40 / 53
8-11
「伊吹生のうそつき」
「……別に嘘なんか……」
「なんでもいうこと聞くって言ったのに。ワルイコにはお仕置きするよ、プレゼント君……?」
汗ばむ肌身を全て曝した伊吹生と視線を合わせたまま、凌貴は、伊吹生の両足を肩に引っ掛けて前屈みになる。
いわゆる屈曲位という体位だった。
二つ折りにしたしなやかな体に覆い被さると、体重をかけ、真上から深々とペニスを捻じ込んできた。
「くは……っ」
伊吹生の痛々しげな声が乾いた静寂を揺らす。
肉と肉が交わる粘ついた音も。
宙に浮いた爪先が虚空を忙しなく引っ掻いた。
「はぁっ、あっ、あっ、あっ……んっ、む……んんぅン……ッ」
キスされながら最奥目掛けて叩きつけられて伊吹生は凌貴の腕に爪を立てる。
後孔を押し拡げて成熟しきったペニスを出挿りさせ、締めつけを堪能するのと同時に緩みがちな唇までとことん貪って、凌貴は伊吹生の隅々まで味わう。
「ね、ほら……言って?」
伊吹生は涙ながらに凌貴を睨んだ。
「っ……好きだ……」
好意よりも怒りが込められた偽りでしかない告白に凌貴は満足そうに喉を鳴らす。
「もっと」
絶頂間近の張り詰めた亀頭を悶々とうねる仮膣最奥に押しつけ、狭まる内壁の狭間でペニスをしごかせ、虚しいはずの虚言を切に求めてきた。
「ぁっ……凌貴……好きだ……」
「僕も……好きだよ、伊吹生……大好き……全部、君の全部、僕の……ずっと僕のもの……」
一頻り律動した後に凌貴はピタリと静止する。
「…………はぁ…………」
獣めいた咆哮を零して一思いに。
唯一、無防備な一瞬を曝け出すことができるアルファの最愛なる仮膣に上質な子種を惜しげもなく注ぎ込んだ。
真夜中の街はぼやけた月の下で星座よりも生き生きと瞬いていた。
「ほら、どう? 見たがっていた夜景。気に入った?」
「……別にだな」
「でしょ」
裸身にナイトガウンを羽織った伊吹生は眼下に広がる夜景をぼんやりと見下ろす。
「でも今日は特別綺麗に見えるかな」
伊吹生を後ろからハグした外出着姿の凌貴は機嫌のよさそうな声色で戯言を吐く。
「伊吹生が一緒にいるからかな」
「……勝手にほざいてろ」
「伊吹生に告白されて嬉しかった」
「お前が無理矢理言わせたんだろうが」
「それでも。嘘でも。君のこと征服した感が溢れてきて堪らなかった」
「……ほざいてろ」
凌貴に頬擦りされて伊吹生はこれみよがしにため息をついた。
(全部嘘ならどれだけよかったか)
『……ほしい、凌貴……』
あれは俺の本音だった、凌貴――。
「……別に嘘なんか……」
「なんでもいうこと聞くって言ったのに。ワルイコにはお仕置きするよ、プレゼント君……?」
汗ばむ肌身を全て曝した伊吹生と視線を合わせたまま、凌貴は、伊吹生の両足を肩に引っ掛けて前屈みになる。
いわゆる屈曲位という体位だった。
二つ折りにしたしなやかな体に覆い被さると、体重をかけ、真上から深々とペニスを捻じ込んできた。
「くは……っ」
伊吹生の痛々しげな声が乾いた静寂を揺らす。
肉と肉が交わる粘ついた音も。
宙に浮いた爪先が虚空を忙しなく引っ掻いた。
「はぁっ、あっ、あっ、あっ……んっ、む……んんぅン……ッ」
キスされながら最奥目掛けて叩きつけられて伊吹生は凌貴の腕に爪を立てる。
後孔を押し拡げて成熟しきったペニスを出挿りさせ、締めつけを堪能するのと同時に緩みがちな唇までとことん貪って、凌貴は伊吹生の隅々まで味わう。
「ね、ほら……言って?」
伊吹生は涙ながらに凌貴を睨んだ。
「っ……好きだ……」
好意よりも怒りが込められた偽りでしかない告白に凌貴は満足そうに喉を鳴らす。
「もっと」
絶頂間近の張り詰めた亀頭を悶々とうねる仮膣最奥に押しつけ、狭まる内壁の狭間でペニスをしごかせ、虚しいはずの虚言を切に求めてきた。
「ぁっ……凌貴……好きだ……」
「僕も……好きだよ、伊吹生……大好き……全部、君の全部、僕の……ずっと僕のもの……」
一頻り律動した後に凌貴はピタリと静止する。
「…………はぁ…………」
獣めいた咆哮を零して一思いに。
唯一、無防備な一瞬を曝け出すことができるアルファの最愛なる仮膣に上質な子種を惜しげもなく注ぎ込んだ。
真夜中の街はぼやけた月の下で星座よりも生き生きと瞬いていた。
「ほら、どう? 見たがっていた夜景。気に入った?」
「……別にだな」
「でしょ」
裸身にナイトガウンを羽織った伊吹生は眼下に広がる夜景をぼんやりと見下ろす。
「でも今日は特別綺麗に見えるかな」
伊吹生を後ろからハグした外出着姿の凌貴は機嫌のよさそうな声色で戯言を吐く。
「伊吹生が一緒にいるからかな」
「……勝手にほざいてろ」
「伊吹生に告白されて嬉しかった」
「お前が無理矢理言わせたんだろうが」
「それでも。嘘でも。君のこと征服した感が溢れてきて堪らなかった」
「……ほざいてろ」
凌貴に頬擦りされて伊吹生はこれみよがしにため息をついた。
(全部嘘ならどれだけよかったか)
『……ほしい、凌貴……』
あれは俺の本音だった、凌貴――。
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話
ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生
Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158
ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/
fujossy https://fujossy.jp/books/31185
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
ヤンキーΩに愛の巣を用意した結果
SF
BL
アルファの高校生・雪政にはかわいいかわいい幼馴染がいる。オメガにして学校一のヤンキー・春太郎だ。雪政は猛アタックするもそっけなく対応される。
そこで雪政がひらめいたのは
「めちゃくちゃ居心地のいい巣を作れば俺のとこに居てくれるんじゃない?!」
アルファである雪政が巣作りの為に奮闘するが果たして……⁈
ちゃらんぽらん風紀委員長アルファ×パワー系ヤンキーオメガのハッピーなラブコメ!
※猫宮乾様主催 ●●バースアンソロジー寄稿作品です。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。