聖女が追放されたことで豊穣チートを失ったけど、プロテインとヤンデレ美少女のおかげで人生逆転しました

フーラー

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第1章

ヤンデレ少女が『親友』に面従腹背なの、良いよね

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「はい、ありがとうございました」

そう言いながら、ミレイユは自身の従業員にして親友の『スファーレ』は客である貴婦人に薬を手渡した。
「今日のお薬の売れ行きも上々ですわね」

いかにもお嬢様と言った口調の話しかたと、かわいらしいフリルたっぷりの服を身にまとったすスファーレは、そうニコニコと笑みを浮かべて見せた。

「そりゃそうよ。私が頑張って作った薬だから」
そう言いながらも、聖女ミレイユは少し嬉しそうな表情を見せた。

ミレイユは、自身の代わりに接客をやってくれるスファーレをみながら、
(これが、私の望んだスローライフよ……)
そう思いながら、椅子に深く座って天井を見上げる。

(『聖女の奇跡』で豊穣な大地を生み出して食に困らないようにしながら、同じく『聖女の奇跡』で効力を高めた薬を作って、可愛い女の子や優良なお客様に囲まれて……。こんな生活をしたかったのよね……)

そう思いながら、ミレイユはスファーレに笑いかける。

「あなたが来てくれるようになって、本当に助かるわ。ありがとう、スファーレ。同じ人間なのに……シリルって奴とは大違いね?」
「そうですわよね。……お兄様……いえ、シリルはひどい男でしたから。ところで、ひょっとしてシリルと最近お会いしたんですの?」
「え? ……まあ、ちょっとね」

昨日のことを思い出しながら、ミレイユはそう答える。
そしてスファーレは一瞬不安そうな表情を見せた後、シリルについてあしざまに言い放つ。

「あの男、いつも女性のお尻ばっかり追っかけて……。それに、酷い時には私のお風呂を覗くようなことまでしたんですわよ? だから、もう近づかないようにした方がよろしいわよ?」
「え、そんな男だったの? まあ、そうね、気を付けるわ」

なお、スファーレの話は嘘八百であることは言うまでもない。
だが、元来人間の男性に対する不信感があるのだろう、ミレイユはそのことを深く言及せず、頷いた。

「やっぱり、お姉さまは人間がお嫌いですの?」
「人間……というか、人間の男に好意を向けられるのがね。……短命種が長命種に向ける行為なんて、暴力以外の何物でもないわよ」
「暴力、ですか……」

そう言いながら、同じく人間であるスファーレの表情が曇ったのを見て、ミレイユは慌ててフォローを行う。

「ああ、ゴメンね! けど、それは若い男に限った話だから! それに私、スファーレのことは好きよ! いつもお店の仕事してくれて、助かるわ?」
「そうですか? ありがとうございます。私も、お姉さまのことが大好きですわ?」
「お姉さま……」

その心地の良い響きに、ミレイユはさらに気分を良くした。

「フフフ。にしても、今の生活は本当に楽しいわよ。……カルギス領に居た時には、本当にひどかったもの……」

そしてミレイユはまた、愚痴を吐き出すようにつぶやく。

「お客さんは気持ち悪いおっさんや、ウザいおばさんばっかりだし! 気品のある貴婦人や、可愛い子も来ないのに、面倒事も押し付けられるし……。本当につらかったわ? なんで私だけがあんな辛いことしなきゃいけないの? なんて不公平なの? って、いつも思ってたもの……」
「そう、でしたか……」

スファーレがカルギス領の出身者であることを気にとめもせずに、ミレイユは続ける。

「だからこうやって、きれいな貴婦人や素敵な紳士の方の相手をする、今の仕事は本当に楽しいわ。こういう『スローライフ』を私は願っていたわ」
「そうですわね。……私も、ミレイユ様のお隣に入れて、嬉しく思いますわ?」
「そう? なら、嬉しいわね」

そう言ってミレイユも笑みを浮かべた。




しばらく笑って話をしていると、そこにみすぼらしい外見の少女がやってきた。
種族は恐らくサキュバスだろうか、年に不相応なほどの愛くるしい顔つきをしている。
その姿を見て、ミレイユはにっこりと笑って声をかけた。

「どうしたの、お嬢ちゃん?」

すると、その少女はたどたどしく、答える。

「あのね。……孤児院のお友達たちが、病気になっちゃって……」
「病気? それってどんな病気なの?」
「あのね、あのね……。お腹が痛いみたいで、それで凄い苦しそうなの……」
「腹痛、ね……」

そう言いながらミレイユは、手近に置いてあった薬瓶を10本ほど手に取った。

「……だったら、このお薬できっと治るんじゃないかな?」
「え? ……でも、私、お金、これしか……」

そう言いながら、粗末な銅貨を取り出した少女を見て、笑いながら首を振るミレイユ。

「大丈夫よ。お金はいつでも良いわ。だから、早く孤児院の子に持って行ってあげて?」
「ありがと、お姉ちゃん! 大好き!」
「フフフ。その笑顔だけで十分よ。じゃあ、気を付けてね」

『お姉ちゃん』と言うワードに反応したのか、ミレイユは嬉しそうに笑みを浮かべた。
そして嬉しそうに去っていく少女を見て、ミレイユは嬉しそうに答える。



「やっぱり、誰かに喜ばれると、嬉しいわね?」
「けど、良いのですか? あの子に渡しちゃったら、薬の売り上げが……」
「良いのよ。私、やっぱり困ってる人見ると放っておけないから」
「素敵ね。お姉さまは本当に『正義の味方』なんですね?」
「あら、そう? フフフ……そう言われると、照れるわね?」

そう言うミレイユの笑みを見て、そっとスファーレはその場を去り、店を出た。





「よくやってくれましたわね」

そして、先ほどの少女に駄賃とばかりに数枚の銀貨を渡す。
その表情は、先ほどまでミレイユに見せていた顔とはまるで異なる、悪辣な表情であった。

「えへへ、あれでよかった? はい、じゃあこれ渡すね? これ、どこに売るの?」

そう言いながらも、少女はスファーレに薬を全て渡した。
こちらも先ほどのたどたどしい態度はすべて演技だったのだろう、したたかな表情で笑みを浮かべた。

「聖女様のお薬は、どの国にも高く売れますからね。……とりあえず、地方の領主様にでもお渡しするつもりですわ?」
「へえ。私には出来そうもないけど儲かりそうだね。けど、なんであんなに簡単にひっかかったんだろ、あの聖女様?」

先ほどとは異なり、完全に皮肉めいた口調で『聖女様』と二人は呼んでいる。
少女の疑問に、半ば吐き捨てるような口調で義妹は答える。

「……自称『正義の味方』ってそんなものですわ。見かけが可愛いものに味方すれば『正義』に酔える、あさましい連中ですもの。だから孤児の中で一番顔の良い、あなたを連れてきていけば、うまく行くと思いまして」

歯に衣を着せずに答えるスファーレ。また『正義の味方とは、基本可愛いものの味方』と言う発言に少女もまた不愉快そうな表情を見せた。

「……可愛いものの味方、ね……。まあ、そうよね。あの聖女、私のパパが病気で苦しんでた時には、見て見ぬふりしたもん……。あの時のこと、まだ忘れてないから……」
「そうですわね。……けど、大丈夫ですわ? 聖女ってだけで良い思いをしているあの女には、私がしっかりと仕返しをしてやりますから」

そう言うと、スファーレはにんまりと笑った。

「ふうん。それは楽しみだな。私もあの聖女嫌いだから。……で、それが終わったら、どうすんの?」
「え? ……フフフ。もちろん決まってますわ。このお金で、お兄様……シリル様を私だけのものにするのですから……フフフフ……お兄様、お兄様、お兄様……」

義妹は、そう言うと先ほどのミレイユに対する媚びた笑顔ではなく、どこか不気味な表情で笑みを浮かべた。

「あ、そ、そう……」
ただならぬ雰囲気を感じたのか、その少女は早々にその場を立ち去った。




一方、こちらはカルギス領。
「へえ、ザントの両親は傭兵だったんだな?」
「ああ。けど、戦争が終わって、仕事が無くなったんだ。それで、農業をやってたんだけど、それもうまく行かなかったんだよ。それでグリゴア領を追い出されて、カルギス領に来たんだ」

シリルとセドナは、ザントと歓談しながら仕事場に向かっていた。
最初のうちは身構えるような表情だったザントだが、次第に打ち解けてきたのか口数も増えてきた。

「そっか。ザントも大変だったんだね?」

セドナは少し悲しそうな表情を向ける。

「別に……。俺は……」

そう言われて、ぷい、と顔をそむけるザント。

「けど、ザントも良い主人に拾われたよな」
「え?」
「ザントが食べていた朝食、多分ラルフ様のだったんだよ。……多分あの人、今日飯抜きだったと思うぜ?」
「……そう、だったんだ……」

何も考えずにただ普通に口に運んでいたことに、ザントは少し申し訳なさそうな表情をした。

「実は俺も、小さいときはそうやって育っててもらったことがあったからな」
「まあ、ラルフ様は……。優しすぎる人だからね」
セドナもそう言って、苦笑した。

「けど、あの人はエルフだよな? 良い人なのは分かったけど、なんで、人間やインキュバスのあんたらが、あんなに慕ってるんだ?」

基本的に、多数派であり権力者側になることが多いエルフは『人間の異性』以外には嫌われやすい。その為、少し疑問を呈するようにザントは尋ねると、すこし昔を思い出すようにシリルは答えた。

「ああ。……実はラルフ様の妻は人間だったんだけどさ。あの人、奥さんが死ぬまでずっと傍にいてくれたんだよ」
「え?」

エルフと人間が婚姻することは極めて珍しいことでもあるため、ザントは少し驚いた表情を見せる。

「そうそう。すっかりおばあちゃんになった奥さんと一緒に、いつも領地を見て回っててね。すっごい仲よさそうだったんだよ?」
「だよな、あれ見てたら、本当に奥様は幸せだったんだなって思うよ。それに最期の方は、体を壊した奥様のために、お金もないのにあちこちで薬を集めててさ。俺たちが薬草に詳しくなったのも、それが理由なんだ」
「凄いですね、そうだったんですか……」

その話を聴いて、同じく寿命の短いザントも親近感を覚えたのだろう、嬉しそうな表情を見せた。

「おっと、そろそろ時間だな。悪いけど、ザントはここで降りてくれ」

そう言うと、シリルはザントに降りるように指示を行った。




(うーん……。大変だな、これは……)
その後、ザントが受けた指示は『この畑に救っている虫たちを一匹ずつ取って、かごに入れろ』と言うものだった。

(まあ確かに、あの二人と同じ仕事は出来ないけどさ、俺には……)

シリルとセドナは近くの領地の見回りと薬草の回収、そして自身たちで作った薬湯を各地で病に苦しむ人たちに振舞う仕事だった。
他者とコミュニケーションを取るのが極端に苦手なザントにとっては、多少重労働でも、今の仕事の方がいいかな、と感じた。

(とはいえ……。これは、終わりそうもないな……)

しかし、飽きっぽいザントはものの30分ほどで嫌になり始めた。

(なんで、俺がこんな面倒なことをしないといけないんだ? もし、俺がエルフだったら……。そうでなくても、もう少し頭が良かったら、こんなことしないで済んだんだろうな……)

そう思いながら愚痴が頭の中で飛び交うザント。

(あと、あの二人付き合ってんのかな……。はあ、いいよな、シリルさん、あんなに可愛い彼女がいて。というか、俺の方が性格いいと思うのに、先に会えなかっただけで付き合えないなんて、運が悪いよなあ……)

目の前にぴょん、ととんだ害虫を袋に詰めながら、シリルはそう思った。

(それに、俺もセドナさんみたいな彼女がいれば仕事も続くのになあ……。もしシリルさんが居なければ、俺があのセドナさんと付き合って、それで……へへへ……)

そう思って『自称優しい男』であるザントは、セドナを思いながらいやらしい想像をしつつ仕事を進めていたが、どう妄想を膨らませながら仕事をしても、畑の中を飛び交う害虫を取っていく作業はつらいものだった。

(ま、そんなことよりも、これはもう嫌だなあ……。もう、止めちゃおうかな……。いつものことだし……)

ザントがラルフのもとに引き取られたのは、単に両親が病で命を落としただけではない。
仕事を何をやっても長続きせず、その癖愚痴や文句が多かったため、手を焼いた地主が押し付けたというのが大きい。
だが、


「うん、ザントは見込みがありそうだな。きっと、皆とも仲良くなれそうだな」
「まずは出来ることからやっていこ? 大丈夫、何かあったら、あたしたちがフォローするね!」


そう言っていたシリルとセドナの声が頭に浮かび、
(ま、もうちょっとだけ頑張ろうかな……)
そう思いながら、目の前の害虫を退治するべく、向き直った。
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