461さんバズり録〜ダンジョンオタク、攻略ガチ勢すぎて配信者達に格の違いを見せ付けてしまう 〜

三丈夕六

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第206話 アイルの新しい日常

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 ~天王洲アイル~

「であるからして、魔族の世界ではこのように魔法は活用されており、スキルツリーにはその技術が……」

 ヨロイさんとリレイラと一緒に暮らすことになって、数日経った月曜日。

 久しぶりに学校に登校したけど、全然授業が頭に入って来ない。この週末は特に色々あったからかなぁ。

 元々住んでた私のマンションは私とヨロイさん共通のアイテム部屋にして、ヨロイさん家の空いた部屋を私とリレイラ用にして……というか、ヨロイさんの家って広いわよね。

 今まで2つの部屋をアイテム部屋として使ってたみたいだけど、あの広さのマンションをあの家賃で借りられるなんて、湯島の家賃って安いのね。神田明神と不忍池ダンジョンに挟まれてるからと言ってたけど、私も最初から湯島に住めば良かった。

 (桜田さくらださん!)

 考えていると、隣の席の高宮さんが小声で話しかけてきた。

(チャンネル登録者数600万人突破おめでとう! 新宿迷宮の攻略凄かったよ~!)

(見てくれたの? ありがとう!)

 新宿迷宮を攻略したメンバーはみんな軒並み登録者数が増えた。私とミナセさん達のチャンネルは一緒に600万人に到達したし、ナーゴも300万人まで登録者数が増えた。ナーゴは伸び率が1番凄かったから、本人が1番驚いていた。

 高宮さんに答えると、周囲の席のみんなが一斉に話しかけて来た。

(ね、みんなで打ち上げしたんでしょ!?)
(パララもんが写真ツェッターに上げたの見たよ!)
(鯱女王と話した!?)
(ポイズン社長見たかったなぁ~)
(俺はミナセちゃんやタルパマスター見たかったw)
(461さんって打ち上げの時ヘルム外すの!?)
(新宿の話聞かせてよ!)
(俺も聞きて~!)
(461さんと一緒に攻略するってどんな感じ!?)


 みんなからの質問攻めになる。スキルツリー論の青木先生が怒った顔で私を見た。

「桜田!! はしゃぐ気持ちは分かるが話なら休み時間にしなさい!!」

「はーい」

 なんで私が怒られるの……?

 青木先生はコホンと咳払いすると、照れたように目を逸らした。

「だが……うん、桜田の成し遂げた事はとてもすごい事だ。先生も誇りに思うぞ」

「あ、ありがとうございます」

 厳しい青木先生がこんな事言うなんて。なんだか顔がニヤけそうになって慌てて隠した。


 ……。


 昼休み。あまりにみんなから質問攻めにされるから屋上に逃げ込んだ。

「作って貰ったお弁当は味わって食べないとね~」

 ウキウキしながらリレイラが作ってくれたお弁当を開ける。焼き鮭に煮物に卵焼きにほうれん草のおひたし……って、和風すぎない!?

 ヒラリと紙が落ちる。それを広い上げると、リレイラのカッチリした文字で「午後もがんばって」と書かれていた。それを見て戸惑ってしまう。こういうことってなかったし……。

 卵焼きを一口食べる。甘いヤツだ。ごま油で焼いてあるのかな? 香ばしくて塩味もほんのり入っていて、すごく美味しい。リレイラのご飯の味ってこんな風なんだ……昨日まではヨロイさんと3人で作っていたから気付かなかったな。

 なんか、すごく……。

 胸の奥がジンワリする。ヨロイさんに思う時と似ているようで、少し違う。でも、嬉しい。すごく嬉しい。


「明日は、私が作ってあげようかな……」


 一緒にヨロイさんにも……ふふっ。2人とも喜んでくれるかな?


「何を作りますの?」

「う~ん、私が作れるのって簡単なものしか……」

「あら、そういうのは気持ちが大事ですのよ? 品川なんて美奈子さんの愛妻弁当を開く時はいつも涙を浮かべておりますわ」


 ん?


 なんだか聞いたことのある声がする。


 横を向くと頬にサワサワと髪が当たった。クルクル縦に巻いたピンク髪。これって……。


 見上げると、見知った顔の……モモチーが私のお弁当を覗き込んでいた。


「モモチー!?」


「オーホッホッホ!! こんな所でお昼なんて寂しいことこの上無いですわね!!」

 口元に手を当てて踏ん反り返るモモチー。彼女の高笑いで人が集まっても面倒なので無理矢理その口を閉じた。

「むぐっ!? 何をするんですの!?」

「大声上げるからでしょ!? お昼ぐらいゆっくり食べさせて!」

 モモチーは、私の手を振り解くと、踏ん反り返って腕を組んだ。

「それですわ! それで私は来ましたの! アイルさん、アナタ、新宿迷宮を攻略しましたのね」

「え? うん。みんなと一緒にだけどね」

「昨日知りましたわ。まさか、未開のダンジョンを攻略してしまうなんて……」

 突然哀愁を漂わせるモモチー。彼女は悲しげな瞳で空を見上げた。

「おーい。時間無いから私ご飯食べるわよ?」

 声をかけても反応が無い。どうやら自分の世界に入ってしまったようだ。彼女はツカツカと屋上に設置されたフェンスまで歩いていくと、そっと右手でフェンスをつかんだ。私はお弁当を食べることにした。

「あのニュースを見た時、親友でありライバルであるアナタだけが先に行ってしまうような、そんな寂しさを感じましたわ……」

 わ! このレンコン、シャキシャキして美味しいわね。

「ですが、私とて何もしていなかったわけではありません! 私は己を鍛え直すべく北関東へと渡り、あの・・北関東最恐・・と名高いダンジョンへとソロで・・・挑みましたの……」

 しいたけもいい味。どうやってこんなに上手く味付けできるんだろう?

日光東照宮にっこうとうしょうぐう。噂通り恐ろしいダンジョンでしたわ……攻略するまでの1ヶ月間、私はそこで何度も死に直面しましたの。そう、アレは忘れもしない第1階層から第2階層へ渡る時。私は……」

 ほうれん草も美味しいし、鮭もしょっぱすぎない。すごいなぁ。今度リレイラに料理教えて貰おうかなぁ……。

「……と、その苦労の末ついに私はクリアしましたの! あの・・日光東照宮を!! ソロ・・で!!」

 お弁当を食べ終える頃にはモモチーは自分の世界から帰還していた。

「うん、モモチーもがんばってたんだね」

「そう! 私も強くなったのですわ!!」

 満足気に頷いた後、私に手を差し出して来た。

「だからこそ……アイルさん、お互いの実力を見せ合いましょう。一緒にダンジョンを攻略しませんこと?」

「攻略?」

「そうですわ。最近川崎ダンジョンの生態系が変わり、強力なボスが出現しましたの。そこへパーティを組んで挑みましょう」

 なんだ、モモチーはダンジョン探索に誘いに来たのか。最初からそう言ってくれればいいのに。

「別にいいけど。じゃあヨロイさん達に」

「お待ちになって!」

 大袈裟な様子でモモチーが手で制してくる。

「? なによ?」

「ほほほほら! 461さんやジークリードさん達はお忙しいでしょ!? 誘うのは申し訳ないというか……」

 必死な様子でヨロイさん達を誘うのを止めるモモチー。なるほど……これは友達だけで行きたいけど他の人を誘われたくないって思ってるわね、きっと。

「それにほら! 461さん達は強すぎるのですの! それではアイルさんの実力が分からないというかなんというか!」

 必死すぎる……ややこしい言い方するわねぇ……。

「川崎は生態系が変わったんでしょ? 生存率を優先するべきだと思うけど?」

「うっ!? なんだか玄人感出しますわね……っ!?」

 涙目になるモモチー。彼女は散々唸った後、私のパーティではない人なら誘っていいと条件を付けた。

 ちょっと呆れたが、なんだか断るのも申し訳なく思えたので、私はモモチーの誘いを受ける事にした。



◇◇◇

「ただいま~」

「おう、おかえり」

 家に帰ると、ヨロイさんが筋トレをしていた。なぜかTシャツハーフパンツにヘルムだけ付けて。

「なんで家でヘルムしてるのよ? 昨日は外してたじゃない」

「なんかよぉ。ずっと外してると気が抜けそうなんだよな」

 ソファーの端に足を乗せて腕立て伏せするヨロイさん。うわぁ……キツそう。

 そういえば、朝にトレーニングメニューこなしてたわよね、ヨロイさん。追加で筋トレしてるのか……本当にダンジョン好きなのね。

 今まで見れなかったヨロイさんの一面を見られてニヤケてしまう。自分の部屋で着替えてから、しばらくヨロイさんの筋トレを眺める。

 何度か「見られてるとやりにくい」と言われたけど、一緒にいたかったから宿題をする事にして、リビングで過ごした。

 そうして1時間ほど筋トレをしたヨロイさんは、立ち上がって台所に向かった。

「夕飯作るけどシチューでいいか? ルーあるし」

「うん! 私も手伝うわ」


 ……。


 ヨロイさんと2人で夕飯を作る。ヨロイさんが野菜を切って、私がお米をといでご飯を炊く準備をする。作業をしながらモモチーに誘われた事を話した。

「それでね、行こうかと思ってるんだけどいいかな?」

「お前なら大丈夫だろ」

 自然に大丈夫と言ってくれるのが嬉しい。クルクルと手際良くジャガイモの皮を剥いていくヨロイさん。なんだか、隣に立ってその姿を見てるとドキドキしてきた。

「他に誘うのは誰を考えてるんだ?」

「え? あ、えっと……私が魔法職でモモチーが前衛でしょ? だから補助魔法使える人がいいなって思ってるの」

「3人で行くのか?」

「うん。戦闘の指示を出しやすいポジションは私でしょ? 自分も動いて指示を出すなら3人くらいがちょうどいいと思って」

 イァク・ザァド戦でタルパちゃんとシン、フィリナさんに指示を出した時はキャパオーバー寸前だったし……。

「良く考えてるじゃん」

「そう? だからね、あの人・・・に頼もうと思うんだけど、話聞いてくれるかなぁ」

 誰の事を言っているのか分かったのか、ヨロイさんはふっと笑い声を上げた。

「じゃ、一緒に頼みに行くか」

「いいの?」

「ああ。ついでにシィーリアに修行つけて貰うか?」

「えぇ!? ヨロイさんに見て貰う方がいいもん!!」

「分かったって」

 ヨロイさん、新宿から帰って来てからすごく優しいな。


 ……。


 ご飯が出来上がって、しばらく待っているとリレイラが帰って来た。

 お弁当の感想を言うと、リレイラは突然号泣してしまった。リレイラとしても初めての事で緊張していたらしい。彼女の大袈裟な様子に笑ってしまう。

 3人でシチューを食べて、私が行く川崎ダンジョンの話をした。ヨロイさんもアイテム選びにアドバイスをくれたし、リレイラも沢山情報をくれた。いつも帰ると1人だったからこういうのって新鮮。

 2人ともいつも通りで……ううん。2人が私のこと大切に思ってくれて、すごく嬉しい。


 川崎をクリアして2人にいいところ見せよっと。がんばろう!




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