転生女神は最愛の竜と甘い日々を過ごしたい

紅乃璃雨-こうの りう-

文字の大きさ
10 / 34

第九話 夢で会うは

しおりを挟む
 はっとして目を開ける。無事に自宅へ帰りつき倒れるように眠ってしまったはずの私は、なぜか鮮やかな花が咲き誇る花畑に座り込んでいた。
 どうして急にこんなところへ、と考えて、思いつくのは夢の世界だ。

「夢の世界ならこんなところに居ても不思議じゃないけど…誰が私を呼んだんだろう?」

 夢に関連する神や竜は存在するし、そういう子たちと会うときは夢の中が多い。けれども、こんな花畑を夢の世界として作る子はいなかったはずだ。趣味が変わったかもしれないが、それでも私があんな盛大な寝落ちをしてしまった直後に、こうして呼び寄せるような子はいない。

「んー…でも、警戒しようって気にならないなぁ…。妙に安心してるというか…うーん…?」

 私を知っている誰かが呼び、その相手を私が知らないなら警戒すべきなのだが、どうしてもその気が湧いてこない。ここは安全だ、と感じてしまっている。
 これが相手の策略なのだとすれば、私は既に嵌ってしまっているわけだが。

「―…おー、上手くいったようだな。はじめまして、と挨拶をするべきか?」

 聞こえた声にゆっくりと振り向くと、にっこりと笑みを浮かべる青年が立っていた。
 夜に煌く星空を溶かし込んだような髪をゆるく結び、澄み切った青空を切り取ったかのような瞳をこちらに向ける青年。
 端整な、あるいは整いすぎている顔立ちに見覚えはない。ないが、なぜか懐かしさを覚えた。

「あなたが、私を呼んだの?」
「ああ、そうだ。お前と少し話をしたくてな」

 そう言って青年はぱちん、と指を鳴らした。その瞬間、花畑の一角にお茶会の一式が現れた。夢の中は割と何でもありなので驚きはしないが、なぜ?という疑問は湧く。

「ただ座って話をするより、ああして茶を飲みながら話すほうが良いだろう?菓子もたくさん用意しておいたぞ」

 笑みを浮かべて私に手を伸ばす青年。私はその手を取って立ち上がり、彼の用意した席へと座る。
 テーブルには木苺を使ったケーキやクッキー、マフィン、マドレーヌといった様々な菓子が並んでおり、カップに注がれている紅茶も華やかな香りが鼻腔をくすぐる。

「……ええと、ひとまずあなたの名前は…?」
「ん、ああ、まだ名乗ってなかったか。んー…そうだなぁ…」

 青年は手の届く範囲にある菓子をぱくぱくと食べながら唸り、どう答えるか考えているようだ。彼の答えを待つ間、注がれた紅茶を飲み、そっと手を伸ばしてクッキーをかじる。うわ、すごい美味しい…。

「俺には色々と名前があるんだが…うん、ゼンと呼んでくれ。これが一番気に入っている名だしな」
「ゼン…うん、なんだかはじめて聞いた気がしない名前…」
「まあ、俺とお前は一度、会っているからな」

 さくさくとクッキーをかじりながら青年、ゼンはなんでもないように言う。私に彼と会った記憶はないが…可能性の一つが思い浮かぶ。

「それは、私が女神として生まれる前に?」
「お、察しがいいな。その通りだ。お前が命を終える間際に会い、そして転生させたのが俺だ」
「ゼンが……どうして、私を転生させたの?」
「んー…色々と理由はあるんだがな…。この世界の存続のためとお前の幸福のため…主な理由はこれだな」
「…世界の存続?」

 私の幸せを願った声の主がゼンであるなら、私の幸福のためという理由は納得できる。だが、世界の存続のためとはどういうことだろうか?私が女神として生まれたとき、この世界は『世界』としてきちんと成り立ってはいなかったはず。
 そんな私の呟きを拾ったゼンが紅茶を飲んでから答えてくれた。

「世界というのはな、一つでも命が生まれれば世界となる。生まれた命が世界を広げ、作り、発展させる。そうして世界は、お前達の知る世界というものになるんだ。だが、この世界に生まれた命は世界を広げず、作らず、永遠のまどろみを選んだ」

 世界の始まりから終わりまで、眠り続けることを選んだ命。
 この世界で生まれた命で、私以外の存在といえばグランヴァイルスだけだ。そして、彼ならそれを選んでしまうだろうということも、私は理解できた。

「広がらない世界は縮小し消えて行く。本来ならまあ、そのまま消えてしまっても問題はないんだが、この世界は今までに生まれては消えた世界と混ざり合っていることが分かってな。内包されている力の量が膨大で、下手に消滅すると多方面の世界に莫大な影響が出る。それを防ぐために、世界を存続させる存在が必要だった」
「それが、私?」
「ああ。その命…もう分かっているだろうが、グランヴァイルスに寄り添う存在がいれば世界の消滅も防げるだろうと考えてな。お前の幸福については、正直運次第といったところだったが…上手く行っているようだな」

 心の底から安堵した、というような笑みを私に向けるゼン。私に父母の記憶はないが、その笑みは子を慈しむ親のようだ。もし私に父親がいたとしたらこんな感じなのだろうか、と思わせる。

「…さて、もう少し話していたいところだが…そろそろ時間だな」

 ゼンがそう口にすると同時に風が吹く。あまりの強さに目を閉じれば、それと同時に夢の世界から急速に離れて行くのを感じた。夢から離れる、つまり目覚めの時だ。
 まだ話したいことがある私は手を伸ばすが、掴めるものはない。

「待って、まだ…私は、まだ聞きたいことが…っ」
「また会おう、ミーフェリアス。俺はいつでもお前を見守っている」

 あの時とは違う、優しさと慈しみを感じる声に私は手を伸ばすことをやめる。きっとまた会えるような、そんな気がしたからだ。
 私が夢から離れることを受け入れた途端、ぷつりと意識が途切れた。

 *

 ちゅんちゅん、と鳥のさえずりが聞こえる。差し込んでくる朝日に目覚めを促された私は、がばりと飛び起きた。そこは花が咲き乱れる花畑ではなく、見慣れた寝室だ。
 倒れるように眠ってしまった私を彼が運んでくれたのだろう。そして、朝まで眠ってしまっていた。

「凄く心配しただろうなぁ。ちゃんと謝っておかないと……ん?」

 グランを探しに行こうと寝台から下りる私の足元に、一輪の花が落ちる。それはあの花畑で見た花と同じで、私が手に取ろうとすると粒子となって消えてしまった。
 まるであの夢がただの夢ではないと、見守っているという言葉は嘘ではないと言われているようだ。

「…うん、夢じゃないよね。また会えるときを待ってるよ、ゼン」

 小さく呟いて、私は寝室を出る。
 二階の部屋を一通りみたが居らず、一階で彼が居そうな場所といえば…裏庭だろう。私が毎朝、世話をしているのを知っているし、眠っている私の代わりにしてくれていそうだし。
 そう考えて庭へ向かうと、ちょうど水遣りを終えたグランと鉢合わせする。

「ミーフェ…!」
「わ、グラン…っ、ん、そんなに抱きしめなくても…」

 私を見た途端、ぎゅうぎゅうと抱きしめてくるグラン。その腕が少し震えていて、心配させてしまったことを申し訳なく思う。ただ疲れてとても眠かっただけに。

「…えと、あの…久しぶりに力を使って、ちょっと疲れて眠かっただけなの。でも、心配掛けてごめんなさい」
「本当に、心配した。ただ君が疲労で眠っているだけだとすぐに分かったが、目の前で倒れるのを見て…心臓が止まるかと思った」
「うう…ごめんなさい…。今度からは気をつける…」
「是非そうしてくれ」

 そう言って、グランは抱きしめるのを止めて私を解放してくれた。しかし、その手は指を絡ませるように繋がれ、いまだに私を心配してくれていることが分かる。うぐぐ、彼に無用の心配をさせたことが心苦しい。
 とりあえず朝ごはんを、ということで家の中に入り、二階へ向かおうとしたところで、ドアがノックされた。

「あ…もしかしてセーナちゃんかな」

 朝から訪ねてくるといえば、セーナちゃんとセラフィーヌさんと、目が覚めていればセシリアさんだろう。
 グランに昨日のことを大まかに説明し、玄関のドアを開ける。

「調合師さん!あのね、あのね、ママ、目が覚めたの!ありがとう調合師さん!」
「昨日は疑ってしまってすまなかった。今朝、セシリアの目が覚めてな。体の不調もないようだった。本当に感謝する」

 嬉しさで興奮しているらしいセーナちゃんとは反対に、セラフィーヌさんは静かに私への謝罪と感謝を伝えてくれる。セシリアさんの姿はないが、彼女たちの言葉から元気になったようだと窺える。

「いいえ、目が覚めたようで何よりです。私は私の出来ることをしたまでですから」
「そうか…普通の調合師は邪神に魅入られたものを救ったりは出来ないと思うんだが…まさか身分を隠した聖女候補だったりしないか?」

 セラフィーヌさんの言葉に私はくすくすと笑みを漏らす。身分というか、正体は隠しているけれど、聖女候補だなんて言われるとは。
 私が控えめに笑っていると、さすがに的外れなことを言ったと考えたセラフィーヌさんの頬が赤くなり、誤魔化すようにごほん、と咳払いをした。

「…うん、その、今度は回復したセシリアと来るよ。朝早くからすまなかったな。ほら、帰ろうセーナ」
「うん!またね、調合師さん!」
「はーい、またね」

 セラフィーヌさんは少し早口でそう言い、セーナちゃんの手を引いて足早に立ち去ってしまう。振り返って手を振ってくれるセーナちゃんに手を振り返し、姿が見えなくなったところでドアを閉め、家の中へ入った。

 朝食を食べた後はグランの強い希望もあって、調合屋をお休みすることにした。昨日、取れなかった二人の時間を取るため、なのだが。

「まったく、君の力はほとんど回復していないというのに。どうしてそう、自らに負担を掛けることをする?」
「…そんなこと言われても。助けたいと思ったからだし…そんなに、負担にはならないかなって」
「万全であるならばそうだろうが、今の君は二割ほどしか回復していない。それに……」

 居間に置いてあるソファに座り、私を膝の上に乗せて抱きしめるグランは、そこで言葉を止める。向かい合うように膝の上へ乗っている私は、おそるおそる彼を見上げる。
 青い瞳には、僅かだが怒りが見えた。

「君は回復した力の全てを私に与えていた。言ったはずだな、ミーフェリアス。次は怒ると」
「あ、う…それは、だって…グランの方がたくさん必要だから、その…」

 怒りと悲しみの混じる硬い声に、私はあわあわとしながら弁明をする。グランが私と同じ事をしたら私も怒るから彼の怒りは当然なのだけど、やっぱり怒られるのは恐いのでなんとかして静めようとしてみる。
 しかし、言葉を重ねても難しそうだったので、私は素直に謝ることにした。

「…ごめんなさい」
「君が、私を思って力を与えてくれていたことは嬉しく思う。だが、自らを脅かしてまでするのは良くない。分かるな?」
「うん…」
「分かってくれたのならいい。君のお陰で、私もほぼ全盛期まで力が戻ってきている。それについては感謝するよ、ありがとう」

 お礼を言うグランに私は首を振る。彼がこんなに力を消耗しているのは、元を辿れば私のせいだ。お礼を言われるようなことなんてしていない。
 私がそう考えていることを、彼は見透かしているのだろう。優しく、愛おしさが伝わるように私の頭を撫でてくれている。

「ミーフェ。すべて私が自分で決めたことだから、気にしなくて良い」
「…うん。ありがとう、グラン」

 グランの優しさを受け入れ、私は甘えるように彼へ抱きつく。抱きつくといっても、私がグランの頭を抱えるような形になってしまうのは仕方ないだろう。彼の顔が私の胸に埋まるのも。
 その後、私が恥ずかしくなって離れるまでずっと胸に顔を埋めていたグラン。彼は胸から顔を上げるとき、少し不満そうにしていた。その不満は、当然のようにその日の夜に解消されたのだった。


 **

 燃え盛る炎の中。崩れ行く世界の中。幸か不幸か、世界の終わる間際まで生き残っていた少女。
 終わる世界を見届ける役目も持つゼンは、その少女を見つけ、興味を惹かれた。

「世界の最後まで生き残ったお前に問う。望みはあるか?」

 世界の大部分が混沌へと還る中、ただ佇んでいる少女へと問いかけた。多くのものを奪い、喪失し、僅かな感情しか映さないその瞳をゼンへ向け、少女はぽつりと零す。
 なんでもない日常を、穏やかな日々を。愛することが出来るひととの、幸福な日々を。

「…そうか。一端を担ったお前の望みは、そんなありふれたものだったか。ああ、ならば叶えてやろう。
 遠く、生まれたばかりの世界で、もう一度はじめると良い」

 ゼンは少女の返答を聞かず、その魂を転生という形で生まれたばかりの世界へと飛ばす。真っ白な状態ではさすがに幸福な日々は得られないだろうと考え、この終わり行く世界の知識と、少女が望む幸福を享受できる姿を与えて。

 遠い出会いの記憶を思い起こし、ゼンはふっと口元を緩める。が、すぐに引き締め、真面目の表情を作ってから水鏡を覗き込む。
 そこに映っているのは、街でデートをしている二人の姿だ。

「幸せそうだな。…ひとの世は、そんなに楽しいものか?」

 ごろごろと花畑を転がりながら、ゼンは水鏡の向こうで見たことのない美味しそうな菓子を食べている二人を見つめる。役目上、ひとの世に降りることのないゼンだが、いまはその役目も立て込んではいない。
 よし、と彼は思い立つ。その思いつきが二人に何をもたらすのかを、考えずに。


*私事ですが某青い鳥をはじめました
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

処理中です...