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第一章 リオン幼年期
11.「リオンの行方」
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そこは一寸先も見えないような真っ暗闇で、冷めた空気が静かに漂うような場所だった。
暗闇だったが、さっきまでいた森の中の暗闇とは違う、なぜか室内の様な雰囲気の場所である事にリオンはすぐに気づいた。
「いったい、どうなってしまったんだ。土の中の石板に触れた瞬間に転移してしまったと言うのか…?」
冷たい空気と静まり返った部屋に立ちすくんでいたリオンは、警戒心から動く事が出来ずにいた。
視界が効かない状況で、ただ頼りになるのは耳に入る微かな音だけだった。
「何か聞こえてくるぞ。こっちの方か?」
耳を棲ましたリオンは何か水滴が落ちるような、水が流れるような音を感じた。
その微かな音を頼りに、恐る恐る足を動かしてみた。
歩き始めてみると、地面は整備された石畳の床のような場所だとわかった。
歩きやすさから少し安堵を感じたリオンは、自然と先程よりも足の進みが早くなっていった。
そして、さらに数歩進んだその時……!
ドンッ!
「痛っ!」
何か少し濡れた、石壁の様な物にぶち当たった。
「グッ、イッタ~… ここはそんなに広くはない様だな…くそっ」
ぶち当たった頭を押さえつつ、リオンは壁沿いに進んで行った。
左手を壁に触れながらゆっくりと前に進んで行く。
触れた壁の、石と石の隙間からは少量の水が流れていた。
そして、その壁は垂直に整備されてはいるが、ザラッとした感覚の肌触りだった。
「この冷えた感覚と石壁の感じ……どこか地下室の様な場所なのか……?」
そう呟いてさらに数歩いた後、触れている壁の感触が変わった!
リオンは、石壁とは違った木の様な物の手触りを感じた。
「……これは……扉か?」
確信は持てずにいたが、扉である事を信じて、リオンは取っ手部分を手探りで探した。
ガチャリ ガチャガチャ
「あった!」
それは簡素に取り付けてある、ただ丸い輪の形をした物だった。
ガチャリ……
キィー……
扉に鍵はかかっておらず、簡単に開く事が出来た。
開かれた扉のすぐ前には、石造りで出来た螺旋階段があり、階段の上部からは微かな光が射していた。
リオンは少し恐怖を感じながらも、慎重にその階段を一段ずつゆっくりと登って行った……
暗闇だったが、さっきまでいた森の中の暗闇とは違う、なぜか室内の様な雰囲気の場所である事にリオンはすぐに気づいた。
「いったい、どうなってしまったんだ。土の中の石板に触れた瞬間に転移してしまったと言うのか…?」
冷たい空気と静まり返った部屋に立ちすくんでいたリオンは、警戒心から動く事が出来ずにいた。
視界が効かない状況で、ただ頼りになるのは耳に入る微かな音だけだった。
「何か聞こえてくるぞ。こっちの方か?」
耳を棲ましたリオンは何か水滴が落ちるような、水が流れるような音を感じた。
その微かな音を頼りに、恐る恐る足を動かしてみた。
歩き始めてみると、地面は整備された石畳の床のような場所だとわかった。
歩きやすさから少し安堵を感じたリオンは、自然と先程よりも足の進みが早くなっていった。
そして、さらに数歩進んだその時……!
ドンッ!
「痛っ!」
何か少し濡れた、石壁の様な物にぶち当たった。
「グッ、イッタ~… ここはそんなに広くはない様だな…くそっ」
ぶち当たった頭を押さえつつ、リオンは壁沿いに進んで行った。
左手を壁に触れながらゆっくりと前に進んで行く。
触れた壁の、石と石の隙間からは少量の水が流れていた。
そして、その壁は垂直に整備されてはいるが、ザラッとした感覚の肌触りだった。
「この冷えた感覚と石壁の感じ……どこか地下室の様な場所なのか……?」
そう呟いてさらに数歩いた後、触れている壁の感触が変わった!
リオンは、石壁とは違った木の様な物の手触りを感じた。
「……これは……扉か?」
確信は持てずにいたが、扉である事を信じて、リオンは取っ手部分を手探りで探した。
ガチャリ ガチャガチャ
「あった!」
それは簡素に取り付けてある、ただ丸い輪の形をした物だった。
ガチャリ……
キィー……
扉に鍵はかかっておらず、簡単に開く事が出来た。
開かれた扉のすぐ前には、石造りで出来た螺旋階段があり、階段の上部からは微かな光が射していた。
リオンは少し恐怖を感じながらも、慎重にその階段を一段ずつゆっくりと登って行った……
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