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幽閉returns ①王様復活…
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ふふふふ…
ははははは…
僕は死ななかったんだ…
僕に群がって来たカニどもめ
僕の身体を喰い始めやがった…
さすがに僕も諦めたね
でも… 悔しいから
お返しにカニを一匹喰ってやった
そしたら美味かったんだ、これが…
僕は喰いまくった
食って食って全部食ってやった
一匹残らずね
甲羅も脚も全部バリバリ食べちゃった
あれだけ何十万匹といたカニ達
みんな食べちゃった
いやあ贅沢なカニ道楽だったなあ
カニ達を喰い尽くした僕は
満腹で眠くなった…
最後はカニで腹一杯になって死ぬのか…
まっ、それもいいか…
僕は静かに目を閉じた…
それから何時間…
いや、何日か経ったのか…?
僕は目を覚ました
なんだ…まだ生きてるのか…?
すると不思議な事が起こっていたんだ
あれだけボロボロだった僕の身体…
痛くて痛くてどこも動かせなかった
それが…
みんな元通りになっていたんだ
くみの撃ったロケットランチャー…
直撃しなかったけど
ホントは僕の身体…
半分持ってかれた…
両脚に左腕…
じつは頭も左半分が無かったんだ
左目もね…
ところが起きてみると
左腕も両脚も揃ってた
頭も触ってみたけど…
何も異常は無かった…
どうなってるんだろうか…?
これは夢か…?
いや… あれが夢だったのか…?
分からない…
でも、とにかく身体は動かせる
動かないところは無かった
僕は両足で立ち上がった
ちゃんと立てた…
ジャンプしてみる
飛べる!
やっぱり夢だったのか…
周りを見回した
暗い… はずだった…
でも…見えるぞ…
ここが僕の作った落とし穴なら
真っ暗なはずだ…
昼間だって暗い
そして自分じゃ絶対に登れない
壁が崩れてしまうんだ
梯子でも無けりゃね
生き埋めさ
でも周りが見えるぞ…
昼間ほど明るくは無いけど
やっぱりここは僕の作った落とし穴だ
作った僕が間違う訳ない
じゃあ、やっぱり夢じゃなかった…
とにかく外に出たい
でも梯子が無い…
くそっ!
僕は両手を壁に叩きつけた
あれっ?
なんだこれ…?
左手が変だ…
僕の手じゃない…
これは巨大なカニのハサミ…
そんな… バカな…
左手を動かしてみた
カチン、カチン…
硬いカニのハサミ…
僕は慌てて両脚を見た
爆風でズボンは吹き飛んだ
剥き出しになった両脚…
うわあああっ!
カニだ、カニの脚だっ!
食べると美味しい身の詰まった…
カニの脚だった
表面はカチカチに硬いカニの脚だ
右手で触ってみた…
硬い…
まるで作り物のカニのハリボテの様だった
なんだこれ…
僕はどうなったんだ…?
でも両脚も左腕も動かせる…
自分の思い通りに…
右手で頭の左半分を触って見た
やっぱり硬い…
ごつごつしたカニの甲羅みたいだ…
それに…
僕の左目は…
飛び出していた
いや、まぶたが無かった…
触ることが出来る…
やはり硬い…
コンコン…痛くない
剥き出しの自分の目玉を…
ふつう叩けるか…?
でも右目をつぶってもちゃんと見えた…
それどころか暗闇でも見えるのは
一度失ったはずの左目だったんだ
僕はカニに生まれ変わったのか…?
カニになったのか?
天罰が当たったんだろうか?
悲しくなった…
涙が出てきた…
でも…
涙が出るのは右目だけだ
飛び出したまぶたの無い左目は
涙を流さない…
うわあああああっ!
僕はカニ人間になってしまったのか…?
怒りがこみ上げてきた
怒りのあまり左手を土の壁に叩きつけた
ズブッ!
カニのハサミは肘まで突き刺さった
はははは…
化け物… カニ男…
怒りは絶望に変わった
僕は一人で泣いた…
しばらくそうして泣いていた
僕は考えた…
何でこんな事になったんだ…?
そうだ…
くみ… あいつだ…
あの女…
なぜ、ひと思いに殺さなかった…
僕をこんな身体にしやがって…
許さない…
許さないぞ!
復讐してやる…
くみと親父に…
思い知らせてやる…
あのバカ親子…
この左手のハサミでちょん切ってやるぞ…
アイツらの腕を…脚を
バラバラにしてやる…
カニ鍋の代わりに煮込んで食ってやる…
くみの首だけは飾ってやろうか
トロフィーにしてやるよ
いや、くみの首を…アイツの口を…
フェラチオ用のオナホールにしてやるか…
ふふふ…
はっはっはっ!
僕は復讐に燃えるカニの王様だ!
ははははは…
僕は死ななかったんだ…
僕に群がって来たカニどもめ
僕の身体を喰い始めやがった…
さすがに僕も諦めたね
でも… 悔しいから
お返しにカニを一匹喰ってやった
そしたら美味かったんだ、これが…
僕は喰いまくった
食って食って全部食ってやった
一匹残らずね
甲羅も脚も全部バリバリ食べちゃった
あれだけ何十万匹といたカニ達
みんな食べちゃった
いやあ贅沢なカニ道楽だったなあ
カニ達を喰い尽くした僕は
満腹で眠くなった…
最後はカニで腹一杯になって死ぬのか…
まっ、それもいいか…
僕は静かに目を閉じた…
それから何時間…
いや、何日か経ったのか…?
僕は目を覚ました
なんだ…まだ生きてるのか…?
すると不思議な事が起こっていたんだ
あれだけボロボロだった僕の身体…
痛くて痛くてどこも動かせなかった
それが…
みんな元通りになっていたんだ
くみの撃ったロケットランチャー…
直撃しなかったけど
ホントは僕の身体…
半分持ってかれた…
両脚に左腕…
じつは頭も左半分が無かったんだ
左目もね…
ところが起きてみると
左腕も両脚も揃ってた
頭も触ってみたけど…
何も異常は無かった…
どうなってるんだろうか…?
これは夢か…?
いや… あれが夢だったのか…?
分からない…
でも、とにかく身体は動かせる
動かないところは無かった
僕は両足で立ち上がった
ちゃんと立てた…
ジャンプしてみる
飛べる!
やっぱり夢だったのか…
周りを見回した
暗い… はずだった…
でも…見えるぞ…
ここが僕の作った落とし穴なら
真っ暗なはずだ…
昼間だって暗い
そして自分じゃ絶対に登れない
壁が崩れてしまうんだ
梯子でも無けりゃね
生き埋めさ
でも周りが見えるぞ…
昼間ほど明るくは無いけど
やっぱりここは僕の作った落とし穴だ
作った僕が間違う訳ない
じゃあ、やっぱり夢じゃなかった…
とにかく外に出たい
でも梯子が無い…
くそっ!
僕は両手を壁に叩きつけた
あれっ?
なんだこれ…?
左手が変だ…
僕の手じゃない…
これは巨大なカニのハサミ…
そんな… バカな…
左手を動かしてみた
カチン、カチン…
硬いカニのハサミ…
僕は慌てて両脚を見た
爆風でズボンは吹き飛んだ
剥き出しになった両脚…
うわあああっ!
カニだ、カニの脚だっ!
食べると美味しい身の詰まった…
カニの脚だった
表面はカチカチに硬いカニの脚だ
右手で触ってみた…
硬い…
まるで作り物のカニのハリボテの様だった
なんだこれ…
僕はどうなったんだ…?
でも両脚も左腕も動かせる…
自分の思い通りに…
右手で頭の左半分を触って見た
やっぱり硬い…
ごつごつしたカニの甲羅みたいだ…
それに…
僕の左目は…
飛び出していた
いや、まぶたが無かった…
触ることが出来る…
やはり硬い…
コンコン…痛くない
剥き出しの自分の目玉を…
ふつう叩けるか…?
でも右目をつぶってもちゃんと見えた…
それどころか暗闇でも見えるのは
一度失ったはずの左目だったんだ
僕はカニに生まれ変わったのか…?
カニになったのか?
天罰が当たったんだろうか?
悲しくなった…
涙が出てきた…
でも…
涙が出るのは右目だけだ
飛び出したまぶたの無い左目は
涙を流さない…
うわあああああっ!
僕はカニ人間になってしまったのか…?
怒りがこみ上げてきた
怒りのあまり左手を土の壁に叩きつけた
ズブッ!
カニのハサミは肘まで突き刺さった
はははは…
化け物… カニ男…
怒りは絶望に変わった
僕は一人で泣いた…
しばらくそうして泣いていた
僕は考えた…
何でこんな事になったんだ…?
そうだ…
くみ… あいつだ…
あの女…
なぜ、ひと思いに殺さなかった…
僕をこんな身体にしやがって…
許さない…
許さないぞ!
復讐してやる…
くみと親父に…
思い知らせてやる…
あのバカ親子…
この左手のハサミでちょん切ってやるぞ…
アイツらの腕を…脚を
バラバラにしてやる…
カニ鍋の代わりに煮込んで食ってやる…
くみの首だけは飾ってやろうか
トロフィーにしてやるよ
いや、くみの首を…アイツの口を…
フェラチオ用のオナホールにしてやるか…
ふふふ…
はっはっはっ!
僕は復讐に燃えるカニの王様だ!
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