126 / 127
契約
契約 第四十四話
しおりを挟む
ゆきside
「俺だって発情期の時ゆきの服とか嗅ぐから大丈夫だ。これは運命の番の定めなんじゃないか?」と言われた時、好きだから…愛してるから…匂いを求めるんだと思ってた。だけど、それが運命の番っていう関係だからって…遠回しに恋人にはなれないって言われているようなものだと思った
やっぱり…こんなオメガとなんか運命の番って関係だけでいいよね…普通のアルファだったらこんなに僕の要望とか答えてくれるわけないし…怜央さんが優しいから…。けど、胸が苦しい…
全部気持ちを叫んでしまいそうになる。
なんの気持ち…?好きって…。
ってことはこれが恋ってことなのかな…
もしこれが恋なら言わないようにしよう…。だって告ったりしたら…拒否されて今までの綺麗な思い出が全部消えてなくなっちゃう…。
これが、お母さんの言ってたこと…?おばぁちゃんからお母さんはオメガだったって聞いたことがあった。綺麗な恋人や関係にはなれないってことを知ってたのかも…だって僕は怜央さんにふさわしくないから…。だから、運命の番なんてそんな甘いものじゃないって…。
お母さんのことはあんまり聞いたことないし分からないけど
それなら、お母さんの言う通りかもしれないと考えていると怜央さんが「ゆき?なんで泣いてるんだ?」と言ってきた
泣いてる…?
頬を手の甲で拭くと小さな水溜まりが手の甲にあった
「あ、これは…」
なんて言い訳すれば…と咄嗟に出たのが「なんか自分の問題が解決出来た気がして…」と変な言い訳をする
絶対怪しまれる…
「嘘だろ?何か気に触ること言ってしまったか…すまない」
「違うんです!」
「何が違うんだ?」
ええっと…「巣!巣作りを褒めてくれたことがとっても嬉しくて…ほら!ずっと自分の課題だったから!それが解決出来てとっても良かったなーって!」と笑顔で言うと「そうか…」と言ってくれた
ふぅ…セーフ…怪しまれてないはず…
何か他の話題にしないと…「怜央さん…」
「ん?」
呼ばなきゃ良かった…。何も思い浮かばない
「た、ただ呼んだだけです」と言うと「やっぱりどうしたんだ?熱でもあるのか?」と近くに寄ってきて僕の顔をじっくりと見る
そ、そんなに見ないで欲しい…怜央さんみたいに綺麗な顔をしてる訳じゃないし…顔が赤くなっちゃう
おでこに手を当てられて「熱は無さそうだな」と一言を言ったあと僕の体を持ち上げてベットに寝かすと「おやすみ」と言って出ていこうとする
僕は離れたくて行かないでって言いたかったけどその前に部屋を出て行ってしまった
「俺だって発情期の時ゆきの服とか嗅ぐから大丈夫だ。これは運命の番の定めなんじゃないか?」と言われた時、好きだから…愛してるから…匂いを求めるんだと思ってた。だけど、それが運命の番っていう関係だからって…遠回しに恋人にはなれないって言われているようなものだと思った
やっぱり…こんなオメガとなんか運命の番って関係だけでいいよね…普通のアルファだったらこんなに僕の要望とか答えてくれるわけないし…怜央さんが優しいから…。けど、胸が苦しい…
全部気持ちを叫んでしまいそうになる。
なんの気持ち…?好きって…。
ってことはこれが恋ってことなのかな…
もしこれが恋なら言わないようにしよう…。だって告ったりしたら…拒否されて今までの綺麗な思い出が全部消えてなくなっちゃう…。
これが、お母さんの言ってたこと…?おばぁちゃんからお母さんはオメガだったって聞いたことがあった。綺麗な恋人や関係にはなれないってことを知ってたのかも…だって僕は怜央さんにふさわしくないから…。だから、運命の番なんてそんな甘いものじゃないって…。
お母さんのことはあんまり聞いたことないし分からないけど
それなら、お母さんの言う通りかもしれないと考えていると怜央さんが「ゆき?なんで泣いてるんだ?」と言ってきた
泣いてる…?
頬を手の甲で拭くと小さな水溜まりが手の甲にあった
「あ、これは…」
なんて言い訳すれば…と咄嗟に出たのが「なんか自分の問題が解決出来た気がして…」と変な言い訳をする
絶対怪しまれる…
「嘘だろ?何か気に触ること言ってしまったか…すまない」
「違うんです!」
「何が違うんだ?」
ええっと…「巣!巣作りを褒めてくれたことがとっても嬉しくて…ほら!ずっと自分の課題だったから!それが解決出来てとっても良かったなーって!」と笑顔で言うと「そうか…」と言ってくれた
ふぅ…セーフ…怪しまれてないはず…
何か他の話題にしないと…「怜央さん…」
「ん?」
呼ばなきゃ良かった…。何も思い浮かばない
「た、ただ呼んだだけです」と言うと「やっぱりどうしたんだ?熱でもあるのか?」と近くに寄ってきて僕の顔をじっくりと見る
そ、そんなに見ないで欲しい…怜央さんみたいに綺麗な顔をしてる訳じゃないし…顔が赤くなっちゃう
おでこに手を当てられて「熱は無さそうだな」と一言を言ったあと僕の体を持ち上げてベットに寝かすと「おやすみ」と言って出ていこうとする
僕は離れたくて行かないでって言いたかったけどその前に部屋を出て行ってしまった
76
あなたにおすすめの小説
【完結】僕の匂いだけがわかるイケメン美食家αにおいしく頂かれてしまいそうです
grotta
BL
【嗅覚を失った美食家α×親に勝手に婚約者を決められたΩのすれ違いグルメオメガバース】
会社員の夕希はブログを書きながら美食コラムニストを目指すスイーツ男子。αが嫌いで、Ωなのを隠しβのフリをして生きてきた。
最近グルメ仲間に恋人ができてしまい一人寂しくホテルでケーキを食べていると、憧れの美食評論家鷲尾隼一と出会う。彼は超美形な上にα嫌いの夕希でもつい心が揺れてしまうほどいい香りのフェロモンを漂わせていた。
夕希は彼が現在嗅覚を失っていること、それなのになぜか夕希の匂いだけがわかることを聞かされる。そして隼一は自分の代わりに夕希に食レポのゴーストライターをしてほしいと依頼してきた。
協力すれば美味しいものを食べさせてくれると言う隼一。しかも出版関係者に紹介しても良いと言われて舞い上がった夕希は彼の依頼を受ける。
そんな中、母からアルファ男性の見合い写真が送られてきて気分は急降下。
見合い=28歳の誕生日までというタイムリミットがある状況で夕希は隼一のゴーストライターを務める。
一緒に過ごしているうちにαにしては優しく誠実な隼一に心を開いていく夕希。そして隼一の家でヒートを起こしてしまい、体の関係を結んでしまう。見合いを控えているため隼一と決別しようと思う夕希に対し、逆に猛烈に甘くなる隼一。
しかしあるきっかけから隼一には最初からΩと寝る目的があったと知ってしまい――?
【受】早瀬夕希(27歳)…βと偽るΩ、コラムニストを目指すスイーツ男子。α嫌いなのに母親にαとの見合いを決められている。
【攻】鷲尾準一(32歳)…黒髪美形α、クールで辛口な美食評論家兼コラムニスト。現在嗅覚異常に悩まされている。
※東京のデートスポットでスパダリに美味しいもの食べさせてもらっていちゃつく話です♡
※第10回BL小説大賞に参加しています
36.8℃
月波結
BL
高校2年生、音寧は繊細なΩ。幼馴染の秀一郎は文武両道のα。
ふたりは「番候補」として婚約を控えながら、音寧のフェロモンの影響で距離を保たなければならない。
近づけば香りが溢れ、ふたりの感情が揺れる。音寧のフェロモンは、バニラビーンズの甘い香りに例えられ、『運命の番』と言われる秀一郎の身体はそれに強く反応してしまう。
制度、家族、将来——すべてがふたりを結びつけようとする一方で、薬で抑えた想いは、触れられない手の間をすり抜けていく。
転校生の肇くんとの友情、婚約者候補としての葛藤、そして「待ってる」の一言が、ふたりの未来を静かに照らす。
36.8℃の微熱が続く日々の中で、ふたりは“運命”を選び取ることができるのか。
香りと距離、運命、そして選択の物語。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
この手に抱くぬくもりは
R
BL
幼い頃から孤独を強いられてきたルシアン。
子どもたちの笑顔、温かな手、そして寄り添う背中――
彼にとって、初めての居場所だった。
過去の痛みを抱えながらも、彼は幸せを願い、小さな一歩を踏み出していく。
溺愛アルファは運命の恋を離さない
リミル
BL
運命を受け入れたスパダリα(30)×運命の恋に拾われたΩ(27)
──愛してる。俺だけの運命。
婚約者に捨てられたオメガの千歳は、オメガ嫌いであるアルファのレグルシュの元で、一時期居候の身となる。そこでレグルシュの甥である、ユキのシッターとして働いていた。
ユキとの別れ、そして、レグルシュと運命の恋で結ばれ、千歳は子供を身籠った。
新しい家族の誕生。初めての育児に、甘い新婚生活。さらには、二人の仲にヤキモチを焼いたユキに──!?
※こちらは「愛人オメガは運命の恋に拾われる」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/590151775/674683785)の続編になります。
今日は少し、遠回りして帰ろう【完】
新羽梅衣
BL
「どうしようもない」
そんな言葉がお似合いの、この感情。
捨ててしまいたいと何度も思って、
結局それができずに、
大事にだいじにしまいこんでいる。
だからどうかせめて、バレないで。
君さえも、気づかないでいてほしい。
・
・
真面目で先生からも頼りにされている枢木一織は、学校一の問題児・三枝頼と同じクラスになる。正反対すぎて関わることなんてないと思っていた一織だったが、何かにつけて頼は一織のことを構ってきて……。
愛が重たい美形×少しひねくれ者のクラス委員長、青春ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる