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第220話 タルパマスター、パララもん達の家に行く
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~タルパマスター~
461さん達と海ほたる海底ダンジョンの攻略を約束した翌日の日曜日。来週末に攻略を控えた私は、少しでも強くなりたくてパララもん達の家に来ていた。
古風な二階建ての家。そこに取り付けられたインターホンを鳴らす。しばらく待っていると入り口がガラガラと開き、オレンジ髪の女の子がヒョコッと顔を出した。
「よく来たのだタルパちゃん!」
「ごめんねパララもん。急なお願いして」
「問題無いのだ! タルパちゃんのお願いなら喜んでお招きするのだ!」
パララもんに客間へ案内される。和室に置かれたテーブルに紫色の座布団。パララもん達がこんな古風な家に住んでるとは思わなかったな……。
窓から外を見ると、庭で武史さんとポイズン社長が木刀を持って戦闘訓練をしていた。2人とも私に気付いて手を上げてくれたので頭を下げる。顔を上げると、ポイズン社長が武史さんの頭に一撃与えていた。
「おい!! 卑怯やぞ社長!!」
「いつでも来いって言ったのは武史だろ~?」
外では2人が言い合いをしている。言い合いと言うより、ポイズン社長が言うことに武史さんがずっとツッコミを入れているだけなのだけど……。
「ポイ君と武史は新宿から帰って来てずっと訓練してるのだ。2人とももっと強くなりたいって」
パララもんが微笑みを浮かべて外を見る。聞けばパーティ全員で基礎トレーニングをしたり、ダンジョン周辺地区の公園に行って戦闘訓練も行っているらしい。
パララもんのパーティは一度ポイズン社長が死にかけた事があった。あの時はシン君の手が光ってポイズン社長が目を覚ましたと聞いたけど……彼らはもうあんなことを繰り返したくないんだな。
シン君……。
リレイラさんから聞いた。彼の経歴は存在しないって。だったらシン君が教えてくれた幸運のスキルも嘘だったのだろうか? あの真っ黒なスキルツリーを見せてくれたことも……。
いけない。私は何を考えているの? 私はシン君のパーティメンバーになるんだ。私がシン君を信じなくてどうする? 私しかシン君を信じられる人はいない。だから、弱気になるな。
「お待たせしました」
ふすまがガラリと開き、女性が客間に入って来た。長い金髪に青い瞳。そして長い耳……エルフのフィリナさんだ。その美しさに思わず息を呑んでしまう。しかも服装が……。
「なんでフィリナさんは着物を着ているんですか?」
「に、似合うでしょうか……? パララさんに選んで貰いまして……」
「おばあちゃんの着物なのだ。隣に住んでる着付けの先生がおばあちゃんの友達で、フィリナに着せたがるのだ。僕も似合うだろうなって思って」
フィリナさんがはにかんだように笑う。彼女が着ているのは濃い青色をした落ち着いた模様の着物だ。似合うも何も……エルフが和装をしているなんて、すごいとしか言い表せない。
なんと言うか、気品が違う。ランクアップ会議の時は普通のローブ姿だったけど、この格好で来ていたら、みんな釘付けになっていただろう。
「そんなに見られると恥ずかしいです」
フィリナさんが俯きながらパララもんの隣に座った。綺麗な正座。新宿から1ヶ月ほどなのに、もう日本の生活にも慣れたみたい。すごいな……。
「いや~やっぱこう見るとオーラすげぇな」
「フィリナは着物姿もええなぁ……」
外の2人はフィリナさんに見惚れていた。2人の様子にフィリナさんは照れように両頬を押さえる。パララもんは、そんな2人を見て「男って単純なのだ」と肩をすくめていた。彼らの日常が見えた気がして面白い。きっと、日常もダンジョンにいる時みたいに騒がしいんだろうな。
「ところで、タルパさんが私に用とは……どうされたのでしょう?」
そうだ。フィリナさんに聞きたい事があったから来たんだった。
「あの、実は私の夢想魔法について何か知っている事が無いかなと思って……」
私はフィリナさんに相談した。自分のスキルツリーが全てスキル解放済みなこと、夢想魔法しか使えない事を。異世界にいて、向こうの魔法や歴史に詳しいフィリナさんなら何かアドバイスが貰えるかもしれないと思ったからだ。
海ほたる海底ダンジョンをクリアするのに、461さん達に頼ってばかりじゃダメ。自分も強くならないと。
強くなって、その姿をシン君に見て貰いたい。新宿から出て約1ヶ月……自分なりに訓練やトレーニングをして来たけど、基礎的な戦闘技術だけじゃ限界が見えて来た。だから、少しでも自分の殻を破るキッカケが欲しい。
「夢想魔法に、成長しないスキル……なるほど」
彼女は静かに私の話を聞くと、何かを知っているような顔をする。彼女は、その綺麗な目をゆっくり閉じると、両手を合わせて祈るようなポーズを取った。
「貴女にお伝えしましょう。1万2千年に及ぶ愛の物語を……」
「全部話すのにどれくらいかかるのだ?」
「10日ほどは頂きたいですね」
「10日!? 私、そんなに聞いてられません!?」
「ほら、タルパちゃんもこう言っているのだ。10分で説明してあげるのだ」
「もう! 人間は本当にせっかちですね!!」
フィリナさんは何故か子供のように頬を膨らませた。
(フィリナはエルフだから、のんびりしすぎなのだ。話が長いなと思ったら、ちゃんと言った方が良いのだ)
(わ、分かりました)
(この前なんてみんなでフィリナの昔話を聞いていたら3時間も……危うく雑談配信に遅れる所だったのだ! うぅ~思い出しただけで冷や汗が……)
なぜか、パララもんはゾッとした顔をしていた。
◇◇◇
急かされたフィリナさんは、かなり端的に教えてくれた。
夢想魔法は、異世界の創生神の記憶領域へとアクセスし、そこにある創生神の力を借りることで本来存在しない物を召喚するという召喚魔法の上位魔法らしい。
「創生神エリオンが、我ら人型種の祖たるアクゥという者への愛を示す為、死してなお自らの力を使えるように残した魔法……それが夢想魔法なのです」
「アクゥ? エリオン? なんだか知ってるような名前なのだ」
「関係ありません」
フィリナさんは真顔で言った。
「え? でもポイ君と武史が見てたアニメのロボットがそんな名前のような」
「関係ありません。たまたま似ていただけです」
フィリナさんは食い気味に言った。パララもんは「いつものフィリナと違うのだ」と言うと、冷や汗を拭きながら静かになった。
彼女から溢れ出るその話題に触れるなというオーラに、私は思わず「初めて聞いた名前だなぁ」と呟いてしまった。フィリナさんはニコリと笑うと話を続けた。
「我らの世界の古き伝承ですから。魔族ですらこの伝承を知る者は少ないでしょう」
「えっと……その伝説がどう夢想魔法と関係あるのかイマイチ分からないんですが……」
フィリナさんは「ふぅ」と一呼吸おいて言葉を続けた。
「夢想魔法が生み出せる物に限界はありません。しかし、我ら人型種は神ではない。故に使用者自らの想像力という枷が、力を制限してしまうのです」
「私の、想像力が……?」
「そう、おそらくそれはスキルツリーも。貴女は貴女自身で限界を決め付けてしまっているのです」
「思い込みなのだ?」
「はい。思い込みです」
私が強くなれないのは思い込み?
「貴女の行うべき修練を伝えましょう。まず、マナの使い方を覚えること、これは私が教えましょう」
「マナ?」
「はい。マナの使い方を覚えれば、同じ魔法でもずっと強力になるのです。そしてもう1つ。様々な物を見て、感じ、吸収すること。貴女が想像する世界の広さだけ、夢想魔法は強くなる」
「私はまだまだ強くなれるってこと?」
「そうです。貴女は無限の可能性を秘めているのです。貴女なら、どんな事象でも現実に引き起こす事ができる。それを心から信じる事さえできれば」
無限の……可能性?
その言葉が胸に響いた。この世界でどれだけ探しても見つからなかった事が、別の世界のフィリナさんのおかげでやっと見つかった気がする。
「色んな物、か。それってフィクションでもいいのか?」
声に振り返ると、いつの間にか後ろにポイズン社長と武史さんが立っていた。
「はい。創作物も効果的ですね」
フィリナさんが答えると、ポイズン社長はニカっと嬉しそうに笑った。
「ならよ~映画とかアニメとかいっぱい観ようぜ? 俺そういうDVDとか結構持ってるからさ」
「ゲームもええかもな! 社長のコレクションはすごいで~!」
ゲーム? DVD? ポイズン社長ってそういうの好きだったんだ。
「そういうコレクションが趣味なんですか?」
「あ~違くて、演技の……まぁいいや。とにかくよ、タルパちゃんが良ければ自由に見ていいぜ? 家にプレイヤーが無いならここで見たらいいし」
「フィリナ、僕達のダンジョン配信を観るのはどうなのだ?」
「良いと思います。実際のモンスターを見て、フィクションで想像を補強するというのがより効果的だと思います」
「お! なら俺の中野ダンジョン攻略の動画をやな~」
「あ、アレは女の子に見せるのはやめとけ! コメントが刺激強すぎる!」
「よく自分から言うのだ武史!」
ワイワイと掛け合いを続けるみんな。いつの間にかパララもん達全員が私に協力してくれる事になっていて戸惑ってしまう。
「い、いいんですか?」
「いいぜ~!」
まさか、そんなことまでして貰えるなんて……。
「そうだ! 海ほたるに行く日までここに泊まっていくといいのだ!」
「では私が付きっきりで指導しましょう」
「実戦なら俺が相手してもええで~」
「お前ら何勝手に決めてんだ? 俺は全然問題無いけどなっ!」
……パララもん達はホントに優しいな。こんなに優しいなんて。
461さん達も、パララもん達もみんな素敵なパーティだ。そんな人達に優しくしてもらえて嬉しい。
フィリナさんが私に微笑みかけてくれる。
「では、宿泊の準備をして来て下さい。準備ができたら早速修行致しましょう」
「はい!」
がんばろう。
強くなってみせるからね、シン君。
461さん達と海ほたる海底ダンジョンの攻略を約束した翌日の日曜日。来週末に攻略を控えた私は、少しでも強くなりたくてパララもん達の家に来ていた。
古風な二階建ての家。そこに取り付けられたインターホンを鳴らす。しばらく待っていると入り口がガラガラと開き、オレンジ髪の女の子がヒョコッと顔を出した。
「よく来たのだタルパちゃん!」
「ごめんねパララもん。急なお願いして」
「問題無いのだ! タルパちゃんのお願いなら喜んでお招きするのだ!」
パララもんに客間へ案内される。和室に置かれたテーブルに紫色の座布団。パララもん達がこんな古風な家に住んでるとは思わなかったな……。
窓から外を見ると、庭で武史さんとポイズン社長が木刀を持って戦闘訓練をしていた。2人とも私に気付いて手を上げてくれたので頭を下げる。顔を上げると、ポイズン社長が武史さんの頭に一撃与えていた。
「おい!! 卑怯やぞ社長!!」
「いつでも来いって言ったのは武史だろ~?」
外では2人が言い合いをしている。言い合いと言うより、ポイズン社長が言うことに武史さんがずっとツッコミを入れているだけなのだけど……。
「ポイ君と武史は新宿から帰って来てずっと訓練してるのだ。2人とももっと強くなりたいって」
パララもんが微笑みを浮かべて外を見る。聞けばパーティ全員で基礎トレーニングをしたり、ダンジョン周辺地区の公園に行って戦闘訓練も行っているらしい。
パララもんのパーティは一度ポイズン社長が死にかけた事があった。あの時はシン君の手が光ってポイズン社長が目を覚ましたと聞いたけど……彼らはもうあんなことを繰り返したくないんだな。
シン君……。
リレイラさんから聞いた。彼の経歴は存在しないって。だったらシン君が教えてくれた幸運のスキルも嘘だったのだろうか? あの真っ黒なスキルツリーを見せてくれたことも……。
いけない。私は何を考えているの? 私はシン君のパーティメンバーになるんだ。私がシン君を信じなくてどうする? 私しかシン君を信じられる人はいない。だから、弱気になるな。
「お待たせしました」
ふすまがガラリと開き、女性が客間に入って来た。長い金髪に青い瞳。そして長い耳……エルフのフィリナさんだ。その美しさに思わず息を呑んでしまう。しかも服装が……。
「なんでフィリナさんは着物を着ているんですか?」
「に、似合うでしょうか……? パララさんに選んで貰いまして……」
「おばあちゃんの着物なのだ。隣に住んでる着付けの先生がおばあちゃんの友達で、フィリナに着せたがるのだ。僕も似合うだろうなって思って」
フィリナさんがはにかんだように笑う。彼女が着ているのは濃い青色をした落ち着いた模様の着物だ。似合うも何も……エルフが和装をしているなんて、すごいとしか言い表せない。
なんと言うか、気品が違う。ランクアップ会議の時は普通のローブ姿だったけど、この格好で来ていたら、みんな釘付けになっていただろう。
「そんなに見られると恥ずかしいです」
フィリナさんが俯きながらパララもんの隣に座った。綺麗な正座。新宿から1ヶ月ほどなのに、もう日本の生活にも慣れたみたい。すごいな……。
「いや~やっぱこう見るとオーラすげぇな」
「フィリナは着物姿もええなぁ……」
外の2人はフィリナさんに見惚れていた。2人の様子にフィリナさんは照れように両頬を押さえる。パララもんは、そんな2人を見て「男って単純なのだ」と肩をすくめていた。彼らの日常が見えた気がして面白い。きっと、日常もダンジョンにいる時みたいに騒がしいんだろうな。
「ところで、タルパさんが私に用とは……どうされたのでしょう?」
そうだ。フィリナさんに聞きたい事があったから来たんだった。
「あの、実は私の夢想魔法について何か知っている事が無いかなと思って……」
私はフィリナさんに相談した。自分のスキルツリーが全てスキル解放済みなこと、夢想魔法しか使えない事を。異世界にいて、向こうの魔法や歴史に詳しいフィリナさんなら何かアドバイスが貰えるかもしれないと思ったからだ。
海ほたる海底ダンジョンをクリアするのに、461さん達に頼ってばかりじゃダメ。自分も強くならないと。
強くなって、その姿をシン君に見て貰いたい。新宿から出て約1ヶ月……自分なりに訓練やトレーニングをして来たけど、基礎的な戦闘技術だけじゃ限界が見えて来た。だから、少しでも自分の殻を破るキッカケが欲しい。
「夢想魔法に、成長しないスキル……なるほど」
彼女は静かに私の話を聞くと、何かを知っているような顔をする。彼女は、その綺麗な目をゆっくり閉じると、両手を合わせて祈るようなポーズを取った。
「貴女にお伝えしましょう。1万2千年に及ぶ愛の物語を……」
「全部話すのにどれくらいかかるのだ?」
「10日ほどは頂きたいですね」
「10日!? 私、そんなに聞いてられません!?」
「ほら、タルパちゃんもこう言っているのだ。10分で説明してあげるのだ」
「もう! 人間は本当にせっかちですね!!」
フィリナさんは何故か子供のように頬を膨らませた。
(フィリナはエルフだから、のんびりしすぎなのだ。話が長いなと思ったら、ちゃんと言った方が良いのだ)
(わ、分かりました)
(この前なんてみんなでフィリナの昔話を聞いていたら3時間も……危うく雑談配信に遅れる所だったのだ! うぅ~思い出しただけで冷や汗が……)
なぜか、パララもんはゾッとした顔をしていた。
◇◇◇
急かされたフィリナさんは、かなり端的に教えてくれた。
夢想魔法は、異世界の創生神の記憶領域へとアクセスし、そこにある創生神の力を借りることで本来存在しない物を召喚するという召喚魔法の上位魔法らしい。
「創生神エリオンが、我ら人型種の祖たるアクゥという者への愛を示す為、死してなお自らの力を使えるように残した魔法……それが夢想魔法なのです」
「アクゥ? エリオン? なんだか知ってるような名前なのだ」
「関係ありません」
フィリナさんは真顔で言った。
「え? でもポイ君と武史が見てたアニメのロボットがそんな名前のような」
「関係ありません。たまたま似ていただけです」
フィリナさんは食い気味に言った。パララもんは「いつものフィリナと違うのだ」と言うと、冷や汗を拭きながら静かになった。
彼女から溢れ出るその話題に触れるなというオーラに、私は思わず「初めて聞いた名前だなぁ」と呟いてしまった。フィリナさんはニコリと笑うと話を続けた。
「我らの世界の古き伝承ですから。魔族ですらこの伝承を知る者は少ないでしょう」
「えっと……その伝説がどう夢想魔法と関係あるのかイマイチ分からないんですが……」
フィリナさんは「ふぅ」と一呼吸おいて言葉を続けた。
「夢想魔法が生み出せる物に限界はありません。しかし、我ら人型種は神ではない。故に使用者自らの想像力という枷が、力を制限してしまうのです」
「私の、想像力が……?」
「そう、おそらくそれはスキルツリーも。貴女は貴女自身で限界を決め付けてしまっているのです」
「思い込みなのだ?」
「はい。思い込みです」
私が強くなれないのは思い込み?
「貴女の行うべき修練を伝えましょう。まず、マナの使い方を覚えること、これは私が教えましょう」
「マナ?」
「はい。マナの使い方を覚えれば、同じ魔法でもずっと強力になるのです。そしてもう1つ。様々な物を見て、感じ、吸収すること。貴女が想像する世界の広さだけ、夢想魔法は強くなる」
「私はまだまだ強くなれるってこと?」
「そうです。貴女は無限の可能性を秘めているのです。貴女なら、どんな事象でも現実に引き起こす事ができる。それを心から信じる事さえできれば」
無限の……可能性?
その言葉が胸に響いた。この世界でどれだけ探しても見つからなかった事が、別の世界のフィリナさんのおかげでやっと見つかった気がする。
「色んな物、か。それってフィクションでもいいのか?」
声に振り返ると、いつの間にか後ろにポイズン社長と武史さんが立っていた。
「はい。創作物も効果的ですね」
フィリナさんが答えると、ポイズン社長はニカっと嬉しそうに笑った。
「ならよ~映画とかアニメとかいっぱい観ようぜ? 俺そういうDVDとか結構持ってるからさ」
「ゲームもええかもな! 社長のコレクションはすごいで~!」
ゲーム? DVD? ポイズン社長ってそういうの好きだったんだ。
「そういうコレクションが趣味なんですか?」
「あ~違くて、演技の……まぁいいや。とにかくよ、タルパちゃんが良ければ自由に見ていいぜ? 家にプレイヤーが無いならここで見たらいいし」
「フィリナ、僕達のダンジョン配信を観るのはどうなのだ?」
「良いと思います。実際のモンスターを見て、フィクションで想像を補強するというのがより効果的だと思います」
「お! なら俺の中野ダンジョン攻略の動画をやな~」
「あ、アレは女の子に見せるのはやめとけ! コメントが刺激強すぎる!」
「よく自分から言うのだ武史!」
ワイワイと掛け合いを続けるみんな。いつの間にかパララもん達全員が私に協力してくれる事になっていて戸惑ってしまう。
「い、いいんですか?」
「いいぜ~!」
まさか、そんなことまでして貰えるなんて……。
「そうだ! 海ほたるに行く日までここに泊まっていくといいのだ!」
「では私が付きっきりで指導しましょう」
「実戦なら俺が相手してもええで~」
「お前ら何勝手に決めてんだ? 俺は全然問題無いけどなっ!」
……パララもん達はホントに優しいな。こんなに優しいなんて。
461さん達も、パララもん達もみんな素敵なパーティだ。そんな人達に優しくしてもらえて嬉しい。
フィリナさんが私に微笑みかけてくれる。
「では、宿泊の準備をして来て下さい。準備ができたら早速修行致しましょう」
「はい!」
がんばろう。
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