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第七章
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彰君が耳を甘噛みしながら時々、
『裕樹』『好き』『可愛い』
と何度もあの低い声で優しく囁くからゾクゾクする。
彰君の手は動く事を止めない。
「裕樹、耳弱い?」
「分かんない」
「なんか、身体がピクピクしてる」
「やだ、そんな事、言わないで」
「だってほら」
ってペロンと耳を舐められて、ゾクゾクとする感じが身体を駆ける。
「あっ…」
彰君の首に腕を回して必死に抱きつく。
僕の下半身の一点に集まって来ていた熱と彰君の熱が直ぐそこに感じられて、真っ赤になっていく顔を彰君の胸に押し当てて隠そうとするけど、
「ねえ、可愛い顔見せて」
って唇に触れるだけのキスをされて、ベッドに倒された。
優しく髪を梳かれて、惚けるような笑顔が僕を幸せにする。
ぎゅっと抱きしめられて、
「勉強しなくちゃな」
って最後にもう一度キスをして、僕たちは勉強を始めた。
和希とは駅で待ち合わせていたので、迎えに行った。
エスポワールではマスターとケイさんに紹介する。彰君が和希に、
「石原ちょっと良い?」
って奥のテーブルへ行ってしまった。
ケイさんと話しながら待ってると、暫くして二人は戻って来た。
「どしたの?二人で?」
「ん?作戦会議。な?」
「ああ、うん」
…何の話しをしていたか気になるけど、二人からはいつもの笑顔が返ってきてなんだか安心した。
食事が終わって帰る時「裕樹、これ」と眼鏡をかけられ、前髪を下された。
「石原お願い出来る?」
「ああ、良いよ」
「なんか、お前も結構危なそうだけど…」
和希はとっても綺麗なんだ。僕はぼんやりした顔だけど、和希は、芯のしっかりした所が表情にも出ていて、一重で切れ長の目は人目を引く。
「大丈夫。和希はしっかりしてるから。僕もしっかりしてるけどね」
「はいはい。気を付けてな」
「う~…」
◇◇◇◇◇
『裕樹』『好き』『可愛い』
と何度もあの低い声で優しく囁くからゾクゾクする。
彰君の手は動く事を止めない。
「裕樹、耳弱い?」
「分かんない」
「なんか、身体がピクピクしてる」
「やだ、そんな事、言わないで」
「だってほら」
ってペロンと耳を舐められて、ゾクゾクとする感じが身体を駆ける。
「あっ…」
彰君の首に腕を回して必死に抱きつく。
僕の下半身の一点に集まって来ていた熱と彰君の熱が直ぐそこに感じられて、真っ赤になっていく顔を彰君の胸に押し当てて隠そうとするけど、
「ねえ、可愛い顔見せて」
って唇に触れるだけのキスをされて、ベッドに倒された。
優しく髪を梳かれて、惚けるような笑顔が僕を幸せにする。
ぎゅっと抱きしめられて、
「勉強しなくちゃな」
って最後にもう一度キスをして、僕たちは勉強を始めた。
和希とは駅で待ち合わせていたので、迎えに行った。
エスポワールではマスターとケイさんに紹介する。彰君が和希に、
「石原ちょっと良い?」
って奥のテーブルへ行ってしまった。
ケイさんと話しながら待ってると、暫くして二人は戻って来た。
「どしたの?二人で?」
「ん?作戦会議。な?」
「ああ、うん」
…何の話しをしていたか気になるけど、二人からはいつもの笑顔が返ってきてなんだか安心した。
食事が終わって帰る時「裕樹、これ」と眼鏡をかけられ、前髪を下された。
「石原お願い出来る?」
「ああ、良いよ」
「なんか、お前も結構危なそうだけど…」
和希はとっても綺麗なんだ。僕はぼんやりした顔だけど、和希は、芯のしっかりした所が表情にも出ていて、一重で切れ長の目は人目を引く。
「大丈夫。和希はしっかりしてるから。僕もしっかりしてるけどね」
「はいはい。気を付けてな」
「う~…」
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