Emotion

NADIA 川上

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ある意味、因縁の再会②

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「あーぁ、やっと来た」


 出入り口から現れたキヨを見て、
 呆れたような口調でめぐみが言った。
 
 ここは最上階の食堂。
 
 
「ランチタイムにやっと出てくるなんて、
 まったくキミらしいや」
 
「いやぁ~、それほどでも……んで、そちらさんが
 期待のニューフェースちゃん?」
 
 
 話しを振られた悠里はキヨに向けた視線を逸らす事が
 出来ず、箸で摘まんでいた鶏のから揚げをポトリと
 皿に落とした。
 
 
「あれっ、ユーリちゃん。どうしたの?」

「ユーリってば」

「あららぁ~、完全に固まってるよ……」

「ふふふ ―― そんなに俺との再会が嬉しいか」


 その言葉に一同は驚く。
 
 
「え――っ ! 再会??」

「おぉ。俺と悠里は同じ中学出身なんだ。
 因みに高校も一緒だった」
 
「へぇー……世間て狭いもんなんだねぇ」

「って事で、悠里、久しぶりの再会を共に ――」


 その言葉を遮るよう悠里は立ち上がり、
 ギュッと握りしめた拳をキヨの顎めがけて
 打ち込んだ。
 
 ガコッ。
 
 驚きで目がテンになる一同。
 
 
「っってぇ、何すんだよっ。悠里ぃ」

「あなたがいると知ったら転属したくなりました。
 お先に失礼します」
 
 
 踵を返し、足早に出ていった。
 
 
「あー ―― キヨ。何となく想像はつくけど」

「お前、彼女に何したんよ」

「……」  
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