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魔法の話
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“アーウィン! アーウィン!”
僕は皆んなが寝静まった頃を見計らって
小声でアーウィンのドア越しから声をかけた。
僕の両隣は御付きと護衛騎士用の寝室がある。
そして寝室同士はドアひとつで廊下へ出なくても繋がっている。
小さなランプに灯を灯したアーウィンが
そっと僕の寝室へ続くドアを開けた。
“殿下、静かにね。
マギーに聞かれると大変だからね”
”大丈夫、そんなの、僕の方が分かってるよ~”
僕がそう言うと、アーウィンは
”そうだったね”
というような顔をした。
前にマギーに怒られた事のあるアーウィンは
既にマギーの恐ろしさを分かっている。
静かに囁いて忍び足でアーウィンの部屋へ入ると、
そっとドアを閉めた。
ドアはパダリと静かな音を立てて閉まった。
すごく静かに閉めたのに、
空気が静まり返った真夜中には良く響く。
僕はマギーの足音がしない事を確かめて、
“何してたの?”
と床にバラバラに散らばった用紙を見て尋ねた。
アーウィンも床を見渡した後、
散らばった用紙を這ってかき集めながら、
“僕が魔法を使い始めた時のノートを見つけてたんだ”
そう言って、拾った一つ一つを見直していた。
“ふーん”
と言って僕もノートを見渡したけど、
まだ余り字は読めない。
色んな図や絵も描いてあるようだけど、
僕には良く分からなかった。
一緒にノートを拾いながら、
“ねえ、アーウィンはいつから魔法が使えるようになったの?”
と早速質問を始めた。
彼がちょっと考えるようにして、
“あれは8歳になる少し前だったと思う”
と思い出したようにして言った。
“どうやって魔法が使えるようになったの?
もしかして……
えい!って両手をかざしたら出来るようになったの?“
そう言って両手で
”エイッ、エイッ!“
とやってみたけど、
何も起こらなかった。
やっぱり簡単にはいかない。
「フフ、殿下、先ずは魔法についてお勉強しましょう。
私も、私が学んだ事しかお教えする事はできませんが、
魔法の仕組みが分かれば、
ちょっと違ってくるかもしれません」
「分かった」
頷いてそう言うと、アーウィンは散らばった紙を一つに纏め、
僕のところに持ってきってスウっと息を吸った。
「あ、ちょっとその前に!」
僕が割り込むと、
「なんですか殿下?」
とやっぱりかしこまった話し方だ。
”う~ん、やっぱり気付いてないな……”
そう思いながら、
「二人の時はジェイドでしょ?」
再度そう言うと、
彼は困ったような顔をして、
「でも……
ジェイドって呼ぼうと思っても、
自然と殿下って出てしまうんです。
もう殿下で良いではありませんか」
と開き直った。
「でもそれだと
友達って感じがしない。
父上の部下達が僕を呼ぶのと同じ呼び方だもん」
僕は悲しかった。
アーウィンに殿下と呼ばれるたびに
アーウィンは本当は僕の事を
友達だとは思ってくれてないような気がして。
僕が黙り込んで俯くと、
「ジェイ…ド…?
あの……
それでは魔法のお勉強をしましょう」
拙かったけど、一生懸命、
それでも誠実にそう言ってくれたアーウィンを見て、
僕は泣き出した。
「殿……ジェイド、
始めても良いですか?」
優しく僕の頭をポンポンとして、
話しかけてくれたアーウィンを見て、
僕は袖で涙を拭いた。
アーウィンを見上げうん、うんと頷くと、
「それではですね……」
とアーウィンが僕の目線まで
自分の目線を落として話し始めた。
僕は一生懸命アーウィンの話に耳を傾けた。
アーウィンは自分が魔法に目覚めた時のことを話してくれた。
しばらくアーウィンの話を聞いて、
どんどん質問が浮かんできた。
「じゃあ、アーウィンが初めて魔法が使えるって分かったのは
病気をした時だったの?!」
「そうですよ。
病気というか、
体に魔力が溜まりすぎて熱が出てしまったんです。
その時は全然分かってませんでした」
「そうかー
熱かー
僕は全然病気した事ないし……
それでアーウィンはお医者様に見てもらったの?」
更に質問を進めた。
「そうですよ。
それでお医者様はですね、
直ぐに私に魔力が溜まっているっていうのが分かって
直ぐに神殿に連れて行ってくださいました」
「お医者さまって…そういうのが分かるの?」
「そうですね、お医者様はたくさんの人を見ますから、
そういった人も沢山いるのでしょうね。
子供の魔力多過で熱が出るときって、
病気の時とは症状が違うっておっしゃってました。
私には分からなかったんですが……」
「そうなんだ…… でも、魔力過多だと、どうして神殿なの?
神殿にもお医者様がいるの?」
僕が尋ねるとアーウィンはフフっと笑って、
「違いますよ。
神殿には魔力を体内から流す
魔道具と言うものがあるんです」
「魔道具?」
初めて聞く言葉だった。
「ええ、魔道具は魔物が落として行ったり、
ダンジョンの宝箱に入っていたり、
錬金術師によって作られたりと、
世界には色々な魔道具があるらしいのですが、
神殿にある魔道具は手をかざすと、
溢れた分の魔力をスーッと吸ってくれるんです」
「へー神殿にはそんな物があるんだ」
「はい、私は特に魔力が多いようでして、
特に私のような子供ですと、
大人のように魔力を自分でコントロール出来ないんです。
だから体に魔力が溜まってしまうと
体の中で魔力が暴れ出して熱が出てしまうんです。
だから定期的に神殿へ行き、
魔力を体内から流して貰うんです」
「じゃあ、魔力を流した後は
病気は治ったの?」
「はい! それはもう、スッキリ!
とても信じられないような経験でした」
「僕もその魔道具?っていうの、今度見てみたいな!」
「そうですね、今度私が神殿に行くときは、
ジェイドも一緒に行けたらいいですね」
僕はアーウィンがやっと僕の事を
ジェイドと呼んでくれたことがうれしかった。
僕は急に顔がほころび出して
ニコニコが止まらなかった。
「ジェイドって急にニコニコになって、
眠くないの?
疲れてませんか?
続きは明日にしませんか?」
僕はブンブン頭を振って、
更に質問を続けた。
もう眠気なんて吹き飛んでいた。
「じゃあさ、基本的に体に溜まった魔力って
使わないとダメなんだよね?!」
「まあ、基本的にはそうですね。
私は回復系なので、人に癒しを与えたり……
今ではジェイドのお付なので、
色々な面で魔法を使うこと出来ています」
「そうだ! ねえ、魔法ってどうやって発動するの?
みんなアーウィンは無詠唱って言ってたよね?
普通は詠唱するものなの?」
「そこは私には分からないんです。
私の場合は最初からイメージするだけで
魔法が発動してしまいましたから……」
「そうなんだ?!
それって難しいの?!」
「ほかの人はイメージだけでは出来ないって言ってました。
魔法は基本精霊の力を借りて発動するんです」
「精霊? また初めて聞くようなことだな……」
「そうですね、普通のお勉強に精霊は出てきませんね。
ジェイドには余り馴染みのないものかもしれません」
「ねえ、精霊って一体何? 精霊がどういう風に魔法と関係してるの?!」
「そうですね~
私も精霊は見たことは無いのですが、
学んだことによると、
精霊はどこにでも存在していて、
精霊事態、自然から魔力をもらっているみたいです。
私たちは魔法を使う時に、精霊を媒体として
自然界から魔力を分けてもらうんです。
詠唱とはいわば、
精霊に魔力を貸して下さいってお願いする言葉ですね。
例えば、ジェイドに分かりやすく言うと、私の場合だったら、
”精霊さん、どうかお願いします、あなたの力を貸してください。
私に回復の魔法の魔力を与えてください”
みたいな?
そうやって精霊を通して魔力を貸してもらい、
私達魔法使いは魔法を使うのです」
「え? でもアーウィンは精霊とお話をしないんだよね?
じゃあどうやって精霊から魔力をもらってるの?
それに体に魔力が溜まりすぎてるって……
どうして?」
「う~ん、僕にも仕組みは良く分からないのですが、
僕には精霊の加護があるみたいで、
精霊の加護がある人は魔法を使う時に精霊を通さなくても良いんです。
直接自然界から魔力を貰っているみたいです。
だから
”お願い“
をしなくても魔法が使えるみたいです…
きっと僕が魔力過多になるのもそのせいです」
「そうなんだ~
ねえ、どうやったら精霊の加護がもらえるの?
アーウィンはどうやって精霊の加護をもらったの?」
「それは私にもわかりません……
魔力があふれ出した時はもう既に精霊の加護が付いてました」
「って言うことは……
アーウィンって病気になるまで
魔法使いって分からなかったの?」
「恥ずかしながら、そうなんです」
「へ~ じゃあさ、僕も精霊?に頼めば、
魔法が使えるようになるのかな?」
「いえ、そう言う訳では無いみたいですよ?
精霊から魔力をもらえる人は、
体の中に魔力の核というものがあるらしくて……
私は自然から直接魔力を頂いてるので
核は無い様なんですが……
それも魔力過多になる原因みたいで…」
「魔力の核?」
「うん、そう。
魔力を貯めておくところみたいな感じです、
生まれた時から持ってるものらしく、
成長過程で突然発生するものでは無いみたい……
だから核を持ってる人は少なからずと、
魔力を持ってるみたい。
これが普通みたいだよ?
僕はちょっと違うけど、
時々僕みたいな子も現れるんだって……
多くは無いみたいだけど……
僕みたいな子は普通は子供の時に分かるみたい」
「じゃあ、魔法が使える人って
どうやって自分には核があるって分かったの?」
「これね、平民の間だと当たり前なんだけど、
平民の子は大体5歳位になると、
ギルドに登録をするんだ。
そこで鑑定士に鑑定してもらう。
そうすると、核のある子たちは大体
魔法使いって出るらしいよ」
これまで聞いたこともないような話に
どんどんドキドキとしてきた。
僕は皆んなが寝静まった頃を見計らって
小声でアーウィンのドア越しから声をかけた。
僕の両隣は御付きと護衛騎士用の寝室がある。
そして寝室同士はドアひとつで廊下へ出なくても繋がっている。
小さなランプに灯を灯したアーウィンが
そっと僕の寝室へ続くドアを開けた。
“殿下、静かにね。
マギーに聞かれると大変だからね”
”大丈夫、そんなの、僕の方が分かってるよ~”
僕がそう言うと、アーウィンは
”そうだったね”
というような顔をした。
前にマギーに怒られた事のあるアーウィンは
既にマギーの恐ろしさを分かっている。
静かに囁いて忍び足でアーウィンの部屋へ入ると、
そっとドアを閉めた。
ドアはパダリと静かな音を立てて閉まった。
すごく静かに閉めたのに、
空気が静まり返った真夜中には良く響く。
僕はマギーの足音がしない事を確かめて、
“何してたの?”
と床にバラバラに散らばった用紙を見て尋ねた。
アーウィンも床を見渡した後、
散らばった用紙を這ってかき集めながら、
“僕が魔法を使い始めた時のノートを見つけてたんだ”
そう言って、拾った一つ一つを見直していた。
“ふーん”
と言って僕もノートを見渡したけど、
まだ余り字は読めない。
色んな図や絵も描いてあるようだけど、
僕には良く分からなかった。
一緒にノートを拾いながら、
“ねえ、アーウィンはいつから魔法が使えるようになったの?”
と早速質問を始めた。
彼がちょっと考えるようにして、
“あれは8歳になる少し前だったと思う”
と思い出したようにして言った。
“どうやって魔法が使えるようになったの?
もしかして……
えい!って両手をかざしたら出来るようになったの?“
そう言って両手で
”エイッ、エイッ!“
とやってみたけど、
何も起こらなかった。
やっぱり簡単にはいかない。
「フフ、殿下、先ずは魔法についてお勉強しましょう。
私も、私が学んだ事しかお教えする事はできませんが、
魔法の仕組みが分かれば、
ちょっと違ってくるかもしれません」
「分かった」
頷いてそう言うと、アーウィンは散らばった紙を一つに纏め、
僕のところに持ってきってスウっと息を吸った。
「あ、ちょっとその前に!」
僕が割り込むと、
「なんですか殿下?」
とやっぱりかしこまった話し方だ。
”う~ん、やっぱり気付いてないな……”
そう思いながら、
「二人の時はジェイドでしょ?」
再度そう言うと、
彼は困ったような顔をして、
「でも……
ジェイドって呼ぼうと思っても、
自然と殿下って出てしまうんです。
もう殿下で良いではありませんか」
と開き直った。
「でもそれだと
友達って感じがしない。
父上の部下達が僕を呼ぶのと同じ呼び方だもん」
僕は悲しかった。
アーウィンに殿下と呼ばれるたびに
アーウィンは本当は僕の事を
友達だとは思ってくれてないような気がして。
僕が黙り込んで俯くと、
「ジェイ…ド…?
あの……
それでは魔法のお勉強をしましょう」
拙かったけど、一生懸命、
それでも誠実にそう言ってくれたアーウィンを見て、
僕は泣き出した。
「殿……ジェイド、
始めても良いですか?」
優しく僕の頭をポンポンとして、
話しかけてくれたアーウィンを見て、
僕は袖で涙を拭いた。
アーウィンを見上げうん、うんと頷くと、
「それではですね……」
とアーウィンが僕の目線まで
自分の目線を落として話し始めた。
僕は一生懸命アーウィンの話に耳を傾けた。
アーウィンは自分が魔法に目覚めた時のことを話してくれた。
しばらくアーウィンの話を聞いて、
どんどん質問が浮かんできた。
「じゃあ、アーウィンが初めて魔法が使えるって分かったのは
病気をした時だったの?!」
「そうですよ。
病気というか、
体に魔力が溜まりすぎて熱が出てしまったんです。
その時は全然分かってませんでした」
「そうかー
熱かー
僕は全然病気した事ないし……
それでアーウィンはお医者様に見てもらったの?」
更に質問を進めた。
「そうですよ。
それでお医者様はですね、
直ぐに私に魔力が溜まっているっていうのが分かって
直ぐに神殿に連れて行ってくださいました」
「お医者さまって…そういうのが分かるの?」
「そうですね、お医者様はたくさんの人を見ますから、
そういった人も沢山いるのでしょうね。
子供の魔力多過で熱が出るときって、
病気の時とは症状が違うっておっしゃってました。
私には分からなかったんですが……」
「そうなんだ…… でも、魔力過多だと、どうして神殿なの?
神殿にもお医者様がいるの?」
僕が尋ねるとアーウィンはフフっと笑って、
「違いますよ。
神殿には魔力を体内から流す
魔道具と言うものがあるんです」
「魔道具?」
初めて聞く言葉だった。
「ええ、魔道具は魔物が落として行ったり、
ダンジョンの宝箱に入っていたり、
錬金術師によって作られたりと、
世界には色々な魔道具があるらしいのですが、
神殿にある魔道具は手をかざすと、
溢れた分の魔力をスーッと吸ってくれるんです」
「へー神殿にはそんな物があるんだ」
「はい、私は特に魔力が多いようでして、
特に私のような子供ですと、
大人のように魔力を自分でコントロール出来ないんです。
だから体に魔力が溜まってしまうと
体の中で魔力が暴れ出して熱が出てしまうんです。
だから定期的に神殿へ行き、
魔力を体内から流して貰うんです」
「じゃあ、魔力を流した後は
病気は治ったの?」
「はい! それはもう、スッキリ!
とても信じられないような経験でした」
「僕もその魔道具?っていうの、今度見てみたいな!」
「そうですね、今度私が神殿に行くときは、
ジェイドも一緒に行けたらいいですね」
僕はアーウィンがやっと僕の事を
ジェイドと呼んでくれたことがうれしかった。
僕は急に顔がほころび出して
ニコニコが止まらなかった。
「ジェイドって急にニコニコになって、
眠くないの?
疲れてませんか?
続きは明日にしませんか?」
僕はブンブン頭を振って、
更に質問を続けた。
もう眠気なんて吹き飛んでいた。
「じゃあさ、基本的に体に溜まった魔力って
使わないとダメなんだよね?!」
「まあ、基本的にはそうですね。
私は回復系なので、人に癒しを与えたり……
今ではジェイドのお付なので、
色々な面で魔法を使うこと出来ています」
「そうだ! ねえ、魔法ってどうやって発動するの?
みんなアーウィンは無詠唱って言ってたよね?
普通は詠唱するものなの?」
「そこは私には分からないんです。
私の場合は最初からイメージするだけで
魔法が発動してしまいましたから……」
「そうなんだ?!
それって難しいの?!」
「ほかの人はイメージだけでは出来ないって言ってました。
魔法は基本精霊の力を借りて発動するんです」
「精霊? また初めて聞くようなことだな……」
「そうですね、普通のお勉強に精霊は出てきませんね。
ジェイドには余り馴染みのないものかもしれません」
「ねえ、精霊って一体何? 精霊がどういう風に魔法と関係してるの?!」
「そうですね~
私も精霊は見たことは無いのですが、
学んだことによると、
精霊はどこにでも存在していて、
精霊事態、自然から魔力をもらっているみたいです。
私たちは魔法を使う時に、精霊を媒体として
自然界から魔力を分けてもらうんです。
詠唱とはいわば、
精霊に魔力を貸して下さいってお願いする言葉ですね。
例えば、ジェイドに分かりやすく言うと、私の場合だったら、
”精霊さん、どうかお願いします、あなたの力を貸してください。
私に回復の魔法の魔力を与えてください”
みたいな?
そうやって精霊を通して魔力を貸してもらい、
私達魔法使いは魔法を使うのです」
「え? でもアーウィンは精霊とお話をしないんだよね?
じゃあどうやって精霊から魔力をもらってるの?
それに体に魔力が溜まりすぎてるって……
どうして?」
「う~ん、僕にも仕組みは良く分からないのですが、
僕には精霊の加護があるみたいで、
精霊の加護がある人は魔法を使う時に精霊を通さなくても良いんです。
直接自然界から魔力を貰っているみたいです。
だから
”お願い“
をしなくても魔法が使えるみたいです…
きっと僕が魔力過多になるのもそのせいです」
「そうなんだ~
ねえ、どうやったら精霊の加護がもらえるの?
アーウィンはどうやって精霊の加護をもらったの?」
「それは私にもわかりません……
魔力があふれ出した時はもう既に精霊の加護が付いてました」
「って言うことは……
アーウィンって病気になるまで
魔法使いって分からなかったの?」
「恥ずかしながら、そうなんです」
「へ~ じゃあさ、僕も精霊?に頼めば、
魔法が使えるようになるのかな?」
「いえ、そう言う訳では無いみたいですよ?
精霊から魔力をもらえる人は、
体の中に魔力の核というものがあるらしくて……
私は自然から直接魔力を頂いてるので
核は無い様なんですが……
それも魔力過多になる原因みたいで…」
「魔力の核?」
「うん、そう。
魔力を貯めておくところみたいな感じです、
生まれた時から持ってるものらしく、
成長過程で突然発生するものでは無いみたい……
だから核を持ってる人は少なからずと、
魔力を持ってるみたい。
これが普通みたいだよ?
僕はちょっと違うけど、
時々僕みたいな子も現れるんだって……
多くは無いみたいだけど……
僕みたいな子は普通は子供の時に分かるみたい」
「じゃあ、魔法が使える人って
どうやって自分には核があるって分かったの?」
「これね、平民の間だと当たり前なんだけど、
平民の子は大体5歳位になると、
ギルドに登録をするんだ。
そこで鑑定士に鑑定してもらう。
そうすると、核のある子たちは大体
魔法使いって出るらしいよ」
これまで聞いたこともないような話に
どんどんドキドキとしてきた。
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