運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー

白井由紀

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契約

契約 第四十三話

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「ん~」と言いながら俺の体の匂いを嗅いだあと「いい匂い」と満足気に言う

俺もゆきの匂いを嗅いで一日の疲れが無くなった

その後にギュッと抱きしめてきて頭を俺の体に擦り付ける 

寝ぼけているのか?起こそうとも思ったがこの密着感…離れたくないし、マーキングしてくれているという優越感がたまらなく心地よい

かわいいなと思いつつ、ゆきを眺めているとスーツを脱がされた

それだけ奪って抱きしめている俺の腕を解き、俺と真逆の方向を向いて匂いをかぎ始める

本物がいるのに…スーツに負けただと…この人生の中で一番絶望したかもしれない
 
あのスーツ捨てよう…。ビリビリに破いてやる

スーツさえあれば発情期が乗り越えられるとか言って俺が必要にならなくなる前に…

俺の存在を脅かすものは何がなんでも消し去るなどと考えていると「んぅ~玲央さん?」と愛らしい声で聞いてきた

「どうした?」

「れ、玲央さん!?」とびっくりして起きあがる

俺もゆきにつられるように起きあがる

「玲央さんが、なんでこんなところに…」

「ゆきが、俺を中に引っ張ったんだが…」と言うと絶望した顔と泣きそうな顔で「そ、そんなことを…ごめんなさい」と謝る

俺は嬉しかったんだが…

「別に発情したわけでもないのに汚い巣を作ってしまって…。朝だって玲央さんの匂いを嗅いで…」と泣きそうな顔になる

泣きそうになる顔を見ると抱きしめたくなり、迷いもせずに抱きしめる

ゆきはびっくりして慌てる
 
「ゆき、一生懸命作ったんだろ?」

「自分なりに頑張りました」

「だったら汚くない。俺は一生懸命ゆきが頑張って作ったんだったら素敵な巣だ。みんなが否定してもゆきが否定しても、俺だけはゆきの巣が一番だ」

「け、けど…一生懸命作ったけどうまくできないのは事実だし…汚いよ…」

「汚くない。俺がそう言っているんだ、なら従うべきだろ?」

「それは…」と言いかけたところでこれ以上自分を卑下することを言ってほしくなくてキスをする
 
舌が入るキスじゃなくて恋人みたいなキス

「俺はゆきが頑張ったならそれでいいんだ。俺を思ってくれているならもっと嬉しい。だからそんなに自分のことを下げるな…俺が悲しくなる」

「玲央さん…朝のことだって…」

朝のことってあれか…

「俺だって発情期の時ゆきの服とか嗅ぐから大丈夫だ。これは運命の番の定めなんじゃないか?」と言うと「そうですか…」と少し悲しい顔をした

その悲しい顔の理由が俺にはわからなかった



~お知らせ~

いつもお読みいただきありがとうございます🙇‍♀
今日の21時に新作を公開します!ぜひ興味のある方はご覧いただけると嬉しいです!

題名・α嫌いの僕は運命の番に溺愛されても番になりません!

あらすじ

溺愛&執着攻めα×αがいなくても幸せになれると思っているΩ

α嫌いなΩの涼風 いとはクラスメートのαとΩカップルに代わりにエッチなお店で働いてこいと言われて従ってしまった。
最初は嫌がっていたが、なんとか客引きの仕事をこなしていた。しかし、突然、発情してしまい、その原因は出会いたくもない運命の番だった。ただでさえαが嫌いなのに、運命の番だなんて…。その後も、運命の番に追いかけ回される。いとは、この運命から逃げることはできるのか!


α嫌いが溺愛される身分差溺愛ストーリー

★ハッピーエンド作品です


ご覧いただきありがとうございました🙇‍♀
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