9 / 9
第一章:Berandal
ヒメミコ (3)
しおりを挟む
「貪り喰らうモノ」は敵の親玉の生気を吸い取った後、残りの敵も次々と殺していく。
そうだ……。「貪り喰らうモノ」が「貪り喰らう」のは「人間の生命」だ。
だが……あの「鬼」1人で……数人分の……それも上質な「生気」が有る。
「食え……そいつも……」
私は「貪り喰らうモノ」に命じる。
「鬼」の方も「貪り喰らうモノ」と戦う為か……霊力を高めている。
面白い……。
もし、「鬼」の方が勝てば……私は「呪詛返し」を食らう事になり……まぁ、ただでは済むまい。
だが……あの「鬼」の生気や霊力は魅力的だ。
かなり強い力を持っているが……見た所、その力の半分も活かしきれてはいないようだ。
もったいない。
私が有効に使わせてもらう事にしよう。
だが、次の瞬間……戦うと思っていた「鬼」が退却。
どうした? と思っていると……何だ……あの猿は?
どこからともなく現われた猿が……まるで人間の呪術者のように空中に呪紋を描き……。
突然、「貪り喰らうモノ」を囲むように、球形の2重の「呪力の壁」が生まれる。
外側の壁は……単純な「内側の呪力から『外』を護り、外側の呪力から『内』を護る」ものらしい……。
しかし……何だ、あの……内側の壁は?
「貪り喰らうモノ」は……とまどったように壁の中をウロウロし始め……やがて、内側の呪力の壁に突き当たり……。
どうなっている?
しばらくの間……内側の壁に沿って移動。
やがて、内側の壁から離れるが……また、ウロウロしている内に内側の壁に突き当たり……またしても、内側の壁に沿って移動。そして、また……。
まさか……これは……。
何と言う事だ……。
この体の主の知識に無かっただけで……私が死んで、この世に戻って来るまでの千数百年の間に、呪術にも「進歩」とやらが起きていたようだ。
「貪り喰らうモノ」は……自分を囲む2重の呪力の壁の内、内側の壁と……そして、内側の壁の「外」を認識出来なくなっているらしい。
そうか……あの呪力の壁の正体は……「気配」や「呪力・霊力」を隠す呪術を極限まで発達させた代物だ。
そうだ……。「貪り喰らうモノ」が「貪り喰らう」のは「人間の生命」だ。
だが……あの「鬼」1人で……数人分の……それも上質な「生気」が有る。
「食え……そいつも……」
私は「貪り喰らうモノ」に命じる。
「鬼」の方も「貪り喰らうモノ」と戦う為か……霊力を高めている。
面白い……。
もし、「鬼」の方が勝てば……私は「呪詛返し」を食らう事になり……まぁ、ただでは済むまい。
だが……あの「鬼」の生気や霊力は魅力的だ。
かなり強い力を持っているが……見た所、その力の半分も活かしきれてはいないようだ。
もったいない。
私が有効に使わせてもらう事にしよう。
だが、次の瞬間……戦うと思っていた「鬼」が退却。
どうした? と思っていると……何だ……あの猿は?
どこからともなく現われた猿が……まるで人間の呪術者のように空中に呪紋を描き……。
突然、「貪り喰らうモノ」を囲むように、球形の2重の「呪力の壁」が生まれる。
外側の壁は……単純な「内側の呪力から『外』を護り、外側の呪力から『内』を護る」ものらしい……。
しかし……何だ、あの……内側の壁は?
「貪り喰らうモノ」は……とまどったように壁の中をウロウロし始め……やがて、内側の呪力の壁に突き当たり……。
どうなっている?
しばらくの間……内側の壁に沿って移動。
やがて、内側の壁から離れるが……また、ウロウロしている内に内側の壁に突き当たり……またしても、内側の壁に沿って移動。そして、また……。
まさか……これは……。
何と言う事だ……。
この体の主の知識に無かっただけで……私が死んで、この世に戻って来るまでの千数百年の間に、呪術にも「進歩」とやらが起きていたようだ。
「貪り喰らうモノ」は……自分を囲む2重の呪力の壁の内、内側の壁と……そして、内側の壁の「外」を認識出来なくなっているらしい。
そうか……あの呪力の壁の正体は……「気配」や「呪力・霊力」を隠す呪術を極限まで発達させた代物だ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
義務ですもの。
あんど もあ
ファンタジー
貴族令嬢の義務として親の決めた相手に嫁いだが、夫には愛する人がいた。夫にないがしろにされても、妻として母として嫁としての義務を果たして誠実に生きたヒロインの掴んだ、ちょっと歪んだ幸せとは。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
どうぞ添い遂げてください
あんど もあ
ファンタジー
スカーレット・クリムゾン侯爵令嬢は、王立学園の卒業パーティーで婚約もしていない王子から婚約破棄を宣言される。さらには、火山の噴火の生贄になるように命じられ……。
ちょっと残酷な要素があるのでR 15です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる