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第三章:最強のライバル登場、その名は「ちびすけ」

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「優希ちゃん……すごく……よかったよ♥」
 角竜のちびすけさんは……途中で呆れて居なくなった。
 どうやら……人間にとって(真子ちゃん除く)異常な状況だっただけじゃなくて、同じ恐竜にとっても……関わり合いになりたくないほどの異常な状況だったらしい。
「ああああ……」
「優希ちゃん?」
 多分……あたしが、今、真子ちゃんを見る目は……レ○プ犯を見る被害者そのものなんだろうなぁ……。
「こ……来ないでッ‼」
 魔法少女同士が変身してイチャイチャなんて、言葉だけなら、オタクが喜びそうな状況だけど、実態は……恐竜に変身して齧り合い。
 と言うか……あたしが一方的に噛って、齧られてたスーちゃんと、スーちゃんに変身してた真子ちゃんが一方的に大喜び。
 嫌だ……。
 もう、こんな状況……嫌だ……。
 助けて……って、助けてくれそうな人は居ない。
 逃げよう。
 逃げて、どうなるか、さっぱり判らないけど……今のこの状況よりは、遥かにマシな筈だ……。
 うわあああ……。
「ま……待って、、どうしたのッ? 何で、逃げるのッ?」
 もうだ、あたしは、ここから逃げて……どこか……恐竜も爬虫人類レプタリアンとかいう人(?)達も居ないどこかで……普通に暮すんだッ‼
 あたしは、どたどたどたどたどたぁ♪ と地響きを立てながら、人間には有り得ない猛スピードで……。
 待て、何か変だ?
 うわあああ……。
 あたし、何で、また、変身してるッ?
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