162 / 302
第156話 話す者。
しおりを挟む~シン~
僕とタルパちゃんは交代しながらリザードマンの門番を観察した。翌日の14時頃まで観察して、分かったことは2つ。
ヤツらは3時間おきに見張りを交代する。その10分後に街の巡回をしたリザードマンがやってくる。そこからは1時間刻みに巡回が。つまり、交代から10分後の巡回を過ぎれば、あの入り口周辺は1時間もの間、2体のリザードマンだけになるということだ。
それだけの時間があれば、あのルミネエストを探索して見つかる前に新宿駅に入ることもできそうだ。僕達はそう話し合って突入のタイミングを決めた。
「門番が交代したよ。次の巡回が通り過ぎたら行こう」
タルパちゃんが呟いた。2人でパソコンの画面を覗き込むと、彼女の吐息が頬を掠める。
「どうしたのシンくん? 顔が赤いよ?」
「な、なんでもない。緊張してるだけだから。その、今から敵の棲家を通る訳だからさ」
適当に誤魔化して視線を画面に戻す。画面の中では巡回のリザードマンがやって来る所だった。数度会話を交わすリザードマン達。しばらく待っていると、巡回リザードマン達が去っていく。
よし、行くぞ。
立ち上がろうとした時、タルパちゃんに腕を掴まれる。彼女は慌てたように画面を指差した。
「見て」
画面へと目を向ける。すると、3人の探索者達が門番の元へ飛び込む姿が目に入った。
『断鉄斬!!』
画面から聞こえる技名。飛び込んだのは使い込んだ鎧を着た男の人……スタート地点で声をかけてくれた志村さんだった。志村さんも突入の隙を覗っていたのか。
志村さんは一撃でリザードマンを真っ二つにすると、後方に向かって叫んだ!
『今だサリア!!』
『電光魔法!!』
サリアと呼ばれた女性探索者が杖から電撃魔法を放つ。辺りが眩いまでの光に包まれ、直撃したリザードマンは跡形もなく消え去ってしまう。
「すごい……」
あの人もスタート地点にいた人だ。確かあの場にいた人達は僕達と鯱女王以外みんなA級だったはずだ。敵が少なくなるタイミングを見計らっていたとはいえ、こんなに簡単に突破するなんて……A級はやっぱりすごいな。
『グアアグ!!』
ビルの中から現れた新手。しかし、そのリザードマンが飛びかかろうとした瞬間に、槍を持った男性探索者が飛び込む。
『ギャアァ!?』
胴体を貫かれて絶命するリザードマン。槍を持った探索者はブンブンと槍を払うと、その肩に担いだ。
『楽勝だったな。待たなくても良かったんじゃないか?』
『油断するなよジャルム』
『お前と組んだのはここを突破するためだ。リーダー気取りするんじゃねぇって』
志村さんの注意を軽く受け流すジャルムという探索者。そこに先程のサリアさんが加わり3人がビルの入り口へと駆け出した。
「この人達は一時的に協力してる雰囲気だね」
「志村さん達が門番を突破してくれた。僕達も急ごう」
僕が立ち上がろうとしたその時。
入り口からゆらりと1体のリザードマンが現れた。
いや、リザードマン、なのか……あれ。
それはリザードマンよりもずっと深い緑色をしたヤツだった。他のリザードマンの体色は灰色や茶色が混ざった緑なのに対して、アイツの体は綺麗な深緑色。顔には2本の髭が生えており、ツノもある。体もリザードマンより二回りほど大きい。鎧や武器も明らかに他のリザードマン達とは一線を画すような物を装備していた。
『フン……』
ボスリザードマンは腰からロングソードを抜くと右手を掲げる。そして、何事かを告げると、その口元に一瞬だけ紫色の魔法陣が現れた。
ボスリザードマンが鋭い視線で志村さん達を見つめる。
『貴様達……見たところ冒険者のようだな』
え……!? モンスターが、言葉を話してる!?
驚いてタルパちゃんの顔を見てしまう。彼女も困惑したような顔をしていた。
「タルパちゃん、人の言葉を話すモンスターなんて見たことある?」
「天王洲アイルの配信で人語を話すスキルイーターは見たことあるけど、アレはもっとカタコトだったよ。こんな、ちゃんとした日本語は話してなかった」
『な、なんだお前……!? なぜリザードマンなのに言葉を……?』
画面内の志村さんも驚いている。A級の人でも初めて遭遇したタイプなのか。
志村さんの言葉にボスリザードマンは不快感を露わにした。眉間に皺を寄せ、口元に生えた2本の髭が小刻みに震えている。その眼は、怒りに満ちた眼をしていた。
『リザードマン? 貴様、私を下僕共と同じだと? 贄の資質を確かめようと翻訳魔法を使用したが、よもやこのような侮蔑を受けるとは……』
ボスリザードマンが肩を落とし、ゆっくりとロングソードを構える。ヤツは志村さん達に向けて吠えた。
『私は竜人の剣士ラムルザ。我が種族を愚弄した下等生物共よ。贄となる前に後悔させてやろう!!』
竜人……? 初めて聞いた言葉だ。
そう思った矢先……ラムルザが剣を構えて志村さん達へ向かって駆け出した。
『な、なんなのアイツ!?』
『狼狽えるなサリア! 魔法を頼む!』
『そ、そうね! 獄炎魔法!!』
サリアさんが火属性の上級魔法を放つ。それはラムルザを飲み込むほどの大きさを持つ火球だった。いくら体がデカくてもあれの直撃を受ければ……。
『効かん!!!』
ラムルザがロングソードで火球を縦に一閃する。燃え盛る巨大な火球は真っ二つになり、アムルザを避けるように地面へ着弾した。
『嘘でしょ……!?』
茫然とするサリアさん。彼女の元へラムルザが飛び込み、ロングソードを叩き付ける。
その切先が彼女の首を捉える瞬間、志村さんとジャルムさんがその間に割って入った。2人の持つ剣と槍が、ラムルザの剣撃を受け止める。
『む』
『な、なんだこの重い一撃は……!?』
『まともに食らったらヤベェぞこれ!?』
攻撃を止められたことでラムルザが後ろへと飛び退く。志村さんとジャルムさんは怯むことなく武器を構えた。
『志村ぁ!! 援護任せたぜ!!』
『おう!!』
ジャルムさんが槍をクルリと回転させると体勢を低く構える。
『一陣双封殺・嵐舞《らんぶ》!!』
突風を巻き起こしながらジャルムさんがラムルザへと飛び込む。鋭い槍の切先がヤツの上半身を捉えた。
『死ねええぇぇぇ!!!』
が。
『先制の一撃に技を放つ? 宝の持ち腐れだな』
ラムルザが槍先を剣で叩き折る。
「なんだと!?」
驚愕の表情を浮かべるジャルムさん。ラムルザは、その首筋を掴むと、そのまま地面へ叩き付けた。
「がはぁ!?」
蜘蛛の巣のように大地にヒビが入る。援護の剣技を放とうとしていた志村さんは突然の決着に戸惑いを隠せないようだった。
『ジャルムのあの技を……!?』
『次は貴様だ。来い』
志村さんの手がワナワナと震える。怒りなのか恐怖なのか分からない表情だ。彼は、雄叫びを上げると剣を肩に担いだ。
『クソがああああああ!!! 炎撃斬』
志村さんが、叫びと共に技を放つ。炎の斬撃がラムルザに襲いかかる。
しかし、ヤツは怯みもせず静かに剣を下段に構える。
『やはり技……。技にしか頼れぬ雑魚共が』
その直後、ラムルザの全身から凄まじい魔力が溢れ出した。
『そこまで技にこだわるならば、貴様には真の剣技というものを見せてやろう』
色が付いているようにハッキリと認識できる魔力。それがヤツのロングソードへと集約していく。下段に構えた刀身が赤黒く光った。
『ストルムブレイド』
聞いたこともない技名と共にラムルザが剣技を放つ。その一撃は、炎撃斬を一振りで消し飛ばし、志村さんをその衝撃波で吹き飛ばした。
『が……あ゛っ……』
『あ、あんなヤツに、勝てる訳ないわ……』
苦しそうにうめく志村さんにへたり込むサリアさん。ラムルザは志村さんにゆっくりと近付くと胸ぐらを掴んで持ち上げた。ヤツが何事かを呟くと、志村さんの頭上に文字が浮かび上がる。ラムルザは、それをしげしげと見つめると「ほう」と静かに呟いた。
『か……は……は、なせ……』
『大した力量はないが技だけは溜め込んでいる。贄としては優秀だな』
ラムルザが志村さんを担ぎ上げ、空に向かって吠える。数秒後、リザードマンが数体現れ、サリアさんも取り囲んでしまった。
『う、うわあああああ!!』
かろうじて動けたのか、倒れていたジャルムさんが路地の方へと走った。その表情は必死だった。A級をここまでさせる相手……あ、あんなの……どうしたら……。
『私が追う。貴様達はこの2人を連れて行け』
『グアっ!』
志村さんとサリアさんを連れたリザードマン達がルミネエストの中へ入って行く。門番の2体を残して周囲に誰もいなくなり、辺りは静けさに包まれた。
「こんなの……」
それ以上僕は何も言えなかった。志村さん達の使っていた技はどれも上級技だ。実力が無ければ使いこなすことはできない。なのに、あんなに一方的に……。
「アイツ、贄って言ってた。それって生贄のことだよね? 志村さん達を、た、助けないと……」
ポツリと呟くタルパちゃん。僕は思わず彼女の肩を掴んだ。
「僕らが行っても同じ目に遭うだけだ!」
「見捨てるの? 志村さん達を?」
「うっ!? それは……」
「今なら……あのラムルザってヤツはいないよ? アイツが戻って来たらそれこそ取り返しがつかないことになる」
一切の曇りがないタルパちゃんの瞳。それが真っ直ぐに僕を見つめる。だけどその体は震えていた。タルパちゃんも怖いんだ……。
「シンくんが怖いなら私1人で行くよ」
……。
クソ、確かにそうだ。アイツが戻って来たら志村さん達が……時間が無い。
やるしか、ないか。
「だからシンくんは先に」
彼女が言おうとしたことを首を振って否定する。
「僕も行く。タルパちゃんを1人にはさせたくない」
「シンくん……うん! 行こう!」
嬉しそうな顔をするタルパちゃん。彼女はすぐに準備を整えると、僕の手を取って駆け出した。
──何をやっているんだお前は。
うるさい。
──昨日今日会ったばかりの奴らなど気にするな。
そんなこと言ってられないだろ。人が死ぬんだぞ?
──この女もそうだ。わざわざ死地に行く義理はない。
うるさいんだよ!! 黙っててくれ!!
内なる声を振り払う。そうだけど、そうかもしれないけど……僕は、タルパちゃんを死なせたくない。
──目的を忘れるな。
忘れてない。だけど、もう嫌なんだ。僕が知らない間に友達を失うのは。もう……嫌なんだ。あんな想いはしたくない。
内なる声は最後にポツリと「好きにしろ」と呟くと静かになった。その事に一瞬罪悪感が浮かんだが、すぐに頭から追い払う。
僕達はビルを出て志村さん達が捕まったルミネエストへと走った。
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる