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堕ちて
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基本的に親が借金を残して死亡し、その借金の
連帯保証人に未成年の子がなっていたとしても、
その子供に借金の返済義務は生まれない。
但し、どんな物事にも例外はあるよう、
俺の場合もその例外に該当し ――
佐渡谷が下っ端子分を連れて俺の家に踏み込んで来た
のは、父関連の法要もようやくいち段落ついた
ある日の夕方だった。
奴らが俺に対してヤッた事 ――
ヤろうとしてる事は未成年者に対する様々な
保護条例に触れるモノだったが、
ヤクザがそんな法律いちいち気にする訳もなく。
あっという間に子分の男らに押さえつけられ、
佐渡谷に犯された。
腰から下が猛烈に痛かった。
少しでも身体を動かすと
ズキンと身体が裂けそうな痛みが走る。
頭も痛かった。
泣きすぎて酸素が足りなくなったような痛み。
実際泣いたんだろう。
皮膚が濡れてから乾いたような
カピカピする感覚を顔のあちこちに感じた。
「おめぇ、なかなか美味かったぜ。
オレが高値で売ってやるわ。
とりあえず動けるようになったら
そのドロドロの身体、キレイにしときな」
死んだように転がる俺をつま先で小突くと
その男は言った。
それからは客が付いたと言っては、
オモチャ好きのおっさん・SM狂い・中出しマニア・
自分が射精するまで俺に*ェラさせる糞爺等など
色んな男に力ずくで犯された。
俺を監視している佐渡谷は大塚組の構成員で。
父はこいつが営んでいる闇金で金を借りさせられた挙げ句、
:10日(とおか)で五割というべらぼうな利息を強要され
にっちもさっちもいかなくなって臓器の違法摘出に
踏み切ったらしい。
佐渡谷は俺にお客が付かない日でも、
「チビ、暇そうだな。こっちに来いや。相手してやる」
佐渡谷たちに嬲られることもあった。
住んでいた自宅も借金のカタとして取り上げられ、
追い出されて、それからはあの正体不明な男が
現れるまで組事務所の物置みたいな部屋で
寝起きをさせられてた。
俺の荷物は僅かばかりの着替えだけ。
学校の教科書くらい欲しかったけど
”これから身体使ってバンバン稼ぐんだ、
学校なんぞ行ってる暇ねぇぞ”
って、佐渡谷に言われた。
その言葉通り1日24時間フル稼働で平均12人、
多い日は24人。
寝る間もない忙しさだ。
どっちかっていうと俺は性的に疎い方で。
同級生が次々と脱童貞しても、さほど焦りは
感じなかったし、一応興味くらいはあったけど。
無理して今ヤラなくたって、嫌でもそのうち
ヤる事になるんだろうからとのんびりかまえて
いたんだ。
そんな俺が、ヤクザに強要されたからといって
不特定多数の男に抱かれる情夫になろうとは……
常連の中にはかなり浮世離れした金持ち
なんかもいて。
俺がまだ15だって知ると、同情し一緒に逃げようと
してくれた事もある。
その人は ”富豪”って言ってもいい位の桁外れな
金持ちだったから、佐渡谷も下手な扱いは出来ず。
俺を無断で連れ出そうとしたペナルティーは出禁
(出入り禁止)と罰金だったそう。
新築の戸建てが楽に二軒は買える位の額だって
下っ端達が言ってたから、かなりの金額を支払わせ
られたんだろう。
今年古希だってその人は、そんな年令なんかちっとも
感じさせない、
凄くパワフルでエネルギッシュなお祖父ちゃん。
来る時はいつも特大ビニール袋一杯のお菓子を
持ってきてくれたし、この機会を逃したらこの先
一生口にする事はない高級料理の数々をケータリング
してもくれたけど、ただの1度も俺を抱こうと
しなかったのが不思議でならなかった。
「―― なぁ、おっさん。どうしてあんたは俺を
抱かないんだ?」
「フ~ム――そうさなぁ……とりあえず ”おっさん”
じゃあまりにも人情味がなさ過ぎる」
「はぁっ??」
「儂の事は”茂ちゃん”とでも呼んでおくれ?」
「し、茂ちゃん……?」
「おぉ。そうだ」
今まで誰1人としてこんな客はいなかったので、
俺は大塚組管理下に置かれてから初めて腹の底から
大笑いした。
すると、おっさん ―― もとい(元い)、
茂ちゃんは満足したよう頷いて、
「ほれ、今日も旨いもん取り揃えてきたぞ。
腹いっぱい食え」
「うんっ」
茂ちゃんの来店時だけが俺の息抜きだった。
連帯保証人に未成年の子がなっていたとしても、
その子供に借金の返済義務は生まれない。
但し、どんな物事にも例外はあるよう、
俺の場合もその例外に該当し ――
佐渡谷が下っ端子分を連れて俺の家に踏み込んで来た
のは、父関連の法要もようやくいち段落ついた
ある日の夕方だった。
奴らが俺に対してヤッた事 ――
ヤろうとしてる事は未成年者に対する様々な
保護条例に触れるモノだったが、
ヤクザがそんな法律いちいち気にする訳もなく。
あっという間に子分の男らに押さえつけられ、
佐渡谷に犯された。
腰から下が猛烈に痛かった。
少しでも身体を動かすと
ズキンと身体が裂けそうな痛みが走る。
頭も痛かった。
泣きすぎて酸素が足りなくなったような痛み。
実際泣いたんだろう。
皮膚が濡れてから乾いたような
カピカピする感覚を顔のあちこちに感じた。
「おめぇ、なかなか美味かったぜ。
オレが高値で売ってやるわ。
とりあえず動けるようになったら
そのドロドロの身体、キレイにしときな」
死んだように転がる俺をつま先で小突くと
その男は言った。
それからは客が付いたと言っては、
オモチャ好きのおっさん・SM狂い・中出しマニア・
自分が射精するまで俺に*ェラさせる糞爺等など
色んな男に力ずくで犯された。
俺を監視している佐渡谷は大塚組の構成員で。
父はこいつが営んでいる闇金で金を借りさせられた挙げ句、
:10日(とおか)で五割というべらぼうな利息を強要され
にっちもさっちもいかなくなって臓器の違法摘出に
踏み切ったらしい。
佐渡谷は俺にお客が付かない日でも、
「チビ、暇そうだな。こっちに来いや。相手してやる」
佐渡谷たちに嬲られることもあった。
住んでいた自宅も借金のカタとして取り上げられ、
追い出されて、それからはあの正体不明な男が
現れるまで組事務所の物置みたいな部屋で
寝起きをさせられてた。
俺の荷物は僅かばかりの着替えだけ。
学校の教科書くらい欲しかったけど
”これから身体使ってバンバン稼ぐんだ、
学校なんぞ行ってる暇ねぇぞ”
って、佐渡谷に言われた。
その言葉通り1日24時間フル稼働で平均12人、
多い日は24人。
寝る間もない忙しさだ。
どっちかっていうと俺は性的に疎い方で。
同級生が次々と脱童貞しても、さほど焦りは
感じなかったし、一応興味くらいはあったけど。
無理して今ヤラなくたって、嫌でもそのうち
ヤる事になるんだろうからとのんびりかまえて
いたんだ。
そんな俺が、ヤクザに強要されたからといって
不特定多数の男に抱かれる情夫になろうとは……
常連の中にはかなり浮世離れした金持ち
なんかもいて。
俺がまだ15だって知ると、同情し一緒に逃げようと
してくれた事もある。
その人は ”富豪”って言ってもいい位の桁外れな
金持ちだったから、佐渡谷も下手な扱いは出来ず。
俺を無断で連れ出そうとしたペナルティーは出禁
(出入り禁止)と罰金だったそう。
新築の戸建てが楽に二軒は買える位の額だって
下っ端達が言ってたから、かなりの金額を支払わせ
られたんだろう。
今年古希だってその人は、そんな年令なんかちっとも
感じさせない、
凄くパワフルでエネルギッシュなお祖父ちゃん。
来る時はいつも特大ビニール袋一杯のお菓子を
持ってきてくれたし、この機会を逃したらこの先
一生口にする事はない高級料理の数々をケータリング
してもくれたけど、ただの1度も俺を抱こうと
しなかったのが不思議でならなかった。
「―― なぁ、おっさん。どうしてあんたは俺を
抱かないんだ?」
「フ~ム――そうさなぁ……とりあえず ”おっさん”
じゃあまりにも人情味がなさ過ぎる」
「はぁっ??」
「儂の事は”茂ちゃん”とでも呼んでおくれ?」
「し、茂ちゃん……?」
「おぉ。そうだ」
今まで誰1人としてこんな客はいなかったので、
俺は大塚組管理下に置かれてから初めて腹の底から
大笑いした。
すると、おっさん ―― もとい(元い)、
茂ちゃんは満足したよう頷いて、
「ほれ、今日も旨いもん取り揃えてきたぞ。
腹いっぱい食え」
「うんっ」
茂ちゃんの来店時だけが俺の息抜きだった。
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