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第十八話 変わりない関係を
しおりを挟む花の祝祭での騒動を終えた、翌日。
差し込んでくる朝日に促され、私はゆっくりと目を開けた。もう朝かぁ、と思う反面、意外にも目覚めはすっきりしている。
「んー…っ、思ってたのより、少なかったのかな」
ぐぐーっと体を伸ばして、寝台から降りる。グランの姿はなかったが、私の代わりに水遣りや朝食の準備をしてくれているのだろう。
とりあえず服を着替えようとしてローブをめくったところで、ふと気付く。
「あ…祝祭の衣装、着たまま……。そういえば、グランに見せてない」
グランに会う前に『ああなって』しまったのだからそれはそうだ。もしかしたらローブをめくってみているかも、と思いもしたがほとんど乱れていなかったから、衣装を見たということもなさそうだ。
うぅん、せっかくグランのためにこの衣装を着たのに、見てもらえていないのは悲しい。
「……見せてから着替えよう」
少し考えてからそう思い至った私は、まだ庭で水遣りをしているだろうグランの元へ向かう。階段を降りて庭に通じるドアを開けると、ちょうど水遣りを終えたところだった。
じょうろを片手にこちらへ戻ってくる彼は私に気付き、少しほっとしたような笑みを浮かべた。
「目が覚めたんだな。おはよう、ミーフェ」
「おはようグラン」
庭の手入れ道具を置いている場所にじょうろを片付け、グランは私をぎゅーっと抱きしめながら挨拶を口にする。私も彼の背中に手を回して抱きしめ、同じように返す。
「水遣りしてくれてありがとう。もう少し早く目が覚めればよかったんだけど…」
「気にしなくていい。回復のために休息が必要だったんだろう。それより、着替えなかったのか?」
「あ、うん。その…ちょっとだけグランに見てもらいたいなぁって思って」
「見る?」
首を傾げるグランに、私は背を軽く叩いて離してもらい、少し薄汚れたローブを脱いで祝祭の衣装を見せる。いくらローブを着ていたとはいえ、この衣装も少し汚れているだろうけど…。
「祝祭の衣装、グランにも見て欲しくて……その、どうかな…?」
「……良く似合っている」
「…ほんとにそう思ってる?なんだか目がこわいんだけど…」
眉間に少し皺を寄せるグランにそう言えば、彼は一つ息を吐き出してから私の腰に手を回してぐっと引き寄せてきた。
「似合っていると思っているのは本当だ。だが、露出が過ぎる。こんなに君の白い足が見えるし、乳房が横から零れ出そうだし、なによりこんな薄い布…すぐに破れてしまいそうだ」
ドレスの切り込みから見える足を撫で、横から見える乳房を突き、衣装の布を軽く引っ張るグラン。ちょっと怒っているような感じだけど……ゼンやセラフィーヌさんの言う通りだったって事なのかな。
「……私がこういうのを着て、怒ってる…?」
「少しな。君はそろそろ、自分の体が魅惑的であることを自覚して欲しい」
「魅惑的……?」
つい、グランの言葉に首を傾げてしまった。確かに色々と注目されやすいけど、この辺りであまり見ない黒髪だからだろうし、私の体をそう思って見ているひとは少ないのでは、と。
彼はそんな私の様子を見て、大きく息を吐き出した。
「君は細いし小さいのに、ここは豊かだからな。他の男共がどれほどここに視線を注いでいるのか、君は分かっていないだろうが」
「ひゃっ…」
むにゅ、とグランの手が私の乳房を軽く揉む。彼の言う魅惑的というのは、どうやら私の胸であるらしい。
うーん、彼でも胸を触るのが好きだし、他の男のひとも視線が胸に行っていかがわしい事を考えたりするのかもしれない。
「まあ、私やフェイラスたちがいる時は構わない。君の心の隅にでも留めておいて欲しい」
「グランの言ってる事、なんとなく分かったから気にしておくね。とりあえず朝ご飯……の前に、お風呂かな?」
私の体を離してくれたグランにそう提案する。私は確実にお風呂に入っていないし、グランももしかしたらそのまま一緒に眠ってしまったかもしれないだろうから。
「ああ、私は昨夜、入ったから。ミーフェはゆっくり入るといい」
「あ…そうなんだ。じゃあそうするね」
どうやら彼は昨夜、入ってしまっていたようだ。ちょっと残念。
同じ寝台で眠ってそういう事もしているけれど、お風呂は一緒に入らないからなぁ。二人で一緒に入っても余裕のある広さなのにな。
まあ、またいつかそんな機会もあるだろうと考えて、私はお風呂に向かった。
*
さすがに今日の調合屋はおやすみにして、私はグランとお隣さんであるシャローテの家を訪れていた。おそらく疑問の尽きないであろう彼女に説明をするためだ。
まだ彼女、セラフィーヌさんは来ていないようで、何処まで話してしまうかを決めることにした。
「私のことについては隠さずに話したほうがいいだろう。竜姿になるのを見てしまっているからな」
「そうですわね……高位の竜とだけ話しましょう。ミーフェについてはいままで通りで良いかと思います。今のところは、ヴィアに執着されている、という認識でしょうし」
「ただなあ、ヴィアが邪神側っていう認識になってるだろうし、そこら辺をどうするかだよなぁ」
うんうんと唸りながら話し合いを重ねる四人と、蚊帳の外である私。うん、仕方ないんだけどね…私は取り込まれてたから、その辺りのことぜんぜん知らないし。
手持ち無沙汰になっていると、玄関からノックの音が響いてきた。
「セラフィーヌさんかな。私が出るね」
「お願いしますわ、ミーフェ」
家主であるシャローテに声をかけてから、私は玄関に向かう。ドアを開けると、件のセラフィーヌさんとゼンが立っていた。
あれ、セラフィーヌさんは呼んだけどゼンは呼んでないような。
「ああ、ゼンとは途中で会ってね。昨日の事を聞きに行くと言ったら、一緒に来たいと言ってね。…もしかして、駄目だったか?」
「いえ、大丈夫ですよ。中へどうぞ」
二人を招き入れて、グランたちのいる客間へと案内する。急遽、増えてしまった客人にフィーリがお茶を出し、一呼吸入れてから彼女への説明を始めた。
「まず、君が一番疑問に思うのは私のことだろう。昨日のことを見たのなら察しが付くだろうが、私は竜だ。ミーフェと共に暮らすため、こうして人型になっている」
「そうか…。昨日、驚きすぎたのかこうして話を聞いてもなんとも思わないな…」
やや乾いた笑みを浮かべるセラフィーヌさんに、グランはちょっと労わるような目をしている。驚きすぎて何も感じないらしい彼女に、少し思うところがあるのかもしれない。
「……ん?グランが竜なら、ミーフェもそうなのか?」
「いや、ミーフェは竜ではないから安心するといい。今までの認識どおりで問題ない」
「そうか、良かった…。滅多に遭遇することのない竜を妹扱いなんて出来ないからな…」
「もし私が竜であったとしても、妹みたいに接してくれると嬉しいです。急に態度が変わったら寂しいし、少し悲しいですから」
「んー…そういうものなのか?なら、グランへの態度も変えないほうがいいのか?」
セラフィーヌさんの問いかけに私は強く頷く。私たちの存在上、こうやって気軽に接してくれる相手はとても貴重だ。今のところ、シャローテ、フェイラス、フィーリくらいしかいない。
「それなら今まで通り接することにするよ。うん、色々と驚きはしたが……私の知っている君たちにそう変わりはないみたいだから、それで良しとするよ」
「あら、良いんですの?疑問にはある程度、答えますわよ?」
「色々と気にはなるけど、いいんだ。道中でゼンに言われたのもあるが、いまは知らなくてもいい」
一体セラフィーヌさんに何と言ったのか、とゼンを見れば、我関せずと言った様子で用意されていたお菓子を食べていた。注がれる視線に気付いた彼は意識を私たちに向け、口元を拭ってから喋り出す。
「大したことは言っていないぞ。姿かたちが変わったところで、俺たちの知ってるグランやミーフェが変わるわけじゃない、と言っただけだ。俺はそこら辺のこと、特に気にしてないしな」
「まあ、気にしないのならそれでいいんですけど…ゼンってやけに達観してますよね」
「そういう性格だ。気にしても仕方のないことは気にしない、それだけだ」
人間にしては怪しいと考えているらしいフィーリの言葉に、ゼンはすっぱりとそう言いきった。性格もあるだろうけど、そういう存在だからというのもありそうだ。
セラフィーヌさんの疑問に答える集まりは、彼女が満足したこともありのんびりとしたお茶会へと変わっていく。
「―そういえば、魔法学園の近くに新しい菓子の店が出来たが、知ってるか?」
「えっ、そうなの?どんなお店?」
セラフィーヌさんやグラン、フェイラス、フィーリがギルドでの依頼や鍛錬方法などを話している横で、私はゼンと美味しいお菓子の話で盛り上がっていた。
「なんでも色々な街や村の、特産品である果実を盛り込んだものらしいぞ。よくあるクッキーやマドレーヌ、マフィンに、タルトやケーキもあるそうだ」
「タルトも……!」
つい身を乗り出してしまうのは仕方ない。私はお菓子全般が大好きだが、とりわけタルトは大好物なのだ。木苺でも苺でも林檎でも、名前の分からない果実を使ったものでもタルトなら大歓迎だ。
「ああ、ミーフェはタルトが好物だったな。いろんな種類があるらしいから、楽しめると思うぞ」
「そうなんだ…!行きたいけど…私のお金じゃ心許ないし……もう少し余裕が出来てからかな」
「なんだ、お前くらいなら奢ってやるぞ?俺も一人であの店に入るのは、ちょっと勇気がいるしな」
「えっ、ほんと?それならゼンと一緒に、ひゃわ?!」
突然、お腹に腕が回され引き寄せられる。びっくりして変な声を出してしまったからか、やけに部屋がしんとしている。
恥ずかしくなって、引き寄せた張本人、グランを抗議の目で軽く睨む。
「急に抱き寄せたことは謝る。だが、近くに私がいるのにも関わらず、他の男とデートの約束をしようとするのはいただけないぞ、ミーフェ」
「デートの約束……って、そんなつもりはなかったんだけど……」
「俺もそんな気はなかったぞ。まあ、ミーフェは恋人にしても結婚相手にしても良い女性だとは思うが、俺はせいぜい……そうだな、娘といったところか」
私はゼンに対して親のような気持ちを持っていたので、娘といわれるのは嬉しいのだが、グランは納得がいっていないようだ。まあ、見た目的にはほぼ同じ歳に見えるし、その若さで同年代を娘と呼ぶのはだいぶ無理があるように思えるだろう。
「…グラン。ゼンの言ってる事は本当だと思うよ。ゼンは見た目よりかなり上の歳って聞いたし」
「そうだぞー。ミーフェより年上だから、娘って思うのは変なことじゃないぞー」
子供のように頬を膨らませて抗議をするゼンと、私の言葉によってひとまず彼は納得したようだ。それでもお腹に回された腕は離れないけど。これは…嫉妬かな…?
「…ひとまず、ゼンがミーフェを娘と思っていることは信じよう。だが、ミーフェ。君には私がいるのだから、行きたいのなら私に声を掛けてくれ」
「……うん、そうする」
お腹に回っている腕の力と、見上げる彼の青い瞳がその嫉妬の強さを物語っているようで、私はそう呟くことしかできなかった。
なんともいえない空気の中、ゼンがぱん、と手を叩いて、意識を向けさせた。
「なんか俺のせいで妙な空気になったが、色恋どうこうをミーフェに抱いてないからそこら辺はよろしく頼むぞ。じゃ、俺は帰るな」
にこりと爽やかな笑みを私たちに向け、夜空に煌く星の髪を揺らしながらシャローテの家を出て行った。ぽかんとしてそれを見送った後、それなら私たちも解散しようとなり、それぞれの帰路につく。
と、言っても、私たちの家はシャローテの隣なので長い帰路でもないのだが。
「…グラン?どうしたの?」
家のドアを開け、玄関に入って、ドアを閉めたところでグランに後ろからぎゅうっと抱きしめられる。表情は見えないが、なんとなくさっきの延長だろうと思う。
手を伸ばしても頭は撫でられないだろうから、彼の手をきゅっと握る。
「私がゼンと仲良く話してたの、グランに嫌な思いさせちゃったかな」
「いや……人間と親交を深めるのは良い。……私が、勝手に嫉妬しているだけだ」
やっぱり嫉妬していたらしい。こういうときはどう、何を言えばいいんだろう。そういう感情は理解しているけれど、実際に対面したら何を言えばいいのかまったく分からない。
迷っているうちに、グランはゆっくりと腕を退け、抱きしめるのを止めてしまった。
「あ、待って…!」
何事もなかったかのように二階へ向かおうとするグランの腕を引き、ぎゅっと抱きつく。私の行動に彼は驚いたのか、抱きついてから数秒ほど、体が固まっていた。
「えっと、その、そういうのは押し込めなくていいから、ちゃんと私に言って。たくさん嫉妬したって、私はグランが大好きだから、ええと……だから…」
言いたい事と伝えたいことがまとまらなくて、私は思ったままの言葉を口にする。なんだか、彼をこのままにしてはいけないと思ったから。
私の言葉を聞いていた彼は、そっと私の背に腕を回した。
「どんなに醜い感情を、君に抱いていても…変わらずに愛してくれるのか?」
「うん、もちろん。だから、溜め込まないようにしてね」
「……ああ、善処するよ」
いつもと変わらない優しい笑みのグランに私はほっと安堵の息を吐き出した。彼が暗い感情を溜め込むのは良くないと直感的に感じ、それを回避できたであろうから。
しばらく抱きしめあった私とグランは、傾き始めた日を見て、そろそろ夕食の用意をしようか、と互いに笑みを浮かべながら、二階へと向かった。
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