sweet!!

仔犬

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date!!!

3

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第2次お説教大会、勃発。


「あ、あの、ごめんなさい」


ワンダラはペットも入場可なので、ドッグランのような芝生でゴロゴロできるエリアがある。おれはそこに正座させられていた。

迷宮を瑠衣先輩の言った通りに進んでいくと1発で抜け出すことが出来た。ポールに寄りかかった優と秋、その横でしゃがんだ瑠衣先輩と暮刃先輩が穏やかに手を振ってくれる。
そして出口で迎えていてくれた親友の姿が嬉しくて駆け寄ったのだが、優様は腰に手を当てて芝生を指差してこう言った。

「おすわり」


頭の中でガラスが割れるようなピシッという音がして、泣く泣く芝生の上に正座した。さっきは見逃してくれていた秋も今回ばかりは腕を組んで優の横に立つ。優様から交互に話し出した。


「俺たちここに来て何個アトラクションに乗ったと思う?」

「い、一個です……」

「瑠衣先輩も氷怜先輩も走って探してくれました」

「ほ本当に申し訳ありません……」

「「声が小さい!」」

「ご、ごめんなさいーーーー!!!」


いつ地面に手と頭を着けろと言われるかひやひやしながらも、大声で謝ったら2人はため息をつきながらも許してくれた。どちらかといえば、周りがなにあの子達可愛い~と騒がしくなったおかげかもしれない。

おれを爆笑しながらも瑠衣先輩が頰を突く。


「唯ちん散々だったね~」

「瑠衣先輩もごめんなさい……」

「これに懲りたらちゃんと報告しなさい」


暮刃先輩も横から困り顔でそう言ってくれてまた謝った。氷怜先輩がほら、と手を貸してくれて立たせてくれると見慣れたスマホを渡された。

「おお、スマホ!」

「携帯電話機なんだから携帯しろよ」

「はい!」


ピシッと敬礼すれば被っていたキャップを前が見えないくらい深く被された。


「さてと……ディナーまで時間はあるし、他回ろうか」

「え、ディナー!」


散々走ったせいか食べ物の話に食いついてしまったおれを暮刃先輩がくすりと笑う。

「おやつくらいはお腹に入れようか」

「おれチュロス食べる~」


瑠衣先輩が少し遠くに見つけたチュロス屋さんに駆け寄った。

優が瑠衣先輩を見ながら教えてくれたが、カナコちゃんは友達がすぐに見つかったらしい。
迷路に出た瞬間に瑠衣先輩がもしかしてオトモダチ同じ服着てる?と質問し、なぜ知っているのかと驚いたカナコちゃんを確認すると信じられない速さで駆け出した。そしてすぐに米粒くらいの距離から同じ服を着た友達を連れてきたと言う。
サバンナの人ですかと思うくらい目がいい。


「お礼言ってたよ女の子」

「ナンパしちゃうのもわかるくらいいい子だったなぁ……」


改めて女の子尊い。双子コーデグッジョブ。
数本チュロスを買って戻ってきた瑠衣先輩が秋の口に突っ込んだ。氷怜先輩の口にも突っ込むとあまりチュロスが好きじゃないのか一口だけ食べて返していた。

「ほれ、唯ちんはミルク味ね」

「わーい!」

「おっきくなーれ」

「え」


「ぶは!」


秋が横で笑い出したのでおれは驚愕した。ヒドイひどすぎるおれが気にしていることを。優も小さくぷって笑ったのをおれは見逃さなかった。

自分でも不思議だけどおれの唯一の悩みとしては女の子に見られるのは全く構わないが、身長は伸びてほしいと言う複雑さを持っている。


「まだ伸びてんだから~」

「はいはい」


秋は聞き慣れているので気にもとめていない。おれよりも高いし平均的なので身長に悩みはないそうだ。羨ましい。

思えばこんなに固執するのは父さんが身長高かったからかもしれないなと、のんびり思いながらみんなチュロスとそれぞれ好みの軽食をとる。

最後に優がチョコ味のチュロスを食べきったところで、砂糖が付いていたのか暮刃先輩がその頰をなで、その視線は違うエリアを見つける。指を差してにこやかに笑った。


「次あれ行きたいな」



穏やかだった優の顔が少し引き攣った。
そこはそう、ホラーエリアである。












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