フリークス・ブルース

はいか

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月の獣を探せ

08 潜入開始

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―――――
 
 グラン・カニシカが所属ている市民生活団体とは、いわばこの第一圏における市政や基本的な公衆衛生などを助力する役所のような機関であることが判明した。団体は複数の支部からなるそれなりに大きな機関であり、第一圏に住んでいる人間種が頻繁に顔を出したり、交流したりする場を取り持っている健全な役所に思われた。
 グランに促されて一部屋そのまま貸し付けて貰えたセノフォンテは、久しくやわらかなベットでの爆睡に興じていたのだが、ここに来て再び耐え難い空腹感に踊らされながら、なくなく夜半に目を覚ました。昨日からの戦闘の疲れもあったのだろうが、常に薄明りや街頭が町を包み、沈む太陽というものが存在しない世界では昼と夜の境がかなり不明確であり、いらぬ心労がかかっているような気がしてならなかった。

 目を覚ましたセノフォンテは部屋を貸し付けられた支部の内部を散策し、食堂や役場に挨拶周りを果たした。身分を下手に査証するような手間はなく、基本的にこの施設の人間は愛想こそいいが不要な詮索をしてくるようなことはなかった。グランの紹介ということもあるのか、彼はそれなりに地位や立場の高い人間らしく、グランの忙しそうな姿は頻繁に目に留まっていた。

 部屋に戻ってベットに突っ伏す時間に逆戻りし、食堂で貰った珈琲を部屋に置いてあったポットとカップで楽しんだ。町の空気は少し肌に合わない節があったが、この建物内はどこか異世界というよりは異国のホテルといった感じの風情があるため、彼は少しばかりの休息を楽しむことが十分にできた。

 とはいえ、本来ではあればやらなくてはいけない工作員としての作業も使命も山積している状態ではあった。しかし、通信装置は輸送機の撃墜に伴って破壊されたないしは海の藻屑となってしまったうえ、おそらくこれまでのこの世界の人間たちの言葉からすれば外界に直接電波が届いて連絡が取れるとも思えなかった。空に泛んでいるものがそもそも違うのだから、特殊衛星を用いた通信手段であっても土台違いの技術といっても差し支えないだろう。
 ラップトップやら各種の小型情報端末も水泡に帰してしまったいま、ことを無為に急ぐのは得策とは思えなかった。何より、外界と呼ばれる元の世界に戻るための障害が多い以上、郷に入っては郷に従うというのが処世術としては筋が通っているように思われた。

―――――

「随分と気ままな旅なようだな。セノフォンテ・コルデロ」
「……セキュリティどうなってるんだこの部屋は」

 馴染みたくもない低い声音が耳に届き、彼は顔を上げた。
 すると、そこにはアーカス・レイ・ワダクと呼ばれるマキナ・ヴェッラという類の道化騎士と思われる姿があったが、その装いを新たにした姿に対してセノフォンテは少し言葉を失った。
 以前のような白塗りの不気味な道化化粧とはうって変わり、肌は日の沈んだ海のような暗褐色であり髪の毛はチリチリのアフロから清潔感のあるソフトモヒカンに代わっていた。瞳が人ならざる大きな黒目に染まっていなければ、かなりの美形と呼んで差し支えないその姿を前に、印象の誤差によるラグが拭えなかった。
 マキナ・ヴェッラに共通したブリキの甲冑も今は装着しておらず、どこぞのアーティストと言われても納得できる洒落た格好がこれまた違った意味合いで目を引くようだった。

「なんだ。人を見るなり絶句して」
「なるほど。アレは戦闘服ってわけか」
「ふん。戦闘服を着れなければどうにかできると思われているのであれば業腹だな。武器を以てここをうろつけと言うのか?」
 そこでセノフォンテには少し笑みがこぼれる。

「ははっ。アンタが見た目を気にするタチには見えなかったけどな」
「口が減らなくなってきたな。余裕があるのは結構だが、はしゃいでいてはすぐに死ぬぞ」
「ああ。もう動き出すってわけね。POP財団だかの研究を暴くってわけだ。…とはいえ高々は潜入や証拠収集とかだろう?命の危険が伴うとは思えないね」
 そこでアーカスが部屋の壁に背を預け、腕を組んで言葉を発し始めた。

「貴様らの目的には興味はない。俺が動く目的はあくまで最終圏の都合だ。こんな辺境までわざわざ大勢引き連れてきたのに、ガラデックスに灰塵にされてしまってはこちらとて人手不足だ。精々が貴様の謀事に興じさせて貰う」
「バーソロミュー・ガラデックス氏とは敵対関係にあるのでは?……俺には最終圏がどんな世界なのかなんてまるで想像できないし、それ以前にアナタ方が同じ人間なのかって所も疑問に残りますがね」
「貴様の人間の定義が狭すぎるのが問題だな。ヒトの形をしていれば人間か?意思疎通ができれば人間か?思いやりの説法を聞けば人間になれるのか?……所詮は認識の問題だ」
「はぁ…」
「人間以外の上位存在が明確に存在するが故の人間的統合。結局は血だまりを超えることができない哀れな劣等種の総称でしかない」

――――

「あーら。化粧の下はどんな醜男かと思えば案外いい顔してるじゃない。だからってアタシの趣味じゃないけど」
「アミヤナさん」
 
 相も変わらず派手派手しい装いと特徴的な口調で登場したヴァンプールは、部屋の中を一瞥した後にアーカスを訝しんでからセノフォンテに歩み寄った。
「やっほいセノちゃん。調子どう?」
「大分落ち着いてきたとは思いますね。ここでゆっくりできたのが良いんでしょうか、体の方も随分楽に」

 そこで部屋の入口からグランの姿が見えた。
「それは何よりだ。これから巨大組織の闇を暴こうという同士、意気軒高であってもらうのが望ましい」
「グランさん。何から何までありがとうございます」
「いや、構わないさ。こちらとしてはいくらここに居てもらっても構わないが、生憎君の所有権と呼んで等しいものはガラデックスが主張しているからな。折を見て君はイーネに身を置く形にはなると思うが、コード:LUNAの手掛かりを掴むまでの猶予がないわけではない。仕事は早々に着手するに限る」

 コード:LUNAの特定と捕縛。或いは裁量的殺傷。それが本来のセノフォンテ・コルデロとしての使命。それを果たすことのなによりの重要性は理解している。それがたとえこの世界のルールに従わないことであっても、完全にこちらの空気に酔ってしまう後よりかは早い方が良いというのも納得できる。
 何より、グラン・カニシカという人物がセノフォンテと同じく外界からやってきた人間ということが大きい。境遇が同じというわけでも特定の同郷を持つわけでもないが、これまであった異様な力の持ち主たちに比べれば誰よりも人間らしいと言って間違いない。

「狙いはPOP財団と言っていましたが、どこかアテはあるんですか?」
「ああ。勿論だ。昨日話したようにPOP財団は第一圏・第二圏・第四圏に大きな影響を与えている巨大組織だ。携わる分野は提携も含めて《物流》《販売》《製薬》《不動産》《燃料》《発電》《建築》と上げればキリがない。社会主義とは違うが、彼らがあまりにこの第一圏に大きな影響を与えているが故の一種の完結的な政府といっても過言ではない。傘下に入った団体や財団に迎合した組織に齎される援助や供給は決して無視できるものではないからな。しかし集約した機能があることと、狙いが定まらないことは別問題だ。こちらとしてはまず抑えるポイントは既に決まっている」

 そこでアーカスが依然として腕を組んだまま不愛想に口を挟む。
「物流拠点か」
「…マキナ・ヴェッラの彼が言う通りだ。無論、物流拠点に秘密生物兵器の研究棟が備わっているとは考えていない。足掛かりとして考えた際に最もマーケット的な価値感で潜入しやすく、なおかつ情報や物品の流れが見える物流拠点を洗うのが手っ取り早い。しかし、支部から外堀を埋めていても事の進展には繋がらない。であれば、最も大きなマーケットとして成立している大きな市場と拠点を抑えるのが近道だ」
「道理だな」
 不適に佇むアーカスに対し、グランは我慢ならないように口を出す。
「とはいえ、潜入調査するにしても特殊部隊出身のセノフォンテ君とマキナ・ヴェッラでは目立ちようが違いすぎる。化粧を落としているとはいえ、アーカス・レイ・ワダクは第一圏の知名度はある。君がいることで我々の隠密行動能力が喪失してしまうことは避けられない。今一度、君の目的を聞かせてくれないだろうか?…何故、マキナ・ヴェッラがPOP財団に挑むような真似をする?」
「道理に事だろうが、間抜け。俺は最終圏の尖兵だぞ。お使いで財団を潰しにかかって何が悪い?」
「なっ…」

 グランは何か思ったように絶句し、アミヤナの表情も少し変化が浮かんだ。押し黙ったように聞いているばかりだったお喋りのアミヤナも思わず突っ込まずにはいられない話題のようだ。

「あ、アンタねぇ。最終圏の支配者ってアンドリュー・ストローでしょ。掛け値なしのカテゴリー6の傑物。そんなヴァンプールの意向だっていうのなら、そんなの間接的な戦争も同じよ!?カテゴリー6同士の縄張り争いなんてぶっ飛んだ被害が出るだけの災害じゃない!」
「少なからずPOP財団を脅かす行為をすれば第一圏のアブー・アル・アッバース、第二圏のパックス・アルデバラン、第四圏のウージャ・ゼムブロフスキに間接的に喧嘩を売っているようなものだ。アブーの逆鱗に触れることはなくとも、パックス・アルデバランやウージャ・ゼムブロフスキは事の次第によっては敵対姿勢も厭わない恐れすらある」

 セノフォンテとしてもカテゴリー6というランク帯がどれほど脅威を放つ危険な存在かということはアミヤナのプレゼンから予想はついていた。恐らく、そこらへんの好戦的なヴァンプール同士の縄張り争いとは比較にならない規模の争いを二人は危惧しているのだ。しかも、同じヴァンプールでカテゴリー5にあると自称するアミヤナのこの恐れようからしてその破格の規模が窺い知れる。おそらく外界における大国同士の戦いと同義ととっても良いとセノフォンテは予断した。
 アーカス・レイ・ワダクが分類されるマキナ・ヴェッラという道化騎士の集団が最終圏という圏域のカテゴリー6の私兵だとすれば、それを他の圏域に差し向けて、なおかつ圏域の貢献度と癒着が強い財団を目標に暴れまわらせるのはまさしく国境侵犯や領土簒奪、宣戦布告に該当する行為なのだろう。

「何か勘違いしているようだな。別に俺がマキナ・ヴェッラだから危険で貴様らがか弱い人間だから良いというわけでもないだろうが。ああ?…貴様らも財団に盾突くというのなら、少なくともその傑物らを嗾ける行為に変わりはあるまい。同じことをしようとしているのに何を怯えるのかわからんな」
「……マキナ・ヴェッラはとにかく目立つ。実力が伴うからなおさら第一圏では恐怖の対象だ。やはり同行は避けるべきだと思うが、どうだろう」
「自分らが俺に何か注文つけられる立場だと勘違いしているようなら教えてやる。俺は立場的に財団に嗾ける、その点ではお前ら知的好奇心に唆された阿呆に比べればまだ健全な理屈だ。むしろ巻き込まれたくないのであれば寝入っているべきなのは貴様らの方だ。……少なくとも、財団には私有する戦力が存在する。貴様らにそれを退ける力はあるのか?貴様らは盾を必要とし、俺は囮を必要とする。最低限のマナーと利害がここには垣間見えるが、さぁどうする?」

 グランの頬には汗が伝っていた。一見しただけで全力逃走が推奨されるマキナ・ヴェッラと行動を共にするのがよほど恐ろしいのか、それともPOP財団を敵に回すということの意味を理解したが故の戦慄なのか、セノフォンテにはわからなかった。

「…対象の物流拠点はここからそう遠くない。様子見で一度行動を共にしてもいいだろう。…しかし、不用意な戦闘は絶対に避けるべきだ!」
「ああ。俺は不用意に剣を持ったことなど一度もないとも」

――――――――――――――――――――――

 物流拠点に隣接する市場は実に様式豊かな物品の売買が盛んに行われていた。ヒトの仲介と行っているのはシャベナラと呼ばれていた少し小さなヒト型の人造生命であり、せっせと積み荷を運んだり、接客を果たしたりなどと働き者であった。
 セノフォンテとしては目を見張るそのバザールに心躍る反面、この世界の貨幣制度や経済の仕組みが不思議でならなかった。殆どの資源や食品、生活必需品がこのPOP財団を介して循環し、ヒトが利用と消費と購入を繰り返すことにより金が巡っている。しかし、ここは異世界。海外貿易もなければ輸出入の概念すらあるか疑わしい。銀行制度もそうだが、外界で必要とされる経済を構成するピースがまるで足りていないうえ、それでも十全に機能する豊かな金の流れが成立していることに疑問と称賛が混じりあった感覚に陥った。

 活気あふれるバザールの会場はかなり広く、外界における巨大スタジアムがいくつも収まりそうな広大な土地にそれを覆うような巨大なテントと柱が乱立し、あくまで建物の中で交易が行われていた。どこかエキソジックなその光景に思わず観光気分になるが、そこでようやくセノフォンテは自分の使命を再認識するきっかけを得た。

「これより以降は物流拠点に通じているコンテナ群と船舶の群れがある。背の低い倉庫のようなものがいくつもあるが、おそらくそれのどこかが物流拠点の入口だ。視認できる空間と実際の空間には差異がある。外界での常識にとらわれずに行動するんだ」
「ええ。……というか、船があるんですね?物流というのは航路のある船上貿易なんですか?」
「アブー・アル・アッバースの権能の一部だ。木造帆船を本来存在しない海に浮かべ、特殊な航路を通じて他の圏域に船を届けることを許可しているわけだ。しかし、それ以外にも財団は外界から大量の物資を得ることが可能らしい。方法はわからない。なぜならこちら側の世界から外にモノを持ち出すことができないからそも外界との物資の交換が果たせないわけだ。いわば、一方通行的に外界から財団には資源が送りこまれているわけだ。そこも十分に不思議だが、それを各地に捌いているのが物流拠点としての架空航路の在り方だな」
「そういう重要なことは早めに言っておくべきだと思いますけど」
「ん?ああ。そうだな。すまない」

(とはいえ、別に戦闘が起きるような雰囲気じゃないな。シャベナラが財団が運営する奴隷妖精みたいなものだとしても、たぶんそこまで脅威にはならない。となると、やはり合成獣が登場したら厄介か?いや、しかしコード:LUNAレベルのものがいきなり現れても俺がどうにかできるわけでもなし。その時のためにあの道化騎士がいるのか)

 と、どこか楽観していたセノフォンテの期待は早々に裏切られた。

 全身が総毛立つ。激しい動悸が心を揺さぶる。
「ちょっと、これって」
 
 セノフォンテは頭を抱える。嗚呼、当たり前のことだ。何故気が付かなかったのかと自分の思慮の浅さに嫌気がさした。
 そんな彼を嘲るように傍らにいたアーカスはほくそ笑む。

「道理だな」


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