Tuning shiver

しまちぃ

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第6話 再会

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「総理、許可したのですね、光希が戻ることを」
「‥‥ああ、だってそうしないと、お前を独り占めできないだろ」
「まぁ、嬉しい、」
御環博士はとろけた顔をする
「‥‥いつか、、」
「いつか、、何ですか?」
「いつか絶対殺してやるよ、お前を、私とともに」
「‥‥素敵、、、その狂気に満ちた顔、、」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「‥光希、、」
「‥‥ひどいなー
5年ぶりの再会なのに反応薄いよ」
「‥いや、びっくりして、、
生きてないと思ってたから、、、」
「‥‥あ、そっか、兄さん的には急に消えたことになってたんだった、、」
「‥えっ」
「‥聞いたよ、兄さん
感染したって」
「‥?!まさか、お前も?!」
「僕は違う
僕は餌の方かな」
「‥じゃあ誰か光希の大切な人が、、」
「うん、、僕の彼女だよ、、」
「みつ、、、」
「みぃ~つぅ~きぃ~く~ん」
「‥志奈!」
「腹減ったー喰わせろー」
「‥うん、、」
かぶっ
彼女は光希の肩にかぶりつく
グチャグチャ
そんな音を立てながら彼を食べている
「うっ、ぐっ、、」
光希の顔はとても苦しそうだった
「やめろよ!!」
見ていられなかった大輝は志奈を無理やり光希から離した

「‥なんだてめぇー」
「‥光希の兄だ!
お前は何で平気で光希のことを、、」
「何でだぁ~?そんなん決まってんだろ!!
こいつは私の食料なんだよ!!!キャハハハハハ!!!!!!食料は食べるもんだろ~?べつに普通じゃん!!キャハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
「‥てめぇ!!!!」
「やめて、兄さん!」
「光希!お前、こんな奴と!!」
「違うんだ!!志奈は、、っ!!」
「え、、」
「‥オマエこいつの兄貴なの?」
「‥そうだが、、」
「なーんか、こいつの言ったとうりのやつだな!いいんじゃねぇの?弟想いで
甘々すぎて笑えてくるからさぁーキャハハハハハハハ!!!!!!!!!!!」
「てめえ!!」
「‥志奈、、どこに行くの?」
「あ?どこでもいいだろ
食料がいちいちうるせぇよ」
「‥‥」
そう言って志奈はどこかへ言ってしまった
「なんなんだあいつは!!」
「兄さん、、いったん研究室に帰ろうか、、
ここは危険だしね」
「‥、、ああ、、そうだな、、」
2人は研究室に戻って行った


ーーーーーーーーーーーーーーー

「兄貴ぃー!!!ちょっと聞きたいことがあるんだけどー?部屋入るよー?」

麻希が凪人がいる部屋の扉の前で、彼を呼んでいる

「‥‥」

しかし、返事がない
「ちょっと兄貴?聞いてんの?いるんでしょう?」

何回呼んでも彼からの返事はない

「もーいい加減にしろー!!」
怒った麻希は返事を待たずに扉を開けた

「無視とかびどいよー?兄貴?、、、ってえ?兄貴?」

「‥はぁ、はぁ、はぁ、」

そこには床の上で瞳孔を開いた目をした凪人がいた
「兄貴?兄貴?どうしたの?兄貴!!!」

「‥、、れは、お、れ、、、は、、」

「兄貴?何?何を言ってるかわからないよ!!!」
「‥はぁ、はぁ、おれ、、は、、、」

「おれ?兄貴がどうかしたの?」
「おれ、、は、、な、、に、、、もの、、」
「、、、兄貴、?な、何言ってんの?
兄貴は、兄貴だよ、、」
「‥でも、、、ほ、んと、、は、、」
何かを言いかけて凪人は気絶してしまった
「兄貴?!!おい!!兄貴!!!」

「麻希ちゃんー!どうしたのー?」
下の階から真奈の声がした
「真奈ちゃん、、っ!!!リッキー、、リッキーを呼んで!!!」
「え、リッキー?うんわかった
リッキー、なんか麻希ちゃんが呼んでるよー?」
「え?うん、、わかった今行くよ」
リッキーが二階に上がってきて麻希のとこに向かった

「どうしたの?」
「リッキー、、っ!!兄貴が、、っ」
「、、、」
リッキーは気絶した凪人を見つめた
「‥‥麻希、、」
「‥何、、っ?兄貴大丈夫なの?!!」
「‥‥大丈夫じゃない、、、もしこのまま凪人が君に血を与えてたら」
「‥え?」
「もう、、限界に近いんじゃないのかな?
このままだと間違いなく彼は発症してしまう」
「‥‥そんな、、っ」
「‥君たち兄妹の今後を本気で考えるべきだよ、、、
麻希だって、この状態を続けれるわけないと最初からわかっていたよね、、?」
「‥‥兄貴は兄貴は多分、、死ぬことを望むんじゃないかな、、、
だって兄貴は馬鹿だから、、」
「麻希、、」

ーーーーーーーーーーーーーーー
「ただいま」
「あ、おかえり!椎名くん!と、、あなたは、?」
「初めまして!僕は椎名光希と言います」
「初めまして、、って椎名、、?!椎名って、、」
「俺の弟だよ、、」
「え?椎名くん弟さんいたの?
初めまして私はお兄さんの同級生の斎藤真奈って言います」
「‥兄さんたちはいつからここにいるの?」
「‥つい最近だよ、、、
それよりお前、、」
「‥何?」
「あの女のこと、、、」
「志奈のこと?」
「‥‥場所を変えないか?」
大輝は真奈を気づかい場所を変えようとした
「‥‥いいよ、真奈さんにも知ってもらうべきだ
志奈のことを」
「‥志奈のこと、?」
「うん、、志奈は僕のパートナーだよ
僕が餌で志奈が感染者」
「‥‥光希くんも同調感染者だったんだ、、」
「うん、、本当は志奈は優しい子だった
だけど目の前で大切な友人を亡くしてしまって彼女は横暴な言動をするようになっちゃったんだ、、。
だから兄さん、、志奈のことを悪く言わないでほしいんだ、、、」
「‥‥悪かった、、事情も知らずに悪く言ってしまった、、」
「‥‥随分素直だね、、意外だよ」
「‥え?なんだよそれ」
「ん?だって僕が知ってる兄さんは素直じゃなかったから」
「‥何だよそれ」
大輝は少しムッとした表情になった
「ははは、冗談だよ」
「兄をからかうな」
「ごめんって~」
「‥やっぱり兄弟だね、」
「ん?なんだ?斎藤」
「あ、ごめんなんか椎名くんいつも小難しい顔してるけど、さっきの表情はなんだかやわらかくて、なんか新鮮だなぁーって」
「真奈さんは兄弟はいないの?」
「んーいるよ、、」
「‥!斎藤もいるのか、、」
大輝は真奈のことを少し知れたみたいで嬉しくなった。
だがその反面自分は彼女のことを知らなすぎたことも実感してしまった
「うん、、1つ上の姉がいるよ、、
だけど、、2年前から家に帰ってこなくなって、、」
「‥それって、、何かの事件に巻き込まれたんじゃ、、」
「そうかもしれないけど、姉は小さい時から科学者として研究室を持ってたくらいだから
、、もしかしたら、そこに引きこもって研究してるのかもしれない、、
今、世界がこんなんだからもしかしたら、原因追求でもしてたりして、、笑」
「斎藤のお姉さんはすごい人だったんだな、」
「うん、なんか私と住む世界が違うって感じだよ」
「はははそれは会ってみたいかもな!」
「あ、、光希帰ってたんだ、、、」
突然、麻希の声がした
「あ、麻希さん、それにリッキーも」
そこには、麻希とリッキーがいた
「おかえり、、」
「うん、ただいま!‥凪人さんは?」
「‥兄貴?兄貴は、、、」
「‥麻希ちゃん?なんか顔色悪いよ?大丈夫?」
「‥真奈、、、兄貴、、このままじゃ、、」
「‥え?」
麻希が何かを言いかけたその時、、
「おお!久しぶりだな!!光希!!」
「凪人さん!久しぶり!!」
「‥‥兄貴、、っ!!何で!!!」
「‥麻希、、」
「‥兄貴?」
「俺は変わらねぇ、、
ずっとここままだ」
「ん?何かあったのか?」
「‥ああ、晩ごはんのことでちょっと言い合いしちゃってな!!」
「また、凪人が食い意地張って麻希怒らせたんだな」
「あ?なんだよ失礼だな、まぁ、そうだけど」
「そうなんかい、」
そんな冗談で盛り上がってる兄たちを麻希が1人遠くでも見ているかのような目で見つめていた
「‥兄貴は、やっぱり、、
           世界一馬鹿なんだ、、、、」
「‥麻希ちゃん、、?」
「‥さーてと!夕飯の支度しなくちゃね!!行きましょ!真奈!」
「‥うん、、」

それから夕飯で大輝はみんなに光希が弟であることを話した

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『お母さま!ここで何をしているのですか?』
『ん?光希ここは世界の未来を創ってるとこなのよ』
『世界の未来?、、
‥お母さまはやっぱりすごい人なんですね』
『‥光希すごいのは私ではなくて、それに貢献してる彼らよ、、』
『彼らとは、、?』
『‥そうねぇ、わかりやすく言うと、この数字のついた白いワンピースを着てる人たちかしらね、、』
『‥そうなんですか!!じゃあそのワンピースを着た人たちを見たら僕はお礼を言わなくてはダメなのですね!!』
『クスクス、、光希は良い子ね、、』
『いえ!僕なんてまだまだです!!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『‥ふっふーん♪ふっふーん♪』
『‥‥ご機嫌ですね。息子さま』
『きみは、、?あ、お母さまが言ってたワンピースを着てる!!
‥えーと、、ありがとうございます!!!』
『‥ありがとうございます、、?
わたし、あなたにお礼を言われるようなことしてませんよ?』
『‥お母さまと数字のついた白いワンピースを着てる人たちは世界の未来を創ることに貢献してくれてるからお礼を言うと約束してるから、、』
『‥数字のついた白いワンピース、、?
あなたも着てるじゃないですか、、』
『‥え?あ!!本当だ!!!
でも、、僕は何も貢献なんてしてないから!たまたま用意された服がこれだったんだと思う』
『‥‥そうですか、、
、、そういえば息子さまは名前はなんと言うのですか?』
『え?僕?僕は光希って言うよ!君は?』
『‥え?わたし?
わたしは志奈、、』
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『光希、、光希には悪いけど今日からわたしと一緒に住めなくなったの』
『‥え?どうしてですか?』
『仕事が忙しくてね、、
勝手だけど、わたしの友人にあなたの面倒を見てもらうことになったわ、
その人にはあなたの兄さんも面倒見てもらってるのよ』
『兄さん、?僕に兄さんなんていたのですか?』
『ええ、今まで話してなかったけど、あなたには兄さんがいるのよ
兄さんは産まれた時にその友人に養子として引き取ってもらったのよ』
『‥じゃあ僕もその人のとこに養子として引き取ってもらうということですね』
『ええそうね
勝手に決めてごめんね』
『いえ!仕事だったら仕方ないですもんね!

『本当に光希はいい子ねクスクス』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『はじめまして光希!今日から一緒に住む椎名木空です』
『‥うん!よろしくお願いします!"お母さん"』
『‥!』
『‥どうかしたの?お母さん』
『‥ごめん、お母さんって呼んでくれると思ってなかったから、、』
『何言ってるの?僕のお母さんは今日からあなたじゃないですか!!』
『‥うん!そうよね!ごめんね光希!』
『‥君がぼくのおとうと、、、?』
『‥?!もしかして僕の兄さんですか??』
『えっ?う、うん!!』
『そうなんです、、、そうなんだ!!僕は光希って言うの!よろしく兄さん!!』
『‥よ、よろしくっ、、ぼくは、大輝、、』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『君が噂のだいきおとうとくん?』
『‥‥あなたは?』
『わたしはくれの!!だいきの友だち!
よろしくね!』
『‥僕は、、光希、、よ、よろしく、、くれのお姉ちゃん、、』
『‥‥あれ?なんかだいきからはすごいはきはきしててしっかりしてる子って聞いたんだけど、なんかだいきそっくりね!』
『えっ?そ、そうかな、、』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『ねぇ、お母さん、、』
『ん?どうしたの光希?』
『なんか、今日ね、、くれのお姉ちゃんと会ったよ』
『あら、そうなの?、、そういえばくれのちゃん夏休みの間はお母さんの実家で過ごしてたものね』
『なんか、そしたら兄さんと似てるって言われちゃった』
『ん?性格がってこと?』
『うん』
『ほんと光希ってはじめて見たときはすごいはきはきしてたけど、なんか最近はすごいおっとりした子になったわよね!やっぱり兄弟だから性格も本当は似てたのね!』
『お母さんは、僕がはきはきしなくなってきて幻滅した、、?』
『げ、幻滅、、?いつ覚えたのよそんな言葉』
『ご、ごめんなさい、、』
『‥ふふ、、幻滅なんてしてないわよ!
光希がだんだん大輝に似てきて愛おしいとは思ったけどね!』
『‥愛おしい、、?』
『お母さんは光希も大輝も大好きよってことよ!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『‥ただいまー!』
『‥グス、、グス、、グス、、』
『‥?兄さん、、?泣いてるの?』
『‥グス、グス光希、、?グス』
『兄さん、、?
‥‥‥‥?!か、母さん、、、?』
『グス、グス、、、母さん殺されちゃった、、死んじゃった、、、』
『こ、殺された、、、?!!!そんな、、っ
そんなっ!!!ああああ、うあああああ』
『‥光希、、っ!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『‥兄さん僕たちこれからどうなるの、、?』
『‥光希は、、前住んだとこに帰る?
ぼくは、、施設に入ることになってるけど、、』
『僕は、、兄さんといたい!!これ以上家族がいなくなるなんて嫌だよ!!』
『‥光希、、』
『兄さん!!僕は僕は兄さんがいるからがんばれるよ!!』
『‥うん、、ありがとう、、光希、、!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『‥‥、、兄さん、、』
『‥どうした光希、?』
『僕、明日で11歳になる、、』
『‥ああ、そうだな!少し気がはやいけど、誕生日プレゼント渡しておこ、、』
『兄さん!!』
『‥光希、、?』
『僕さ、僕、、来月には前住んでたとこに戻ろうと思ってる』
『‥え?なんで、、、』
『‥前住んでたとこに母さんが殺された理由の手がかりがあるかもしれないから、、』
『‥そういえば、、お前を育て人と母さんは友人だったんだっけ、、』
『うん、、、』
『‥だけど、それって危険だ!!母さん殺した、、つまり人を平気で殺すようなやつの手がかりを探りにいくって言ってるんだから!』
『‥でも、、それでも行かないと、僕たちは何も知らないままだよ?』
『‥だけどそれでお前まで死んだら意味がないだろ!!!だからそんなの絶対だめだ!!!』
『兄さん、、、僕は死なない
心配しなくてもいいんだよ、、、』
『‥っ!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『‥お久しぶりです
お母さま』
『光希、、久しぶりねぇ~』
『‥はい、、』
『‥光希様、こちらのお召し物に御着替えください』
『‥‥また、、このワンピース、、、』
『‥何か言われましたか?光希様』
「えっ、、い、いやなんでもないです』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『あの時はめちゃくちゃ小さかったから気にしてなかったけど男なのにこんなワンピースみたいな服着るの恥ずかしいなー、、はぁ、、、


‥‥あれ?そういえばここ、、志奈、、って子と出会ったとこだっけ?
元気にしてるかな、あの子、、、』
『‥‥光希、、さま、、?』
『‥‥あ、、君は、、』
『お久しぶりです、、わたしのこと覚えてるかな、、?』
『もしかして、、志奈、、ちゃん、、?』
『‥はい』
『おーい、、志奈~!』
『‥ウミくん!!』
『あんま外出るなよー
志奈は身体が弱いんだから、、』
『‥うん、、ごめん、』
『もー気をつけろよなぁー、、ん?
あんたは、、、?』
『‥光希さまだよ、、博士の、、息子さまの、、』
『‥あんたが、、?』
『‥え、そうですけど、、、』
『そっか、、俺はウミって言うんだ』
『‥あ、あの、、』
『ん?どうした?』
『母は、、御環博士は、、なんの研究をしてるのですか?』
『‥お前、本当に何も知らないんだな』
『‥えっ?』
『‥御環紅はずっと人体実験をしてるんだよ』
『えっ、、人体実験、、?何の、、』
『人間の能力をたくましく上げる薬の実験の被験体が俺たちってワケ、、
まぁ、その実験のせいで何百人もの命が犠牲になってるけどな』
『えっ、、、』
『そんな実験ができるやつだ
実の息子も平気で実験台にできるみたいだな
しかも、肝心なこと言わずに騙してるみたいだし、、』
『えっ、、僕も、、実験台にされてたの、、?』
『ああ、、、
だから俺たちは実験で手に入れた力で御環紅に復讐してやるんだ!!!』
『でも、、その実験は何回も失敗してるんだろ?』
『その時はそこまでだったってことだ!
お前は、御環紅のことが憎くないのか?』
『‥‥僕は』
ーーーーーーーーーーーーーーー
『‥やっぱり光希さま、、断ったね、、』
『ああ、急に真実を知ったんだ、、仕方ないだろ、、光希のことは勧誘はやめよう』
『‥そうだよね、、』
『69番、水沢志奈、71番、掛谷海来い』
『?!ウミくん』
『ああついにきた、、俺たちの実験日が、、』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『光希、今日は実験を見てもらうわ』
『お母さま、、』

『69番、71番来い』

『?!志奈ちゃんと、、ウミくん、、?!』
『ん?どうしたの?光希』
『‥‥いえ、、、』

『(ウミくん、、、あそこに光希さまが、、)』
『(‥志奈、、あまりしゃべらないほうがいい)』
『(ご、ごめん)』
『光希、今から被験体に薬を注射するの」
『薬、、、?』
『ええ無敵になる薬のことよ』

『69番!腕を出せ』
『最初は女の子ほうね
よく見てるのよ光希』

『う、』
『‥‥ふふふ』
『‥お母さま、、?』

『う、う、あ、ああああ、が、体があづ、、い、、っ!!』
『志奈、、?!』
『71番勝手に動くな!!』
『‥いーこと思いついちゃったークスクス
69番と71番を同調感染させなさい!!』
『了解です博士』
『志奈!!志奈!!!』
『動くなと言わなかったか?』
『えっ?』
ザクリー、、、、、
『えっ、、腕が、、腕が、、なくなっ、、
ああああああああ腕がああああ!!!、』

『ああああああ熱いぁづい熱イイ助けて、、』
『助けてあげるわよクスクス』
『‥え、、ぞ、それれれれれってウミくんの腕、、、?ああああああ』

『飲め血を、、』

ポタン、、、

ゴクン、、、、

『ああああがああああああああああああ』
『クスクス』
『お母さま?!お母さま?!2人に何をしてるんですか?お母さま!!!』

『クスクス光希見てなさい』
『‥‥お母さま、、?』

『‥‥身体が、、熱くない、、、?はっー、、
ウミくん、、、?!』

『志奈?!お、俺、、さっき腕を切断されたのに、、元に戻ってるんだ、、、』
『ウミくん!!よかった、、多分実験が成功して元にもどったんだよ、、』
『ああ!!本当だ!!本当によか、、、っ
クフッ、、ー、、、』
『ウミくん、、、?』
『71番、君はもう用無しよ、、死になさい』
『し、志奈、、ごめ、、、ん』

バタンー、、、、
『ウミくん?ウミくん?嘘?嘘、死んじゃったの?ウミくんやだ、!!やだああああああああああああああああ!!!』
『何やってんだよ、、』
『‥光希?』
『何でこんなことできるんだよおおおおおー!!!!!』
ガシッー、!、
『あ、が、、』
『光希、、あなたはまだ実験価値のある被験体なのだから、、
お利口していなさい』
パシッー、、
『ち、力が強すぎ、、
お前、、本当に人間なのか、、?』
『‥‥クスクス私は、、、』
『‥ざけんな、、、』
『ん?』
『ふざけんな!!!このクソ女アアア!!!!死ねええええ』
『志奈ちゃん?!』
『‥めんどくさいわね
やりなさい』
『‥了解です博士』
グサリー、、、
『あ、が、、チク、、チクショ、、、』
『志奈ちゃん?!!!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『‥‥』
『‥やっと目が覚めたね志奈ちゃん』
『‥こ、ここは、、?』
『研究所のベッドだよ、、』
『‥‥同調感染っした、、私は、、』
『‥うん、、』
『同調感染ってあれでしょ、、感染者は人の血肉を食べないと生きれないってやつ』
『‥よく知ってるね、、』
『‥ウミくんが一生懸命調べて手に入れた情報だから』
『そうなんだ、、、』
『‥れよ、、』
『‥?』
『‥オマエ、、私の食料になれよ、』
『‥言われなくても、、そのつもりだよ、、、』
ーーーーーーーーーーーーーーーー
、、、ハー、、、
「‥‥昔の夢、、、、?

‥‥嫌な、、夢だな、、、」

だけど、忘れてはいけない記憶

僕は志奈を救うために、、、

絶対に、、、
「絶対に、殺してやる、御環紅、、、」



第6話 完
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