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第254話 5年後の世界
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~桜田カナ~
水音だけが聞こえるダンジョン「雑司ヶ谷地下墓地」を進む。
石畳の通路にツカツカと探索用ブーツの音が響く。使い慣れた装備。軽量な装甲に防御用マント、腰に装備した3本のナイフ、左腰のショートスタッフ。
そして……背中に背負った「紫電の剣」。ソロとして動く為に吟味した装備。
これを装備していると集中力が高まる。自分の足で立たなければいけないと思うから。
『カナちゃん、救出対象の探索者はその先の部屋にいるよ。『彷徨うガイコツ』の群れがいるから気を付けて』
インカムから名護さんの声が聞こえる。群れ? 厄介な救出任務を回して来たわね。
「今日は大事な日だって言うのにどうして救出任務なんて回されるのよ。しかも名護さん経由って……管理局の怠慢なんじゃない?」
『管理局も人が少ないから仕方無いよ。リレイラさんも忙しい訳だし。ほら、そこの角だよ』
「……リレイラのせいじゃないけどさ」
背中に背負った「紫電の剣」を引き抜く。バチバチと電気を帯びる刀身。左手で腰のナイフに手をかけて部屋の中を覗き込む。
部屋の中には男女の探索者とガイコツの群れ。数は……8体か。
……ん?
奥を見るとドローンがフワフワと浮いているのが見えた。配信中か……身バレすると面倒だな。
懐から目元を覆う仮面を取り出す。眼界魔法が符呪された仮面。眼のような模様の魔法陣が紫色の光を輝かせた。
仮面を付けると私の視神経に眼界魔法が繋がり、周囲の状況が脳裏に浮かぶ。目で直接見るのと変わらない景色。これなら違和感なく戦闘もできる。
それと……髪か。
「擬態魔法」
スキルツリーから取得した擬態魔法を発動。水色の髪を亜麻色に変える。
『姿変えられたら楽なのにねぇ』
「私に擬態魔法の才能は無いって事よ」
汎用性が高いと思って擬態魔法を習得したけど、私の力じゃ髪色を変えるくらいしかできない。まぁ、これはこれで便利だけど。
これでよし。向こうの状況は……?
「こ、こないで!!」
「わああああああ!!!」
「カタカタカタ」
「カタカタッ!!」
「カタ!!」
2人は武器を振り回してガイコツを牽制していた。武器がガイコツの胴体に当たって崩れ落ちる。しかし、ガイコツは再び元の形に再生し、何事も無いように探索者達を襲った。その様子をドローンが撮影しており、慌てるようなコメントが見えた。
「自分から配信に飛び込むなんてどうかしてるわね」
『活動休止中に東京で探索者活動してるってバレたらファンが騒ぐかも?』
「だって、ヨロイさんがいないんだから仕方ないじゃない。『天王洲アイル』はヨロイさんがいる時じゃないと名乗りたくないの」
『愛だね~。ソロ用に髪型や装備まで変えちゃって』
「からかわないで」
……まぁいいや。できるだけ早く処理しよう。
ナイフを投擲し、部屋の中へ突撃する。空中を縦に回転しながら飛んでいくナイフ。それが、ガイコツの眉間に突き刺さる。頭部にビシリと亀裂が入り、1体目のガイコツはレベルポイントの光を溢れさせた。
「まずは1体」
〈!!!?!!??!??〉
〈助け来た?〉
〈仮面付けてる子だお!〉
〈髪型可愛いなw〉
〈ハーフアップ?〉
〈三つ編みを後ろで巻いてるのイイ!〉
左手に速雷魔法を発動し、向かって来る2体のガイコツに発射。動きを止めたガイコツに紫電の剣で横薙ぎの斬撃を与える。頭部を切り裂かれた2体のガイコツ。崩れ落ちた死骸からレベルポイントの光が溢れる。
これで3体。残り5体か。
〈ガイコツ復活しない?〉
〈頭部破壊されると復活できないんか〉
〈あの子ベテラン?〉
〈紫電の剣じゃん〉
〈めっちゃ久しぶりに見た〉
〈ジークリードの剣なんだ!〉
〈今は違うだろ〉
床へ刺さったナイフへ速雷魔法を発射する。電撃を帯びたナイフがバチバチと帯電したのを確認して、左腰の武器ホルダーからショートスタッフを引き抜く。
「アンタ達! そこから離れなさい!!」
「は、はい!」
「分かりました……!」
2人の探索者が走り出したと同時に魔力が溜まる。ショートスタッフの先端をナイフへ向け、電撃魔法を放った。
杖から放たれる電撃が、吸い込まれるようにナイフに直撃して増幅。ドーム状に電撃を放出した。
〈!!!?!!!?〉
〈電撃魔法あんな威力あんのかよ!?〉
〈すごい攻撃だお!〉
〈アレ? 見た事ある攻撃なんだ〉
〈知ってる探索者か?〉
〈間違ってるかもしれないから言わないんだ!〉
〈なんやそれ!〉
「カタカタカタ!!?」
電撃を受けたガイコツ達が形状を維持できず粉々になる。しかし、2体のガイコツは電撃から逃げ延び、私の方へ向かって来る。
「カタカタ!!」
ガイコツが放った斬撃をショートスタッフで受け止める。胴体を蹴り飛ばし、バランスを崩した所に紫電の剣を叩きつける。ガイコツの頭部が縦に真っ二つになり、糸が切れた人形のように崩れ落ちた。
最後に残ったガイコツが剣を振りかぶる。ヤツの懐に飛び込んでショートスタッフを側頭部へ殴りつける。怯んだガイコツへ紫電の剣の一撃を放った。
「カッ!?」
頭部を切断されたガイコツはレベルポイントの光を溢れさせながら消滅した。
〈強ええええええ!?〉
〈一瞬で8体倒したぞ!?〉
〈A級!?〉
〈すごいんだ!〉
〈こんな探索者いるんか!〉
〈ヤバスギィ!!〉
ブンブンと飛び回るドローンに向かって声をかける。
「もう配信は終わり。これ以上は何も無いからみんな退出して」
◇◇◇
救出した探索者達をダンジョンの外まで送り届けて、待ち合わせの場所まで行く。到着すると、1台の軽自動車が止まっていた。
「お疲れ様!」
窓から笑顔の女性が顔を覗かせた。ショートボブの綺麗な女性……名護さんが。
軽自動車の後部座席に装備を投げ込み助手席に座る。車を走らせながら、名護さんは私をチラリと見た。
「すごかったよ! さすがカナちゃんだね~!」
「……やっぱりダメね。私が近接戦やってもヨロイさんの真似事になっちゃうわ」
「そんな事ないよ。カナちゃんも5年であそこまでやれるようになるってすごい事だって」
元探索者の名護さんは救出任務をフォローする役目を請け負ってくれている。ダンジョンのマッピングや、ダンジョン管理局から依頼された任務の詳細を伝えてくれたり。
管理局も人が足りないから、彼女のような元探索者のサポートが必要になったと言っていた。
「……それより、後で管理局に文句言ってやるわ。間に合わなかったらどうしてくれるのよ」
「仕方ないよ。さっきの子達も見捨てる訳にはいかないでしょ?」
「まぁそうだけど……危機感が無いのよねぇ。事情知ってるはずなのに」
「ほらほらそんなに怒らないで~全部終わったら美味しい物ご馳走するから」
「全部終わったらねぇ……ホント胃が痛いわ。1つでもミスれば全部ダメになるんだから」
「あ~……ラジオでも付けよっかな!」
空気を変えようとしたのか、名護さんはラジオを付けた。
『東京パンデモニウムより発生した大規模な時空の歪みからまもなく5年。あの日、神田明神ダンジョンでは再びモンスターが溢れ出しました。被害に関してはS級探索者ジ』
「ご、ごめんね! 余計に緊張させちゃうよね!」
ラジオから時空の歪みの話題が出た事を気にしたのか、名護さんが慌ててラジオを変える。すると、軽快な音楽と共に懐かしい声が聞こえた。
『このコーナーではツェッターで寄せられたお悩み相談をポイ君がゆる~く解決するのだ!』
抱いていた緊張感が和らぐ。ラジオ越しでも伝わる明るい声。私とはまた違う路線というか……すごいな、パララもん。
『では早速……ええと、ペンネーム「キラーブギエール」さんからのお便りなのだ!』
『キラーホエール? 物騒な名前だな~』
『キラーブギエールなのだ! ええと……「最近忙しくて彼氏に会えません。どうしたら良いでしょうか?」なのだ』
『一緒に住めばいいんじゃね?』
『適当すぎなのだ!』
ラジオの向こうから騒がしい声が聞こえる。ポイズン社長とパララもん……大阪で頑張ってるんだな。
最近はテレビやラジオで看板番組も持ってるし、2人のチャンネルもすごい勢いで伸びてる。昔みたいに会う事は減ったけど、夢が叶った2人の事は応援したい。
「懐かしい?」
「がんばってたもんね、2人とも。名護さんだって懐かしいんじゃない?」
「もちろん! あの時は楽しかったなぁ~」
「……」
みんなで集まる。か。また集まれると良いけど……ううん、弱気になってちゃダメ。その為に今日まで準備して来たんでしょ、私。
「あ、ごめんね……能天気な事言って」
「ううん、私も気が立ってたわ……名護さんが明るくて助かってるよ?」
スマホを見る。今は午後4時40分。御徒町のマンションに現れるのは夕方5時14分だったな。ここからなら間に合うけど……。
「名護さん、あまり時間が無いからぶっ飛ばしてくれる?」
「ふふっ、了解だにゃ!!」
名護さんは、昔のような口調で言った。
水音だけが聞こえるダンジョン「雑司ヶ谷地下墓地」を進む。
石畳の通路にツカツカと探索用ブーツの音が響く。使い慣れた装備。軽量な装甲に防御用マント、腰に装備した3本のナイフ、左腰のショートスタッフ。
そして……背中に背負った「紫電の剣」。ソロとして動く為に吟味した装備。
これを装備していると集中力が高まる。自分の足で立たなければいけないと思うから。
『カナちゃん、救出対象の探索者はその先の部屋にいるよ。『彷徨うガイコツ』の群れがいるから気を付けて』
インカムから名護さんの声が聞こえる。群れ? 厄介な救出任務を回して来たわね。
「今日は大事な日だって言うのにどうして救出任務なんて回されるのよ。しかも名護さん経由って……管理局の怠慢なんじゃない?」
『管理局も人が少ないから仕方無いよ。リレイラさんも忙しい訳だし。ほら、そこの角だよ』
「……リレイラのせいじゃないけどさ」
背中に背負った「紫電の剣」を引き抜く。バチバチと電気を帯びる刀身。左手で腰のナイフに手をかけて部屋の中を覗き込む。
部屋の中には男女の探索者とガイコツの群れ。数は……8体か。
……ん?
奥を見るとドローンがフワフワと浮いているのが見えた。配信中か……身バレすると面倒だな。
懐から目元を覆う仮面を取り出す。眼界魔法が符呪された仮面。眼のような模様の魔法陣が紫色の光を輝かせた。
仮面を付けると私の視神経に眼界魔法が繋がり、周囲の状況が脳裏に浮かぶ。目で直接見るのと変わらない景色。これなら違和感なく戦闘もできる。
それと……髪か。
「擬態魔法」
スキルツリーから取得した擬態魔法を発動。水色の髪を亜麻色に変える。
『姿変えられたら楽なのにねぇ』
「私に擬態魔法の才能は無いって事よ」
汎用性が高いと思って擬態魔法を習得したけど、私の力じゃ髪色を変えるくらいしかできない。まぁ、これはこれで便利だけど。
これでよし。向こうの状況は……?
「こ、こないで!!」
「わああああああ!!!」
「カタカタカタ」
「カタカタッ!!」
「カタ!!」
2人は武器を振り回してガイコツを牽制していた。武器がガイコツの胴体に当たって崩れ落ちる。しかし、ガイコツは再び元の形に再生し、何事も無いように探索者達を襲った。その様子をドローンが撮影しており、慌てるようなコメントが見えた。
「自分から配信に飛び込むなんてどうかしてるわね」
『活動休止中に東京で探索者活動してるってバレたらファンが騒ぐかも?』
「だって、ヨロイさんがいないんだから仕方ないじゃない。『天王洲アイル』はヨロイさんがいる時じゃないと名乗りたくないの」
『愛だね~。ソロ用に髪型や装備まで変えちゃって』
「からかわないで」
……まぁいいや。できるだけ早く処理しよう。
ナイフを投擲し、部屋の中へ突撃する。空中を縦に回転しながら飛んでいくナイフ。それが、ガイコツの眉間に突き刺さる。頭部にビシリと亀裂が入り、1体目のガイコツはレベルポイントの光を溢れさせた。
「まずは1体」
〈!!!?!!??!??〉
〈助け来た?〉
〈仮面付けてる子だお!〉
〈髪型可愛いなw〉
〈ハーフアップ?〉
〈三つ編みを後ろで巻いてるのイイ!〉
左手に速雷魔法を発動し、向かって来る2体のガイコツに発射。動きを止めたガイコツに紫電の剣で横薙ぎの斬撃を与える。頭部を切り裂かれた2体のガイコツ。崩れ落ちた死骸からレベルポイントの光が溢れる。
これで3体。残り5体か。
〈ガイコツ復活しない?〉
〈頭部破壊されると復活できないんか〉
〈あの子ベテラン?〉
〈紫電の剣じゃん〉
〈めっちゃ久しぶりに見た〉
〈ジークリードの剣なんだ!〉
〈今は違うだろ〉
床へ刺さったナイフへ速雷魔法を発射する。電撃を帯びたナイフがバチバチと帯電したのを確認して、左腰の武器ホルダーからショートスタッフを引き抜く。
「アンタ達! そこから離れなさい!!」
「は、はい!」
「分かりました……!」
2人の探索者が走り出したと同時に魔力が溜まる。ショートスタッフの先端をナイフへ向け、電撃魔法を放った。
杖から放たれる電撃が、吸い込まれるようにナイフに直撃して増幅。ドーム状に電撃を放出した。
〈!!!?!!!?〉
〈電撃魔法あんな威力あんのかよ!?〉
〈すごい攻撃だお!〉
〈アレ? 見た事ある攻撃なんだ〉
〈知ってる探索者か?〉
〈間違ってるかもしれないから言わないんだ!〉
〈なんやそれ!〉
「カタカタカタ!!?」
電撃を受けたガイコツ達が形状を維持できず粉々になる。しかし、2体のガイコツは電撃から逃げ延び、私の方へ向かって来る。
「カタカタ!!」
ガイコツが放った斬撃をショートスタッフで受け止める。胴体を蹴り飛ばし、バランスを崩した所に紫電の剣を叩きつける。ガイコツの頭部が縦に真っ二つになり、糸が切れた人形のように崩れ落ちた。
最後に残ったガイコツが剣を振りかぶる。ヤツの懐に飛び込んでショートスタッフを側頭部へ殴りつける。怯んだガイコツへ紫電の剣の一撃を放った。
「カッ!?」
頭部を切断されたガイコツはレベルポイントの光を溢れさせながら消滅した。
〈強ええええええ!?〉
〈一瞬で8体倒したぞ!?〉
〈A級!?〉
〈すごいんだ!〉
〈こんな探索者いるんか!〉
〈ヤバスギィ!!〉
ブンブンと飛び回るドローンに向かって声をかける。
「もう配信は終わり。これ以上は何も無いからみんな退出して」
◇◇◇
救出した探索者達をダンジョンの外まで送り届けて、待ち合わせの場所まで行く。到着すると、1台の軽自動車が止まっていた。
「お疲れ様!」
窓から笑顔の女性が顔を覗かせた。ショートボブの綺麗な女性……名護さんが。
軽自動車の後部座席に装備を投げ込み助手席に座る。車を走らせながら、名護さんは私をチラリと見た。
「すごかったよ! さすがカナちゃんだね~!」
「……やっぱりダメね。私が近接戦やってもヨロイさんの真似事になっちゃうわ」
「そんな事ないよ。カナちゃんも5年であそこまでやれるようになるってすごい事だって」
元探索者の名護さんは救出任務をフォローする役目を請け負ってくれている。ダンジョンのマッピングや、ダンジョン管理局から依頼された任務の詳細を伝えてくれたり。
管理局も人が足りないから、彼女のような元探索者のサポートが必要になったと言っていた。
「……それより、後で管理局に文句言ってやるわ。間に合わなかったらどうしてくれるのよ」
「仕方ないよ。さっきの子達も見捨てる訳にはいかないでしょ?」
「まぁそうだけど……危機感が無いのよねぇ。事情知ってるはずなのに」
「ほらほらそんなに怒らないで~全部終わったら美味しい物ご馳走するから」
「全部終わったらねぇ……ホント胃が痛いわ。1つでもミスれば全部ダメになるんだから」
「あ~……ラジオでも付けよっかな!」
空気を変えようとしたのか、名護さんはラジオを付けた。
『東京パンデモニウムより発生した大規模な時空の歪みからまもなく5年。あの日、神田明神ダンジョンでは再びモンスターが溢れ出しました。被害に関してはS級探索者ジ』
「ご、ごめんね! 余計に緊張させちゃうよね!」
ラジオから時空の歪みの話題が出た事を気にしたのか、名護さんが慌ててラジオを変える。すると、軽快な音楽と共に懐かしい声が聞こえた。
『このコーナーではツェッターで寄せられたお悩み相談をポイ君がゆる~く解決するのだ!』
抱いていた緊張感が和らぐ。ラジオ越しでも伝わる明るい声。私とはまた違う路線というか……すごいな、パララもん。
『では早速……ええと、ペンネーム「キラーブギエール」さんからのお便りなのだ!』
『キラーホエール? 物騒な名前だな~』
『キラーブギエールなのだ! ええと……「最近忙しくて彼氏に会えません。どうしたら良いでしょうか?」なのだ』
『一緒に住めばいいんじゃね?』
『適当すぎなのだ!』
ラジオの向こうから騒がしい声が聞こえる。ポイズン社長とパララもん……大阪で頑張ってるんだな。
最近はテレビやラジオで看板番組も持ってるし、2人のチャンネルもすごい勢いで伸びてる。昔みたいに会う事は減ったけど、夢が叶った2人の事は応援したい。
「懐かしい?」
「がんばってたもんね、2人とも。名護さんだって懐かしいんじゃない?」
「もちろん! あの時は楽しかったなぁ~」
「……」
みんなで集まる。か。また集まれると良いけど……ううん、弱気になってちゃダメ。その為に今日まで準備して来たんでしょ、私。
「あ、ごめんね……能天気な事言って」
「ううん、私も気が立ってたわ……名護さんが明るくて助かってるよ?」
スマホを見る。今は午後4時40分。御徒町のマンションに現れるのは夕方5時14分だったな。ここからなら間に合うけど……。
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