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第一章 リオン幼年期
10.「リオン消失」
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「地図に書いてある場所は、この辺りだと思うんだが、何も見あたらないな…」
「洞窟らしい場所もないみたいですね」
ミザ村から歩いて間もない場所にあった森は、微かに月明かりが届くだけの薄暗い森だった。
夜が深けるに連れ、暗闇は一層深みを増すばかりで、3人の探す洞窟は一向に見あたらなかった。
「少し場所を変えて違う場所を探してみようか」
「ちょっと待って!向こうで少し光る物が見えました!」
リオンが何かを発見した様に言った。
「どの方向だ?」
「あの、大きな木と木の間あたりです」
そう言うとリオンは駆け出した。
足早に向かうリオンの後を、ミルザとサラもついていった。
「ここです、ほら地面が光ってます。何かありそうですね」
「……??。何も無いようにしか見えないが……。リオン、もしかしたらお前にだけ見えてる何かがあるかもしれないな。
サラは光が見えるか?」
「いいえ、私にも見えません。あっ!」
サラの首に下げていた指輪が、リオンの示す場所に着くと青く強く光出した!
「やはり、洞窟ではなかった様だな。洞窟と言う情報は、場所を知られない為の嘘の情報だったみたいだ。とにかくこの地面を調べてみよう」
3人は辺りに転がる石をどけて、土を掘り始めた。
「光が強くなってきています。やはり何かあるみたいですね。少し気をつけながら調べた方がよさそうな気がします……」
そう言ってリオンがさらに掘ってゆくと、突然、地面の光が眩く輝き出した!
リオンの手が触れた地面を見ると、そこには紫色に輝く、大きな石板の様な物が埋め込んであった。
と、同時にそれに触れたリオンの手が紫色に染まり出した。
「まずい。これは……みんなここから早く離れて!」
そう言うと同時にリオンの体は全身紫色染まり、それとほぼ同時にリオンの姿が消えてしまった。
「……!?」
「おい、リオン?どこだ?」
サラは、土の中から少し見え隠れしている石板を指差しながらこう言った。
「何か地面から出てきた物があるみたいです。これがリオンが消えた事と関係してるみたいに思えますが」
「これか。何か模様が書いてある様にも見えるが、もう少し掘ってみるか」
ミルザはそう言うと、辺り一帯を掘り始めた。
一帯を掘り起こしてみると、それは石板ではなく、かなりの大きな石の床だった。
そして、そこには人が10人ぐらいは入れる程の魔方陣が描かれてあった。
(この魔方陣、リオンの胸に刻まれていた六芒星と全く同じ形だ。そして今思い出したこの紋章は……)
魔方陣を見つめながらミルザは思いを巡らしていた。
そして、先程まで青い光を帯びていたサラの指輪は、リオンが消えると同時に光を消していた。
「洞窟らしい場所もないみたいですね」
ミザ村から歩いて間もない場所にあった森は、微かに月明かりが届くだけの薄暗い森だった。
夜が深けるに連れ、暗闇は一層深みを増すばかりで、3人の探す洞窟は一向に見あたらなかった。
「少し場所を変えて違う場所を探してみようか」
「ちょっと待って!向こうで少し光る物が見えました!」
リオンが何かを発見した様に言った。
「どの方向だ?」
「あの、大きな木と木の間あたりです」
そう言うとリオンは駆け出した。
足早に向かうリオンの後を、ミルザとサラもついていった。
「ここです、ほら地面が光ってます。何かありそうですね」
「……??。何も無いようにしか見えないが……。リオン、もしかしたらお前にだけ見えてる何かがあるかもしれないな。
サラは光が見えるか?」
「いいえ、私にも見えません。あっ!」
サラの首に下げていた指輪が、リオンの示す場所に着くと青く強く光出した!
「やはり、洞窟ではなかった様だな。洞窟と言う情報は、場所を知られない為の嘘の情報だったみたいだ。とにかくこの地面を調べてみよう」
3人は辺りに転がる石をどけて、土を掘り始めた。
「光が強くなってきています。やはり何かあるみたいですね。少し気をつけながら調べた方がよさそうな気がします……」
そう言ってリオンがさらに掘ってゆくと、突然、地面の光が眩く輝き出した!
リオンの手が触れた地面を見ると、そこには紫色に輝く、大きな石板の様な物が埋め込んであった。
と、同時にそれに触れたリオンの手が紫色に染まり出した。
「まずい。これは……みんなここから早く離れて!」
そう言うと同時にリオンの体は全身紫色染まり、それとほぼ同時にリオンの姿が消えてしまった。
「……!?」
「おい、リオン?どこだ?」
サラは、土の中から少し見え隠れしている石板を指差しながらこう言った。
「何か地面から出てきた物があるみたいです。これがリオンが消えた事と関係してるみたいに思えますが」
「これか。何か模様が書いてある様にも見えるが、もう少し掘ってみるか」
ミルザはそう言うと、辺り一帯を掘り始めた。
一帯を掘り起こしてみると、それは石板ではなく、かなりの大きな石の床だった。
そして、そこには人が10人ぐらいは入れる程の魔方陣が描かれてあった。
(この魔方陣、リオンの胸に刻まれていた六芒星と全く同じ形だ。そして今思い出したこの紋章は……)
魔方陣を見つめながらミルザは思いを巡らしていた。
そして、先程まで青い光を帯びていたサラの指輪は、リオンが消えると同時に光を消していた。
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