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1章
医務室から寮へ
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ここで質問だ。
怪我などで眠っていたり、主人公が眠りから覚めるシーンでヒロインはなんと言うか。
普通なら『起きた?』とか『目が覚めた?』とかだろう。
だが俺はというと───
『ぐふぅ!?』
エルボーである。
『あら、起きたのね?』
『いや『起きたのね?』じないよね!?睡眠状態からいきなりエルボーくらえば誰だって起きるわ!』
『だってこっちがせっかく優しい声の『起きた?』を練習して完璧になったのに起きないんだもん。起こすしかないじゃない!』
『いや知らねえよ!?しかも俺怪我人だよ!?この真っ白な壁と柔らかいベッド見ればわかるでしょ!?』
『あらあらぁ~?元気いっぱいですねぇ』
木製の扉をキィと音を出しながらアイラさんが入ってきた
『いや、元気ってより未咲の常識離れした行動に驚いているんすよ』
『まぁ、立てるなら行きますよ?寮へ案内しないと、それに私やることいっぱいなんです』
そこで初めて気づいた、あの戦闘で負った傷が全て消えている
『傷が………』
『あぁ~、あなたには説明してませんでしたね。これも魔法です』
『魔法ってあのビームみたいなのでしか?』
『あれは黒魔法、魔法には黒と白の二種類があって黒魔法は攻撃特化に対して、白魔法は召喚、回復、盾と、使い道がいろいろあるんです』
『白魔法実用的だなぁ』
『さぁ、無駄話はこの辺にして、そろそろ行きましょう』
アイラさんは扉を開け部屋から出るように促す
赤色の絨毯を引かれた廊下を進む内にアイラさんが喋りかけてきた
『まずあなたの評価ですが、あなたはあの中で一番、そして1人でトロールとの渡り合える実力からして、あなたは首席です』
ただの高校生から出世したもんだな
『ですが困ったことに、他の訓練兵にあなたと小隊が組める実力の持ち主がいないんですよぉ』
『未咲はきまったのか?』
『わたしは──』
『未咲さんはあなたの小隊ですよぉ』
『『え!?』』
まさか未咲も聞いてなかったのか…
『未咲さんも拓徒さんもいいペアでしたよぉー。でも小隊は3から5人で多くても8人までなんですよぉ』
『1人足りないと…』
『そうなんです。だからあなた達には1人立派な兵士を入れておきました』
『訓練兵の小隊に兵士なんて入れていいのかよ…』
『いや、立派では無いですね。兵士になったものの訓練には付いて来れず、最下位の方ですから。意外とバランス取れていいかもしれませんね!』
目的の場所に着いたらしく、目の前でアイラさんが立ち止まった
『彼女にはもう部屋に案内させてます。中にいると思いますよ』
部屋の番号は419、木製の扉の向こうにはもう1人の仲間が待っているらしい。
『じゃ、こんにち───』
言葉が続かなかった。とても見覚えのある後ろ姿だった。
赤色に近い茶色の髪を後ろで結び、150センチほどの身長。
これはどう見ても───
『お、にぃ…ちゃん?』
美火だ。
無くなったはずの妹
殺されたはずの妹
俺のたった一人の家族だった妹
『み………か……?』
相原美火がそこにはいた
怪我などで眠っていたり、主人公が眠りから覚めるシーンでヒロインはなんと言うか。
普通なら『起きた?』とか『目が覚めた?』とかだろう。
だが俺はというと───
『ぐふぅ!?』
エルボーである。
『あら、起きたのね?』
『いや『起きたのね?』じないよね!?睡眠状態からいきなりエルボーくらえば誰だって起きるわ!』
『だってこっちがせっかく優しい声の『起きた?』を練習して完璧になったのに起きないんだもん。起こすしかないじゃない!』
『いや知らねえよ!?しかも俺怪我人だよ!?この真っ白な壁と柔らかいベッド見ればわかるでしょ!?』
『あらあらぁ~?元気いっぱいですねぇ』
木製の扉をキィと音を出しながらアイラさんが入ってきた
『いや、元気ってより未咲の常識離れした行動に驚いているんすよ』
『まぁ、立てるなら行きますよ?寮へ案内しないと、それに私やることいっぱいなんです』
そこで初めて気づいた、あの戦闘で負った傷が全て消えている
『傷が………』
『あぁ~、あなたには説明してませんでしたね。これも魔法です』
『魔法ってあのビームみたいなのでしか?』
『あれは黒魔法、魔法には黒と白の二種類があって黒魔法は攻撃特化に対して、白魔法は召喚、回復、盾と、使い道がいろいろあるんです』
『白魔法実用的だなぁ』
『さぁ、無駄話はこの辺にして、そろそろ行きましょう』
アイラさんは扉を開け部屋から出るように促す
赤色の絨毯を引かれた廊下を進む内にアイラさんが喋りかけてきた
『まずあなたの評価ですが、あなたはあの中で一番、そして1人でトロールとの渡り合える実力からして、あなたは首席です』
ただの高校生から出世したもんだな
『ですが困ったことに、他の訓練兵にあなたと小隊が組める実力の持ち主がいないんですよぉ』
『未咲はきまったのか?』
『わたしは──』
『未咲さんはあなたの小隊ですよぉ』
『『え!?』』
まさか未咲も聞いてなかったのか…
『未咲さんも拓徒さんもいいペアでしたよぉー。でも小隊は3から5人で多くても8人までなんですよぉ』
『1人足りないと…』
『そうなんです。だからあなた達には1人立派な兵士を入れておきました』
『訓練兵の小隊に兵士なんて入れていいのかよ…』
『いや、立派では無いですね。兵士になったものの訓練には付いて来れず、最下位の方ですから。意外とバランス取れていいかもしれませんね!』
目的の場所に着いたらしく、目の前でアイラさんが立ち止まった
『彼女にはもう部屋に案内させてます。中にいると思いますよ』
部屋の番号は419、木製の扉の向こうにはもう1人の仲間が待っているらしい。
『じゃ、こんにち───』
言葉が続かなかった。とても見覚えのある後ろ姿だった。
赤色に近い茶色の髪を後ろで結び、150センチほどの身長。
これはどう見ても───
『お、にぃ…ちゃん?』
美火だ。
無くなったはずの妹
殺されたはずの妹
俺のたった一人の家族だった妹
『み………か……?』
相原美火がそこにはいた
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