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* 死神生活ニ年目 *
第169話 死神ちゃんと金の亡者
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死神ちゃんは地図を頼りに〈虫の巣〉と呼ばれるスポットへとやってきた。以前、ダンジョン内の破損箇所の応急処置がままならなく、魔法的な歪が発生してモンスターがそこに引っかかるという〈不具合〉が起きたことがあるのだが、このスポットはその時に歪に引っかかっていた虫型のモンスターと同じものが湧きやすい。故に冒険者から〈虫の巣〉と呼ばれていた。
ここには大量の虫が巣食っているため、ひとたび中に足を踏み入れようものならあっという間に虫まみれになり、歴戦の冒険者でも命を落としかねない。しかしながら、ごく稀に金色に輝く虫がいて、そいつがかなりの額のお金をドロップするのだ。だから、一攫千金を夢見た冒険者が巣の前で様子を窺っているということがたまに見受けられた。
死神ちゃんの今回の〈担当のパーティー〉はそんな冒険者のうちのひとりだった。死神ちゃんは天井伝いにコソコソと移動すると、ターゲットの目の前に急降下した。彼はギャアと大声で叫ぶと、即座に踵を返して一目散に逃げた。そして彼の悲鳴に反応して虫がブワッと巣から湧き出て、そのせいで冒険者が数名虫まみれとなっていた。死神ちゃんは阿鼻叫喚の虫地獄を背にしてターゲットを追うと、彼の眼前に再び回り込んで額をひと叩きしてやった。
「こんな可愛らしい幼女に悲鳴を上げて、更にはこのいたいけな幼女を置いていくとか。お前、それは大人としてどうなんだよ?」
死神ちゃんは冒険者を小馬鹿にするようにハンと鼻を鳴らした。冒険者は死神ちゃんをキツく睨むと、死神ちゃんを指差して腕をブンブンと上下に振った。
「宙を浮く幼女なんて、そんな怪しいものに関わろうとするほうがどうかしていると思うんだがな! それに、幼女の姿をした死神がいるっていうのは会社の部下が話しているのを耳にして知っているんだ!」
死神ちゃんは顔をしかめると「会社の部下?」とおうむ返しした。すると、冒険者は必死に頷きながらベラベラと話しだした。
何でも、彼は少し離れたところにある街の金貸し業を営む会社の跡取りなのだそうだ。部下というのは入社年数的に言うと一応先輩に当たる女性だそうで、彼は親の七光りによって重役扱いで入社したため、彼女よりも後輩であっても彼のほうが上司になるのだとか。
彼は日頃、部下である女性たちの尻を撫で、手が滑ったというのを装って胸を揉み、腹が減ったらジスコという大きな市場へと繰り出し、その間の仕事は全て男性社員に押し付けるという気ままな生活を送っているそうだ。
その話を聞いて、死神ちゃんの脳内でとある女性が「くっ、殺せ!」と叫んだ。死神ちゃんは彼を軽蔑するように睨むと、彼の話を遮るように言った。
「お前、かなり最低なやつだな。さっきお前が必死に眺めていた虫よりも、お前のほうがよっぽど虫だよ。寄生虫」
「何とでも言えよ! 世の中全て、金! 金なんだよ! 金を持っているヤツがジャスティス! 冒険者としての経験値だって、金で買える世の中なんだぜ? だから、金を持っている僕は全てにおいて正しいのさ!」
「それはお前の親が稼いだ金だろうが」
「うるさいな、七光りの何が悪い!」
彼はぺっぺと唾を飛ばし、再びブンブンと腕を振りながら死神ちゃんを指差した。
死神ちゃんは面倒臭そうにため息をついた。
「で、何しに来たんだよ」
「僕はもっと、金が欲しいのさ」
ニヤリと笑う彼に、死神ちゃんは思わず素っ頓狂な声を上げた。
「はあ? だったら親にたかるか、お前自身も一生懸命働けばいいだろう」
「馬鹿だなあ。ダンジョンから産出される不思議なアイテムは時として高額で売れるだろう? そっちを狙って行ったほうがはるかにお得だと思うんだがなあ。それに、万が一最下層の宝玉を手に入れることができたら、これ以上美味しいものはないだろう? あれの呪いのせいで、王族は衰退。でも呪いには〈この国を治めし者は王族から排出せねばならない〉というおまけ付きだから、王族が弱っている隙に権力を奪うということもできない。――だったら、宝玉をダシに権力を奪えば、富も権力もガッポガポ! 美味しいこと、この上ないだろう!」
彼は偉そうにふんぞり返ると鼻を鳴らした。死神ちゃんは相槌を打つと、頷いて言った。
「あー、だから貴族たちが必死になってダンジョン攻略をしているんだな」
「そうさ。でも、僕にとってそっちはついでだな。僕は目先の金が欲しい。金にまみれて、金に溺れて、全身全霊でもって金を愛したい。正直、金になら殺されてもいい。――もちろん、どれも、物理的にね」
「何て言うか……金の亡者だな……」
死神ちゃんがげっそりと肩を落とすと、何となく後ずさりして金の亡者から離れた。金の亡者は再び鼻を鳴らすと、死神ちゃんから視線を外して思案顔を浮かべた。彼がブツブツと呟いている内容から察するに、〈確実に生きて一階に戻る方法〉を考えているようだ。――灰から蘇生するよりも、死神祓いをしたほうがお安く済むからだ。
しかしながら、彼は地図を持っていなかった。正確には、死神ちゃんに脅かされた時に落としたらしく、紛失してしまっていた。
不安そうに肩を落としていた彼は、一転して真剣な顔つきで耳を欹てた。どうしたのかと死神ちゃんが尋ねると、彼はシッと人差し指を立てて〈静かに〉のジェスチュアをとった。
「聞こえないのか? 微かだが、金の音がする……。それから、臭いも」
「お前、気持ち悪いよ。愛しすぎだろ、金のこと」
「だから、黙れってば」
そう言って彼は死神ちゃんをひと睨みすると、自身の〈お金センサー〉を頼りにとある部屋までやってきた。扉を開けると、そこは空飛ぶ金貨が嵐のように飛び交っていた。
金の亡者は興奮して頬を真っ赤に染めると、喜々として部屋の中へと突っ込んでいった。
「僕は! 今! 金にまみれている!! ああああーッ!」
彼は変に艶のある声で叫びながら、先ほど述べていた望み通りに金にまみれて、溺れて、殺された。――もちろん、物理的に。
こんもりと積もった灰を汚らしいものでも見るかのような眼差しで見つめると、死神ちゃんはため息混じりに壁の中へと消えていった。
**********
待機室に戻ってくると、モニターを前に権左衛門が険しい表情で立っていた。死神ちゃんに気がつくと、彼はフウと息を漏らしてポツリと呟いた。
「経験値を金で買うたち、実力まで得られるというわけじゃーないがにかぁーらんに。ほりゃあ戦士にあるまじき行為やか」
「しかも、自分の金で買ったわけじゃあないからな。全てにおいて他力本願だからな、あいつ」
「それこそ戦士にあるまじき行為やか」
歴戦の戦士であった権左衛門は、あの金の亡者が〈自分の力で努力する〉ということをしていないことが腹立たしいらしい。死神ちゃんが同意して頷くと、権左衛門は続けて言った。
「あの冒険者、さっき道に迷っちょったがけれど、彼が迷っちゅうのは道じゃーのうて人生やか」
「お前、上手いこと言うな!」
死神ちゃんが感心して目を丸めると、権左衛門は照れくさそうに頭を掻いた。そして権左衛門は出動要請を受けて、いそいそとダンジョンへと降りていったのだった。
――――お金がなくては生きていけない。でも、〈その人が生活するにあたってちょうどいい〉以上のお金は持ち主を腐らせることもある。いい塩梅のお付き合いを心がけたいものDEATH。
ここには大量の虫が巣食っているため、ひとたび中に足を踏み入れようものならあっという間に虫まみれになり、歴戦の冒険者でも命を落としかねない。しかしながら、ごく稀に金色に輝く虫がいて、そいつがかなりの額のお金をドロップするのだ。だから、一攫千金を夢見た冒険者が巣の前で様子を窺っているということがたまに見受けられた。
死神ちゃんの今回の〈担当のパーティー〉はそんな冒険者のうちのひとりだった。死神ちゃんは天井伝いにコソコソと移動すると、ターゲットの目の前に急降下した。彼はギャアと大声で叫ぶと、即座に踵を返して一目散に逃げた。そして彼の悲鳴に反応して虫がブワッと巣から湧き出て、そのせいで冒険者が数名虫まみれとなっていた。死神ちゃんは阿鼻叫喚の虫地獄を背にしてターゲットを追うと、彼の眼前に再び回り込んで額をひと叩きしてやった。
「こんな可愛らしい幼女に悲鳴を上げて、更にはこのいたいけな幼女を置いていくとか。お前、それは大人としてどうなんだよ?」
死神ちゃんは冒険者を小馬鹿にするようにハンと鼻を鳴らした。冒険者は死神ちゃんをキツく睨むと、死神ちゃんを指差して腕をブンブンと上下に振った。
「宙を浮く幼女なんて、そんな怪しいものに関わろうとするほうがどうかしていると思うんだがな! それに、幼女の姿をした死神がいるっていうのは会社の部下が話しているのを耳にして知っているんだ!」
死神ちゃんは顔をしかめると「会社の部下?」とおうむ返しした。すると、冒険者は必死に頷きながらベラベラと話しだした。
何でも、彼は少し離れたところにある街の金貸し業を営む会社の跡取りなのだそうだ。部下というのは入社年数的に言うと一応先輩に当たる女性だそうで、彼は親の七光りによって重役扱いで入社したため、彼女よりも後輩であっても彼のほうが上司になるのだとか。
彼は日頃、部下である女性たちの尻を撫で、手が滑ったというのを装って胸を揉み、腹が減ったらジスコという大きな市場へと繰り出し、その間の仕事は全て男性社員に押し付けるという気ままな生活を送っているそうだ。
その話を聞いて、死神ちゃんの脳内でとある女性が「くっ、殺せ!」と叫んだ。死神ちゃんは彼を軽蔑するように睨むと、彼の話を遮るように言った。
「お前、かなり最低なやつだな。さっきお前が必死に眺めていた虫よりも、お前のほうがよっぽど虫だよ。寄生虫」
「何とでも言えよ! 世の中全て、金! 金なんだよ! 金を持っているヤツがジャスティス! 冒険者としての経験値だって、金で買える世の中なんだぜ? だから、金を持っている僕は全てにおいて正しいのさ!」
「それはお前の親が稼いだ金だろうが」
「うるさいな、七光りの何が悪い!」
彼はぺっぺと唾を飛ばし、再びブンブンと腕を振りながら死神ちゃんを指差した。
死神ちゃんは面倒臭そうにため息をついた。
「で、何しに来たんだよ」
「僕はもっと、金が欲しいのさ」
ニヤリと笑う彼に、死神ちゃんは思わず素っ頓狂な声を上げた。
「はあ? だったら親にたかるか、お前自身も一生懸命働けばいいだろう」
「馬鹿だなあ。ダンジョンから産出される不思議なアイテムは時として高額で売れるだろう? そっちを狙って行ったほうがはるかにお得だと思うんだがなあ。それに、万が一最下層の宝玉を手に入れることができたら、これ以上美味しいものはないだろう? あれの呪いのせいで、王族は衰退。でも呪いには〈この国を治めし者は王族から排出せねばならない〉というおまけ付きだから、王族が弱っている隙に権力を奪うということもできない。――だったら、宝玉をダシに権力を奪えば、富も権力もガッポガポ! 美味しいこと、この上ないだろう!」
彼は偉そうにふんぞり返ると鼻を鳴らした。死神ちゃんは相槌を打つと、頷いて言った。
「あー、だから貴族たちが必死になってダンジョン攻略をしているんだな」
「そうさ。でも、僕にとってそっちはついでだな。僕は目先の金が欲しい。金にまみれて、金に溺れて、全身全霊でもって金を愛したい。正直、金になら殺されてもいい。――もちろん、どれも、物理的にね」
「何て言うか……金の亡者だな……」
死神ちゃんがげっそりと肩を落とすと、何となく後ずさりして金の亡者から離れた。金の亡者は再び鼻を鳴らすと、死神ちゃんから視線を外して思案顔を浮かべた。彼がブツブツと呟いている内容から察するに、〈確実に生きて一階に戻る方法〉を考えているようだ。――灰から蘇生するよりも、死神祓いをしたほうがお安く済むからだ。
しかしながら、彼は地図を持っていなかった。正確には、死神ちゃんに脅かされた時に落としたらしく、紛失してしまっていた。
不安そうに肩を落としていた彼は、一転して真剣な顔つきで耳を欹てた。どうしたのかと死神ちゃんが尋ねると、彼はシッと人差し指を立てて〈静かに〉のジェスチュアをとった。
「聞こえないのか? 微かだが、金の音がする……。それから、臭いも」
「お前、気持ち悪いよ。愛しすぎだろ、金のこと」
「だから、黙れってば」
そう言って彼は死神ちゃんをひと睨みすると、自身の〈お金センサー〉を頼りにとある部屋までやってきた。扉を開けると、そこは空飛ぶ金貨が嵐のように飛び交っていた。
金の亡者は興奮して頬を真っ赤に染めると、喜々として部屋の中へと突っ込んでいった。
「僕は! 今! 金にまみれている!! ああああーッ!」
彼は変に艶のある声で叫びながら、先ほど述べていた望み通りに金にまみれて、溺れて、殺された。――もちろん、物理的に。
こんもりと積もった灰を汚らしいものでも見るかのような眼差しで見つめると、死神ちゃんはため息混じりに壁の中へと消えていった。
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待機室に戻ってくると、モニターを前に権左衛門が険しい表情で立っていた。死神ちゃんに気がつくと、彼はフウと息を漏らしてポツリと呟いた。
「経験値を金で買うたち、実力まで得られるというわけじゃーないがにかぁーらんに。ほりゃあ戦士にあるまじき行為やか」
「しかも、自分の金で買ったわけじゃあないからな。全てにおいて他力本願だからな、あいつ」
「それこそ戦士にあるまじき行為やか」
歴戦の戦士であった権左衛門は、あの金の亡者が〈自分の力で努力する〉ということをしていないことが腹立たしいらしい。死神ちゃんが同意して頷くと、権左衛門は続けて言った。
「あの冒険者、さっき道に迷っちょったがけれど、彼が迷っちゅうのは道じゃーのうて人生やか」
「お前、上手いこと言うな!」
死神ちゃんが感心して目を丸めると、権左衛門は照れくさそうに頭を掻いた。そして権左衛門は出動要請を受けて、いそいそとダンジョンへと降りていったのだった。
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