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とりあえず逝きましょう!
しおりを挟む目覚めて一番に目に入ったのは
私の子ども達と千代ちゃん。
みんなには見えないみたいね。
心残りないと思ってたんだけど
幽霊になっちゃったのかしら
私のお葬式終わりに
息子の佑樹も
娘の綾香もその家族も
お家に居てお話ししてる。
千代ちゃんが詳細を説明してくれたみたい。
「お母さん馬鹿だよ。
興奮状態になった強盗を止めようとして
自分から危険なところに飛び込むなんて...
もうすぐお正月になったら会えたのに。」
「今年も会いたかったね。」
「ゆき子おばあちゃんの料理
食べたかったな。」
とても悲しそう
私も会いたかったわ。
ごめんね。急に死んじゃって…
でも...やっぱり良い子達に育ったし
最後にこうして一目見ることができて
心残りはないわ。
早く私の旦那様の正二郎さんのところに逝かせてほしい。
何でお迎えこないのかな
お迎えってないものなのかしら。
「うーん。考えてもしょうがないわね。
よし!成仏できないのは理由があるのかも
心残りを探して成仏しないとね!」
そう決めてから私は、幽霊のまま
千代ちゃんの紅葉狩りに付いて行ったり
佑樹と綾香の住む場所を見て回ったり
好きだった温泉旅行に行ったり
気になったお笑い番組を見たり
三途の川を探してみたりしたけれど
特にそんなに心残りっていうものがなかったし
普通にお家やご近所で過ごして
気が向いたら
いろいろと観光地を巡ってみたりして。
幽霊になって3ヶ月ほど経過したある日。
「んー。暇だわ。
千代ちゃんも話しかけても聞こえないし
心残りも思いつかないし。
正二郎さんところに行きたいわ。」
手持ちぶさたで
お家の畳でゴロゴロしてたら
ポンッと音がして
白い髪の毛の執事みたいな格好の
お迎えの人?が来た。
「白石ゆき子さんですよね。
こんにちは!私お迎え担当のタツキと申しますー!
すみません。お迎えが遅くなってしまって。」
「あら、そうよ。待ってたの!
やっとお迎え来てくれたのねー。」
「ほんとに申し訳ない。
ちょっと神様達が揉めてまして。」
「あの世も大変なのね。
いいのよ。早く連れてって欲しいわ。」
「…あの…ゆき子さんはやっぱり旦那様の
正二郎さんのところがご希望でしょうか?」
「ええ。そうよ。」
「いや…そのことで神様達が揉めてまして...」
「ええ!どうしてなの?」
「ゆき子さんの魂がとっても綺麗みたいなんです。」
「えっと?」
「とある神様達が自分達の管轄の地に
是非招きたいらしくてですね…
本人の希望を尊重するか、
自分達の意見を通すかで割れてまして…
ちょっとまだ天界の方でお時間頂きたいのです。」
「はぁ…でも私は正二郎さんと過ごしたいのよー」
それを聞いた執事っぽいタツキさんは困ったように笑って
小さくて白い車をお家の前にポンッと出してくれた。
「ですよねー…
とりあえず詳しいお話は天界で致しましょう!
この車に乗って逝きましょうかね!」
座席はふわふわで乗り心地は抜群ね。
この車で天界とやらに
連れて行かれるらしい。
私は閻魔大王っているかな。
鬼とか天使とか見れるのかしら。
やっぱり裁かれるのかしら。
…なんて的外れなことを考えながら
天界に行くのだった。
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