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第2章
【2-120】最終討論会
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◆◆◆
──冬の第二月第三週、六日目。
そろそろ日が沈みそうな夕刻、ウィスタリア王城の大広間では最終討論会が行われていた。
現在は、正装を着て集まった次期国王候補たち、そして緊張した面持ちの有力貴族たちに対し、地方領主の不正徴収についてジェイデンが暴露している。
「……というわけで、不正徴収をしている領主の存在が複数確認できている。そういった地方では、税徴収の際に台帳を二冊広げているという事実も裏が取れている。一冊は王家へ提出するために数字をごまかした台帳、もう一冊は己の収益を把握しておくための裏台帳というわけだな」
ジェイデンが淡々と告げていく内容を聞き、宰相のコンラッドは複雑な感情を浮かべた顔で青ざめていた。キリエの視界から確認できる範囲内でも、何人かの貴族が顔色を失っている。
「コンラッド。念のために確認しておくが、君が密かに徴収額を裏で操っていたわけではないな?」
「滅相もございません!」
ジェイデンからの問いかけに対し、コンラッドは即座に否定の言葉を返した。
「不正徴収を見逃していた責任は私にございます。しかしながら、神に誓って、私めが王家を裏切り国民を苦しめるような指示を出していたわけではございませぬ!」
「分かっているのだよ。コンラッドは、父上の代わりに奔走してくれていた。本来は国王と宰相が二人がかりでこなすべき執務を、君ひとりが負担していたに等しい。地方のことまで意識が回りきらないのも当然のことだ」
「寛大なお言葉を賜り、誠に恐縮でございます。しかし、失態は失態でございます。如何ようにも罰していただきたく」
「いい、いい。君を罰したいとは誰も思わないはずなのだよ。この国は、コンラッドがいなければ様々なことが円滑に回らない」
背信の疑いが晴れたとはいえ、宰相の表情は浮かないままだ。事情はどうであれ、重大な罪をいくつも見逃していたのが悔しいのだろう。
ジェイデンは集っている面々を冷静に見渡し、凛とした声音で言った。
「さて。ここで、僕から兄弟たちへ議題を投げかけたい。税の不正徴収は重大な問題だ。これからどのように対処していくべきかという僕たちの考えも、次期国王選抜において非常に重要だと思う。──よって、この不正徴収へどのように対応していくべきか、各々の考えを聞きたい」
ジェイデンの言葉に対し、真っ先に反応したのは意外にもジャスミンであった。まっすぐ挙手をした彼女は、ジェイデンの視線に促されてから話し始める。
「不正徴収は、あってはならないことだわ。不正を行っていた領主には厳罰を下すべきだし、税を払いすぎていた領民への補填も必要だし、わたしたち王家からも謝罪文を公表するべきだと思う」
王家も謝意を示すべきだというジャスミンの主張に対し、コンラッドは戸惑いを見せ、周りの有力貴族たちも困惑した声を小さく発していた。しかし、水色の王女は全く怯むことなく、きちんと自論を展開させてゆく。
「もし、お父様がきちんと国王の務めを果たしていたのなら、コンラッドだってもっと地方の財政状況に目を光らせていたはずだわ。わたしたち兄弟だって、──いいえ、キリエだけは特殊な事情があるから違うけれど、とにかく、王子王女のわたしたちだって、未成年だからと政治には深く関わってこなかった。確かに、コンラッドにも落ち度はあるのかもしれない。でも、無理よ。王家は皆で寄ってたかって、コンラッドへ負担を強いすぎていたわ。彼ひとりで可能な執務の範囲を超えているもの。だから、これは王家全体の不手際として国民へ謝罪するべきだと思う」
小柄な体躯と永遠の少女のような雰囲気を持ちながらも、ジャスミンは決して儚い存在ではなく、いつでも恐れずに自分の意見を明確に伝えようとする。その強さが眩しくて、キリエは拍手したいほどだった。コンラッドは彼女に対し、恐縮そうに頭を下げている。
「なるほどな。じゃあ、次は……、キリエ。君はどう思う?」
「えっ、はい」
ジェイデンから話を振られ、キリエは背筋を伸ばした。緊張しながらも、自分の意見を発言する。
「おおむねジャスミンと同じ意見です。不正徴収をしていた領主には、厳しい罰が必要だと僕も思います。彼らが私腹を肥やしたことにより、罪のない人がたくさん苦しんでいたのですから。──でも、極刑には抵抗がありますし、家族全員に厳罰が与えられるというのにも抵抗があります。……とはいえ、一族のどこまでが不正へ積極的に加担していたのかを線引きするのは難しいとは思うのですが」
「そうか。では、どういった厳罰であればいいと思う?」
「そうですね……、不正に徴収していた分は、その領主に補填してもらうべきだと思います。その結果、かなりの財力を失うことになるでしょうし、場合によっては没落してしまうこともあるのでしょうが……」
キリエがそこまで語ったとき、低く小さな笑い声が響いた。──ライアンである。
黒髪の王子は、思わず口を噤んだキリエを見据え、静かに言った。
「失礼。……しかし、キリエ。君は人畜無害そうな顔をしながら、実に残酷なことを言う。上流貴族に対し、全財産を手放して貧しい領民へ分配し、その後はひもじい生活を強いられる立場へ身を落とせと? それなら、死んだほうがマシだと思う者も多いはずだ。貧しい者が成り上がるのは良い変化なのだろうが、逆に豊かな生活を送っていた者が転落する苦痛に耐えられるはずがない」
ライアンの言葉は、孤児であったキリエへの当てつけも含まれている。しかし、キリエは自身への侮辱は意に介さない。ジェイデンとジャスミンは表情を険しくしていたが、キリエは平静を保ったままライアンへ問い掛けた。
「……では、君は領主を極刑すべきだと考えているのですか?」
「いや、違う。私は、不正徴収していた領主を罰する必要性を感じていない」
淡々と発された答えに対し、その場に集う皆が絶句し、大広間内は水を打ったようになった。
──冬の第二月第三週、六日目。
そろそろ日が沈みそうな夕刻、ウィスタリア王城の大広間では最終討論会が行われていた。
現在は、正装を着て集まった次期国王候補たち、そして緊張した面持ちの有力貴族たちに対し、地方領主の不正徴収についてジェイデンが暴露している。
「……というわけで、不正徴収をしている領主の存在が複数確認できている。そういった地方では、税徴収の際に台帳を二冊広げているという事実も裏が取れている。一冊は王家へ提出するために数字をごまかした台帳、もう一冊は己の収益を把握しておくための裏台帳というわけだな」
ジェイデンが淡々と告げていく内容を聞き、宰相のコンラッドは複雑な感情を浮かべた顔で青ざめていた。キリエの視界から確認できる範囲内でも、何人かの貴族が顔色を失っている。
「コンラッド。念のために確認しておくが、君が密かに徴収額を裏で操っていたわけではないな?」
「滅相もございません!」
ジェイデンからの問いかけに対し、コンラッドは即座に否定の言葉を返した。
「不正徴収を見逃していた責任は私にございます。しかしながら、神に誓って、私めが王家を裏切り国民を苦しめるような指示を出していたわけではございませぬ!」
「分かっているのだよ。コンラッドは、父上の代わりに奔走してくれていた。本来は国王と宰相が二人がかりでこなすべき執務を、君ひとりが負担していたに等しい。地方のことまで意識が回りきらないのも当然のことだ」
「寛大なお言葉を賜り、誠に恐縮でございます。しかし、失態は失態でございます。如何ようにも罰していただきたく」
「いい、いい。君を罰したいとは誰も思わないはずなのだよ。この国は、コンラッドがいなければ様々なことが円滑に回らない」
背信の疑いが晴れたとはいえ、宰相の表情は浮かないままだ。事情はどうであれ、重大な罪をいくつも見逃していたのが悔しいのだろう。
ジェイデンは集っている面々を冷静に見渡し、凛とした声音で言った。
「さて。ここで、僕から兄弟たちへ議題を投げかけたい。税の不正徴収は重大な問題だ。これからどのように対処していくべきかという僕たちの考えも、次期国王選抜において非常に重要だと思う。──よって、この不正徴収へどのように対応していくべきか、各々の考えを聞きたい」
ジェイデンの言葉に対し、真っ先に反応したのは意外にもジャスミンであった。まっすぐ挙手をした彼女は、ジェイデンの視線に促されてから話し始める。
「不正徴収は、あってはならないことだわ。不正を行っていた領主には厳罰を下すべきだし、税を払いすぎていた領民への補填も必要だし、わたしたち王家からも謝罪文を公表するべきだと思う」
王家も謝意を示すべきだというジャスミンの主張に対し、コンラッドは戸惑いを見せ、周りの有力貴族たちも困惑した声を小さく発していた。しかし、水色の王女は全く怯むことなく、きちんと自論を展開させてゆく。
「もし、お父様がきちんと国王の務めを果たしていたのなら、コンラッドだってもっと地方の財政状況に目を光らせていたはずだわ。わたしたち兄弟だって、──いいえ、キリエだけは特殊な事情があるから違うけれど、とにかく、王子王女のわたしたちだって、未成年だからと政治には深く関わってこなかった。確かに、コンラッドにも落ち度はあるのかもしれない。でも、無理よ。王家は皆で寄ってたかって、コンラッドへ負担を強いすぎていたわ。彼ひとりで可能な執務の範囲を超えているもの。だから、これは王家全体の不手際として国民へ謝罪するべきだと思う」
小柄な体躯と永遠の少女のような雰囲気を持ちながらも、ジャスミンは決して儚い存在ではなく、いつでも恐れずに自分の意見を明確に伝えようとする。その強さが眩しくて、キリエは拍手したいほどだった。コンラッドは彼女に対し、恐縮そうに頭を下げている。
「なるほどな。じゃあ、次は……、キリエ。君はどう思う?」
「えっ、はい」
ジェイデンから話を振られ、キリエは背筋を伸ばした。緊張しながらも、自分の意見を発言する。
「おおむねジャスミンと同じ意見です。不正徴収をしていた領主には、厳しい罰が必要だと僕も思います。彼らが私腹を肥やしたことにより、罪のない人がたくさん苦しんでいたのですから。──でも、極刑には抵抗がありますし、家族全員に厳罰が与えられるというのにも抵抗があります。……とはいえ、一族のどこまでが不正へ積極的に加担していたのかを線引きするのは難しいとは思うのですが」
「そうか。では、どういった厳罰であればいいと思う?」
「そうですね……、不正に徴収していた分は、その領主に補填してもらうべきだと思います。その結果、かなりの財力を失うことになるでしょうし、場合によっては没落してしまうこともあるのでしょうが……」
キリエがそこまで語ったとき、低く小さな笑い声が響いた。──ライアンである。
黒髪の王子は、思わず口を噤んだキリエを見据え、静かに言った。
「失礼。……しかし、キリエ。君は人畜無害そうな顔をしながら、実に残酷なことを言う。上流貴族に対し、全財産を手放して貧しい領民へ分配し、その後はひもじい生活を強いられる立場へ身を落とせと? それなら、死んだほうがマシだと思う者も多いはずだ。貧しい者が成り上がるのは良い変化なのだろうが、逆に豊かな生活を送っていた者が転落する苦痛に耐えられるはずがない」
ライアンの言葉は、孤児であったキリエへの当てつけも含まれている。しかし、キリエは自身への侮辱は意に介さない。ジェイデンとジャスミンは表情を険しくしていたが、キリエは平静を保ったままライアンへ問い掛けた。
「……では、君は領主を極刑すべきだと考えているのですか?」
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