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第一章
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秋月弥生は保育園の脇にママチャリを停めて、娘の莉子を慣れた手つきで降ろした。
桜の大樹の木漏れ日が吹いている。百均で買った藤の模様が描かれた扇子で仰いでいる。ポニーテール姿の自分が陰に写って揺れていた。
車道側に立って、娘と手をつなぎながら園内に向かって歩き始めた。門の前で挨拶をするくらいまでは、鼻歌まじりでスキップをして機嫌が良かった。燦燦と照らす太陽に負けないくらい、明るい笑顔を振りまいていたのだ。
「いぬの~おまわりさん♪」
あまりにも歌うものだから、わたしも覚えてしまった。犬がマイブームなんだそう。
一緒に二人で向かっている何てことない日常だった。数秒前まで、太陽が降り注ぐ園内で手をつなぎながらスキップしていた。それなのに、ブランコの遊具を通り過ぎた辺りで、なぜか娘が歩き出さずに止まった。
真っ白な目でじっと見つめてくる。わたしは莉子の目線に合わせて、砂場にしゃがみ込んだ。
「どうしたの?」
心配になって目をじっと見ていると、何やら躊躇している様子だった。遊具の後ろに隠れようとしていた。わたしの日焼け防止清涼パーカーの袖をぎゅっと握りしめて俯いている。
美少女戦士のアニメキャラクターの髪ゴムでしているツインテールが崩れそうになっていた。親心としては治したいけれど、まずは娘の話を聞かなくちゃ。
待っている時間がとても長く感じられる。できるだけ心を静めて、莉子が口を開くのを首を長くして待っていた。
「やっぱいい」
可愛らしく頬を膨らませて、わたしから目を逸らした。莉子はすぐに立ち上がって、再び園内を歩き出した。
涙は出てないけれど、何かおかしい。いつもの心から笑っている顔とは違って、口角だけ上げたぎこちない愛想笑いをしている。
幼稚園の子が気を遣ったような表情をするなんて、何かあったに違いない。母親として、ちゃんと話を聞かなくちゃ。
「悩み事があるなら何でも言って。お母さん、怒らないから」
小走りで追いかけて、もう一度、優しく問いかけてみた。使い古したスニーカーのせいか、上手に走れないのがもどかしい。
数年間、自分のために何かを買ったことはあったかな。ふと思い返してみても、日用品しか思いつかないのが、少しだけ悲しくなる。
少し待っていると、娘が今にも泣きそうな顔で振り返った。
「ほんとに?」
「うん、大丈夫。話してごらん」
話を聞けるだけ良かった。女の子は小さい頃から、大人顔負けの言動をする。母親として、信頼されていなかったらどうしようと不安だったのだ。莉子は重い口を開いてくれた。
ホッとしたのもつかの間。さっきまで明るかった太陽が陰ってきた。重苦しい雲が肩にのしかかってくるようだった。
まるで練習したかのように、スラスラと一言も噛むことなく、言葉を発した。
「ねぇ、お父さんはいつ帰ってくるの?」
思わず、転びそうになる身体を指先で何とか支えて、持ち直した。全く穢れのない、純粋な疑問だ。おもちゃの刃物でもきれいに磨かれた鈍器に真正面から向き合ってはいけない。
きっと、致命傷どころじゃなくて仕事も家事もできなくなってしまう。寂しい思いをさせてしまうなと思いつつ、嘘を付くしかないのか。頭をひねって出てきても、寝起き一時間未満の頭はろくなことを言い出せなかった。
「ちょっとね、お仕事で忙しいみたい。お母さんにも分からないんだ」
困惑しつつも事実を織り交ぜながら説明した。事実、元夫からの返信はまったく来ない。新しい家庭の世話に忙しく、わたしたちに構っている暇はないのだろう。
最悪の場合、連絡先をまるっきり消されているかもしれない。
わたしの言葉を聞くと、莉子の右目からは水が頬に伝っていた。小さな手で拭いながら、真っすぐ目を見て、物憂げな表情をしていた。
「もしかして、莉子のせいでいなくなっちゃったの?」
「そんなことないよ」
衝撃的な発言に動揺して、何とか気を紛らわせようと即答した。莉子の頭を撫でながら、いま以上に鳴かないように、落ち着かせるようとがんばっていた。
冗談や勘違いでも、自分のせいだと思わせてはいけない。離婚を決めたとき、わたしが原因で悲しませることはせずに、何があっても助けると決めたんだ。
莉子の涙が引っ込んで安心した。仕事のことが頭によぎった。はやく仕事先に行かないと遅刻してしまう。莉子の相手をしていて大丈夫かな。一人で養わなきゃいけないのに、クビにならないように、職場に貢献しなきゃいけないのに。
もちろん、娘は大事だ。わたしみたいな立場の弱い人は、転職先が見つからないだろうから、人一倍、必要とされる言動をしなきゃいけない。
聞き慣れた泣き声が耳に入って来て、急いで視線を戻した。娘の目から大粒の涙が零れ落ちていた。
「ごめんね。ほんとに違うんだよ」
わたしの言葉は耳に入っていないのか、大声で泣き叫んでいる。焦って話を聞こうとしても無駄なところまで来ている。何もできることはなかった。
何度も優しく伝え続けると、ようやく元に戻り始めた。急いで、肩をつかんで、真剣に聞く姿勢を取った。娘は少しずつ、嗚咽を漏らしながら涙声で話し出した。
「りこが、おりこうさんにしてなかったから、お父さんが出て行っちゃったんだ」
地面に背中を付けてジタバタしながら、号泣している。涙で水たまりができそうなぐらいだった。土に水が広がっていく。莉子が思い悩んでいたなんて、知らなかった。
いつも保育園には笑顔で行って、寝る直前までご機嫌してくれて手のかからない子どもだったから。登園にやってきた保護者と園児の視線が痛い。
「莉子のせいじゃないよ、大丈夫」
男の子が鼻水を垂らしながら、心配そうな目で見ていた。それを、体力がありそうなママさんが肩を叩いてたしなめている。わたしがちゃんと説明しなかったせいだ。
「でも、おとうさん帰ってこないじゃん」
思い返してみれば、莉子が珍しく不機嫌で片づけをちゃんとしてくれなくて、離婚を切り出す直前に怒ったんだった。娘には分からないようにしたけれど、きっと、あのときから家庭内の不和を感じていたのだろう。
今まで自分のせいだと抱え込んできたのか。ちゃんと、言わないといけない。
「莉子のせいじゃない」
ゆっくりとした口調で何度も繰り返していると、しだいに娘の顔が明るくなった。涙を拭いたら、立ち上がってニコニコしていた。
わたしの回りでぐるぐるとスキップをしていた。少しリズム感が悪く、ところどころ止まっているところが微笑ましい。
「じゃあさ、また会えるんだよね」
「そうだよ」
わたしの前で立ち止まって、キラキラした宝石のような瞳で聞いてきた。動揺せず、本心から肯定しなきゃ。できるだけ真剣な顔で、当たり前のように答えた。
「また家族みんなで遊園地に行きたいな」
一段と目を輝かせて言っていた。嬉しそうな我が子を見るのは、何か月ぶりだろうか。ちゃんと顔を見て話してなかった気がする。いつも後ろから付いてきているか、横にいる存在だけをかろうじて確認していた。
行儀よく過ごしてくれるからと言って、まったく何も不満がないわけじゃないんだよな。自分に言い聞かせていた。わたしは、良い母親を保ち続けたい。
「うん、そうだね」
冷たい返事しか取れなかった。本当は離婚が成立していて、二度と会えることはないのに。ちゃんと説明してあげたほうがいいんだろうけれど、なんて言えばいいか全く分からないのだ。
いま話してもショックを受けるか理解できないだろうから、もう少し大きくなってから説明しようと正面から向き合うのを避けていることに過ぎない。嘘しか付けない自分が情けない。
元夫は思いの外あっさりしていた。わたしが離婚届を渡すと、すぐにサインをしてくれた。役所に直行して提出したら離婚が成立した。
元々、出張で留守になることが多かった。不倫相手がいるからだったけれど。わたしが知ったのは、離婚が終わってからのこと。次の結婚する人まで決まっていたから、すぐにサインしてくれたんだな。
もういい。とっくに冷めていたから。終わったことだし。冷めていたとは言え、心成しかショックなわたしもいた。
娘としては、急にお父さんが帰ってこなくなったから、理解できないのだろう。
幼稚園児なんだから無理もない。複雑な気持ちを抱えながら、ずっと生きていくのか。吐き出してしまえば楽になるだろう。つらい気持ちは誰が聞いてくれるの?
娘に言うのは抵抗がある。母の愚痴を聞いて育って嫌な思いをした。莉子には、自分の本心を言えず、家でも気を遣い続けるような思いをさせたくない。
桜の大樹の木漏れ日が吹いている。百均で買った藤の模様が描かれた扇子で仰いでいる。ポニーテール姿の自分が陰に写って揺れていた。
車道側に立って、娘と手をつなぎながら園内に向かって歩き始めた。門の前で挨拶をするくらいまでは、鼻歌まじりでスキップをして機嫌が良かった。燦燦と照らす太陽に負けないくらい、明るい笑顔を振りまいていたのだ。
「いぬの~おまわりさん♪」
あまりにも歌うものだから、わたしも覚えてしまった。犬がマイブームなんだそう。
一緒に二人で向かっている何てことない日常だった。数秒前まで、太陽が降り注ぐ園内で手をつなぎながらスキップしていた。それなのに、ブランコの遊具を通り過ぎた辺りで、なぜか娘が歩き出さずに止まった。
真っ白な目でじっと見つめてくる。わたしは莉子の目線に合わせて、砂場にしゃがみ込んだ。
「どうしたの?」
心配になって目をじっと見ていると、何やら躊躇している様子だった。遊具の後ろに隠れようとしていた。わたしの日焼け防止清涼パーカーの袖をぎゅっと握りしめて俯いている。
美少女戦士のアニメキャラクターの髪ゴムでしているツインテールが崩れそうになっていた。親心としては治したいけれど、まずは娘の話を聞かなくちゃ。
待っている時間がとても長く感じられる。できるだけ心を静めて、莉子が口を開くのを首を長くして待っていた。
「やっぱいい」
可愛らしく頬を膨らませて、わたしから目を逸らした。莉子はすぐに立ち上がって、再び園内を歩き出した。
涙は出てないけれど、何かおかしい。いつもの心から笑っている顔とは違って、口角だけ上げたぎこちない愛想笑いをしている。
幼稚園の子が気を遣ったような表情をするなんて、何かあったに違いない。母親として、ちゃんと話を聞かなくちゃ。
「悩み事があるなら何でも言って。お母さん、怒らないから」
小走りで追いかけて、もう一度、優しく問いかけてみた。使い古したスニーカーのせいか、上手に走れないのがもどかしい。
数年間、自分のために何かを買ったことはあったかな。ふと思い返してみても、日用品しか思いつかないのが、少しだけ悲しくなる。
少し待っていると、娘が今にも泣きそうな顔で振り返った。
「ほんとに?」
「うん、大丈夫。話してごらん」
話を聞けるだけ良かった。女の子は小さい頃から、大人顔負けの言動をする。母親として、信頼されていなかったらどうしようと不安だったのだ。莉子は重い口を開いてくれた。
ホッとしたのもつかの間。さっきまで明るかった太陽が陰ってきた。重苦しい雲が肩にのしかかってくるようだった。
まるで練習したかのように、スラスラと一言も噛むことなく、言葉を発した。
「ねぇ、お父さんはいつ帰ってくるの?」
思わず、転びそうになる身体を指先で何とか支えて、持ち直した。全く穢れのない、純粋な疑問だ。おもちゃの刃物でもきれいに磨かれた鈍器に真正面から向き合ってはいけない。
きっと、致命傷どころじゃなくて仕事も家事もできなくなってしまう。寂しい思いをさせてしまうなと思いつつ、嘘を付くしかないのか。頭をひねって出てきても、寝起き一時間未満の頭はろくなことを言い出せなかった。
「ちょっとね、お仕事で忙しいみたい。お母さんにも分からないんだ」
困惑しつつも事実を織り交ぜながら説明した。事実、元夫からの返信はまったく来ない。新しい家庭の世話に忙しく、わたしたちに構っている暇はないのだろう。
最悪の場合、連絡先をまるっきり消されているかもしれない。
わたしの言葉を聞くと、莉子の右目からは水が頬に伝っていた。小さな手で拭いながら、真っすぐ目を見て、物憂げな表情をしていた。
「もしかして、莉子のせいでいなくなっちゃったの?」
「そんなことないよ」
衝撃的な発言に動揺して、何とか気を紛らわせようと即答した。莉子の頭を撫でながら、いま以上に鳴かないように、落ち着かせるようとがんばっていた。
冗談や勘違いでも、自分のせいだと思わせてはいけない。離婚を決めたとき、わたしが原因で悲しませることはせずに、何があっても助けると決めたんだ。
莉子の涙が引っ込んで安心した。仕事のことが頭によぎった。はやく仕事先に行かないと遅刻してしまう。莉子の相手をしていて大丈夫かな。一人で養わなきゃいけないのに、クビにならないように、職場に貢献しなきゃいけないのに。
もちろん、娘は大事だ。わたしみたいな立場の弱い人は、転職先が見つからないだろうから、人一倍、必要とされる言動をしなきゃいけない。
聞き慣れた泣き声が耳に入って来て、急いで視線を戻した。娘の目から大粒の涙が零れ落ちていた。
「ごめんね。ほんとに違うんだよ」
わたしの言葉は耳に入っていないのか、大声で泣き叫んでいる。焦って話を聞こうとしても無駄なところまで来ている。何もできることはなかった。
何度も優しく伝え続けると、ようやく元に戻り始めた。急いで、肩をつかんで、真剣に聞く姿勢を取った。娘は少しずつ、嗚咽を漏らしながら涙声で話し出した。
「りこが、おりこうさんにしてなかったから、お父さんが出て行っちゃったんだ」
地面に背中を付けてジタバタしながら、号泣している。涙で水たまりができそうなぐらいだった。土に水が広がっていく。莉子が思い悩んでいたなんて、知らなかった。
いつも保育園には笑顔で行って、寝る直前までご機嫌してくれて手のかからない子どもだったから。登園にやってきた保護者と園児の視線が痛い。
「莉子のせいじゃないよ、大丈夫」
男の子が鼻水を垂らしながら、心配そうな目で見ていた。それを、体力がありそうなママさんが肩を叩いてたしなめている。わたしがちゃんと説明しなかったせいだ。
「でも、おとうさん帰ってこないじゃん」
思い返してみれば、莉子が珍しく不機嫌で片づけをちゃんとしてくれなくて、離婚を切り出す直前に怒ったんだった。娘には分からないようにしたけれど、きっと、あのときから家庭内の不和を感じていたのだろう。
今まで自分のせいだと抱え込んできたのか。ちゃんと、言わないといけない。
「莉子のせいじゃない」
ゆっくりとした口調で何度も繰り返していると、しだいに娘の顔が明るくなった。涙を拭いたら、立ち上がってニコニコしていた。
わたしの回りでぐるぐるとスキップをしていた。少しリズム感が悪く、ところどころ止まっているところが微笑ましい。
「じゃあさ、また会えるんだよね」
「そうだよ」
わたしの前で立ち止まって、キラキラした宝石のような瞳で聞いてきた。動揺せず、本心から肯定しなきゃ。できるだけ真剣な顔で、当たり前のように答えた。
「また家族みんなで遊園地に行きたいな」
一段と目を輝かせて言っていた。嬉しそうな我が子を見るのは、何か月ぶりだろうか。ちゃんと顔を見て話してなかった気がする。いつも後ろから付いてきているか、横にいる存在だけをかろうじて確認していた。
行儀よく過ごしてくれるからと言って、まったく何も不満がないわけじゃないんだよな。自分に言い聞かせていた。わたしは、良い母親を保ち続けたい。
「うん、そうだね」
冷たい返事しか取れなかった。本当は離婚が成立していて、二度と会えることはないのに。ちゃんと説明してあげたほうがいいんだろうけれど、なんて言えばいいか全く分からないのだ。
いま話してもショックを受けるか理解できないだろうから、もう少し大きくなってから説明しようと正面から向き合うのを避けていることに過ぎない。嘘しか付けない自分が情けない。
元夫は思いの外あっさりしていた。わたしが離婚届を渡すと、すぐにサインをしてくれた。役所に直行して提出したら離婚が成立した。
元々、出張で留守になることが多かった。不倫相手がいるからだったけれど。わたしが知ったのは、離婚が終わってからのこと。次の結婚する人まで決まっていたから、すぐにサインしてくれたんだな。
もういい。とっくに冷めていたから。終わったことだし。冷めていたとは言え、心成しかショックなわたしもいた。
娘としては、急にお父さんが帰ってこなくなったから、理解できないのだろう。
幼稚園児なんだから無理もない。複雑な気持ちを抱えながら、ずっと生きていくのか。吐き出してしまえば楽になるだろう。つらい気持ちは誰が聞いてくれるの?
娘に言うのは抵抗がある。母の愚痴を聞いて育って嫌な思いをした。莉子には、自分の本心を言えず、家でも気を遣い続けるような思いをさせたくない。
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