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第一章 リオン幼年期
19.「リオンとターニア①」
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無理矢理引っ張り出されたリオンは、改めてターニアの服装を見て、思わず目のやり場に困ってしまった。
うつむいて、目のやり場に困っているリオンに気づき、ターニアはこう話した。
「あら、ごめなさい。
職業柄いつもこんな服装なの。
この服装は、ある意味ポーリシーと言ってもいいわね。
森の景色には合ってないかもしれないけど。
ふふふ
え?寒くないかって?心配してくれてるの?そうでしょ、風邪ひかないか心配してくれてるのでしょう。
わかるわ。言葉にしなくても心配してくれてる顔をしてるもの。
気遣いありがとう。
ほんと、かわいい坊やなんだから。
その心配してくれてる気持ちだけお姉さんもらっとくね。
この胸にしまっておくね。
ふふふ
でも寒さは、法力でなんとでもなるから大丈夫なの。
もう少ししたら、フランソワとアントニオ、あと、え~っと……
ごめんなさい、名前をちょっと忘れちゃったけど、小さい女の子も一緒にここに来てくれるはずなんだけどな、まだかなぁ」
リオンは、一方的な会話に圧倒されていたが、少し疑問に思う事があり、緊張しながらも話に応えた。
「……そうなんですか……寒くないんですね……
あと、フランソワさん?アントニオ?知らない名前ですが、小さい女の子と言うのはサラの事でしょうか?」
「そうそう!確か名前はサラと言っていたわ。まぁまだ会った事は無いねどね。ふふふ
あっそうそう、忘れてたわ。アントニオじゃなくて今は確か……モルザ?ミモザ?そんな名前で通ってたっけ?
ほんと、団長はころころ名前が変わるから覚えるのもたいへんになっちゃうわ」
「ミルザさんも一緒なんですね!」
「あら?やけに嬉しそうね。
団長もそこそこの年だからなぁ、子供に頼られてもおかしくないか。
とにかくまだ来てないみたいだから、待ちましょうかしら」
ターニアがそう言い終わると、何か森の中の茂みから、カサカサと物音が聞こえてきた。
「あら、噂をすれば、なんとやら。
みんな来たのかしら?
………
いや、ちょっとまって!」
そう言うとターニアは今まで見せていたニコニコとした笑顔から、真剣な、そして少し何かに警戒している様な表情に変わった。
そして茂みに居るであろう者から気づかれない様、小声でリオンの耳元にささやいた。
「名前はたしかリオンくんだったわね。私はターニア、自己紹介遅れてごめんね。
フランソワからミルザの元にあなたを送り届ける様に頼まれたのよ。
でも……ただの楽しい旅とは行かない様ね……」
茂みから聞こえて来る物音は徐々に近づいて来て、ちょうどリオンとターニアが居る付近で止まった。
「来るわよ!」
ターニアがそう言うと同時に、茂みから黒くて大きな幼虫の様な形をした生き物が飛び出して来た。
ザシュッ!!
黒い物が飛び出して来たのと同時に、ターニアが飛び上がった。
そしてターニアの両手には、いつの間にか瑠璃色に輝く短刀が握られいた。
ターニアが地面に着地したと同時に、黒い物は2つに引き裂かれ、青黒い血のようなものをドロドロと流しながら地面に叩きつけられていた。
「やっぱりね。
一匹出て来たら、辺りには千匹以上いると考えた方がいいわね。
めんどくさいし逃げちゃおっか」
そう言うとターニアは、リオンの手を再び強く握りしめて走り出した。
うつむいて、目のやり場に困っているリオンに気づき、ターニアはこう話した。
「あら、ごめなさい。
職業柄いつもこんな服装なの。
この服装は、ある意味ポーリシーと言ってもいいわね。
森の景色には合ってないかもしれないけど。
ふふふ
え?寒くないかって?心配してくれてるの?そうでしょ、風邪ひかないか心配してくれてるのでしょう。
わかるわ。言葉にしなくても心配してくれてる顔をしてるもの。
気遣いありがとう。
ほんと、かわいい坊やなんだから。
その心配してくれてる気持ちだけお姉さんもらっとくね。
この胸にしまっておくね。
ふふふ
でも寒さは、法力でなんとでもなるから大丈夫なの。
もう少ししたら、フランソワとアントニオ、あと、え~っと……
ごめんなさい、名前をちょっと忘れちゃったけど、小さい女の子も一緒にここに来てくれるはずなんだけどな、まだかなぁ」
リオンは、一方的な会話に圧倒されていたが、少し疑問に思う事があり、緊張しながらも話に応えた。
「……そうなんですか……寒くないんですね……
あと、フランソワさん?アントニオ?知らない名前ですが、小さい女の子と言うのはサラの事でしょうか?」
「そうそう!確か名前はサラと言っていたわ。まぁまだ会った事は無いねどね。ふふふ
あっそうそう、忘れてたわ。アントニオじゃなくて今は確か……モルザ?ミモザ?そんな名前で通ってたっけ?
ほんと、団長はころころ名前が変わるから覚えるのもたいへんになっちゃうわ」
「ミルザさんも一緒なんですね!」
「あら?やけに嬉しそうね。
団長もそこそこの年だからなぁ、子供に頼られてもおかしくないか。
とにかくまだ来てないみたいだから、待ちましょうかしら」
ターニアがそう言い終わると、何か森の中の茂みから、カサカサと物音が聞こえてきた。
「あら、噂をすれば、なんとやら。
みんな来たのかしら?
………
いや、ちょっとまって!」
そう言うとターニアは今まで見せていたニコニコとした笑顔から、真剣な、そして少し何かに警戒している様な表情に変わった。
そして茂みに居るであろう者から気づかれない様、小声でリオンの耳元にささやいた。
「名前はたしかリオンくんだったわね。私はターニア、自己紹介遅れてごめんね。
フランソワからミルザの元にあなたを送り届ける様に頼まれたのよ。
でも……ただの楽しい旅とは行かない様ね……」
茂みから聞こえて来る物音は徐々に近づいて来て、ちょうどリオンとターニアが居る付近で止まった。
「来るわよ!」
ターニアがそう言うと同時に、茂みから黒くて大きな幼虫の様な形をした生き物が飛び出して来た。
ザシュッ!!
黒い物が飛び出して来たのと同時に、ターニアが飛び上がった。
そしてターニアの両手には、いつの間にか瑠璃色に輝く短刀が握られいた。
ターニアが地面に着地したと同時に、黒い物は2つに引き裂かれ、青黒い血のようなものをドロドロと流しながら地面に叩きつけられていた。
「やっぱりね。
一匹出て来たら、辺りには千匹以上いると考えた方がいいわね。
めんどくさいし逃げちゃおっか」
そう言うとターニアは、リオンの手を再び強く握りしめて走り出した。
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