わざわざ50男を異世界に転生?させたのは意味があるんですよね"神たま?"

左鬼気

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1章 異界の地

第二十三話 護衛依頼

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 小雨が降る中を、兵士の後に付いて歩いていくと、馬車置き場にニ頭立ての立派な馬車が停まっていた。
 兵士が馬車の前に立ち報告する。

 「メルカス様、ユウジ殿、ロゼ様をお連れしました」

 馬車の扉が開いて中に座るメルカス伯が肯く。

 「御苦労。ユウジ君、ロゼ殿、少し話をしたいので馬車の中で話そう」

 メルカス伯の隣にもう一人、若い男が座っていた。
 "失礼します"と言いながら俺とロゼさんは馬車に乗り込んだ。
 メルカス伯と若い男の対面の座席に二人腰を下ろす。
 馬車の造りはシンプルで、華美な内装は無いが、四人が乗ってもゆったりと出来る広さがあった。

 「こんな場所に急に呼び出して悪かったね」

 ロゼさんが慌てて首を振る。

 「いえ、お気になさらず」
 「さて、端的に話そうか。ユウジ君は初顔合わせだろうが、隣に座っているのは儂の孫でユーリヒと言う」
 「お初にお目にかかります、私はユウジ・タカシナ。冒険者をしています」
 「お祖父様からユウジ様の話を伺っています。ユーリヒ・ラジェ・メルカスと言います」

 年の頃は多分俺と同じか、少し上だろうか。互いに挨拶を終えたのを確認したメルカス伯が口を開く。

 「さて、ゴブリンキングの件は御苦労だった、事が事だけに大事にならずに済んだのは領地を治める儂としても助かった」

 メルカス伯が頭を下げたのには、ロゼさんもびっくりしたようで、慌てて"頭をお上げください"とあたふたしていた。

 「…本題に入るとしよう。今回のゴブリンキング討伐に参加した者に、ギルド経由で指名依頼を出した。お主等にも今日明日にもギルドから通知が有るだろう」
 「…何故今私達にお伝えになったのでしょうか?ギルドに依頼を出したのでしたら…」
 「うむ、それでも良かったのだが、実際護衛対象に会って見るのも良いと思ってな」

 俺もロゼさんも一瞬メルカス伯を、と思ったがメルカス伯爵自身ならば兵士が護衛をすれば済むこと…となると。

 「そう、儂の孫のユーリヒの護衛を頼みたいのだ」
 「ユーリヒ様をですか…しかし、ユウジ君はまだ冒険者に登録したばかりで経験が少なく、護衛にはまだ早いのでは?」

 ロゼの言葉にメルカスが肯く。

 「うむ、それは承知しておるよ。しかし、ユーリヒの護衛には、ユウジ殿のウルムを葬った力が必要なんじゃよ」
 「では尚更ユーリヒ様の護衛には兵士での護衛が適任なのでは?」

 メルカス伯爵が渋い顔で首を振る。

 「外領への用事故、孫に付けられる兵の数が制限されておる。だが、その数では対処出来ない可能性が高いのじゃ」

 自領地以外に兵士を動かすには、それなりの成約がどうやら有るようだ。
 伯爵の説明では十数年前の王弟反乱の影響で自領から他領に兵士を付き添わせるにも、明確に人数の制限が掛けられたと言う。
 階位に依って人数制限があるので、伯爵の孫であるユーリヒには、最大でも二〇名の兵士を付き添わせる事しか出来ないようだ。

 「…他領への護衛ですか」

 ロゼさんが俺を見て少し眉を顰める。

 「私個人は領主様からの依頼を断る気は無いのだけど…ユウジ君どうします?」
 「ロゼさんの心配は何となく分かります…ですが俺自身は色々やってみたいと…」

 ロゼさんが溜息を吐く。

 「でしょうね…ゴブリンのコロニーに単独で突入する無茶をするのですから…」
 「この案件は本来儂か、息子が行かねばならんのだが、ロゼ殿は承知してると思うが、儂の息子は身体が弱いでな…ユーリヒには苦労を掛ける事になる…」
 「お祖父様。私は苦労とは微塵も感じておりません。お身体の弱い父様に代わり立派に努めは果たします」

 (うん、まだ年端もいかないのに近年稀にみる……あーこの時代はこれが当然なのかもしれんな)

 「詳しい事は、ギルドから説明があるだろう…面倒事はこちらの事情などお構いなく来るでの…」

 貴族には貴族の、領主には領主の苦労が伺え、冒険者と言う わりと自由な立場でいられる事にホッとする。
 これがもし、「勇者様!」等と召喚されたり、生まれ変わっても強大な敵が世界を滅ぼす迄あと数年とかの緊迫した世界にあったなら、また違った縛りがあっただろう。
 
 メルカス伯爵の馬車から降りた俺とロゼさんは並んでサージュの大通りを歩く。

 「ユウジ君はこの後どうするのかしら?」
 「一度宿に戻ってからギルドに顔を出そうかと思います」

 この時ロゼさんの質問とは別の事を俺は考えていた。
 そもそもロゼさんの雰囲気が一般的な農民や商人とは違い過ぎている。
 どちらかと言えば、メルカス伯爵やモーズラント家の人々に近い教養や所作が見えていた。これは、魔法のような知識の探求に関わる人の特徴なのかと思いもしたが、ギルドで見る魔法職の人々と比べると、違いが一目瞭然なのだ。

 「そう…私もギルドに顔出して見ようかしら…」
 「あの…ロゼさんは町にいる時って普段何をしてるんですか?」

 ロゼがチラッと俺を見てニヤリと笑う。

 「あら、ユウジ君私の私生活に興味があるのかしら?」
 「あ…えーと、なんと言うかロゼさんって他の冒険者と雰囲気が違うので…」
 「つまり、私に興味があるのね?」
 (ぐいぐい来るなこの人…)
 「ええ、そうですよ、興味があります」
 「素直でよろしい…そうね、冒険者は他の冒険者の過去を聞くのがタブーとされてるけど、ユウジ君が私の魔法の教え子なら別に隠す事では無いわね…大体私の出自はサージュの人なら大概知ってるわよ?」
 「え!」

 つまり、ロゼさんの出自が何かしら特殊な状況だと言う事だろう。

 (兵士がロゼさんをロゼ様と呼んでいたのに関係するのだろうか?)

 「私は…十三年前に起きた反乱に参加した、王宮魔道士キュイラスの娘なの」
 「!」
 「当時私はまだ八歳。反乱が失敗した結果、関わった者が次々処刑されていく中母と私はシレミナ様に保護されて、メルカス様が治めるこの領地に逃れて来たの…」
 「…えーと…つまりロゼさんは貴族ですか?」
 「爵位はあったわよ。今はただの冒険者…ふふっ、でも今の生活が私は好きだわ」

 八歳迄貴族の生活をしていたのだから、庶民と違う雰囲気なのは当然と言えば当然だった。

 「さて…私もユウジ君の事を詳しく知りたいわね…ユウジ君、あなた記憶有るわよね?」

 俺はギクリとしてロゼさんの顔を見る。
 雨足が突然激しくなり、地面を叩く雨が水煙を上げると、ロゼさんが俺の手を引いて一軒の店に入った。
 
 「いらっしゃいませ。御休憩ですか?お泊りですか?」

 四角い小さめの窓口から受付の女性が声をかけてきた。

 「休憩で…ユウジ君少し服を乾かして行きましょう」

 (…どう言うつもりだ…と言うか……ここっていわゆる連れ込み宿的な…早すぎる…いや、しかしもう十三歳だし…)
 ロゼさんが俺のコロコロ変わる表情を面白そうに覗いているのに気付き慌てる。

 「そ、そうですね。だいぶ濡れましたから…」

 俺は焦っていない!女性関係は色々あったのだ!焦っていない!
 少し薄暗い階段を上り、ロゼさんが部屋のドアを開けて入る。
 俺に構わずロゼさんは服を脱ぎ、下着姿のまま、濡れた服をハンガーに掛けた。

 「ユウジ君早く脱いで、乾かすから」
 「……はい」

 俺は服を脱ぐと待っていたロゼさんが服を受け取りハンガーに掛けた。

 「ユウジ君、ベット脇にガウン有るか着ててね、風邪引くわよ?」

 暖炉に火を付けたロゼさんがガウンを着込んで椅子に腰を下ろす。
 俺も慌ててガウンを着込む。

 「ユウジ君も座って」

 言われる通りロゼさんの対面の椅子に座る。

 「警戒してるよねユウジ君」
 「……俺に記憶があると言ってましたが……」

 テーブルの上に置かれていた小さなポットに手を翳すと、薄っすらとポットが光る。

 「多分ユウジ君には、記憶が有るんだと初めて合った時から感じてたわ。記憶の無い人に何人か合った事が有るからユウジ君との違いに気付いたのよ」
 「………………………」

 ポットから湯気が上り、ロゼさんがカップに小さな瓶に入った茶葉のような物を入れて湯を注ぐ。

 「私が見た感じ、ユウジ君に危険が無さそうだったからアネリア様にはあの時何も言わなかったのよ」

 ユウジの前に入れたお茶をロゼさんが差し出す。

 「でもね、今回の依頼はどうも危険な気がするのよ。悪いんだけどユウジ君の事を全部知っておきたいの」
 「だからここですか?」

 ロゼさんがクスッと笑う。

 「ほら、裸同然ならユウジ君安心でしょう?」
 「…魔法使いに衣服は関係ないでしょ…」
 「あら、じゃあユウジ君私を組み敷いても良いわよ?」
 「俺をからかってますかロゼさん?」

 ロゼさんの含み笑いの表情を見て俺は溜息を吐く。
 さて、どうしたものかと色々考えを巡らすが、格段良い案も浮かばなかった。
 "神たま"からは自身の状況を秘密にしろ等の通知が無かったので、その辺りは俺の判断に任されていると考えるべきだろう。
 
 「あーわかりましたわかりました。確かにロゼさんの言う通り俺には記憶があります」
 「……………………」
 「ただし、今から話す事は多分信じて貰えない可能性があのですが良いですか?」

 ロゼさんがゆっくりと肯くを見て、俺は簡単に前世の生活からこの異世界に転生した経緯を話しだした。
 途中ロゼさんが何かを言いかけたが、最後まで聞くことにしたようだ。
 俺の話を聞いたあとロゼさんは暫く考え込んでいた。

 「質問なのだけど、ユウジ君のいた世界は本当にこの世界では無いのね?」

 俺は肯く。

 「間違いなくこの世界とは別です。確かに俺のいた世界でも剣を振って戦ってた時代もありましたし、近代化されていない地域ではこちらに近い戦いをしたりする所も有ります…が…」
 「…まいったわね……予想外の話でどう言ったら良いのか…でも、嘘を付くならもっと現実味のある話を組み立てるものだしね…」

 冷めたお茶を一口飲んでロゼさんの反応を待つ。

 「…この世界にも、確かに生まれ変わりと言う概念はあるのよ。色々不思議な話を聞くこともあるわ。でも、ユウジ君の話のように別の世界から生まれ変わったと言う話は初めて聞いたわ…」
 「でしょうね。元の世界でも死んだ過去の人が生まれ変わった話は聞きましたが、全く別の世界から生まれ変わって来た話は殆ど聞きませんからね…敢えて言えば、想像を文章にした読み物やそれに類した物くらいでしたね」

 ロゼさんが深く溜息を吐く。
 
 「ユウジ君がこの世界の事を知らない理由が別の世界からの転生…はぁ、こんな事他の人に話しても信じないでしょうね…」
 「でしょうね。俺もこっちの常識やら決まり事なんかが分からないうちは、無闇に話すつもり無かったんです。ほら、何か禁止されてる事とかに触れて いきなり処罰されたりしたら嫌ですしね」

 俺は椅子から立ち上がり暖炉近くに干してある服が乾いてるか確認するが、流石にまだ乾いていないようだった。

 「ロゼさん服まだ生乾きですがどうします?…どうせならこのままお泊りします?」

 ロゼさんの肩がピクッと震える。

 「ユ…ユウジ君って前の世界では五十三歳だったのよね……」
 「…………そうですね」

 どうやら、ロゼさんの年齢に基づく精神的優位性が俺の過去話?によって見事に崩れたようだ。

 (さて、少しばかり苛めてみるのも面白そうだが、この時代の女性だと俺の冗談も冗談じゃ済まされない事もありそうだし…止めとくか)

 木製の窓を開けて曇り空を眺めると、先程よりも雨の勢いは弱まって来ている。

 「ロゼさん、雨の勢いも弱まったので、一度宿に戻ってからギルドへ行きませんか?」
 「ええそうね、そうしましょう」

 ロゼさんは椅子から立ち上がり干してあった服を手にして動きを止めた。

 「あの…ユウジ君、着替えたいんですが…」
 「あ、どうぞ」

 サラリと言う俺の顔を恨めしそうにロゼさんが見たので、俺は両手を上げてロゼさんに背を向けた。

 「しかしロゼさん。まさか俺が五十過ぎの男だったとは思って無かったでしょ。流石に五十男の前でホイホイ服は脱ぎませんよね?」
 「ユウジ君……意地悪ですね…」

 はてさて、どちらが意地悪なのか…と俺は思わずにはいられなかった。
 
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