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東京編
☆ オオカミは淫らな仔羊に欲情する
しおりを挟む玄関の電気が点くと、薄く照らし出された部屋は
懐かしささえ感じた。
ガチャンとドアが閉まった瞬間
ちゃんと靴を脱ぐ間もなく、彼に肩を抱かれ、
息もつけないほどの熱いキスに捕まった。
そして、
肩から腰に滑り下りていく彼の手の平の感覚も、
口内に感じる初めての柔らかさも、
彼の全部が私をどうしようもなく興奮させる。
「ちょ、待って……」
「何だよ。今さら”お預け”なんて、
言いっこなしだぞ」
「シャワー、浴びたい」
もう立っていられなくて……
彼のキスだけでメロメロで
ガクッと沈み込んだ私の身体を ――、
「じゃ、一緒にな」って彼は軽々と支えて、
なだれ込むようにバスルームへと運んだ。
瞳を閉じて彼の存在を感じる。
着ていた服が火照った私の肌をすべって
1枚 1枚脱がされる度に、
そこに柔らかい熱を感じる。
こんな感覚が自分の中にあるなんて知らなかった。
こんな淫らな声が自分の口から出るなんて……。
知識はあっても、全部他人事だと思っていたのに。
*** *** ***
今まで各務さんと、その……こうゆう行為に
及んだ時は酔っていたのでほとんど記憶はない。
なのに今、私はシャワーの飛沫の中で、
裸の各務さんに、見られるだけじゃなくて、
後ろから抱きしめられていて。
水が目に入るのは苦手で、
だから硬く目を閉じていた。
肩口に口付けられる時も、
包み込まれた体を性急な仕草で
撫で回されている時も、音と触感だけが、
把握できる全ての物で。
見えないから、恥ずかしさは半分だけど、
その分感覚は鋭敏で、強引な愛撫にはもちろん、
ただシャワーが当たっているだけの
胸の突起だって、
過剰なぐらいに反応してしまう。
「あ……や、やだ、かがみさ……」
「だめだ。 開いて」
下腹部に伸びた手が、
閉じようとした足をぐいと開かせる。
そこを触られるのは、
セッ*スだったら当たり前だって、
頭ではちゃんとわかってるけど。
どうしても、変な内股になってしまって。
「開くんだ。そう……いい子だ」
いつもみたいに彼は優しくない。
びっくりするぐらいに性急だ。
先刻言っていた、余裕がない、って、
こういうことなんだろうか。
お湯にでなくのぼせかけた頭でぼんやりと思う。
「あっ……いや、いやっ……!」
大きな手のゴツゴツした指が、
私の繁みを分け入り蜜の溢れ出す秘所へゆっくり
割って入って来た。
そのままやんわりと揉みしだかれ、
やがて明確な意図をもって、
巧みに上下に指が滑る。
だんだん尖り始めたぬめった先端に、
指の腹が伸びる。
そこまではまだ、
漏れそうになる声をかろうじて
押し殺すことが出来ていたが。
「……は・あ、あぁんっ!」
きれいに伸びた爪の先で、
敏感な皮膚をひっかくようにされて、
こらえきれず嬌声が浴室の壁に響いた。
「ふうん、イイ声だな、絢音……これがいいか……?
……それとも、こう?」
「だ、だめっ、だめえっ!」
自在に動く大きな手をおたおたと制止しようとしても、
私の拙い抵抗など簡単に彼は封じてしまう。
胸と股間に絡みついた彼の手が、器用に両方愛撫する
ゆっくりと、からみつくように。
コチコチに緊張していたその体が、
こらえ切れない快楽の波に、やがて脱力して、
各務さんの腕に全身でしなだれかかった。
「ん? もう、イっちゃった?」
狩りの獲物を捕らえた猟師のように、
彼の口元が不敵に緩んだ。
「……もう、もう、離して……は・ああ、
ああんっ……」
もちろん、おそらく私より一枚も二枚も経験豊富
であろうその美貌の彼は、そんな稚い願いなど
もちろん聞き入れる気は全くなかった。
「ばぁか、まだまだこれからだよ……
綺麗だ、絢音……」
耳元で美声が響く。
肩甲骨がくっきりと目立つ、華奢な背中を、
浴室の壁に押し付けて、彼がその場に跪いた。
ぐいと、嫌がる私の両足を広げてその繁みへ
顔を近づけていく。
「な、何? …… かが ───
い、いやああっ…………っ!!」
彼の整った唇が、薄い繁みを掻き分け、
私の蕩けきったクリ***を捉えた。
すさまじい快感と羞恥に、私は酷く狼狽えて、
腰を引いて彼のきつい拘束から逃れようとする。
けれど、捉えられたまま、
舌をちろりと動かされたときが、
私の限界だった。
「やっ、で、また、イっちゃうっ……放し
……ああ……!」
彼の喉がごくりと淫らに鳴った。
達した事により何度かびくびくと痙攣して、
崩折れていく身体は彼がしっかり支えてくれ。
次のステップは寝室へ持ち越される。
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