている。
児童虐待を通報したスーパーの店員は、そう語った。
保護された子供は、同年齢の平均よりも5㎏以上痩せていた。
両親は刑事告訴され、裁判で彼等に有利な判決が出るか、子供が成人するまで面会は禁止される事になった。
両親は、ともに、この市が誘致に成功したIT企業の社員で、つい最近、この市内に引っ越して来ており、何故、前の住所で子供への虐待が判明しなかったのかは調査中である。
「大変だったね。これからは、好きなだけ食べていいんだよ」
「う……うん……」
児童養護施設の職員は、保護された子供を食堂に案内した。
そこには……子供が好みそうなメニューが取り揃えられていた……。
他の丸々と太った子供達は……美味そうに食事をとっていた。
なお、この市と、その周辺は……ここ一世代近くに渡って「食の砂漠」と化し、生鮮食料品、特に生野菜の入手が困難になっており、十五歳未満で糖尿病を発症している子供の割合は、この国でも上位5位に入る高さとなっている。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
今更家族だなんて言われても
広川朔二
ライト文芸
父は母に皿を投げつけ、母は俺を邪魔者扱いし、祖父母は見て見ぬふりをした。
家族に愛された記憶など一つもない。
高校卒業と同時に家を出て、ようやく手に入れた静かな生活。
しかしある日、母の訃報と共に現れたのは、かつて俺を捨てた“父”だった――。
金を無心され、拒絶し、それでも迫ってくる血縁という鎖。
だが俺は、もう縛られない。
「家族を捨てたのは、そっちだろ」
穏やかな怒りが胸に満ちる、爽快で静かな断絶の物語。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる