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光の祝福
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シャワーの様に降り注ぐ光の粒にアーウィンとマグノリアは手を翳して光の粒を見上げた。
「うわ~ すごく綺麗。これ、王様が?」
マグノリアがそう尋ねると、光の粒が膨れ始めて
ポンポンと弾け出した。
「キャッ!」
小さな声を出して飛び上がると、
マグノリアの目の前で一つ大きくポンッと弾けて中から羽の生えた小さな子が姿を現した。
「うそ! 何これ? ヤダ、ヤダ、可愛い~
ウソ、ウソ!」
光の粒は卵が羽化する様にポンポンと次々と小さな子達を中から押し出すと
辺り一面に広がった。
マグノリアが目を見開いて辺りを見回すと、
羽の生えた小さな子達はレイクス、アーウィンやマグノリアの周りを
キラキラ光る光の粉を撒きながらグルグルと回り出した。
”信じられない……
人の世界で精霊が生まれて来ている……“
レイクスが周りをクルクルと回る精霊達を見ながら呟いた。
アーウィンとマグノリアが呆けて見ていると、
「王様~、王様~
クスクス、フフフ~
マグノリア~、マグノリア~
アーウィン~、アーウィン~
クスクス、フフフ」
ポワポワとした精霊達がマグノリアやアーウィンの身体に絡み始めた。
アーウィンやマグノリアの髪を引っ張ったり、
頬を撫でたり、
シャツやドレスの裾を摘んだり引っ張ったりして、
「クスクス、フフフ~
髪、綺麗~ マグノリア~金色、同じ~ 同じ~、
アーウィン、真っ赤~、真っ赤~ 燃えてるみたい~ 綺麗~、綺麗~
クスクス、フフフ~」
と笑いながらクルクルと身体の周りを撫でる様に回った。
「凄い……」
マグノリが手を翳すと、
小さな精霊達がマグノリアの手のひらに乗った。
「赤ちゃん~ マグノリア、赤ちゃん~
クスクス~ フフフ~
祝福~ 祝福~」
マグノリアの手の中にいた精霊達はマグノリアの手のひらから飛び出すと、
お腹の周りをクルクル回り始めた。
「赤ちゃん~ 赤ちゃん~
魔力強い子~ クスクス~ フフフ~
自然界に愛されし子~
暖かい魔力~ 金色~ 金色の魔力~ 同じ~、同じ~
祝福~ 祝福~
クスクス~ フフフ~」
笑いながらそう言ってマグノリアのお腹の中に入ったり出たりした。
「ヒャッ」
っとマグノリアが飛び上がると、
「赤ちゃん~ 男の子~ 男の子~
可愛い~ 可愛い~ クスクス~ フフフ~」
そう言ってマグノリアのお腹にキスをすると、
光の屑が一斉に空に舞い上がりパーっと弾いて精霊達と共に消えた。
精霊達の舞を見ていたマグノリアはいつの間にか涙を流していた。
アーウィンもその光景に言葉を発する事ができなかった。
「あっ私、どうして…… ごめんなさい、何だか感動しちゃって……
でも……彼らは何処に行ったの?
もしかして……消滅……しちゃった?」
マグノリアが涙を拭きながら不安そうに尋ねると、
「いや、彼らはエルフの里へ行った」
レイクスの答えにマグノリアはホッとしたようにして肩を撫で下ろした。
「良かった。 急に消えたから消失しちゃったって思っちゃった……
でも、一体何が起きたの? 何故精霊達が……」
マグノリアが戸惑いながら尋ねると、
「私たちが今見たのは精霊達の誕生だ……」
レイクスはそう言うと、難しい顔をした。
「どうかしたのですか?」
マグノリアが尋ねると、
「普通、精霊の誕生には2通りあって、
その一つはエルフが死んでその魂が精霊になる事……
そしてもう一つが自然界の魔力が高まるとその反動で精霊を生み出すと言う事……
だが地の護り神がいない今はそれも起きて居なかった……
私達は消滅する一方だった。
だが……」
レイクスはそう言うと、マグノリに手を翳して、
金色の光を彼女に注ぎ込んだ。
マグノリアの体が金色に光ると、
「矢張りだ…… 腹の子が私の魔力に共鳴して居る……」
レイクスがそう言ってマグノリアを見た。
レイクスは暫くその魔力を感じていると、
「時戻しの術は失敗ではなかった。
新しい命を生み出したのだ。
そしてもう一つの魂も何処かで……」
そう言うと、マグノリアに翳していた掌を見て握りしめた。
マグノリアはそんなレイクスを心配そうに見上げると、
「あの…… それはどう言う意味で……」
そう尋ねると、レイクスはゆっくりとマグノリアの方を見下ろして、
「済まない…… 私はもう行かなければならない……」
そう言うと、ルビーの方を見て、
「スーを頼む」
そう一言いうと、又マグノリアの方を見た。
そしてお腹に手を翳すと、その手が金色に光り始めた。
レイクスはマグノリアのお腹に光を集中させると、
その光をお腹に向けてパーっと放って光の祝福を与えた。
「あの……」
マグノリアはそう言いかけて、
「いえ、私達はまた会えるのでしょうか?
レイクス様は私達がこれから何をすれば良いのか……」
そう尋ねると、レイクスはマグノリアの肩に手をポンと置いて、
「私は人の運命に干渉する事ができない……
其方達はもう自分のやるべき事は分かって居るはずだ」
そう言うと、壁に向かって手を翳しその面に道を開いた。
開いた壁の向こうには金色に光るポワポワとした精霊達が、
「王様~ 王様~
お帰りなさい~ お帰りなさい~」
そう言って飛び交って居た。
そしてマグノリアとアーウィンに気付くと、
「クスクス、フフフ」
そう笑いながら手を振って金色の粉を二人へ向けて飛ばした。
「アーウィン~ アーウィン~
マグノリア~ マグノリア~
クスクス、フフフ
またね~ またね~」
精霊達がそう言うと、レイクスは光の輪を渡って向こう側へ行くと、
「光の子達よ、運命に愛されし者達よ、
光が何時迄も其方達と在らんことを……」
そう言い手をかざすとエルフの里へ続く道が閉じた。
レイクスが去っていくと、ルビーもスーの待つ部屋へと帰って行った。
レイクスや精霊達が去ったシーンとした部屋でマグノリアが急に泣き出した。
アーウィンも何も言えず、マグノリアの肩に手を置くと、
そこに立ち尽くした。
「ごめんなさい、分からないの!
涙が止まらないの!
ジェイド~ ダリル~
会いたい、凄くあなた達に会いたい!
何故か……何故か凄く今会いたいの!
どうして! どうして居なくなったの?!
ずっと皆んなで居たかった!
もっと二人が一緒にいるところが見たかった!
ツンツンすりジェイドに、はにかんで笑うダリルが見たい!
ダリルの一つ一つの仕草にドギマギするジェイドに会いたい!
これからの二人だったのに! どうして! どうして!」
そう言ってマグノリアは泣き崩れた。
「妊娠中は感情の起伏が激しくなるからな」
真顔で言うデューデューにアーウィンは
「……」
と言ったような顔をしてデューデューを見下ろした。
「何だ? 何故そん顔をして私を見る?」
デューデューはそう言うと、マグノリの横に飛んでいった。
マグノリアはデューデューに抱きつくと、暫く泣き、その後は
泣き疲れてそのまま寝入ってしまった。
スースーと寝息をつき始めたマグノリアの横にアーウィンも座ると、
彼女の頭を撫で始めた。
「ねえデューデュー?」
アーウィンは質問したそうな声を出すと、マグノリアをじっと見つめた。
「何だ?」
デューデューが素っ気なくそう言うと、
「エルフ王が言った事だけど……」
と言いかけて黙り込んだ。
デューデューはアーウィンを見上げると、
「エルフ王が言った事とはどの事だ?」
そう尋ねて話を繋げた。
「うん……僕の聞き間違いで無ければ、
エルフ王は時戻しの術は失敗ではなかった……
新しい命を生み出したって……
あれってどう意味だったんだろう?
それにもう一人の魂もって……
それってジェイドとダリルの事だよね?
エルフ王は僕たちの記憶を見た時、何を感じたんだろう…?
時戻しの術が失敗では無いのなら、どうしてジェイドとダリルは此処に居ないんだろう……?」
デューデューはチラッとアーウィンを見ると、
そのままマグノリアに抱かれたままくるまって目を閉じた。
アーウィンはフ~っとため息をつくと、
”何て1日だったんだ……“
そう呟くと、そのままマグノリアの横にゴロリと寝転んだ。
「うわ~ すごく綺麗。これ、王様が?」
マグノリアがそう尋ねると、光の粒が膨れ始めて
ポンポンと弾け出した。
「キャッ!」
小さな声を出して飛び上がると、
マグノリアの目の前で一つ大きくポンッと弾けて中から羽の生えた小さな子が姿を現した。
「うそ! 何これ? ヤダ、ヤダ、可愛い~
ウソ、ウソ!」
光の粒は卵が羽化する様にポンポンと次々と小さな子達を中から押し出すと
辺り一面に広がった。
マグノリアが目を見開いて辺りを見回すと、
羽の生えた小さな子達はレイクス、アーウィンやマグノリアの周りを
キラキラ光る光の粉を撒きながらグルグルと回り出した。
”信じられない……
人の世界で精霊が生まれて来ている……“
レイクスが周りをクルクルと回る精霊達を見ながら呟いた。
アーウィンとマグノリアが呆けて見ていると、
「王様~、王様~
クスクス、フフフ~
マグノリア~、マグノリア~
アーウィン~、アーウィン~
クスクス、フフフ」
ポワポワとした精霊達がマグノリアやアーウィンの身体に絡み始めた。
アーウィンやマグノリアの髪を引っ張ったり、
頬を撫でたり、
シャツやドレスの裾を摘んだり引っ張ったりして、
「クスクス、フフフ~
髪、綺麗~ マグノリア~金色、同じ~ 同じ~、
アーウィン、真っ赤~、真っ赤~ 燃えてるみたい~ 綺麗~、綺麗~
クスクス、フフフ~」
と笑いながらクルクルと身体の周りを撫でる様に回った。
「凄い……」
マグノリが手を翳すと、
小さな精霊達がマグノリアの手のひらに乗った。
「赤ちゃん~ マグノリア、赤ちゃん~
クスクス~ フフフ~
祝福~ 祝福~」
マグノリアの手の中にいた精霊達はマグノリアの手のひらから飛び出すと、
お腹の周りをクルクル回り始めた。
「赤ちゃん~ 赤ちゃん~
魔力強い子~ クスクス~ フフフ~
自然界に愛されし子~
暖かい魔力~ 金色~ 金色の魔力~ 同じ~、同じ~
祝福~ 祝福~
クスクス~ フフフ~」
笑いながらそう言ってマグノリアのお腹の中に入ったり出たりした。
「ヒャッ」
っとマグノリアが飛び上がると、
「赤ちゃん~ 男の子~ 男の子~
可愛い~ 可愛い~ クスクス~ フフフ~」
そう言ってマグノリアのお腹にキスをすると、
光の屑が一斉に空に舞い上がりパーっと弾いて精霊達と共に消えた。
精霊達の舞を見ていたマグノリアはいつの間にか涙を流していた。
アーウィンもその光景に言葉を発する事ができなかった。
「あっ私、どうして…… ごめんなさい、何だか感動しちゃって……
でも……彼らは何処に行ったの?
もしかして……消滅……しちゃった?」
マグノリアが涙を拭きながら不安そうに尋ねると、
「いや、彼らはエルフの里へ行った」
レイクスの答えにマグノリアはホッとしたようにして肩を撫で下ろした。
「良かった。 急に消えたから消失しちゃったって思っちゃった……
でも、一体何が起きたの? 何故精霊達が……」
マグノリアが戸惑いながら尋ねると、
「私たちが今見たのは精霊達の誕生だ……」
レイクスはそう言うと、難しい顔をした。
「どうかしたのですか?」
マグノリアが尋ねると、
「普通、精霊の誕生には2通りあって、
その一つはエルフが死んでその魂が精霊になる事……
そしてもう一つが自然界の魔力が高まるとその反動で精霊を生み出すと言う事……
だが地の護り神がいない今はそれも起きて居なかった……
私達は消滅する一方だった。
だが……」
レイクスはそう言うと、マグノリに手を翳して、
金色の光を彼女に注ぎ込んだ。
マグノリアの体が金色に光ると、
「矢張りだ…… 腹の子が私の魔力に共鳴して居る……」
レイクスがそう言ってマグノリアを見た。
レイクスは暫くその魔力を感じていると、
「時戻しの術は失敗ではなかった。
新しい命を生み出したのだ。
そしてもう一つの魂も何処かで……」
そう言うと、マグノリアに翳していた掌を見て握りしめた。
マグノリアはそんなレイクスを心配そうに見上げると、
「あの…… それはどう言う意味で……」
そう尋ねると、レイクスはゆっくりとマグノリアの方を見下ろして、
「済まない…… 私はもう行かなければならない……」
そう言うと、ルビーの方を見て、
「スーを頼む」
そう一言いうと、又マグノリアの方を見た。
そしてお腹に手を翳すと、その手が金色に光り始めた。
レイクスはマグノリアのお腹に光を集中させると、
その光をお腹に向けてパーっと放って光の祝福を与えた。
「あの……」
マグノリアはそう言いかけて、
「いえ、私達はまた会えるのでしょうか?
レイクス様は私達がこれから何をすれば良いのか……」
そう尋ねると、レイクスはマグノリアの肩に手をポンと置いて、
「私は人の運命に干渉する事ができない……
其方達はもう自分のやるべき事は分かって居るはずだ」
そう言うと、壁に向かって手を翳しその面に道を開いた。
開いた壁の向こうには金色に光るポワポワとした精霊達が、
「王様~ 王様~
お帰りなさい~ お帰りなさい~」
そう言って飛び交って居た。
そしてマグノリアとアーウィンに気付くと、
「クスクス、フフフ」
そう笑いながら手を振って金色の粉を二人へ向けて飛ばした。
「アーウィン~ アーウィン~
マグノリア~ マグノリア~
クスクス、フフフ
またね~ またね~」
精霊達がそう言うと、レイクスは光の輪を渡って向こう側へ行くと、
「光の子達よ、運命に愛されし者達よ、
光が何時迄も其方達と在らんことを……」
そう言い手をかざすとエルフの里へ続く道が閉じた。
レイクスが去っていくと、ルビーもスーの待つ部屋へと帰って行った。
レイクスや精霊達が去ったシーンとした部屋でマグノリアが急に泣き出した。
アーウィンも何も言えず、マグノリアの肩に手を置くと、
そこに立ち尽くした。
「ごめんなさい、分からないの!
涙が止まらないの!
ジェイド~ ダリル~
会いたい、凄くあなた達に会いたい!
何故か……何故か凄く今会いたいの!
どうして! どうして居なくなったの?!
ずっと皆んなで居たかった!
もっと二人が一緒にいるところが見たかった!
ツンツンすりジェイドに、はにかんで笑うダリルが見たい!
ダリルの一つ一つの仕草にドギマギするジェイドに会いたい!
これからの二人だったのに! どうして! どうして!」
そう言ってマグノリアは泣き崩れた。
「妊娠中は感情の起伏が激しくなるからな」
真顔で言うデューデューにアーウィンは
「……」
と言ったような顔をしてデューデューを見下ろした。
「何だ? 何故そん顔をして私を見る?」
デューデューはそう言うと、マグノリの横に飛んでいった。
マグノリアはデューデューに抱きつくと、暫く泣き、その後は
泣き疲れてそのまま寝入ってしまった。
スースーと寝息をつき始めたマグノリアの横にアーウィンも座ると、
彼女の頭を撫で始めた。
「ねえデューデュー?」
アーウィンは質問したそうな声を出すと、マグノリアをじっと見つめた。
「何だ?」
デューデューが素っ気なくそう言うと、
「エルフ王が言った事だけど……」
と言いかけて黙り込んだ。
デューデューはアーウィンを見上げると、
「エルフ王が言った事とはどの事だ?」
そう尋ねて話を繋げた。
「うん……僕の聞き間違いで無ければ、
エルフ王は時戻しの術は失敗ではなかった……
新しい命を生み出したって……
あれってどう意味だったんだろう?
それにもう一人の魂もって……
それってジェイドとダリルの事だよね?
エルフ王は僕たちの記憶を見た時、何を感じたんだろう…?
時戻しの術が失敗では無いのなら、どうしてジェイドとダリルは此処に居ないんだろう……?」
デューデューはチラッとアーウィンを見ると、
そのままマグノリアに抱かれたままくるまって目を閉じた。
アーウィンはフ~っとため息をつくと、
”何て1日だったんだ……“
そう呟くと、そのままマグノリアの横にゴロリと寝転んだ。
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