76 / 127
家を出てから
過去編・ゆきPart1
しおりを挟む
「ゆきくーーーん!」という男性の声が聞こえる
やっと死ねる
これが、お母さんの望んだこと
褒めてもらえるかなぁ~
強い衝撃と共に、意識が途絶えた
────────────────────────
広い暗闇の空間に僕1人がいる
死ねた感じかなぁ~?
それより、僕はあまり暗闇が好きじゃない
ここから逃げたくて歩いたが、歩いても歩いても、ドアやひかりが見えるわけじゃない
ここはどこ?
立ち止まった瞬間、一瞬だけ光が見えた
暖かい、この光が僕を愛してくれてるみたい
それから光に向かって走った
光に着いた時
────────────────────────
僕は目覚めた
ここは…
薬品独特の匂い、白いベット
多分、病院?
僕、死ねなかった
お母さん、ごめんなさい…
怒られる。そう思ったら怖くて布団に潜った
カタカタ、体が震える
すると、ベットを囲んでいたカーテンが開いた音がした
ん?
「ゆきくん?どこにいるの?」
そう聞かれたから「どこにもいないよォ~」と言ってバレた
「ゆきくんはドジで可愛いね」
と言われたので即座に否定する
「ドジだけど、可愛くないもん」
「そう?」
「うん!」
「それでも可愛いけどなぁ~」と男性は小声で言ったがゆきの耳には届いてなかった
男性が少し黙った後、神妙な面持ちで「ゆきくん、助けてあげられなくてごめんね」と言った
何故か、胸が少し苦しくなった
どうして謝るの?
そう思ったら何故か涙がぽたぽたと落ちてくる
僕はずっと苦しかったんだ
「ゆきこそ、死ねなくてごめんなしゃい」
「ゆ、ゆきくんそういうことじゃない」
「ふぇ?」
「死なないといけない命なんか無いし、僕が言いたかったのはね、お母さんの暴力と、死ぬ寸前まで追い込んでしまったきみの心、飛び降りる前に助けてあげられなくてごめんねってこと」真剣に男性は言う
「僕はゆきくんに死んでもらいたいとも思わないよ」
この人は僕に死んで欲しくないってこと?
ベランダから降りちゃダメってこと…
お母さんと考えが違う…それが不思議で不思議でたまらなかったため「なんで?」と聞いた
「誰も、ゆきくんを死んで欲しいと思わないよ」
「それに、死んだら手遊びできなくなっちゃうよ」
「えっ!それはやだ!」
「うん、そうだよね。じゃあ死にたいとか思っちゃダメ!」
「わかった!」
「これは僕とゆきくんの約束!」と指切りげんまんをし、男性とは別れ僕は祖母と祖父に引き取られた
────────────────────────
過去編・ゆきPart1終了
やっと死ねる
これが、お母さんの望んだこと
褒めてもらえるかなぁ~
強い衝撃と共に、意識が途絶えた
────────────────────────
広い暗闇の空間に僕1人がいる
死ねた感じかなぁ~?
それより、僕はあまり暗闇が好きじゃない
ここから逃げたくて歩いたが、歩いても歩いても、ドアやひかりが見えるわけじゃない
ここはどこ?
立ち止まった瞬間、一瞬だけ光が見えた
暖かい、この光が僕を愛してくれてるみたい
それから光に向かって走った
光に着いた時
────────────────────────
僕は目覚めた
ここは…
薬品独特の匂い、白いベット
多分、病院?
僕、死ねなかった
お母さん、ごめんなさい…
怒られる。そう思ったら怖くて布団に潜った
カタカタ、体が震える
すると、ベットを囲んでいたカーテンが開いた音がした
ん?
「ゆきくん?どこにいるの?」
そう聞かれたから「どこにもいないよォ~」と言ってバレた
「ゆきくんはドジで可愛いね」
と言われたので即座に否定する
「ドジだけど、可愛くないもん」
「そう?」
「うん!」
「それでも可愛いけどなぁ~」と男性は小声で言ったがゆきの耳には届いてなかった
男性が少し黙った後、神妙な面持ちで「ゆきくん、助けてあげられなくてごめんね」と言った
何故か、胸が少し苦しくなった
どうして謝るの?
そう思ったら何故か涙がぽたぽたと落ちてくる
僕はずっと苦しかったんだ
「ゆきこそ、死ねなくてごめんなしゃい」
「ゆ、ゆきくんそういうことじゃない」
「ふぇ?」
「死なないといけない命なんか無いし、僕が言いたかったのはね、お母さんの暴力と、死ぬ寸前まで追い込んでしまったきみの心、飛び降りる前に助けてあげられなくてごめんねってこと」真剣に男性は言う
「僕はゆきくんに死んでもらいたいとも思わないよ」
この人は僕に死んで欲しくないってこと?
ベランダから降りちゃダメってこと…
お母さんと考えが違う…それが不思議で不思議でたまらなかったため「なんで?」と聞いた
「誰も、ゆきくんを死んで欲しいと思わないよ」
「それに、死んだら手遊びできなくなっちゃうよ」
「えっ!それはやだ!」
「うん、そうだよね。じゃあ死にたいとか思っちゃダメ!」
「わかった!」
「これは僕とゆきくんの約束!」と指切りげんまんをし、男性とは別れ僕は祖母と祖父に引き取られた
────────────────────────
過去編・ゆきPart1終了
16
あなたにおすすめの小説
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
【完結】僕の匂いだけがわかるイケメン美食家αにおいしく頂かれてしまいそうです
grotta
BL
【嗅覚を失った美食家α×親に勝手に婚約者を決められたΩのすれ違いグルメオメガバース】
会社員の夕希はブログを書きながら美食コラムニストを目指すスイーツ男子。αが嫌いで、Ωなのを隠しβのフリをして生きてきた。
最近グルメ仲間に恋人ができてしまい一人寂しくホテルでケーキを食べていると、憧れの美食評論家鷲尾隼一と出会う。彼は超美形な上にα嫌いの夕希でもつい心が揺れてしまうほどいい香りのフェロモンを漂わせていた。
夕希は彼が現在嗅覚を失っていること、それなのになぜか夕希の匂いだけがわかることを聞かされる。そして隼一は自分の代わりに夕希に食レポのゴーストライターをしてほしいと依頼してきた。
協力すれば美味しいものを食べさせてくれると言う隼一。しかも出版関係者に紹介しても良いと言われて舞い上がった夕希は彼の依頼を受ける。
そんな中、母からアルファ男性の見合い写真が送られてきて気分は急降下。
見合い=28歳の誕生日までというタイムリミットがある状況で夕希は隼一のゴーストライターを務める。
一緒に過ごしているうちにαにしては優しく誠実な隼一に心を開いていく夕希。そして隼一の家でヒートを起こしてしまい、体の関係を結んでしまう。見合いを控えているため隼一と決別しようと思う夕希に対し、逆に猛烈に甘くなる隼一。
しかしあるきっかけから隼一には最初からΩと寝る目的があったと知ってしまい――?
【受】早瀬夕希(27歳)…βと偽るΩ、コラムニストを目指すスイーツ男子。α嫌いなのに母親にαとの見合いを決められている。
【攻】鷲尾準一(32歳)…黒髪美形α、クールで辛口な美食評論家兼コラムニスト。現在嗅覚異常に悩まされている。
※東京のデートスポットでスパダリに美味しいもの食べさせてもらっていちゃつく話です♡
※第10回BL小説大賞に参加しています
36.8℃
月波結
BL
高校2年生、音寧は繊細なΩ。幼馴染の秀一郎は文武両道のα。
ふたりは「番候補」として婚約を控えながら、音寧のフェロモンの影響で距離を保たなければならない。
近づけば香りが溢れ、ふたりの感情が揺れる。音寧のフェロモンは、バニラビーンズの甘い香りに例えられ、『運命の番』と言われる秀一郎の身体はそれに強く反応してしまう。
制度、家族、将来——すべてがふたりを結びつけようとする一方で、薬で抑えた想いは、触れられない手の間をすり抜けていく。
転校生の肇くんとの友情、婚約者候補としての葛藤、そして「待ってる」の一言が、ふたりの未来を静かに照らす。
36.8℃の微熱が続く日々の中で、ふたりは“運命”を選び取ることができるのか。
香りと距離、運命、そして選択の物語。
この手に抱くぬくもりは
R
BL
幼い頃から孤独を強いられてきたルシアン。
子どもたちの笑顔、温かな手、そして寄り添う背中――
彼にとって、初めての居場所だった。
過去の痛みを抱えながらも、彼は幸せを願い、小さな一歩を踏み出していく。
溺愛アルファは運命の恋を離さない
リミル
BL
運命を受け入れたスパダリα(30)×運命の恋に拾われたΩ(27)
──愛してる。俺だけの運命。
婚約者に捨てられたオメガの千歳は、オメガ嫌いであるアルファのレグルシュの元で、一時期居候の身となる。そこでレグルシュの甥である、ユキのシッターとして働いていた。
ユキとの別れ、そして、レグルシュと運命の恋で結ばれ、千歳は子供を身籠った。
新しい家族の誕生。初めての育児に、甘い新婚生活。さらには、二人の仲にヤキモチを焼いたユキに──!?
※こちらは「愛人オメガは運命の恋に拾われる」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/590151775/674683785)の続編になります。
【完結済】極上アルファを嵌めた俺の話
降魔 鬼灯
BL
ピアニスト志望の悠理は子供の頃、仲の良かったアルファの東郷司にコンクールで敗北した。
両親を早くに亡くしその借金の返済が迫っている悠理にとって未成年最後のこのコンクールの賞金を得る事がラストチャンスだった。
しかし、司に敗北した悠理ははオメガ専用の娼館にいくより他なくなってしまう。
コンサート入賞者を招いたパーティーで司に想い人がいることを知った悠理は地味な自分がオメガだとバレていない事を利用して司を嵌めて慰謝料を奪おうと計画するが……。
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
【完結】end roll.〜あなたの最期に、俺はいましたか〜
みやの
BL
ーー……俺は、本能に殺されたかった。
自分で選び、番になった恋人を事故で亡くしたオメガ・要。
残されたのは、抜け殻みたいな体と、二度と戻らない日々への悔いだけだった。
この世界には、生涯に一度だけ「本当の番」がいる――
そう信じられていても、要はもう「運命」なんて言葉を信じることができない。
亡くした番の記憶と、本能が求める現在のあいだで引き裂かれながら、
それでも生きてしまうΩの物語。
痛くて、残酷なラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる