30 / 70
1章 異界の地
第三十話 スキル
しおりを挟む昨夜降り出した雨は日が昇る頃には上がっていた。
先に起きて食事の用意をしているロゼさんの気配で目を覚ます。
テントから出ると朝食はテーブルの上に揃えられていた。
外での食事なので食材も限られているが、パンと温かい戻し肉のスープ、それと干し柿の様な果物も用意されている。
「おはようロゼさん」
「おはよう御座いますユウジさん」
「ようユウジ」
「……………朝食食べましょうかロゼさん…」
「んーなんだユウジ、俺は無視かー?」
「……何でジャンさんいるんですか?」
岩場の上に腰掛けていたジャンが立ち上がりテーブルに近付いて来る。
「いやー流石に訓練と言ってもこんな場所で二人は危ないと思って、わざわざやって来たんだが…」
いつジャンの椅子が用意されていたのかわからないが、ジャンは当然のように腰を下ろした。
「ジャンも食べるんでしょ?」
「当然食べるわな…で、ユウジはロゼを食べたのか?」
「な!」
「何馬鹿な事言ってるのよ。スープ冷めちゃうからさっさと食べてよね」
(……何故そう来た…何か俺の態度に分かりやすい変化でも…)
実際ロゼさんをどうしたと言う事実は無いのだが、結婚する約束をした事実は存在する。
スープを飲みながらジャンの顔を見ると、タイミング良くジャンが俺の顔を見ながらウインクしてくる。
(…事実を知られているとは流石に思わないが、間違いなくジャンさんには俺とロゼさんの間に何かしら男女間の変化を見透かされたのだろう……恐るべきジャン…)
ジャンと言う男は初めて会った時から、一筋縄ではいかないタイプだと感じていた。
これは人事部長と言う立場にいた俺だけに、様々な人間を見てきた実感でもある。
「で、何かあったのかロゼ」
スープに浸したパンを食べながら、然りげ無くジャンが尋ねて来た。
「んーユウジさんが成人したら私ユウジさんと結婚する事になったわ」
「………………………」←俺
「へー。随分思い切ったな」
何か感心したような声をジャンはあげた。
「まぁユウジは不思議満載だから、もしかしたら冒険者以外でも何かやる雰囲気はあるか……メルカス伯もロゼが結婚したら安心出来るしな」
ロゼは肩をすくめながら三人分のお茶を入れていく。
「で、ユウジの魔法は何とかなりそうなのかロゼ?」
「ええ…それなのだけど…」
「大丈夫大丈夫!私がいるからなーんにも問題ないわ!」
何時の間に現れたのかフェニルがテーブルの上に座り込んでいた。
ジャンが咄嗟にテーブルから距離を取り、どこから出したのか右手にはナイフが握られていた。
「ロゼ!ユウジ!離れろ!」
いや、もう当然といえば当然のジャンの反応ではある。
ロゼが首を振りながらジャンに声をかける。
「ジャン落ち着いて。全く害は無いのよ。この子はフェニルと言う…んー何だろ…」
「………危険は無い?…」
俺は肯きながらフェニルの説明をする。
「お前はあれか?記憶と常識を一気に無くしたってわけか?」
なにか随分な言われ方だ。
テーブルの上から俺の肩の上に座り込んで、足をプラプラさせているフェニルをジャンが覗き込むが、フェニルは我関せずと動き回る。
「んで、そのフェニルのお陰で魔法を使える…てわけだな?」
「んー私達が使う魔法と経路が違うけど、魔法と言っても良いと思うし、事実を知らない人から見れば魔法としか見えないわね」
「まぁ魔法の事はロゼの専門だから俺がどうのこうのいえねーからな」
ジャンは冷えたお茶を啜りながらチラチラとフェニルを観察している。
「そうなると魔法の練習は終わりなのか?」
「そうなるわね」
「よし!んじゃ今日明日は、少し俺が体術と武器の扱いを教えてやろうか?」
「良いんですか!」
ジャンのこの提案に俺は食い付く。
冒険者ギルドの地下で、バロンドと手合わせしたが、あの時は俺の力を試されただけでバロンドが納得した瞬間勝負が終わってしまったので、俺としては不完全燃焼だったのだ。
ジャンが体術や武器の扱いを教えてくれると言うなら是非も無い。
「構わないぜ。どうせ暫くパーティー組むんなら、色々知っといた方が俺も安心だしな」
「そうね、ユウジさんが冒険者を続けるならジャンとの戦いは為になるわよ」
俺は肯き、ジャンの戦い方を教わる事になった。
気配を正確にどう伝えるか、これは難題だ。
説明出来ない物を人に伝えるには何となくとか、経験による推測とか言う事も出来るが、つまるところ良く表現出来ないのだ。
今、俺の前にいるジャンは確かに目の前にいるのだが、本来生物が発する熱量を全く感じられない。
目に映るのに存在感が無い……
それは木や岩と言った物の比ではない。
木や岩は目に映ればそれが木、岩と認識出来るのだが、ジャンの場合ジャンをジャンと認識出来ないのだ。
「ユウジ、どう捉えられてる?」
ジャンがニヤリと口の端を少し吊り上げながら聞いてくる。
「……何と言うか…気持ち悪いですね…」
見えているのにソレを認識出来ないとは一体どう言う状態なのか…全く理解できない。
「今はユウジが理解できる程度に気配を消しているからそう感じる」
今のような状況では無く、戦闘中に本気で気配を消されたら、かなりヤバイ相手となる。
「俺は基本的に騎士や剣士のような戦い方が出来ないが、スカウトとしての能力と経験による先読みが俺の武器だ…が、流石にユウジに今教えるのは無理だろう」
ユウジは肯く。
「んで、今ユウジが感じている技術を俺が教える…が、直ぐに出来無いかもしれん。まぁ知っとくだけで慌てずにすむ場合もあるからな」
確かにジャンの言う事は正しい。現実、行動をするにあたって知ってるのと知らないのでは違う。
生死が掛かっている場合、理解できない物でも知ってるだけで助かる場合があるだろう。
こう言う世界で生きるなら、ジャンが見せてくれる物は間違いなく自分の命を繋ぐ為になるはずだ。
「分かりました。お願いします」
「ああ、パーティーを同じにするなら死んでは貰いたくないからな…」
ジャンの顔に一瞬暗い陰をみる。
冒険者をやって来たならいくつもの人の死を見てきただろう。それは仲間や友人であったかも知れない…
「おーい、少し離れた場所でやるからロゼはどうするー?」
テーブルでお茶を飲んでいたロゼが椅子から立ち上がり"怪我するかもしれないから行くわ"と言い、三人で移動する事になった。
移動と言ってもそれ程離れた場所では無く、歩いて五分程度の荒地。
ここから俺達が居た場所を見るとテントやテーブルがちゃんと確認出来る距離だった。
「さて、剣士や騎士の使う技は俺がやると実践では使い物ならないが、人に見せる分には丁度良い。実際は簡単な技くらいしか真似出来ないが、見て損はしないさ」
ジャンはそう言いユウジから五メートル程距離を取り向かい合う様に立った。
「ユウジもゴブリンとやり合ってわかっていると思うが、対人戦は相手と自分の距離の取り合いって意味合いが強い。ユウジのあのわけわからない斬撃を考えれば、もっと距離を取って弓や投擲、魔法等で攻撃するか、後は接近戦を仕掛けるのがユウジを見た俺の考えだ…例えばユウジなら俺とどう戦う?」
「…そうですね…やはり斬撃を放って様子見をしますね…洞窟で見た限りジャンさんの攻撃方法はフェイントと素早い斬撃や投擲でしたから…それを考えればやはり余り接近戦はしたくないです」
ジャンは苦笑いを浮かべる。
「実際ユウジが接近戦をどの程度出来るのか不明なだけに、俺としては離れて戦う方法を取るな…まぁ今から見てもらうのは俺が色々見てきた技だ。中距離から接近戦まで色々あるからその目で良く見とけよ」
「…お願いします…」
「最初に使うのは俺が独自に工夫した技を見せる」
この世界にも"スキル"と言う言葉が存在した。ジャンさんは"技"と言っていたが、ロゼさんはスキルと表現している。
本当に技なのだろうか?首筋に当てられた短刀の刃の冷たさに俺は戦慄を覚える。
「今のがレイジって俺様が命名した技だ」
首筋に当てた刃を離しながらジャンさんが言う。
目の前五メートルにいたジャンさんが左足を一歩引いた瞬間俺はジャンさんを見失った。
左足を引いたのを注視してジャンさん全体の動きを見ていなかったわけではないはずだったのだが、見事に見失ったのだ。
「実際この技を使う奴は多分いないから安心しろ」
「今のは体術なんですか?」
「ガナ操作と体術の合体技だな…ガナ操作で干渉したのは俺自身の身体能力向上とユウジに思考低下を掛けたわけだ」
「…思考低下なんて出来るんですか?」
ジャンは笑いながら"瞬間だからな"と言うが、これは武術やスポーツ等、 体を使う者からすれば恐ろしい事だった。
「ユウジから見たら多分俺が左足を引いた瞬間首筋に刃を当てられたって感じだろ?」
「…はい」
「ロゼから見たらどう見えた?」
「ジャンがダッシュしてユウジの前でバックスタブを掛けたわ」
ジャンが肯く。
「まぁこんな具合なんだ。多分ユウジに思考低下を掛けなきゃ俺のバックスタブをユウジは躱してたかもしれない。技は組み合わせる事でより相手に判断を狂わせる事が出来る……まぁ集団戦の場合難しいがな」
俺は肯く。
「さて、次からは剣士や騎士、冒険者達がよく使う技を見せていく」
「よ、宜しくお願いします…」
ジャンさんが見せて来る技は前世でも見たことがある体捌きや型からの一連の動き等も多かったが、前世とは決定的に違うのはやはりガナ操作に尽きる。
そのガナ操作で強化された身体能力が、前世では考えられないスピードを与えていた。初心者の…と言うよりこの世界の住人は誰もがガナ操作を日常生活の中で使っているので、現代人の俺は本来なら子供にも地べたに転がされてもおかしくないのだが、"神たま"の作ったこの身体は、スペックが高すぎるのか力技で何とか切り抜けているようだ。
(…ちゃんとガナ操作くらいやれないとまずいよな…)
ジャンの"レイジ"と言う技を見て俺はつくづく思うのだった。
20
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる