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「!」
唐突に凌貴が大きく動き、よからぬ振動が腹底に響いて伊吹生は声を詰まらせる。
そして、ソファの下で折り重なる制服の下から拾い上げられた携帯に目を疑った。
「もしもし」
そのまま凌貴は通話に出た。
「僕は伊吹生君の友達の忽那凌貴といいます。そちらはお姉さんの菖さんですね」
絶句していた伊吹生は我に返る。
急いで凌貴から離れようとした。
「……く……ッ」
片手で尻たぶを掴まれるや否や、奥まったところにぐっとペニスを押しつけられ、逃亡する気力は一瞬で削がれた。
「伊吹生君は僕の家に来ています。明日は中学部の卒業式で高校は休みなので、泊まっていく予定です」
伊吹生の義姉相手に淡々と話しながら、凌貴は、巧みに腰を突き動かす。
熱く滾るペニスの先を尻膣の奥に強めに擦りつけてきた。
「ッ……ッ……ッ……!」
伊吹生は片手で自分の口を押さえ、もう片方の手で凌貴の肩を力任せに鷲掴みにした。
凌貴は痛がるどころか。
「今、代わりますね」
伊吹生に携帯を差し出してきた。
「伊吹生、今日も泊まってくるの? ごはん作っちゃったんだけど、明日帰ってきて食べる? それとも私の朝ごはんにしていいかな」
大学生の姉は特に疑問も違和感も抱いていないようだった。
声が上擦りそうになるのを懸命に抑え、最低限の返事をし、伊吹生は手短に通話を切る。
「弟思いで優しくて料理上手の平凡なベータ」
すぐ目の前で平然としている凌貴に吐き捨てた。
「お前のことが嫌い過ぎてどうにかなりそうだ」
次の瞬間、ぐるりと回った視界。
ゆったりしたレザーソファの上に押し倒され、両足の間に深々と割って入ってきた凌貴に、一息に最奥を貫かれた。
「僕は君のことが好き過ぎてどうにかなりそう」
傲慢な肉杭に尻膣を占領される。
携帯を手放した伊吹生は痛々しげに仰け反った。
いつにもまして独裁的だった行為。
薄目がちに睨んでやろうとすれば、蕩けたように笑う凌貴と視線が交わり、伊吹生の心臓は不穏に軋んだ。
「俺は……もう……」
帰りたい、終わりにしたい、離れたい。
いくら願ったところで凌貴は一つも聞き入れてはくれない。
「今日はベータと接触し過ぎた。散々な一日だった。だからせめて君が僕を慰めて」
「元はといえば……文化祭でお前がしょうもない連中に手を出したせいだ……」
「アレは僕にナイフを向けた。今日は君を傷つけた。喉と足だけで済んだのは不幸中の幸いだったんだよ……?」
一思いに尻膣を貫いたペニスがおもむろに動き出す。
ゆっくり、しっかり、最奥を小刻みに突かれて腹底に秘められた性感帯がここぞとばかりに反応した。
「ン……んッ……く……ッ」
勃ち上がった胸の突起に舌尖が纏わりつき、細やかにしごかれる。
精液に塗れていたペニスにも長い五指が絡みついて、さらなる絶頂を強請るように愛撫を始めた。
「あっ……ぁ……」
一段と敏感になっている頂きが掌に包み込まれ、丹念に揉みしだかれ、同時に肉杭を優しく抽挿されて伊吹生は喘いだ。
「そんなに気持ちいい? ヨダレまで垂らして、可愛い」
「ッ……ッ……うるさい……」
「奥、いいでしょう……?」
「ぅあっ……っ……!」
「ふ……締まった。反抗的だったココも僕に大分懐いてきたね」
最奥にグリグリとペニスを押し当てられた。
腹底を抉じ開けられる感覚に瞼をきつく閉ざした伊吹生は、意味深に左胸に手をあてがわれて、億劫そうに目を開く。
「心は僕にいつ懐いてくれるかな」
自身の絶頂を悪戯に先延ばしにし、爪の一片から睫毛の先にまで濃密な色香を纏う凌貴はうっとりと囁いた。
「ナイフで躾けた方が手っ取り早いかな……?」
揺らめきながら凌貴が投げかけてきた猟奇的な戯言に伊吹生は応酬する。
「……突き刺したらいい、いっそのこと……」
闇夜色の双眸が、ほんの一瞬、大きく見張られた。
それは見る間に悦びへと変わり、凌貴は感じ入ったように甘いため息をつき、誰よりも我が身を煽る伊吹生にキスをした。
しばし貪欲な獣さながらに腰を波打たせた末、絶頂の証を思う存分叩きつける。
アルファの雄壷ではただ死にゆく定めにある子種を惜しみなく捧げた。
唐突に凌貴が大きく動き、よからぬ振動が腹底に響いて伊吹生は声を詰まらせる。
そして、ソファの下で折り重なる制服の下から拾い上げられた携帯に目を疑った。
「もしもし」
そのまま凌貴は通話に出た。
「僕は伊吹生君の友達の忽那凌貴といいます。そちらはお姉さんの菖さんですね」
絶句していた伊吹生は我に返る。
急いで凌貴から離れようとした。
「……く……ッ」
片手で尻たぶを掴まれるや否や、奥まったところにぐっとペニスを押しつけられ、逃亡する気力は一瞬で削がれた。
「伊吹生君は僕の家に来ています。明日は中学部の卒業式で高校は休みなので、泊まっていく予定です」
伊吹生の義姉相手に淡々と話しながら、凌貴は、巧みに腰を突き動かす。
熱く滾るペニスの先を尻膣の奥に強めに擦りつけてきた。
「ッ……ッ……ッ……!」
伊吹生は片手で自分の口を押さえ、もう片方の手で凌貴の肩を力任せに鷲掴みにした。
凌貴は痛がるどころか。
「今、代わりますね」
伊吹生に携帯を差し出してきた。
「伊吹生、今日も泊まってくるの? ごはん作っちゃったんだけど、明日帰ってきて食べる? それとも私の朝ごはんにしていいかな」
大学生の姉は特に疑問も違和感も抱いていないようだった。
声が上擦りそうになるのを懸命に抑え、最低限の返事をし、伊吹生は手短に通話を切る。
「弟思いで優しくて料理上手の平凡なベータ」
すぐ目の前で平然としている凌貴に吐き捨てた。
「お前のことが嫌い過ぎてどうにかなりそうだ」
次の瞬間、ぐるりと回った視界。
ゆったりしたレザーソファの上に押し倒され、両足の間に深々と割って入ってきた凌貴に、一息に最奥を貫かれた。
「僕は君のことが好き過ぎてどうにかなりそう」
傲慢な肉杭に尻膣を占領される。
携帯を手放した伊吹生は痛々しげに仰け反った。
いつにもまして独裁的だった行為。
薄目がちに睨んでやろうとすれば、蕩けたように笑う凌貴と視線が交わり、伊吹生の心臓は不穏に軋んだ。
「俺は……もう……」
帰りたい、終わりにしたい、離れたい。
いくら願ったところで凌貴は一つも聞き入れてはくれない。
「今日はベータと接触し過ぎた。散々な一日だった。だからせめて君が僕を慰めて」
「元はといえば……文化祭でお前がしょうもない連中に手を出したせいだ……」
「アレは僕にナイフを向けた。今日は君を傷つけた。喉と足だけで済んだのは不幸中の幸いだったんだよ……?」
一思いに尻膣を貫いたペニスがおもむろに動き出す。
ゆっくり、しっかり、最奥を小刻みに突かれて腹底に秘められた性感帯がここぞとばかりに反応した。
「ン……んッ……く……ッ」
勃ち上がった胸の突起に舌尖が纏わりつき、細やかにしごかれる。
精液に塗れていたペニスにも長い五指が絡みついて、さらなる絶頂を強請るように愛撫を始めた。
「あっ……ぁ……」
一段と敏感になっている頂きが掌に包み込まれ、丹念に揉みしだかれ、同時に肉杭を優しく抽挿されて伊吹生は喘いだ。
「そんなに気持ちいい? ヨダレまで垂らして、可愛い」
「ッ……ッ……うるさい……」
「奥、いいでしょう……?」
「ぅあっ……っ……!」
「ふ……締まった。反抗的だったココも僕に大分懐いてきたね」
最奥にグリグリとペニスを押し当てられた。
腹底を抉じ開けられる感覚に瞼をきつく閉ざした伊吹生は、意味深に左胸に手をあてがわれて、億劫そうに目を開く。
「心は僕にいつ懐いてくれるかな」
自身の絶頂を悪戯に先延ばしにし、爪の一片から睫毛の先にまで濃密な色香を纏う凌貴はうっとりと囁いた。
「ナイフで躾けた方が手っ取り早いかな……?」
揺らめきながら凌貴が投げかけてきた猟奇的な戯言に伊吹生は応酬する。
「……突き刺したらいい、いっそのこと……」
闇夜色の双眸が、ほんの一瞬、大きく見張られた。
それは見る間に悦びへと変わり、凌貴は感じ入ったように甘いため息をつき、誰よりも我が身を煽る伊吹生にキスをした。
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