転生術に失敗して、転生勇者の体に転生してしまった件

蓮實長治

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第1章:何で、ウチん魂が、こぎゃんド腐れオス畜生の体に入っとっとねッ!?

(2)

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「え? 何で、お姉様の術が効いてな……」
 へっ?
 自称「勇者」の手下1人が、ウチ見て、そんなそぎゃんこつ口走る。
 恐る恐る……視線下の方に向け……。
 やっぱ……今ウチの体は……精液袋おとこ体じゃなかねッ‼
 しかも……このこん鎧……思いっ切り見覚えが……あああああ……他人の体に魂だけ入って……しかも、そのそん体は精液袋おとこ
 そのそんだけでも、最悪やとに……何でねッ?
 何でねッ?
 何でねッ?
 何ちゅ~こつねッ⁉
 ウチ今の体は……よりにもよって……あの「勇者」とか名乗っとったド腐れオス畜生の体……。
「こ……殺して……死なせて……」
 思わず、ウチの口から出たとは……あのド腐れオス畜生が口走っていたのととったととほとんど同じセリフ……。
「何かがおかしいな……。あそこまで心が弱っていたのに、精神操作系の魔法が効かないなんて……」
 ド腐れオス畜生の別の手下が、マズかこつに気付いたようだごたる
 え……えっと……。
 あ、そうたい
 まだ、あのド腐れオス畜生の意識は、このこん中から消えとらん。
 魔法使っとる気配覚られないようにんごつ、細心の注意払って、あのド腐れオス畜生意識探り……あああ、助かった。
 眠っとるようやけど、この体脳味噌中に残っとる。
 それをそいば無理矢理覚醒おこして……。
 また、何も見えんようにごつなった……。
「殺して……死なせて……」
「もう1回、眠りの魔法をかけてみるか……」
 ド腐れオス畜生や周囲の人間の声は聞こえるけど……。
 そして、また、誰かが魔法使った気配がして……。
「ふにゃっ?」
 あれ?
 また、目が見えるようになっとる……。
「おい、どうなってる?」
 聞きたかとは、こっちたいッ‼
 あっ‼
 しもた……精神操作系の魔法に耐性が有る奴らに……こんなこぎゃん感じのがった……。
 人格が複数有って、表に出とる人格が精神操作系の魔法食ったら……その人格は眠ってしもうて、別の人格が表に出る……。そして、精神操作された人格は……眠っとる内に、その精神操作が解ける……。
 どうやら、ウチと、このド腐れオス畜生も似たようなことなってるようだなっとるごたる
 表に出とる方が、意識失なったら……もう片方が表に出る……そんな感じになってるみたいだそぎゃんかんじになっとるごたる
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