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第34話 忘れていた人
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“陽向がママか~
何時分かるんだろ?”
僕は楽しみで楽しみで堪らなかった。
陽向がママになることを思い浮かべてはニヤニヤとして、
僕の置かれている立場を思っては気を落とした。
あれから数週間が経ったけど、
彼等からの良い報告はまだ無かった。
“ 陽向のヒートの周期って何だろう?
普通だと、もうそろそろ分かる頃では?
男性だと悪阻なんて無いのかな?
でも妊娠だよね~
そこは女性と変わらないよね?
それだったら今頃は……”
日本での出生率は分からないけど、
アメリカの男性Ωの出生率はどんどん減ってきている。
今ではΩの保護法ができて、
自立する人が多くなったからだ。
Ωも頑張れば、多くの人が認めてもらえる。
今では副作用の少ない良い抑制剤も開発されている。
ヒートによる問題が起きた事件なんてほとんど聞かない。
それにキャリアを重視する男性Ωが多くなったせいか、
婚期も遅くなってきている。
そのせいか、僕の周りで男性Ωの出産は殆ど見かけない。
それに男性Ωの不妊も多くなった様な気がする。
結婚して子供は欲しいけど、
中々できないと言う話をチラホラと聞く。
周りがそんな感じだったから少し心配していた。
だからもし本当に陽向が妊娠していれば
僕の未来も明るいものだ。
幸い “ジュン” はαだと言う事を聞いている。
ジュンにまだ番が居ない事を願うばかりだ。
そんなこんなで、
僕は少しルンルンとした気分で大学への道のりを進んでいた。
そして陽向の事を最近ずっと考えていた僕は、
“ある事”
をすっかり懸念していた。
最近僕の周りは穏やかだった。
あの部屋荒らしの後トムとカブちゃんがやって来て、
僕が誰かに狙われていると言う懸念は去った様に思えた。
相変わらず
“ジュン”
の情報は何も入って来なかったけど、
実際に何事も無く日々が過ぎて行っていた。
実を言うと、あの後しばらくは僕がどこに行くにも、
ずっと仁が付いてきてくれた。
それも助けになったのだろう。
そしてふと思って何故か落ち込んでしまった。
“そういえばあの時仁、
僕の恋人役を買って出るって言ってたけど……
その事については今はどう思っているんだろう……?
あの騒ぎに紛れて、どさくさになってしまったな……
いや……もしかして……
わざとその事は無かった事にしようとしている?
こんな危険な僕に構うのはヤッパリ気がひけるのだろうか?”
そんなマイナス思考がグルグルと回ってばかりで、
最近はその事が僕の気掛かりだった。
そしてそんな中、彼はやってきた。
何時分かるんだろ?”
僕は楽しみで楽しみで堪らなかった。
陽向がママになることを思い浮かべてはニヤニヤとして、
僕の置かれている立場を思っては気を落とした。
あれから数週間が経ったけど、
彼等からの良い報告はまだ無かった。
“ 陽向のヒートの周期って何だろう?
普通だと、もうそろそろ分かる頃では?
男性だと悪阻なんて無いのかな?
でも妊娠だよね~
そこは女性と変わらないよね?
それだったら今頃は……”
日本での出生率は分からないけど、
アメリカの男性Ωの出生率はどんどん減ってきている。
今ではΩの保護法ができて、
自立する人が多くなったからだ。
Ωも頑張れば、多くの人が認めてもらえる。
今では副作用の少ない良い抑制剤も開発されている。
ヒートによる問題が起きた事件なんてほとんど聞かない。
それにキャリアを重視する男性Ωが多くなったせいか、
婚期も遅くなってきている。
そのせいか、僕の周りで男性Ωの出産は殆ど見かけない。
それに男性Ωの不妊も多くなった様な気がする。
結婚して子供は欲しいけど、
中々できないと言う話をチラホラと聞く。
周りがそんな感じだったから少し心配していた。
だからもし本当に陽向が妊娠していれば
僕の未来も明るいものだ。
幸い “ジュン” はαだと言う事を聞いている。
ジュンにまだ番が居ない事を願うばかりだ。
そんなこんなで、
僕は少しルンルンとした気分で大学への道のりを進んでいた。
そして陽向の事を最近ずっと考えていた僕は、
“ある事”
をすっかり懸念していた。
最近僕の周りは穏やかだった。
あの部屋荒らしの後トムとカブちゃんがやって来て、
僕が誰かに狙われていると言う懸念は去った様に思えた。
相変わらず
“ジュン”
の情報は何も入って来なかったけど、
実際に何事も無く日々が過ぎて行っていた。
実を言うと、あの後しばらくは僕がどこに行くにも、
ずっと仁が付いてきてくれた。
それも助けになったのだろう。
そしてふと思って何故か落ち込んでしまった。
“そういえばあの時仁、
僕の恋人役を買って出るって言ってたけど……
その事については今はどう思っているんだろう……?
あの騒ぎに紛れて、どさくさになってしまったな……
いや……もしかして……
わざとその事は無かった事にしようとしている?
こんな危険な僕に構うのはヤッパリ気がひけるのだろうか?”
そんなマイナス思考がグルグルと回ってばかりで、
最近はその事が僕の気掛かりだった。
そしてそんな中、彼はやってきた。
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