Day's

しまちぃ

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デュエルゲーム

第3話 失って残ったもの

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「ねぇ、あなたこんなところで何をしてるの?」
「誰だよ。お前、、」
「私、?私は通りすがりのJK」
「…高校生がこんな時間にこんなとこいたらやばいだろ」
「あなたよりはやばくないわよ笑何よそのお面。ひょっとこって、、ww顔隠してるつもりなんだろうけどチョイスがw」
「…うるせぇ、、、」
「それに、私悪い高校生ってやつだからやばくないわよ」
「何しにこんなとこにいるんだ?ここにはロクでもない奴しかいないぞ?」
「ここに来て殺されてみようかなって思ってた」
「…」
「自殺願望あったんだけど、あなたを見たらそんな気持ちなくなっちゃった」
「…俺がひょっとこ被ったやばい奴だから?」
「そうかもねー」
「失礼な女だな」
「何言ってんの?自殺願望なくしてくれたんだからあなたは私の命の恩人よー」
「変なこと言うんだなおまえ、」
「…ひょっとこさん、私と友だちになりましょうよ。とりあえず自己紹介からね、、
私の名前は、
未来海花」

第3話 失って残ったもの

信じていた何もかも
幸せな未来があるんだと
信じてた先に何が残った?

結局自己犠牲する彼

「奏おはよう!」
「…!海花ちゃんおはよう!」
「昨日の課題できたの結局?」
「うん、、なんとか、、」

「…海花ちゃんなんか最近生き生きしてるね、、、」
「え、そう?お肌の調子がいいのかしら」
「うん、、もともとお肌はきれいだったよー」
「知ってるわよ」
「知ってるんかい」

「…奏ってさ最近…」
「ん?なぁにー?」
「…いや、なんでもない」
「えー、なんなのー?」
「…」

友人の奏は最近綺麗になったと思う
理由はよくわからないけど、とても顔が生き生きしている。
私はどうだろう、、
そう思いふと鏡を見た
「…つまらない」
そこに立ってるのは無表情で感情がない瞳をした女だった

「でもさぁ、最近の海花ちゃんってさなんか顔が生き生きしてるよね」
「え、、、そうかな、、、」
突然で私はびっくりした
「うん!なんか雰囲気が明るくなって可愛くなったと思うよ!!なんかいいことあった?」
「…いいこと、、、?」
いいことって…
トンッ
「…痛、、」
私は後ろから歩いてきた男子生徒とぶつかってしまった
「…悪りぃ、、」
「え、あ、私こそ、」
「…おまえ、、」
「え?」
「おまえ一緒の高校だったのか!」
「え?私たち今が初めましてですよ?」
「…やっぱ失礼な女だな。まぁ仕方ないか、、顔、、ひょっとこだったし」
「…ひょっとこ、、?え、、?まさかあなた」
「…海花ちゃんどしたのー?」
「か、奏ちょっと先に行っててくれる?」
「え?あ、うん…」
「…あなた高校生だったの?」
「…そうだけど、まさか同じとこだと思わなかった」
「私もあなたが高校生だとは思わなかった」
「…あのさ、、お前に聞きたいことがあるんだが、、」
「聞きたいこと?…何?」
「…デュエルゲームって知ってるか、、?」
「…あんた、、プレイヤーだったの?」
「…ああ、そうだ、、
って言ったら、、?」
「…もしかしたらあなたのことを殺すことになるかもしれない」
「…やっぱりそういう系なのか、、デュエルゲームって、、、」
「…あなたプレイヤーじゃないの?」
「一昨日、タクヤと名乗る男から勧誘された、、、」
「え、、、?タクヤ兄さんから直接勧誘されたってまさか、、、」
「デュエルゲーム社で働かないかって言われた」
「…!
断りなさい」
「…え、、」
「絶対デュエルゲーム社で働いてはダメよ!」
「…考えとく。」
「…考える必要なんてない。
もしあなたがその件を引き受けたら私、あなたのこと嫌いになるから」
「…それは困るな、、」


それから私たちは、ひとことも喋らず沈黙のまま学校へと向かった

ーーー、ねぇ、マイ兄
ーーーどうした?海花
ーーーどうしてマイ兄とまこ兄とタク兄はいつも悲しそうな顔するの?
ーーー僕たちそんな顔してる?
ーーーうん、、
ーーーでもね、僕は今幸せだよ?
ーーー、、そうなの?
ーーーうん

ーーーあああがががが
ーーーマイ兄っ!!何をしてるのっ!!、タク兄っ!!!
ーーー海花ちゃん、僕今何をしてるように見える?
ーーー何を言ってるの!!マイ兄が苦しそうだよ?!
ーーーこのままでいいんだ。このままで。
ーーー何を言って、、、
ーーー僕を憎みなよ。海花ちゃん
ーーーなんか、、おかしいよ、、?タク兄、、なんかあったの、、?
ーーー…僕は最初からおかしかったじゃないか。海花ちゃんは変なこと言うね。

ーーーうええええん。マイ兄がマイ兄が。
ーーーアキラ、、、泣いたらダメだよ。マイ兄は私たちのために、、、
ーーー海花お姉ちゃん、、僕たちもう、、グズグスン、、、前みたいに戻れないのかな?
ーーー、、、っ何を言ってるの、、戻れるに決まってるじゃない、、


ーーーかちゃん、、海花ちゃん

「ーーはっ、、」
「もーやっと起きた!!もう学校が閉まる時間だよ!!委員会から帰ってきたら海花ちゃんが寝ててびっくりしたよ」
「奏、、、ごめん、、、」
「もう、学校閉める時間だからはやく帰らないと、、、、」
「うん、、、」
…昔の夢久しぶりに見た、、、
「…そういえば今朝の男の子なんなの?」
「…え、あ、、中学の時のクラスメートだった子よ、、」
「へーそうなんだー」
「うん、、、」
本当は同じ中学校になんて通っていない、、、
…今思えば私は彼の名前を知らない
「…名前聞けばよかった」
「ん?何か言った、?」
「え、あ、何でもないよ」
「…そうなの、、」

ピロロン

「!?」
私の携帯から音がした
「…メールかしら、、」

『未来海花へミッション
西条七瀬をデュエルゲームのプレイヤーにしろ』

「…」
西条七瀬、、?誰だそれ、、、

「ねぇ、、奏。西条七瀬って誰だか分かる?」
「西条七瀬、、?名前だけなら知ってるよ。A組だったはず。なんか授業中居眠りばっかりしてるちょい有名人w」
奏が、話してるところ見るとどうやら西条七瀬とは隣のクラスの同級生らしい

「…!あの子は、、」
ちょうど良いとこに、A組のクラス委員長をしている崎野さんがいた
「ちょっと奏待ってて」
「え、う、うん」

「崎野さん!!」
「…!海花ちゃん!珍しいね!どうしたの?」
「え、えとあのさ、、ちょっと聞きたいことあるんだけど、、、」
「ん?なあに??」
「あ、あのさ、、西条くんのメアドとか知ってる??」
多分知らないかと思うが、私はいちおう聞いてみた
「西条くんの?知ってるよ」
「え、知ってるの??」
「うん!一応委員長してるからクラスメートの連絡先は知ってたほうが良いかなって思って。って西条くんのメアド知りたいの?」
「う、うん教えてくれない?」
「うんいいよー」
彼女はあっさり教えてくれた

「…ごめん奏おまたせ!」
「…うん。海花ちゃんって突然どっか行くこと多いよね」
「え、そ、そうかしら」
「もー少しは友人を大切にしろー!!」
「あははごめんって」
「…あ、今日私寄るとこあるんだった。ごめん。今日はここまでだー。また明日ー」
「うん。また明日。気をつけてねバイバイ」
「海花ちゃんもねーバイバイー」
「…」

ピロロン♪
「メール、、?珍しいな。誰からだ、、」

『西条七瀬
今日のPM9:00××広場に来い
来なかったら殺す』

「…なんだこれ、イタズラか?」

PM9:00前になった
私は××広場へと向かった

「…あんなメールで、来るかしら。」
突然私は少し自信を失った

ガサ
沈黙の真っ暗闇の中音がした

「西条七瀬、、かー?」

「…ああそうだが、、ってかこの声…」

聞き覚えのある声だった
そこにいるのはひょっとこのお面をかぶっていた男だった

「あなたが西条七瀬だったの?」

「…お前が変なメールの送り主だったのか?」

「…そうよ、」

「何であんな意味わからないメールをおくったんだ?」

「…私がデュエルゲーム社のプレイヤーだから」

「…やっぱりか、、」
「…どういうこと?」
「…何かお前朝やけにデュエルゲーム社のことを知っていたようなことを言っていたからな、、
なんとなくそんな気がしていたんだ、、」

「…勘は良いのね」

「…単刀直入言うわ
あなた、デュエルゲーム社に入りなさい」

「お前言ってること矛盾してるぞ?朝は入るなって言ったのに」

「状況が変わった」
「…は」
「私は未来海花という個人である以前にデュエルゲーム社直属のプレイヤー“灰眼の魔女”なの」
「灰眼の魔女、、?」
「…役目を果たさなければならない
…私とゲームをしましょう。西条七瀬」

「…ゲーム?でもゲーム敗者は死ぬんじゃなかったか?それじゃあ俺が負けると俺をデュエルゲーム社に入らすことをできないじゃないか?」

「…大丈夫。
あなたが命を落とすことはないわ。
あなたはまだプレイヤーではないからね

だから私とゲームして負けたらデュエルゲーム社に入ってもらう。

勝ったら、あなたの好きにすればいい」

「…」
「どうするやる?やらない?」
「断ったら、、?」
「断ったら殺すわ」
「…怖え女だな
…するよ、、」


「せーんぱい!!私の愛がたっぷり詰まったオムライスを召し上がれっ?」
ギュッ
「いちいちくっつくな!!!」
「先輩顔真っ赤ですよ?」
「は?!誰がヘタレだって?!!!」
「…先輩誰もそんなこと言ってないですよ?」
「…は!!う、うるせえ!!!
…お、おむらっ」
「オムライス好きで子供みたいになってる先輩かわいすぎなんですけど!!」
「は!!べ、別にオムライス好きじゃないんだからな!!」
「…あはははーそろそろ食べましょー」
「あ、ああ、、、、?!!」
「…先輩、、?」
「あ、あああがああああああ」
「…先輩、、!?血が」
彼の左目に巻いている包帯が赤色に染まっている」

「あ、ああがあ」
「せ、先輩!!」
包帯を取ろうとした
「触るな!!!!!」
「え、、?で、ても、血が、、」
「うるさい!!触るな!!!」
「ご、ごめんなさ、、、、」
「あ、が、、マ、、イ、、、天使が、、」
「、、、え、、、?天使、、?」
「天使が、、、、いかない、っと、、」
「え、、行くってどこに、、?」
「天使のとこに、、」
「…??!」
「奏、、ごめん、、痛みで歩けな、、いからひとり、、じゃ、、、
肩かして、くれ、、」

 「…おまえ、この動き、人間技じゃねえぞ、、、」
「…」
「何で手を振り押しただけで木が切れるんだよ」
「…これは、私の能力よ
手が刀のようになる能力
…あなたの能力は何」
スッー、、
私は彼に向かって手を振りおろす
「…お前の攻撃をかわす能力かな、、はは」
「…違うわね、、これは単にあなたの身体能力が良いだけね」
「そりゃ…どーも」
「…あなたがただの普通の子だったらよかった」
「…!?」
「私には、もうデュエルゲーム社に抗う力がない、、
だから、死のうと思ってた。そしたらあなたと出会って、だけど結局、、、」

私は彼に手加減なく力を思い切りこめて手を振り下ろした

『ト、まレ』
「、、え」
『動キヲとめろ』
「な、何?体が、、体が全く動かない、、」
「…ごめんな、、、海花、、俺はお前と会う前からずっと普通じゃなかった」
「…こ、これあなたがやってるの、、?」
「…うん。」
彼は私のほうに近づいてくる
「(や、やられる、、)」
「お前がそれでも俺はお前と一緒にいたい、、、」
「…え」
『解放シロ』
「?!ストン、、」
私は一気に腰を落としてしまったとのと同時に体の自由も戻った
「う、動ける、、」
「俺さ、デュエルゲーム社に入るよ」
「え、、だ、だめっだよ!!」
「…さっきまで俺が入らなかったら殺すとかめちゃくちゃなこと言ってたじゃんか」
「それは、、っ」
「冗談だよ、、ははは
それに俺が入らなかったら、今度はお前の命が危ういんじゃないのか、、、?」
「…私たちデュエルゲーム直属のプレイヤーは与えられた任務に失敗したら殺される」
「…やっぱりか。
じゃあ最初から俺が断る理由はなかったてことか、、、」
「…だめよ!!私のことはもういいから、デュエルゲーム社には入っちゃいけない」
「…やだ、、
お前が殺されるなら俺は入る
俺は大事な人が死ぬのは嫌だから」
「馬鹿じゃないの、、馬鹿よあなた馬鹿ようえっうえっ」
「ああ馬鹿だよ俺は、、」
「ばかひょっとこ…」
「…うるせぇ、、、」

「すまない、、奏、、」
「…いいですよこれくらい」
「…それだけじゃなくて、さっき怒鳴ってしまったことも、はあ、はぁ」
「…いいですよそれくらい、、、
どこに行けばいいのですか」
「××公園に、、行ってくれ」
「分かりました、、」

肩をかりながらやっとの思いで着いた
「…待ってたよ。真」
「…誰、、?」
「…マイ」
「…え、、?」
「久しぶりだね。真」


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