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「長い自粛だった」
寝台に座り込んだロザは驚愕の眼でソレを凝視していた。
上半身の服を脱ぎ、下半身に纏う服を寛げて取り出されたウルヴァスの愚息に動揺を禁じ得なかった。
「お……大き過ぎる」
「お褒めの言葉、痛み入る」
遠慮がちに想像していた以上のサイズであった。
自分のものなど優に上回っている。
しかも、青筋を走らせて正にいきり立っている様には負けん気の強いロザでも同じオスとして負けを認めざるをえなかった。
「裂けるんじゃないのか……俺の尻は」
「そうならないよう丁寧に準備してやっただろう」
蝋燭の炎による陰影に彩られた見栄えよき半身を曝したウルヴァスは、今度は丁重な手つきでロザを寝台に押し倒すと、口づけを。
「ん……」
すぐさま口内に滑り込んできた積極的な舌をロザはたどたどしく招き入れる。
が、自分の熱源にウルヴァスの逞しいペニスが擦り寄ってきて、危うく噛み千切りそうになった。
「おい、俺の舌を食うつもりか」
「ちがッ……ッ……おい、擦りつけてくるな!」
「記念すべき初夜に色気のない声を出すな、我が花嫁よ」
一度射精してうっすらと濡れた熱源に硬く太い肉棒が頻りに擦り寄ってくる。
濃密な摩擦感にロザは切なげに眉根を寄せた。
「まぁ、負けん気の強いじゃじゃ馬花嫁を乗りこなすのも悪くはない」
大きな片手で一纏めにされて共にしごかれると独りでに腰が揺れた。
「なんだ、もっと強い刺激がお望みか?」
「違うッ……んんッ……ッ……ン……」
唇同士を深々と交えながら強められていった官能的手遊び。
発熱する竿同士が擦れ合い、先走りで濡れ合う。
小瓶に残っていた香油を最後の一滴までかけられ、小刻みにしごかれると、ロザは耐えられずにウルヴァスの肩に爪を立てた。
「だめッ……また……」
「いいぞ、何度でも達してみろ。抱き甲斐がある」
「ッ……偉そうにッ……あ、あ、あ……ッ……んんん……ッ……!」
香油でとろとろにされたロザは二度目の絶頂に至った。
一度目とそう変わらない量の白濁を放埓に弾いた。
「……溜まっていたんだな、ロザ。長い自粛を強いられた俺には劣るだろうが……」
大きな枕に後頭部を沈め、長引く絶頂の余韻に息を切らしていたロザは切れ長な目を矢庭に大きく見張らせる。
香油に塗れたウルヴァスの色濃い頂きが後孔にあてがわれた。
膨脹しきった亀頭でグリ、グリ、禁域ではなくなって間もない入り口をなぞられる。
熱く力強い感触にロザはぐっと奥歯を噛み締めた。
「……いいぞ、来てみろ、ウルヴァス……」
はだけたシャツの狭間から青水晶のお守りを覗かせたロザの何とも強気な発言にウルヴァスは愉悦するように笑う。
ぐぐぐ……と、さらに力を込めて押しつけられた頂き。
蜜のような香油の滑りのおかげでつつがなく行われた純潔喪失の短いひと時。
「ん……ッ……ぅ……ン……ッ」
ロザは切れ切れに呻吟し、真上に迫るウルヴァスにしがみつく。
後孔を抉じ開けて仮膣へ挿入ってきた彼のペニス、その途方もない存在感に眩暈がした。
「ぅぅ……ッ……お前の……俺のナカに……」
「ああ、そうだ、ロザ。今、お前と一つになっている……」
硬質の肌に額を押しつけていたロザはぎこちなくウルヴァスへ視線をやる。
「夢見ていたひと時……想像以上、極上の味わいだ、我が花嫁」
いつもの片笑みなようでいて獰猛な飢えを奥底に忍ばせたウルヴァスの青水晶にロザの心臓は爆ぜそうになった。
「恐ろしく堪らない、ロザ」
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