龍の寵愛を受けし者達

樹木緑

文字の大きさ
16 / 167

ジェイド 8歳 灰色の龍との出会い

しおりを挟む
ジェイド8歳。

灰色のその子龍は自分の怪我よりも、
僕の事を心配そうに覗き込み、

「デュー、デュー」

と鳴いた。

「アハ、僕の事心配してくれてるの?

優しいんだね。君の方が痛そうなのに。

でも僕は大丈夫だよ。 有難う」

そう言って子龍の頭を撫でた。

「デュー、デュー」

子龍はそのつぶらな瞳で
僕の顔を心配そうに覗き込んだ。

「フフ、本当に大丈夫だよって言っても、
君は僕の事が分かるみたいだね。

僕、そんなに悲しそうな顔してた?

本当に僕は大丈夫だよ。

ただちょっと悲しい事があっただけだよ。

そんな事より君だよ。

この身体中の傷は何?!

何故鎖を嵌めているの?!

どうしてお城の庭にいたの?

お城で捕えられていたの?

それとも何処かから飛んできたの?」

そう尋ねてもその子龍は

“デュー、デュー”

と言うばかりで会話が成立しない。

「どうしよう。

手当てをしたいけど、
ここから出たら大人に見つかっちゃうね。

きっと君の事取り上げられちゃう…

ほんと、どうしよう…

こんな時にアーウィンが居てくれたら…」

ちょっと困っていると、

「ジェーイド!」

と僕の名を呼ぶ声が遠くからして来た。

僕は子龍の方を見て目を見開くと、

「あ、アーウィンだ!

アーウィンが来てくれた!

アーウィンだったら君の事治せるかも!

彼は回復師なんだ!」

飛び上がってそう言うと、
小龍はまた

“デュー、デュー“

と鳴いた。

「ちょっと待っててね。

アーウィンを呼んでくる!」

そう言うと僕はそーっと隠れ家から抜け出した。

「おーい、アーウィン。

僕は此処だよ!」

大きく手を振ると、
僕に気付いたアーウィンが
息を切らしながら近づいて来た。

「あ~やっぱり此処にいたんだ!

ずっと探してたけど何処にも居なかったから
此処だと思ったよ」

この時でアーウィンは13歳。

この3年の間に僕たちは
兄弟の様に気を許し合うようになっていた。

「ねえ、早くこっち来て!」

僕はアーウィンの腕を引くと、
急いで隠れ家の方へ来る様に誘った。

「どうしたの?!
そんなに息せき切って!

今日はダリルの所に行ってたんじゃ無いの?!」

「良いから、早く!」

この子龍に会って、
ダリルとあったことなんてすっかり忘れていた。

今は子龍のこと以外はどうでも良かった。

僕はアーウィンの手を引くと、
隠れ家を覆う蔦の所迄やって来た。

大きく深呼吸をすると、

「驚かないでね、絶対大声なんか出しちゃダメだよ。

実を言うとね…」

そう言って蔦を掻き分けると、
中から子龍が

「デュー」

と鳴いた。

その声にアーウィンはビックリして一歩下がったけど、
直ぐに事の状態を把握してそっと中を覗いた。

「ちょ、ちょっとこれ、龍の子供じゃない!

一体どうしたの?!」

アーウィンもすごく驚いていた。

「分かんない。

此処に来たら、
もう既にこんな形で此処にいたんだ」

僕がそう言うと、
アーウィンは子龍に近づいて、
その体に目をやった。

「酷いもんだね。

何この鎖…何処かに監禁されてたの?

それに矢傷があるね。

翼をやられてるんでしょう?

飛べる?

痛かったね」

そう言ってアーウィンは小龍の翼にそっと触れた。

「ねえ、アーウィンって子龍も回復できるの?」

僕がそう尋ねると、
アーウィンは考え込んだ様にして腕を組んだ。

「未だ人間以外には試した事がないけど、
如何だろう?

ものは試しだよね、魔力が足りるか分かんないけどやってみよう」

そう言って小龍の傷に手をかざした。

数秒もするとアーウィンの手のひらが金色に光って、
その光を子龍の傷に送り始めた。

それは回復魔法が効いていると言う証拠だ。

「大丈夫。 人以外も回復出来そう」

そうアーウィンが言うと、
小龍が

「デュー、デュー」

と鳴いた。

「大丈夫だよ、
アーウィンがちゃんと回復してくれるからね。

元気になってちゃんと飛べる様になるよ。

そうしたら仲間の所にも帰れるからね」

そう言って子龍の背中を撫でた途端、
子龍の体が眩しいくらいに光り出して
僕は眩しくて目を閉じた。

「ちょ、何? 眩しくて目が開けられないよ。

アーウィン、どんな魔法をかけたの?!」

目をそっと開けながら子龍を見ると、
何と小龍の傷が全て無くなっていた。

「完全回復……まさか!」

そう言ってアーウィンが僕を見た。

「どうしたの? 完全回復が何だって?

アーウィンそんな魔法が使えたんだ!

子龍の傷が一瞬で癒えたね!」

そう言うと、

「違う、僕じゃない。

僕は未だ完全回復は使えないんだ」

少し青ざめたアーウィンが
僕を恐れる様に見ながらそう言った。

「今ので使えるようになったとか?」

僕がそう言うとアーウィンは、
首を振って

「違う、あの魔法は僕から発せられた物じゃない。

どちらかと言うと、
僕は補助に回った様な形だった」

少し震えながらそう言った。

僕は首を傾げて、

「もしかしてこの子龍が回復魔法が使えるとか?」

そう言うと、子龍が

「小童どもよ、
さっきから子龍の、子龍と煩いが
私は95歳の立派な成人だ」

さっきまで

”デュー、デュー“

としか言わなかった小龍が急に喋ったので
僕はビックリして尻もちをついてしまった。

「子…子…子龍が喋った~」

アーウィンを見るとアーウィンにも聞こえた様だ。

あんぐりとして子龍を凝視していた。

「君、さっきまでデュー、デューとしか言わなかったよ?!

人の言葉が話せるんだったら早く話してよ!」

「何だ、私はさっきからずっとこの言葉で話をしているぞ」

そんな感じでこの子龍とは話が噛み合わない。

「一体如何言うこと?

もしかしてさっきの魔法と何か関係があるの?!」

僕は更に頭がこんがらがって来た。

「ところで君さ、95歳って言ってたけど、
どうしいてそんなに小さいの?!

龍って成長が遅いの?!」

先に気を取り戻したアーウィンが
小龍?にそう尋ねた。

「そんなわけ無いだろう。

我々は長生きの種族だが
年と共に普通に体は大きくなるぞ。

私の年齢は既に大人だ。

なぜ私だけが幼体のままなのかは分からない。

それに灰色の龍もこの世には存在しないのに
私だけが灰色だ。

だからファミリーに捨てられた」

「は~?!

家族に捨てられた?!」

僕が驚いてそう尋ねると、

「私は物心ついた頃にはもう親は居なかった。

取り敢えず皆と一緒に行動していたが
私が子供の身体のままなのと、
体が灰色なのを気味悪がられて、
ある日私は1匹だけ古巣に残され皆に置いて行かれていた」

そう小龍が言う物だから僕はまた泣き出した。

「え、君、父上も、母上も居ないの?!

それなのに皆んなに置いてかれた?!

そんなのあんまりだ!

僕にも母上はいないけど、
父上はいるんだ~!

アーウィンも居るし、
お城の皆んなも居てくれるんだー!」

そう言って泣いてる僕の横で
既に冷静になったアーウィンが、

「龍って確か一夫一妻なんだよね?

一度つがいになると、死ぬまで離れる事はないって……

だから僕達の国もその体制を取っているって聞いた事がある。

それに龍も人と同じでグループになって行動するって…

家族の輪は人のそれよりも強いって。

だから龍はグループで行動する生き物だから
狩るのも難しいって……

とても長生きで賢い種族だけど、
龍が話せるとは今まで聞いた事がない…

それに人にこんなに懐いてくる龍がいるってことも……

ねえ、君に少し質問しても良い?」

そう言って色々と質問し始めた。

「それじゃ君は成人の龍って事で良いんだね?」

「ああ、そうだ」

「君は男性?」

アーウィンがそう尋ねると、
子龍はアーウィンをじろっと見た。

アーウィンは慌てたようにして、

「あ、そうですね、すみません。

無駄な質問でした」

と言った後、

「名前はあるのですか?」

と続けて尋ねた。

「名前は無い」

そう龍が言ったので、

「じゃあ、デューデューって呼ぼうよ!

最初会った時にデューデューって言ってたし!」

僕がそう言うと、

「好きな様に呼べ」

と返って来たので、

「僕はジェイド! 8歳だよ。

彼はアーウィン。 13歳だよ!

じゃあ君はデューデューだね!」

そう言って自己紹介をした。

「お前たちは兄弟か?」

その問いに僕は嬉しくなった。

「僕たち、兄弟の様に見える?!

ねえ、兄弟の様に見えるの?!」

興奮してそう尋ねると、

「何だ、違うのか?」

と、まだ僕達の事は余り分かってない様だ。

「いえ、私達は兄弟ではありませんが、
兄弟の様に育ちました」

アーウィンにそう言われ、
僕はアーウィンの腕に手を回して、

「アーウィンは僕のお兄ちゃんだよ」

と言った。

「兄弟かそうじゃ無いか一体どっちだよ」

そうデューデューが言うので僕はクスクスと笑った。

「ところで、先ほどの回復ですが、
デューデューが何かしたのですか?」

アーウィンがそう尋ねた。

「いや、私は何もしていない。

あれは…… お前たち二人の力だ。

と言うよりはジェイドの力がほとんだったな」

そう言われ、

「それはあり得ないよ。

僕には魔法の才能はない!」

と自慢の様にきっぱりと言い放った。

アーウィンは納得していた様な顔をしていたけど、
僕にはデューデューが何の事を言っているのか
理解出来なかった。

「僕は昔鑑定で見てもらったけど、
魔法の要素は一つも無かった。

それどころか、何の要素も無かった!」

そう言うと、
デューデューは僕の顔をじっと見入った。

「ジェイドには聖龍の加護が現れている。

恐らく先程の回復魔法で発動されたのだろう。

今では全ての回復魔法が使えるはずだ。

アーウィンも回復魔法のレベルが上がっているぞ。

今では完全回復魔法が使えるはずだ。

疫病や毒の浄化も完全に出来るぞ。

それにジェイドには聖攻撃の魔法もあるぞ」

僕はデューデューのセリフに
アーウィンを見た。

アーウィンは興奮した様にして僕の手を取ると、

「凄いよジェイド!

やっぱり聖龍様の伝説は本当だったんだ!

ジェイドはやっぱり聖龍様の化身なんだ!」

そう言って僕の手をブンブン振った。

更にデューデューは

「ジェイドには身体強化も備わっているぞ。

今ならきっとこの鎖を素手で壊せるはずだ」

そう言って僕の前に首を垂れた。

「へ? 身体強化?」

僕が変な顔をするとアーウィンが、

「身体強化だよ!

防御力や攻撃力があがるんだよ!

ねえデューデュー、
ジェイドはどれくらいの身体強化があるの?!」

そう尋ねると、

「だから言っただろ、
この首輪が外せるほどには強くなっているぞ」

そう言って垂れた頭をホイっとでも言うように、
もう一度僕の方にクイッと投げ出した。

「え? ほんとにできるの?!」

僕は半信半疑でデューデューの首輪に手を伸ばした。

「じゃあ行くよ!」

掛け声を出して気張って
それを両手掴むと、力一杯引っ張った。

その後僕は後ろに転んだ。

首輪はまるで鍵が外されていた様に
最も簡単に外れたから勢い余ったためである。

足も同じ様にして輪を外した。

「そんな…

僕にこんな力があったなんて……

この力は父上にも?」

僕がそう尋ねるとデューデューは

「違うよ。

聖龍の力は一人の人にしか得られないはずだ」

といった。

「どうして僕なの?

僕は剣も握れない様な8歳の子供だよ?」

「子供かそうでないかは関係ない。

聖龍がジェイドを選んだだけと言うことさ」

デューデューがそう言うと、
又アーウィンが、

「デューデューは聖龍を知ってるの?

会った事があるの?」

とそう尋ねた。

「龍であれば誰だって知ってる事さ。

聖龍は黒龍の番だ。

いつかこの地上に現れると言う黒龍を待ち
地中奥深くで眠っていると言う」

「えー! 黒龍も実際にいる龍なの?!」

僕もアーウィンもそれにはビックリした。

ずっと伝説上の龍だと思っていたから。

「あの、デューデューは何故あんな格好でいたの?

誰かに捕まっていたの?

これまで何処にいたの?」

デューデューに続けて尋ねた。

デューデューの目が急に怒りに満ちると、

「私は城の何処かに捕まっていた。

兵に隠れて少しずつ、少しずつ鎖を削った」

そう言った。

「まさか父上が?!」

僕には父がそういうことをするとは考えられなかった。

「分からない。

兵以外は見ていない。」

「城の中に龍を監禁して置く部屋なんてあったっけ?

でもどうして?!」

考えてみたけど、
一向に思い当たらない。

アーウィンも分からないと言った。

デューデューも命からがら逃げて来たので、
何処をどう通って逃げて来たのか覚えていない。

「何故城で龍を監禁する必要があったんだろう?

それも体の小さい龍を…」

「少し調べてみる必要がありそうですね」

そうアーウィンに言われ、
僕はコクコクと頷いた。

「デューデューはもう飛べると思うけど
帰るところはあるのですか?」

アーウィンがそう尋ねると、

「山の奥に岩穴がある。

私はずっとそこに住んでいた。

又そこに帰る」

そう言った。

「同じ所に帰って危なくないですか?」

「大丈夫だ。
私が捉えられたのは岩穴からずっと離れた所だ

誰もあそこには来ない」

そう言ってデューデューは背伸びをした。

「デューデューは誰もいない家に又帰るの?

寂しくない?」

そう言うと、彼は

「もう慣れたよ」

そう言って翼を2,3度羽ばたかせた。

「ねえ、また会えるよね?」

僕が尋ねると、

「会いたかったら裏山の人気のないところまで来れば
私がそこまで降りてくる」

そうデューデューは言ったけど、
僕たちが大人の監視なしで城から出られる訳がない。

「僕たちは城から出る事ができません」

そう言うとデューデューは

「ジェイドの新しい身体強化の加護は
この城の壁程度だったら簡単に飛べ越せるはずだ」

そう言って飛び上がると城の塀を超えて向こう側へ行った。

僕はアーウィンに目で合図すると、
少し集中して魔法の練習をしていた時のように
体に魔力が走るように瞑想してみた。

すると急に体が軽くなり、
僕はそのまま助走もせずに上に飛び上がると、
軽く城の塀を飛び越えていた。
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

悪役令息に転生したのに、ヒーローもヒロインも不在で、拾って育てた執事が最強なんだが……なんで?!

はぴねこ
BL
前世の弟が好きだったゲームの世界に、悪役令息として転生してしまった俺。 本来なら、ヒロインをいじめ、ヒーローが活躍するための踏み台になる…… そんな役割のはずなのに、ヒーローともヒロインとも出会えない。 いじめる対象すら見つけられない新米悪役令息とか、ポンコツすぎないだろうか? そんな俺に反して、子供の頃に拾って育てた執事は超優秀で、なぜか「悪役執事スキル」を着実に磨いている。 ……いや、違う! そうじゃない!! 悪役にならなきゃいけないのは俺なんだってば!!! 

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新 プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

不幸体質っすけど、大好きなボス達とずっと一緒にいられるよう頑張るっす!

タッター
BL
 ボスは悲しく一人閉じ込められていた俺を助け、たくさんの仲間達に出会わせてくれた俺の大切な人だ。 自分だけでなく、他者にまでその不幸を撒き散らすような体質を持つ厄病神な俺を、みんな側に置いてくれて仲間だと笑顔を向けてくれる。とても毎日が楽しい。ずっとずっとみんなと一緒にいたい。 ――だから俺はそれ以上を求めない。不幸は幸せが好きだから。この幸せが崩れてしまわないためにも。  そうやって俺は今日も仲間達――家族達の、そして大好きなボスの役に立てるように―― 「頑張るっす!! ……から置いてかないで下さいっす!! 寂しいっすよ!!」 「無理。邪魔」 「ガーン!」  とした日常の中で俺達は美少年君を助けた。 「……その子、生きてるっすか?」 「……ああ」 ◆◆◆ 溺愛攻め  × 明るいが不幸体質を持つが故に想いを受け入れることが怖く、役に立てなければ捨てられるかもと内心怯えている受け

龍は精霊の愛し子を愛でる

林 業
BL
竜人族の騎士団団長サンムーンは人の子を嫁にしている。 その子は精霊に愛されているが、人族からは嫌われた子供だった。 王族の養子として、騎士団長の嫁として今日も楽しく自由に生きていく。

十二年付き合った彼氏を人気清純派アイドルに盗られて絶望してたら、幼馴染のポンコツ御曹司に溺愛されたので、奴らを見返してやりたいと思います

塔原 槇
BL
会社員、兎山俊太郎(とやま しゅんたろう)はある日、「やっぱり女の子が好きだわ」と言われ別れを切り出される。彼氏の売れないバンドマン、熊井雄介(くまい ゆうすけ)は人気上昇中の清純派アイドル、桃澤久留美(ももざわ くるみ)と付き合うのだと言う。ショックの中で俊太郎が出社すると、幼馴染の有栖川麗音(ありすがわ れおん)が中途採用で入社してきて……?

姉の聖女召喚に巻き込まれた無能で不要な弟ですが、ほんものの聖女はどうやら僕らしいです。気付いた時には二人の皇子に完全包囲されていました

彩矢
BL
20年ほど昔に書いたお話しです。いろいろと拙いですが、あたたかく見守っていただければ幸いです。 姉の聖女召喚に巻き込まれたサク。無実の罪を着せられ処刑される寸前第4王子、アルドリック殿下に助け出さる。臣籍降下したアルドリック殿下とともに不毛の辺境の地へと旅立つサク。奇跡をおこし、隣国の第2皇子、セドリック殿下から突然プロポーズされる。

処理中です...