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第二話 京の五虎
宝蔵院胤栄
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「まだまだ童の顔だな、又右衛門」
宗矩の父親である宗厳よりも幾つか年長のはずだから、五十はこえているというのに年齢を感じさせぬギラついたオオカミのような気配を放つ僧侶であった。
宝蔵院胤栄。
柳生の庄で教えを請うたのは十年ほど前、宗矩がまだ七歳のころのことである。
通常なら鬢に白髪でも混じっているから歳月が経たのを知ることが出来るが、こう見事なまでの禿頭だと変化らしいものは肌の皺程度になるが、もともとこの胤栄は顔面に修行によって掘られた深い溝だらけなのでものさしとはならない。
そのくせ老いることで深まっていく落ち着きはなく、むしろかつて以上に気配が物騒になっていっている気がする。
おそらく、僧侶らしからぬ所業―――生死のかかった決闘を繰り返してきたのだろう。そして、どれだけの対戦者の命を奪ってきたのか。
宝蔵院胤栄といえば、槍の武名もさることながら、どこででも襲ってきたものを返り討ちにして死体をさらす凶悪無比な僧兵でもあるのだ。
とても僧形をしていていい人物ではない。
「今は宗矩です。御坊」
「―――おぬし一人か。兄たちはいないのか」
「宗勝兄上以外は、おれよりも先に庄を出ております。今はどこにいるのかもわかりませぬ」
「仕官先を探しておるということか。まあ、柳生は狭すぎるからな」
故郷をけなされて悔しい気持ちもあることはあったが、どちらかというと宗矩自身同じ意見だったのでほとんど気にはならない。
少なくとも若者がじっとしていられるだけの広さは柳生の庄にはなかったのは確かだった。
「それよりも御坊。助太刀いただき、かたじけのうござる」
「なに、ここしばらくいくさもなく平和な都に、旧知のものの血が流れるのを見過ごすのは仏堂に背くことになるからの。とはいえ、拙僧の方が殺めてしもうたがな」
と、胤栄は足元に転がっている死体に念仏を唱えた。
殺生そのものについてあまり反省はしていないらしい。
「それで、又右衛門。おぬし、どうしてこんな小物に狙われたのだ。柳生の剣士をつけ狙うような素性のものなのか」
「いいえ。おれにもわかりません。ただ、間違いなくおれを狙っていたようです」
「ふむ、そんなものか。こんな末法の世じゃ。どこで恨みを買うかわからんからな。拙僧とて修行を続けてはや四十年。いまだ殺してやろうとついてくる連中には事足りんぐらいだ」
「それは御坊が―――」
あちこちでさっきのような殺生ばかりをしているからでは、と助けられた身分では決して口にできない思いを抱く。
(おれと親兵衛を狙ったあの根来忍びもそうだったが、昨今の坊様は物騒でいかんな)
しかし、少し気になることがあった。
どうしてこんなところに胤栄がいるのかということだ。
「そういえばどうして御坊がこんなところに」
「んーん。拙僧は玄以どのに招かれて、ほれ、あの屋敷にいくところだったのだ。おぬしも知っておるだろう、京都所司代よ」
「御坊が京の五虎として、所司代の武術指南役に名乗りを上げているということは聞いております。つまりは、稽古をつけに?」
「いいや、違う。今回は坊主の仕事よ」
「坊主?」
「おうさ」
胤栄は丸めた頭をつるりと撫でて、
「化け物がでるのだとよ」
と、人を殺すときよりはるかにつまらなそうにぼやく坊主であった……
◇◆◇
結局、宗矩は胤栄の供のものとして京都所司代の屋敷に入った。
所司代の侍どもはともかく、一の間で宗矩の顔を見た前田玄以はいやあな顔をした。
丁寧に面倒を見ろと秀次に命じられてはいるが、屋敷に入れてからほとんど会わないように避け続けるほどに親兵衛のことを嫌っているのだ。
当然、その友である宗矩のことも好いているはずもないだろう。
それが、知らん顔をして宝蔵院胤栄の供として屋敷内に上がり込んで、ものも言わずに座っているのだから当然のことかもしれない。
そんな玄以の対応を訝しがることもなく、胤栄は槍を手元に置いて、どっしりと座っていた。
「ようこそおいでくださった御坊」
「前田殿こそ」
胤栄と玄以は親しく言葉を交わした。
すでに京の五虎のうち、槍の名人として京都所司代に幾度となく出入りをし、仏門にあったものとして語らった仲である。
還俗しても僧侶であった頃のことを忘れぬ玄以にとっては得難い友といえた。
「……ところで、京童のうわさ話によると愚僧をはじめとする五虎の面々は、なんでも権少将の下知により、犬和郎とかいう傾奇者と試合をさせられるということだが、今日はそのことで呼び出されたのではないのかな」
玄以は視線を動かさずに宗矩を見やってから、
「いや、間違ってはおらぬ。未の刻に、権少将さまがこちらにおいでになり、そのときに御坊ら五虎の方々とあの忌々しい犬和郎との試合が行われることとなっておる。そうだったたな、柳生」
「前田様のおっしゃる通りで」
ここでようやく胤栄は、宗矩と玄以が知己であり、しかも友好的とはいえない関係であるらしいことに気が付いた。
とはいえ、別段気に留めるほどのことではない。
万事大雑把で、頭の中が九割九分槍の扱いで埋まっている豪傑僧はそう割り切ってしまった。
「犬和郎とかいったな。愚僧らがわざわざ秀次どのの座興に付き合うほどの使い手なのか?」
「……さて。実のところ、私が直接見聞きした訳ではない。元服前とは思えぬ達者であるということぐらいなのだ」
「なんと、ただの小僧ではないか。天狗でもなければ、そのような木っ端を相手に我が槍をふるう意味はない。悪いが、前田殿。愚僧は、本日の試合を外させてもらう」
自らを軽んじられたととったのか、怒り気味の胤栄が眦を吊り上げたとき、それまでほぼ無言であった宗矩が口を開いた。
「あいつは天狗ですよ」
人を刺殺さんばかりの胤栄の眼力に圧迫されながらも続けた。
「御坊の宝蔵院の三ケ月槍を、あいつがどうやっていなすかは想像もできませんが、手も足も出ないなどということはないでしょう。むしろ、術の研鑽のためにも、あいつと試してみるのはよいことかと存じ上げます」
「又右衛門、おぬし……」
室内の空気が張り詰め、それが限界を過ぎて割れる寸前、胤栄の圧力が消えた。
相変わらずの野生のぎらつきはなくなっていないが、この場で争いが起きるという雰囲気ではなくなったのだ。
前田玄以でさえ、ほっと胸をなでおろすほどの一瞬の緊張だった。
「よかろう。その犬和郎とやら、興味が湧いてきたぞ。秀次どのの座興、戯れにつきおうてやろうぞ」
本音かどうかはわからないが、胤栄はそれで自分を納得させたようだ。
「それはようござった」
「―――ところで、前田どの。そろそろ、愚僧を呼び出したもう一つの用件について説明を願おうか。わしは化け物退治のためと聞いておったのだが、それはまことかな?」
先ほどまでとは違う空気が流れだし、宗矩は戸惑った。
武芸者や武将の放つものとは違う、別の湿った空気。
宗矩は近くにいる二人の本来の地位を思い出したのだ。
片や、尾張小松原寺の住職。
片や、奈良興福寺宝蔵院の院主。
ともに仏教の担い手であることを。
「ええ、権少将さまがお見えになる前にそのことについて、御坊にご相談したいことがございまして」
ここで、前田玄以は京都所司代らしい威厳を再び身にまとったのである……
宗矩の父親である宗厳よりも幾つか年長のはずだから、五十はこえているというのに年齢を感じさせぬギラついたオオカミのような気配を放つ僧侶であった。
宝蔵院胤栄。
柳生の庄で教えを請うたのは十年ほど前、宗矩がまだ七歳のころのことである。
通常なら鬢に白髪でも混じっているから歳月が経たのを知ることが出来るが、こう見事なまでの禿頭だと変化らしいものは肌の皺程度になるが、もともとこの胤栄は顔面に修行によって掘られた深い溝だらけなのでものさしとはならない。
そのくせ老いることで深まっていく落ち着きはなく、むしろかつて以上に気配が物騒になっていっている気がする。
おそらく、僧侶らしからぬ所業―――生死のかかった決闘を繰り返してきたのだろう。そして、どれだけの対戦者の命を奪ってきたのか。
宝蔵院胤栄といえば、槍の武名もさることながら、どこででも襲ってきたものを返り討ちにして死体をさらす凶悪無比な僧兵でもあるのだ。
とても僧形をしていていい人物ではない。
「今は宗矩です。御坊」
「―――おぬし一人か。兄たちはいないのか」
「宗勝兄上以外は、おれよりも先に庄を出ております。今はどこにいるのかもわかりませぬ」
「仕官先を探しておるということか。まあ、柳生は狭すぎるからな」
故郷をけなされて悔しい気持ちもあることはあったが、どちらかというと宗矩自身同じ意見だったのでほとんど気にはならない。
少なくとも若者がじっとしていられるだけの広さは柳生の庄にはなかったのは確かだった。
「それよりも御坊。助太刀いただき、かたじけのうござる」
「なに、ここしばらくいくさもなく平和な都に、旧知のものの血が流れるのを見過ごすのは仏堂に背くことになるからの。とはいえ、拙僧の方が殺めてしもうたがな」
と、胤栄は足元に転がっている死体に念仏を唱えた。
殺生そのものについてあまり反省はしていないらしい。
「それで、又右衛門。おぬし、どうしてこんな小物に狙われたのだ。柳生の剣士をつけ狙うような素性のものなのか」
「いいえ。おれにもわかりません。ただ、間違いなくおれを狙っていたようです」
「ふむ、そんなものか。こんな末法の世じゃ。どこで恨みを買うかわからんからな。拙僧とて修行を続けてはや四十年。いまだ殺してやろうとついてくる連中には事足りんぐらいだ」
「それは御坊が―――」
あちこちでさっきのような殺生ばかりをしているからでは、と助けられた身分では決して口にできない思いを抱く。
(おれと親兵衛を狙ったあの根来忍びもそうだったが、昨今の坊様は物騒でいかんな)
しかし、少し気になることがあった。
どうしてこんなところに胤栄がいるのかということだ。
「そういえばどうして御坊がこんなところに」
「んーん。拙僧は玄以どのに招かれて、ほれ、あの屋敷にいくところだったのだ。おぬしも知っておるだろう、京都所司代よ」
「御坊が京の五虎として、所司代の武術指南役に名乗りを上げているということは聞いております。つまりは、稽古をつけに?」
「いいや、違う。今回は坊主の仕事よ」
「坊主?」
「おうさ」
胤栄は丸めた頭をつるりと撫でて、
「化け物がでるのだとよ」
と、人を殺すときよりはるかにつまらなそうにぼやく坊主であった……
◇◆◇
結局、宗矩は胤栄の供のものとして京都所司代の屋敷に入った。
所司代の侍どもはともかく、一の間で宗矩の顔を見た前田玄以はいやあな顔をした。
丁寧に面倒を見ろと秀次に命じられてはいるが、屋敷に入れてからほとんど会わないように避け続けるほどに親兵衛のことを嫌っているのだ。
当然、その友である宗矩のことも好いているはずもないだろう。
それが、知らん顔をして宝蔵院胤栄の供として屋敷内に上がり込んで、ものも言わずに座っているのだから当然のことかもしれない。
そんな玄以の対応を訝しがることもなく、胤栄は槍を手元に置いて、どっしりと座っていた。
「ようこそおいでくださった御坊」
「前田殿こそ」
胤栄と玄以は親しく言葉を交わした。
すでに京の五虎のうち、槍の名人として京都所司代に幾度となく出入りをし、仏門にあったものとして語らった仲である。
還俗しても僧侶であった頃のことを忘れぬ玄以にとっては得難い友といえた。
「……ところで、京童のうわさ話によると愚僧をはじめとする五虎の面々は、なんでも権少将の下知により、犬和郎とかいう傾奇者と試合をさせられるということだが、今日はそのことで呼び出されたのではないのかな」
玄以は視線を動かさずに宗矩を見やってから、
「いや、間違ってはおらぬ。未の刻に、権少将さまがこちらにおいでになり、そのときに御坊ら五虎の方々とあの忌々しい犬和郎との試合が行われることとなっておる。そうだったたな、柳生」
「前田様のおっしゃる通りで」
ここでようやく胤栄は、宗矩と玄以が知己であり、しかも友好的とはいえない関係であるらしいことに気が付いた。
とはいえ、別段気に留めるほどのことではない。
万事大雑把で、頭の中が九割九分槍の扱いで埋まっている豪傑僧はそう割り切ってしまった。
「犬和郎とかいったな。愚僧らがわざわざ秀次どのの座興に付き合うほどの使い手なのか?」
「……さて。実のところ、私が直接見聞きした訳ではない。元服前とは思えぬ達者であるということぐらいなのだ」
「なんと、ただの小僧ではないか。天狗でもなければ、そのような木っ端を相手に我が槍をふるう意味はない。悪いが、前田殿。愚僧は、本日の試合を外させてもらう」
自らを軽んじられたととったのか、怒り気味の胤栄が眦を吊り上げたとき、それまでほぼ無言であった宗矩が口を開いた。
「あいつは天狗ですよ」
人を刺殺さんばかりの胤栄の眼力に圧迫されながらも続けた。
「御坊の宝蔵院の三ケ月槍を、あいつがどうやっていなすかは想像もできませんが、手も足も出ないなどということはないでしょう。むしろ、術の研鑽のためにも、あいつと試してみるのはよいことかと存じ上げます」
「又右衛門、おぬし……」
室内の空気が張り詰め、それが限界を過ぎて割れる寸前、胤栄の圧力が消えた。
相変わらずの野生のぎらつきはなくなっていないが、この場で争いが起きるという雰囲気ではなくなったのだ。
前田玄以でさえ、ほっと胸をなでおろすほどの一瞬の緊張だった。
「よかろう。その犬和郎とやら、興味が湧いてきたぞ。秀次どのの座興、戯れにつきおうてやろうぞ」
本音かどうかはわからないが、胤栄はそれで自分を納得させたようだ。
「それはようござった」
「―――ところで、前田どの。そろそろ、愚僧を呼び出したもう一つの用件について説明を願おうか。わしは化け物退治のためと聞いておったのだが、それはまことかな?」
先ほどまでとは違う空気が流れだし、宗矩は戸惑った。
武芸者や武将の放つものとは違う、別の湿った空気。
宗矩は近くにいる二人の本来の地位を思い出したのだ。
片や、尾張小松原寺の住職。
片や、奈良興福寺宝蔵院の院主。
ともに仏教の担い手であることを。
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