運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー

白井由紀

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家を出てから

家を出てから 第一話

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ガチャ

僕は玲央さんの家を出た

エレベーターに乗り、エントランスを抜け、外に出た

こ、これからどうしよーーーう

まず、家に帰ろ!それが1番!

少し、後ろが気になって見る

やっぱり、いない

どれだけ待ったって多分玲央さんは迎えにこないよ

自分から逃げ出したんだろ?当たり前だ

頬に涙がつたる

なんで泣いてんの!

好きだったなぁ~玲央さんのこと

これにて完結僕の大恋愛!

なんちゃって!アハハって笑えないよ

心がぽっかりと穴が空いてる

苦しい、ポトポトと道に落ちる

歩くのを止めて考える

今、戻ったら、、、、

もしかしたら、、、、また、僕のことを愛してくれるかなぁ~いや、発情期中も愛されていたか?それさえも不思議だ

もし愛されていたら、で、でも、迷惑だろ

こんなどうしようもないオメガがいて何になるんだ

ただ、迷惑かけて終わり、だったら居なくなって玲央さんに幸せになって欲しいんだ

それが運命の番のやるべき事だ!

玲央さんの幸せが僕の幸せだろ?と言い聞かせるように心の中で何回も言った

それでも、心は寂しい、、、、けど、前を向いて歩くしかないんだ!

この、一週間のことは忘れよう

元の生活に戻るだけだ、なんの心配もいらないだろ?

そう思い、前を向いて自分の家に向かった

ゆきは辺りを見渡した

今まで、ここら辺の地域を歩いたことがなかったから新鮮

しかも、ここら辺は大きな家が沢山建っているだから、お金持ち‪α‬とΩの住宅地みたいな感じなのだろう、昼間とかはお金持ちでいっぱいなんだろうなぁ~

きっと、首輪も‪α‬から貰って大切つけて一生を幸せに暮らすんだろうなぁ~

自然と首輪に手を持っていった

横目でガラス張りのお店に自分が写る

そして、正面を向く、何となく今の自分を見たくなったからだ

鏡に映る自分の全体を見る

質素な首輪に玲央さんが髪を洗ってくれてたから多少は良くなったけど、ボサボサの髪、そして、玲央さんと初めて会った時のボロボロの服装

こんな格好で良く玲央さんと会えたな

僕は馬鹿なのか?こんな格好で運命の番と出会って

きっと、このボロボロな僕より、素敵なΩを見つけるに決まってる、当たり前のことを考えてどうする

玲央さんがほかのオメガを連れてきて、自分が傷つく前に逃げてよかったじゃないか

逆に玲央さんから期待を持たれても困る

別れて正解だったんだよ!さっ、行こ

だいぶ、歩いたのち

やっと、やっと着いた!

このボロボロアパートに

都心には少々離れているけどというか、だいぶ離れてるけど、家賃は4万5000円

ワンルームで、密かに暮らしている

壁は薄いし、すぐ、人の会話聞こえてくるし、食べ物の匂いだって部屋にくる

オメガがこんな所で住んでいいの?とは思う

発情したら大変だからね

でも、僕を襲おうとも思ってないし、ここの住民の人6人住めるのに僕合わせて、3人しか居ないし、しかも僕以外を除いて、全員βだから大丈夫!

さっ、久しぶりの帰宅!

ガチャ

「ただいま~」

久しぶりに見る僕の部屋

部屋を見渡しやっぱり、なんか落ち着く

広い部屋にいたからかなぁ~狭い部屋の方が落ち着くんだよなぁ~

そして、僕は部屋の中に入って、窓を開ける

換気のためなのと、一週間もいなかったからホコリを出すために

換気した後、何か忘れてる気がして

「あっ!!忘れてた!大事なこと!」と大きな声で言ってしまった

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