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第134話 モモチー、ナーゴ、461さん
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~配信者 ナーゴ~
──洋食屋、冒険家B
お昼の忙しい時間も終わった15時頃、マスターは休憩に入って、ナーゴが店番をすることになったにゃ。
厨房の整理をしていると、カランというベルの音と一緒に扉が開いた。入って来たのは見知ったフルヘルムの男の人──ヨロさんだったにゃ。ヘルムにTシャツの格好は、ランニングでもした後かもしれないにゃ。
「ん? 今日はナーゴしかいないのか?」
「マスターは今休憩中だにゃ。でもナーゴがお店見てるから大丈夫にゃ~」
「そっか。じゃあアイスコーヒー頼む。ジーク達と待ち合わせしてるんだ」
「了解にゃ~! みんな来るまでこちらの席にどうぞにゃ~」
「あ、それとよ、ジーク達が来たら話があるんだ」
「にゃ? 話?」
なんだろう? 気になるけど、後でって言われたから今は聞かないほうがいいかにゃ。
ヨロさんを奥の席に案内する。奥の席は柱の陰になってるにゃ。配信者さん達が来た時は外から見えにくい席でゆっくりして欲しいのにゃ。
グラスに氷を入れてアイスコーヒーを注ぐ。それをヨロさんへ出した時、またカランと扉が開く音がした。
入って来たのは女の子。でも、体のラインから女の子と分かるくらいだにゃ。なぜかと言うと、フードを被ってサングラスにマスク姿だから。一見するとあやしそうな見た目……そんな彼女は、ドアから顔を覗かせて、キョロキョロと中を覗いてから中に入って来たにゃ。
「いらっしゃいませにゃ!」
ナーゴを見てビックリしたような顔をする女の子。彼女はナーゴをジロジロ見たあとポツリと呟いた。
「き、着ぐるみ?……変わったお店ですわね……」
「ナーゴはこのお店のアルバイトにゃ。ちゃんと人間にゃ~♡」
私の感情に反応して、着ぐるみ装備の「操作」の符呪が発動する。覗き穴が細くなって、ナーゴ着ぐるみの顔がニコリと笑ったのが分かった。
「い、1名入れます?」
「カウンターでよろしいですかにゃ?」
「よろしくてよ。注文はアイスティーを」
「今ならポメラフルーツティーがオススメですにゃ♡」
「では、それを下さいまし」
「承りましたにゃ♡ お待ち下さいにゃ~」
女の子が席に座ってフードとマスクを外す。ピンク色の縦にクルクル巻いた髪がフワリと出る。んん? なんかこの女の子見たことあるにゃ~?
カウンターに入ってお湯を沸かす。ティースプーンに一杯茶葉を掬ってティーポットに入れる。沸かしたお湯を注いで蒸らしている間に、冷凍庫から凍らせたポメラフルーツ、冷蔵庫からポメラフルーツのジャムを取り出した。
「なんですのその金色のフルーツ? 柑橘類みたいですわね」
ふと見ると、女の子がカウンターから厨房を覗き込んでいた。
「これは森系ダンジョンに生えるポメラフルーツという果物にゃ。酸味と甘味、それと苦味が少しある異世界産フルーツ。グレープフルーツに似た味わいにゃ~」
「へぇ……初めて見ましたわ」
「ナーゴが見つけたのにゃ♡」
グラスにジャムを入れる。氷と、凍らせたポメラフルーツをギッシリ入れ、ティーポットから紅茶を注いでいく。パキパキと氷の割れる音が気持ちいい。女の子の前にグラスを置くと、彼女はサングラスを外してポメラフルーツティーを見た。
どことなくお嬢様な雰囲気……やっぱりこの女の子、見たことある気がするにゃ。
「紅茶のオレンジ色とフルーツの金色が混ざって綺麗ですわ」
「ポメラフルーツには疲労回復効果があるにゃ。暑い夏にはピッタリだにゃ~♡」
それにスタミナ回復効果も。異世界産の食材だけにある不思議な効果にゃ。
「本当に……美味しそう」
女の子がストローに口を付けてコクリとアイスティー飲む。すると彼女の顔は、パッと笑顔になった。
「美味しいですわ……っ! 爽やかで、甘みも控えめで、紅茶にピッタリ……っ!」
良かったにゃ。入って来た時はどことなく暗い感じだったけど、元気出してくれたみたいで。
「喜んで貰えて良かったですにゃ♡」
嬉しくてつい体がクネクネ動いちゃう。ふと奥を見ると、ヨロさんがこちらを見ていた。
「ん? どっかで見たことあると思ったらモモチーじゃん」
「よ、461さん……!? 何でこんな所に……!?」
ビックリしたような声を出す女の子。「モモチー」という名前を聞いて一気に分かった。あ、そうか。ハンターシティで活躍してた配信者のモモチーだにゃ。あれ? でもモモチーって確か……。
「どうしたんだよこんな所で?」
「い、いえ……ちょっと普段とは違う空気を吸いたくなりまして……」
何だか様子がおかしいモモチーに思わずヨロさんと顔を見合わせてしまう。
「実は……」
モモチーは、ゆっくりと話し始めた。
「先日ある方とコラボをしまして、最後に失敗してしまったのです」
「失敗? 誰かに怪我させちまったのか?」
「いえ、ボスを倒したのですが、死に際の一撃を喰らってしまって装備が……」
そうだにゃ! 確か装備が吹っ飛んじゃったのにゃ! 可哀想に……ナーゴなら恥ずかしくて人前に出られなくなっちゃうにゃ……。
「まぁそれはいいのですが」
「いいのかにゃ!? 見られちゃったのに!?」
「? 私のこと知っておりますの?」
「にゃにゃ!? 知ってるにゃ! ハンターシティでも活躍してたし!」
「そうですの。なら私の普段の装備のことも知ってるでしょう? あの装備を身に付けた時からああいう覚悟はしておりましたわ」
「!? そ、そうかにゃ……」
髪を手で払い、寂し気な笑顔を浮かべるモモチー。なんだにゃこの顔。どういう感情?
「武器を扱うには代償が伴うもの。その代償を受け入れてこそ、己の全てを使うことになるのです」
自分の体を「武器」って言っちゃってるのにゃ!? しかもなんか裸になっちゃったことをカッコいい風に言ってるにゃ!?
「俺もそう思うぜ」
コクリと頷くヨロさん。え、本当かにゃ? 本当に分かってるヨロさん?
「俺も聖剣を使うのに苦労したしな。代償……確かに代償もあるな。使う場所は制限されるし、気を抜くともろに魔法でダメージ受けるし」
ヨロさんが納得したように大きく頷いた。ダメだにゃ!? この人絶対モモチーの言ってること勘違いしてるのにゃ!?
「でもよ。それなら何をそんな憂鬱そうな顔してるんだ?」
「……自分が油断してしまったことが悔しいのですわ。あの屈辱を思い返すと手が震えて……どうしたらいいのか……」
モモチーをチラリと見るヨロさん。彼はヘルムの口元をスライドして開けると、アイスコーヒーを一口飲んだ。
「そんなの簡単だぜ」
「え?」
「次は油断しなきゃいい」
「そ、そうですが……」
「モモチーは油断したらどうなるのかを身を持って味わったんだろ? しかも生きてる。それってある意味成功だと思うぜ、俺は」
「成功……」
え、え? なんだにゃ? 何でモモチーは何かを掴もうとしてるのにゃ!?
「そうですわね。一度こんな経験をしたのなら、もう絶対にしない。いえ、しないように動いてみせる。そんな……簡単なことでしたのね」
「ああ。モモチーは不死鳥とガチで斬り合った探索者なんだからさ。腕は確かだと思うぜ?」
「461さん……ありがとうございますわ!」
モモチーは立ち上がるとナーゴを真っ直ぐ見た。
「ありがとうございますわ。フルーツティー……美味しかったですの!」
え、いいのかにゃ。何にも解決してないような気がするけど……。
「そうです。失敗などで落ち込むなんて私らしくなかったですわ! 早速高輪達と修行に出ますわよ! オーホッホッホ!!!」
高笑いを上げながら、モモチーはお金を置いて出て行った。
これで良かったのかにゃ……本人がいいなら良かったのかにゃあ?
「お、おいナーゴ! 今そこでモモチー見たぞ!! 覚えてるか!? ハンターシティで俺が軽トラ貸した子!」
モモチーが出ていって数秒後にマスターが帰って来た。すごく慌てた様子で。
「? 覚えてるにゃ。というかさっきまでココに来てたにゃ」
「なんだとっ!? なんで連絡しないんだよぉ……」
ヘタリと座り込むマスター。理由を聞いたら「自分がいい事言って立ち直らせたかった」とよく分からない嘆き方をしていた。
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お昼の忙しい時間も終わった15時頃、マスターは休憩に入って、ナーゴが店番をすることになったにゃ。
厨房の整理をしていると、カランというベルの音と一緒に扉が開いた。入って来たのは見知ったフルヘルムの男の人──ヨロさんだったにゃ。ヘルムにTシャツの格好は、ランニングでもした後かもしれないにゃ。
「ん? 今日はナーゴしかいないのか?」
「マスターは今休憩中だにゃ。でもナーゴがお店見てるから大丈夫にゃ~」
「そっか。じゃあアイスコーヒー頼む。ジーク達と待ち合わせしてるんだ」
「了解にゃ~! みんな来るまでこちらの席にどうぞにゃ~」
「あ、それとよ、ジーク達が来たら話があるんだ」
「にゃ? 話?」
なんだろう? 気になるけど、後でって言われたから今は聞かないほうがいいかにゃ。
ヨロさんを奥の席に案内する。奥の席は柱の陰になってるにゃ。配信者さん達が来た時は外から見えにくい席でゆっくりして欲しいのにゃ。
グラスに氷を入れてアイスコーヒーを注ぐ。それをヨロさんへ出した時、またカランと扉が開く音がした。
入って来たのは女の子。でも、体のラインから女の子と分かるくらいだにゃ。なぜかと言うと、フードを被ってサングラスにマスク姿だから。一見するとあやしそうな見た目……そんな彼女は、ドアから顔を覗かせて、キョロキョロと中を覗いてから中に入って来たにゃ。
「いらっしゃいませにゃ!」
ナーゴを見てビックリしたような顔をする女の子。彼女はナーゴをジロジロ見たあとポツリと呟いた。
「き、着ぐるみ?……変わったお店ですわね……」
「ナーゴはこのお店のアルバイトにゃ。ちゃんと人間にゃ~♡」
私の感情に反応して、着ぐるみ装備の「操作」の符呪が発動する。覗き穴が細くなって、ナーゴ着ぐるみの顔がニコリと笑ったのが分かった。
「い、1名入れます?」
「カウンターでよろしいですかにゃ?」
「よろしくてよ。注文はアイスティーを」
「今ならポメラフルーツティーがオススメですにゃ♡」
「では、それを下さいまし」
「承りましたにゃ♡ お待ち下さいにゃ~」
女の子が席に座ってフードとマスクを外す。ピンク色の縦にクルクル巻いた髪がフワリと出る。んん? なんかこの女の子見たことあるにゃ~?
カウンターに入ってお湯を沸かす。ティースプーンに一杯茶葉を掬ってティーポットに入れる。沸かしたお湯を注いで蒸らしている間に、冷凍庫から凍らせたポメラフルーツ、冷蔵庫からポメラフルーツのジャムを取り出した。
「なんですのその金色のフルーツ? 柑橘類みたいですわね」
ふと見ると、女の子がカウンターから厨房を覗き込んでいた。
「これは森系ダンジョンに生えるポメラフルーツという果物にゃ。酸味と甘味、それと苦味が少しある異世界産フルーツ。グレープフルーツに似た味わいにゃ~」
「へぇ……初めて見ましたわ」
「ナーゴが見つけたのにゃ♡」
グラスにジャムを入れる。氷と、凍らせたポメラフルーツをギッシリ入れ、ティーポットから紅茶を注いでいく。パキパキと氷の割れる音が気持ちいい。女の子の前にグラスを置くと、彼女はサングラスを外してポメラフルーツティーを見た。
どことなくお嬢様な雰囲気……やっぱりこの女の子、見たことある気がするにゃ。
「紅茶のオレンジ色とフルーツの金色が混ざって綺麗ですわ」
「ポメラフルーツには疲労回復効果があるにゃ。暑い夏にはピッタリだにゃ~♡」
それにスタミナ回復効果も。異世界産の食材だけにある不思議な効果にゃ。
「本当に……美味しそう」
女の子がストローに口を付けてコクリとアイスティー飲む。すると彼女の顔は、パッと笑顔になった。
「美味しいですわ……っ! 爽やかで、甘みも控えめで、紅茶にピッタリ……っ!」
良かったにゃ。入って来た時はどことなく暗い感じだったけど、元気出してくれたみたいで。
「喜んで貰えて良かったですにゃ♡」
嬉しくてつい体がクネクネ動いちゃう。ふと奥を見ると、ヨロさんがこちらを見ていた。
「ん? どっかで見たことあると思ったらモモチーじゃん」
「よ、461さん……!? 何でこんな所に……!?」
ビックリしたような声を出す女の子。「モモチー」という名前を聞いて一気に分かった。あ、そうか。ハンターシティで活躍してた配信者のモモチーだにゃ。あれ? でもモモチーって確か……。
「どうしたんだよこんな所で?」
「い、いえ……ちょっと普段とは違う空気を吸いたくなりまして……」
何だか様子がおかしいモモチーに思わずヨロさんと顔を見合わせてしまう。
「実は……」
モモチーは、ゆっくりと話し始めた。
「先日ある方とコラボをしまして、最後に失敗してしまったのです」
「失敗? 誰かに怪我させちまったのか?」
「いえ、ボスを倒したのですが、死に際の一撃を喰らってしまって装備が……」
そうだにゃ! 確か装備が吹っ飛んじゃったのにゃ! 可哀想に……ナーゴなら恥ずかしくて人前に出られなくなっちゃうにゃ……。
「まぁそれはいいのですが」
「いいのかにゃ!? 見られちゃったのに!?」
「? 私のこと知っておりますの?」
「にゃにゃ!? 知ってるにゃ! ハンターシティでも活躍してたし!」
「そうですの。なら私の普段の装備のことも知ってるでしょう? あの装備を身に付けた時からああいう覚悟はしておりましたわ」
「!? そ、そうかにゃ……」
髪を手で払い、寂し気な笑顔を浮かべるモモチー。なんだにゃこの顔。どういう感情?
「武器を扱うには代償が伴うもの。その代償を受け入れてこそ、己の全てを使うことになるのです」
自分の体を「武器」って言っちゃってるのにゃ!? しかもなんか裸になっちゃったことをカッコいい風に言ってるにゃ!?
「俺もそう思うぜ」
コクリと頷くヨロさん。え、本当かにゃ? 本当に分かってるヨロさん?
「俺も聖剣を使うのに苦労したしな。代償……確かに代償もあるな。使う場所は制限されるし、気を抜くともろに魔法でダメージ受けるし」
ヨロさんが納得したように大きく頷いた。ダメだにゃ!? この人絶対モモチーの言ってること勘違いしてるのにゃ!?
「でもよ。それなら何をそんな憂鬱そうな顔してるんだ?」
「……自分が油断してしまったことが悔しいのですわ。あの屈辱を思い返すと手が震えて……どうしたらいいのか……」
モモチーをチラリと見るヨロさん。彼はヘルムの口元をスライドして開けると、アイスコーヒーを一口飲んだ。
「そんなの簡単だぜ」
「え?」
「次は油断しなきゃいい」
「そ、そうですが……」
「モモチーは油断したらどうなるのかを身を持って味わったんだろ? しかも生きてる。それってある意味成功だと思うぜ、俺は」
「成功……」
え、え? なんだにゃ? 何でモモチーは何かを掴もうとしてるのにゃ!?
「そうですわね。一度こんな経験をしたのなら、もう絶対にしない。いえ、しないように動いてみせる。そんな……簡単なことでしたのね」
「ああ。モモチーは不死鳥とガチで斬り合った探索者なんだからさ。腕は確かだと思うぜ?」
「461さん……ありがとうございますわ!」
モモチーは立ち上がるとナーゴを真っ直ぐ見た。
「ありがとうございますわ。フルーツティー……美味しかったですの!」
え、いいのかにゃ。何にも解決してないような気がするけど……。
「そうです。失敗などで落ち込むなんて私らしくなかったですわ! 早速高輪達と修行に出ますわよ! オーホッホッホ!!!」
高笑いを上げながら、モモチーはお金を置いて出て行った。
これで良かったのかにゃ……本人がいいなら良かったのかにゃあ?
「お、おいナーゴ! 今そこでモモチー見たぞ!! 覚えてるか!? ハンターシティで俺が軽トラ貸した子!」
モモチーが出ていって数秒後にマスターが帰って来た。すごく慌てた様子で。
「? 覚えてるにゃ。というかさっきまでココに来てたにゃ」
「なんだとっ!? なんで連絡しないんだよぉ……」
ヘタリと座り込むマスター。理由を聞いたら「自分がいい事言って立ち直らせたかった」とよく分からない嘆き方をしていた。
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