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Say goodbye to the past
第19話 一分 あなたは何が出来る?
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センキシは全速力でオリジンの枷を外した。
「別に私はタイマンをしたい訳じゃない。この子達を助けたいだけさ。」
「カヌーレさん……」
性格が近いセカンダは思わず感動した。
「感動してる暇があるなら手動かしな!」
「分かってるよ……」
その隙にセカンダ達も解放され、全員でゼブラへと攻撃を仕向ける。
「君達って人間の指示に従って日々を過ごしてるんだろ?少し可哀想に思えるよ。」
「指示に従う?それは違うよ。一之輔やカヌーレさんは指示をしない。一之輔は自分達で考えるように仕組んでる。」
「へー……凄い友情だね。」
フォーサーの声に耳を傾けるつもりがないのかゼブラは薄っぺらい内容だと言わんばかりの顔をした。
「友情?少し惜しいわ。友なんかじゃなくて私達は共に生きて共に暮らす家族よ。共に暮らす関係にクローンも人間も関係ないわ。」
「へぇ……そう言っちゃうか。」
まるでバラエティ番組の司会者のようではあるが、話の内容は薄っぺらいと思ってしまう。
『タイムアウト、変身が解除されます。』
カヌーレの変身が解除された。
「一分は短いものね……。」
そう言うとカヌーレは他のメンツに指示をする。
「やってしまいな。」
「「「「はい!」」」」
一方その頃、この俺一之輔とその仲間達は。
「この大会もまもなく終わり……」
俺はもうすぐ終わるかもしれないこの大会をただただ見ていた。
「……ちゃん!いっちゃん!」
ファスタが小さな声で俺に話しかける。俺は声の方に顔を向ける。どうやらファスタは仲間からの連絡を確認したようで、俺に助けを求めている。もう数年の付き合いからかコイツの声のかけ方は分かる。
「どうしたファスタ……」
「今ゼブラと他の子達が戦ってるの!ちょっとで良いから……」
「皆まで言うな。俺がいなくとももうすぐ終わるだろうしちょっと向かうよ。」
「わかった……それじゃ小町ちゃんは……ってあれ?」
ファスタの目の先から小町が消えた。それどころか小町の姿は見当たらない。
「どこいっちゃったの?」
周りを見渡しても小町の姿は見えない。気配や匂いすらも感じない。どこに行っただろうか。
「とりあえず来た道を戻ってみないか?」
「わかった!」
俺達は来た道を戻った。しかしそこに小町の姿はない。それどころかゼブラが全員を追い詰めていた。
「お仲間はみんなこのザマ。僕はね、スクープを狙うために君と戦いたかったんだよ、福瀬一之輔……」
「……」
「そこにいるんだろ?」
ゼブラは真っ直ぐな視線を俺に向けた。その視線はポインターのように真っ直ぐと……曲がることを知らなそうだ。
「なぁ……いや、待てよ。」
もう一人誰かいるのだろうか、目線が移動した。
「何しに来た、さっきのお嬢ちゃん。」
小町のようだ。それにしてもなんでこんな危険な場所に。
「もうやめませぬか?」
校長室。
「彼女を何故実験の道具に?まさかただ彼女自身をタイムスリップさせたという訳ではないでしょう。」
「なら彼女じゃない人を選びますよ。」
「では何故……」
校長はサドに疑問を持つ。
「その答えの前に一つ話をしましょう。前に福瀬功が行ったあの馬鹿げた魔法少女を誕生させる計画……あれはただ馬鹿げた内容って訳ではないのです。」
「ほほう……」
「福瀬だって可能性がないのに挑むわけないでしょう。出来るなにかがあるから期待が出来たんですよ。」
スマホを開き写真を探すサド。
「ほらこれ、魔法少女に関する書類。そしてここ、魔法少女に関する始まりの書。」
「これだけあれば……」
「そう、これだけあれば……で、話はここから。」
始まりの書をスクリーンショットで撮ったのだろうか。絵巻に書かれた少女の名前のところを見せる。
「ほら、彼女です。小町ですよ。」
その絵は不覚にも彼女そのものを表しているかのようであった。
「なんと」
「そう、そのなんと。彼女が始まりの魔法少女であり、過去と現在の研究にあたって最も相応しい人間です。」
「実に愉快な話ですな教授。」
「そうでしょうそうでしょう、私だってねぇ!頭脳戦してる訳ですから。」
その顔は悪意に満ち溢れていた。
「もうやめませぬか……と申しておるのだ。」
「何?君ごときが何出来るの。」
「少なからずお主が倒した魔法少女達は私の指にも及ばんレベル……拙者、全ての魔法が使えるためご用心を。」
始まりの魔法少女、彼女がそう呼ばれていることを知ったのはこの戦いの後である。この時の俺はただ彼女がふざけているようにしか思えなかった。
「もう私に残された起動も残り二回……お主に一回はくれてやるわ!」
印籠を手に取り、前に突きだす。
「起動!」
その見た目はくノ一の様に俊敏そうでかつての詩人や天女を思わせる着物や羽衣。彼女は魔法少女に姿を変えた。
「拙者を世は魔法少女という……」
「古の魔法少女ってか?面白いね君。」
「その性格、叩き治してやるわ!」
刀を構え、走り出す姿は魔法少女というより戦国武将のような姿である。
「うおおおお!!!!!」
走りながら彼女は突き進む。
「火の舞!」
全身に火を纏い、風を作るかのようにして、旋回しながら攻撃を行う。
「へぇ……面白いねぇ。」
そう言うとゼブラはジョーカーのカードを一枚だす。
「俺もそろそろ本気出さなきゃねぇ……」
ジョーカーのカードは大きな鎧を身にまといまるで巨大ピエロの姿そのものになった。
「ほう……道化師になったと……。」
「もう何もかもどうでもいい……喧嘩は始まった。」
さすがに俺も参加しなくては。
「これはまずい!センキシ……起」
「待ちな。」
カヌーレさんが止めて来た。
「でも……このままじゃ小町が!」
「いいかフクスケ、これは彼女と彼自身の戦いさ。下手に首突っ込んで戦おうとするんじゃないよ。」
確かにカヌーレさんの言う通りである。しかし、それで良いのだろうか。
「この状態で私たちに出来るのは彼女の勝利を祈るか誰にも愛されなかった彼に同情するか……映画みたいに複雑だけどさぁ、この戦い見届けようぜ。」
「……はい」
俺はカヌーレさんに従うことにした。けど心の中では複雑な心境で、彼女達は何かを聞いた上でこの判断をしているのだとすれば……それは彼による物語なのかもしれない。
「回復の舞!」
周りの体力を回復させると再び戦い出す小町。
「土の舞!」
土を気合いで飛ばし、ピエロになったゼブラを飛ばす。
「氷の舞!」
その隙を狙って氷で固める姿は巨人を駆逐する勢い。
「そして風の舞!」
ゼブラは攻撃の暇がないほどやられてしまい、パタリと倒れた。
「お主の切り札は……話にならんな。」
「なんで……そんなにも……強い…のさ……」
「背負うものが違うからな。」
小町の圧勝だ。俺はこの二人の戦いをただ見届けた。隣にいるファスタは少し顔を下げているようだが。
「お主に頼みたいことがある。」
「どうしたの?小町ちゃん」
数時間前、弁当を届けたあと、二人は学校の隅辺りで会話していた。
「お主にだけ言っとくが……」
小町は自分の秘密を教えた。
「えぇー!!!小町ちゃんが!」
「言わせるか!声が大きい!」
ファスタは物凄い勢いで口を止められた。
「んん!!とにかくじゃ!とにかく……」
ファスタの耳にゴニョゴニョと話をする。ファスタはそれを聞いて思わず涙を流した。
「小町ちゃん……」
「殿に言うでないぞ……」
「そんなのが事実なら……悲しすぎるよ。」
本来ならこれほどの悲劇など起きてはいけない。ファスタはその時そう思っていたが、小町の発言が現実になると確信した。
つづく
「別に私はタイマンをしたい訳じゃない。この子達を助けたいだけさ。」
「カヌーレさん……」
性格が近いセカンダは思わず感動した。
「感動してる暇があるなら手動かしな!」
「分かってるよ……」
その隙にセカンダ達も解放され、全員でゼブラへと攻撃を仕向ける。
「君達って人間の指示に従って日々を過ごしてるんだろ?少し可哀想に思えるよ。」
「指示に従う?それは違うよ。一之輔やカヌーレさんは指示をしない。一之輔は自分達で考えるように仕組んでる。」
「へー……凄い友情だね。」
フォーサーの声に耳を傾けるつもりがないのかゼブラは薄っぺらい内容だと言わんばかりの顔をした。
「友情?少し惜しいわ。友なんかじゃなくて私達は共に生きて共に暮らす家族よ。共に暮らす関係にクローンも人間も関係ないわ。」
「へぇ……そう言っちゃうか。」
まるでバラエティ番組の司会者のようではあるが、話の内容は薄っぺらいと思ってしまう。
『タイムアウト、変身が解除されます。』
カヌーレの変身が解除された。
「一分は短いものね……。」
そう言うとカヌーレは他のメンツに指示をする。
「やってしまいな。」
「「「「はい!」」」」
一方その頃、この俺一之輔とその仲間達は。
「この大会もまもなく終わり……」
俺はもうすぐ終わるかもしれないこの大会をただただ見ていた。
「……ちゃん!いっちゃん!」
ファスタが小さな声で俺に話しかける。俺は声の方に顔を向ける。どうやらファスタは仲間からの連絡を確認したようで、俺に助けを求めている。もう数年の付き合いからかコイツの声のかけ方は分かる。
「どうしたファスタ……」
「今ゼブラと他の子達が戦ってるの!ちょっとで良いから……」
「皆まで言うな。俺がいなくとももうすぐ終わるだろうしちょっと向かうよ。」
「わかった……それじゃ小町ちゃんは……ってあれ?」
ファスタの目の先から小町が消えた。それどころか小町の姿は見当たらない。
「どこいっちゃったの?」
周りを見渡しても小町の姿は見えない。気配や匂いすらも感じない。どこに行っただろうか。
「とりあえず来た道を戻ってみないか?」
「わかった!」
俺達は来た道を戻った。しかしそこに小町の姿はない。それどころかゼブラが全員を追い詰めていた。
「お仲間はみんなこのザマ。僕はね、スクープを狙うために君と戦いたかったんだよ、福瀬一之輔……」
「……」
「そこにいるんだろ?」
ゼブラは真っ直ぐな視線を俺に向けた。その視線はポインターのように真っ直ぐと……曲がることを知らなそうだ。
「なぁ……いや、待てよ。」
もう一人誰かいるのだろうか、目線が移動した。
「何しに来た、さっきのお嬢ちゃん。」
小町のようだ。それにしてもなんでこんな危険な場所に。
「もうやめませぬか?」
校長室。
「彼女を何故実験の道具に?まさかただ彼女自身をタイムスリップさせたという訳ではないでしょう。」
「なら彼女じゃない人を選びますよ。」
「では何故……」
校長はサドに疑問を持つ。
「その答えの前に一つ話をしましょう。前に福瀬功が行ったあの馬鹿げた魔法少女を誕生させる計画……あれはただ馬鹿げた内容って訳ではないのです。」
「ほほう……」
「福瀬だって可能性がないのに挑むわけないでしょう。出来るなにかがあるから期待が出来たんですよ。」
スマホを開き写真を探すサド。
「ほらこれ、魔法少女に関する書類。そしてここ、魔法少女に関する始まりの書。」
「これだけあれば……」
「そう、これだけあれば……で、話はここから。」
始まりの書をスクリーンショットで撮ったのだろうか。絵巻に書かれた少女の名前のところを見せる。
「ほら、彼女です。小町ですよ。」
その絵は不覚にも彼女そのものを表しているかのようであった。
「なんと」
「そう、そのなんと。彼女が始まりの魔法少女であり、過去と現在の研究にあたって最も相応しい人間です。」
「実に愉快な話ですな教授。」
「そうでしょうそうでしょう、私だってねぇ!頭脳戦してる訳ですから。」
その顔は悪意に満ち溢れていた。
「もうやめませぬか……と申しておるのだ。」
「何?君ごときが何出来るの。」
「少なからずお主が倒した魔法少女達は私の指にも及ばんレベル……拙者、全ての魔法が使えるためご用心を。」
始まりの魔法少女、彼女がそう呼ばれていることを知ったのはこの戦いの後である。この時の俺はただ彼女がふざけているようにしか思えなかった。
「もう私に残された起動も残り二回……お主に一回はくれてやるわ!」
印籠を手に取り、前に突きだす。
「起動!」
その見た目はくノ一の様に俊敏そうでかつての詩人や天女を思わせる着物や羽衣。彼女は魔法少女に姿を変えた。
「拙者を世は魔法少女という……」
「古の魔法少女ってか?面白いね君。」
「その性格、叩き治してやるわ!」
刀を構え、走り出す姿は魔法少女というより戦国武将のような姿である。
「うおおおお!!!!!」
走りながら彼女は突き進む。
「火の舞!」
全身に火を纏い、風を作るかのようにして、旋回しながら攻撃を行う。
「へぇ……面白いねぇ。」
そう言うとゼブラはジョーカーのカードを一枚だす。
「俺もそろそろ本気出さなきゃねぇ……」
ジョーカーのカードは大きな鎧を身にまといまるで巨大ピエロの姿そのものになった。
「ほう……道化師になったと……。」
「もう何もかもどうでもいい……喧嘩は始まった。」
さすがに俺も参加しなくては。
「これはまずい!センキシ……起」
「待ちな。」
カヌーレさんが止めて来た。
「でも……このままじゃ小町が!」
「いいかフクスケ、これは彼女と彼自身の戦いさ。下手に首突っ込んで戦おうとするんじゃないよ。」
確かにカヌーレさんの言う通りである。しかし、それで良いのだろうか。
「この状態で私たちに出来るのは彼女の勝利を祈るか誰にも愛されなかった彼に同情するか……映画みたいに複雑だけどさぁ、この戦い見届けようぜ。」
「……はい」
俺はカヌーレさんに従うことにした。けど心の中では複雑な心境で、彼女達は何かを聞いた上でこの判断をしているのだとすれば……それは彼による物語なのかもしれない。
「回復の舞!」
周りの体力を回復させると再び戦い出す小町。
「土の舞!」
土を気合いで飛ばし、ピエロになったゼブラを飛ばす。
「氷の舞!」
その隙を狙って氷で固める姿は巨人を駆逐する勢い。
「そして風の舞!」
ゼブラは攻撃の暇がないほどやられてしまい、パタリと倒れた。
「お主の切り札は……話にならんな。」
「なんで……そんなにも……強い…のさ……」
「背負うものが違うからな。」
小町の圧勝だ。俺はこの二人の戦いをただ見届けた。隣にいるファスタは少し顔を下げているようだが。
「お主に頼みたいことがある。」
「どうしたの?小町ちゃん」
数時間前、弁当を届けたあと、二人は学校の隅辺りで会話していた。
「お主にだけ言っとくが……」
小町は自分の秘密を教えた。
「えぇー!!!小町ちゃんが!」
「言わせるか!声が大きい!」
ファスタは物凄い勢いで口を止められた。
「んん!!とにかくじゃ!とにかく……」
ファスタの耳にゴニョゴニョと話をする。ファスタはそれを聞いて思わず涙を流した。
「小町ちゃん……」
「殿に言うでないぞ……」
「そんなのが事実なら……悲しすぎるよ。」
本来ならこれほどの悲劇など起きてはいけない。ファスタはその時そう思っていたが、小町の発言が現実になると確信した。
つづく
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