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【辺境伯領エンディング】
ゲオルグSIDE
しおりを挟む「おおう……ゲオルグ、どうしたんだ? 朝と違って元気がないじゃないか」
片付けを終わらせてソファーでぼんやりと座って雲を見ていると、どこかから戻って来たロビンに声をかけられた。
「別に」
素っ気なく返すと、ロビンが少し考えた後に言った。
「もしかして……年上のお姉様にフタれたとか?」
顔を上げて、ロビンを見るとロビンは「正解か……」と言った。
そして前に俺の前のソファーに座りながら言った。
「はは~ん。さては、『学院にいる間に好きな子ができる』って言われたんだろう?」
俺は思わず身体を起こして、テーブルに手を付きながら言った。
「どうして知っているんだ??」
ロビンは切なそうに言った。
「結構よくある話さ。領にいた頃は好きだと言っていた者同士が、王都の学院に入ると色んな子に会うから心変わりするっていうのはさ。女官寮にいるってことは、その人は女官だろ? 大勢見ているじゃないか?」
俺は思わず眉を寄せた。
「そんな簡単に変わらないだろう。こんなに好きなんだから」
するとロビンが切なそうに言った。
「どんなに好きでもさ、相手は心の中までは見えない。それが困ったものだよ、人間っていうのはさ。それか、単純に他に好きな人がいるか」
「他に好きな人か……」
恐らくライラはギルベルトさんのことが好きなのだろうと思う。
思わず呟くと、ロビンがニヤリと笑った。
「そんなに好きなんだ?」
「ああ、好きだ」
「即答……はは、熱烈」
「いいさ、3年後。振り向いてもらえば」
「そうだね。さすがに3年も言い続ければ、相手も信じるかもしれないね」
そうだ。
例え、今、ライラがギルベルトさんのことが好きでも、3年後振り向いてもらえるように二人の関係を育てて行けばいい。
その後、俺はロビンの言う通り、多くの令嬢に誘われたが、全て『他に好きな人がいるから』と言って断った。
そして、月に数回ライラを誘い、王都の様々なところに行った。
そんな風に3年を過ごしたのだった。
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