夜のパトロールは危険がいっぱい!?気をつけて!触手にご注意!!

石月煤子

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後編

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「今日の晩飯はソーメンでいいか、しかし五月にしては暑過ぎやしないか、水分補給はこまめに、ッ、うわあああああ!!」


駐在所と繋がる平屋造りの住居、台所で蛇口を捻った公平は思わず情けない悲鳴を上げた。


ここはド田舎、いつだって新鮮なお水が飲み放題、しかし何とはなしに蛇口を捻れば出てきたのは水道水ではなく。


触手だった。


細めのやつが複数、にょろにょろ飛び出してきて、昼食前に水を一杯飲もうとしていた公平は青ざめた。


「おい……ウチの水道はこれからずっと触手を出し続けるっていうのかよ……」
「まさか。そんなことありませんよ、お巡りさん」


制帽を脱いだ巡査長はキッと振り返り、飄々とした様子で後ろに立っていた鈴木少年を睨んだ。


「主様のちょっとしたオイタです」
「どこがちょっとしたオイタだ、うう……」


蛇口から伸びた触手が頬にぬるぬる擦り寄ってくる。

正直、気持ち悪い。

だが、この触手はこの土地一帯を遥か昔から見守り続けている土地神だそうで、邪険にするには気が引ける。


「優しいですね、お巡りさん」


巡査長にぞっこんな触手はソフトタッチを心がけて公平に纏わりつき、じっと耐え忍んでいる彼の姿を目の当たりにした鈴木少年はクスクス笑った。







風鈴が夕風と戯れて玲瓏たる音色を奏でる。


「ごちそうさまでした」


素麺と野菜天ぷらと高菜おにぎりを平らげた公平に、向かい側で麦茶を飲んでいた鈴木少年は「お粗末さまでした」と返事を返した。


居間の窓は全開、簾は上げられて、涼しい風がそよそよ入ってくる。


「一風呂浴びて汗を流してくる」
「夜食のおにぎりは梅干し、おかか、野沢菜、どれにします?」
「……全部頼む」


食器を片づけようとしたら「僕がしますから」と言われたが、公平は鈴木少年の分も洗い場に下げ、ざっと洗い終えてからお風呂に入った。


夜間の見回りがあるので制服に着替えた公平が首にタオルを引っ掛けて居間に戻れば、照明は豆電球のみ、夜七時過ぎの宵闇の中で鈴木少年は畳にごろんと寝そべっていた。


裸足の足の甲がやたら白く見える。


「何だか幽霊の足みたいだな」
「そうですか? でも幽霊って普通足なんてないでしょう?」
「……」
「ね、お巡りさん、膝枕してください」


自分を扱き使えと言っておきながら平然と膝枕を強請ってきた鈴木少年に公平は肩を竦めた。

返事をせずに畳の上で胡坐をかけば「お邪魔しますね」と、鈴木少年は実に寝心地の悪そうな膝枕を強行した。


「後頭部が痛いです」
「正座したら足が痺れるから嫌だ」
「仕方ないですねぇ」


糸目の鈴木少年は目を瞑った。


『僕は最初で最後の主様への生贄です』


そもそも幽霊なんじゃないのか、コイツは。
あの触手の神様に生かされているんだろうか?


「ふふ、くすぐったいですよ」


頬にツンツン触れてみたら目を瞑ったまま鈴木少年は笑った。


「やっぱり冷たいな」
「低血圧なんですよ」
「……」
「あいたたた」


滑らかな頬をムニッと抓ってやれば鈴木少年は笑いながら痛がった。


絶対的な衝動に駆られて公平がキスすれば。

糸目をうっすら開かせ、濡れた前髪が目元にかかって普段より若々しく見える巡査長にそっと笑いかけた。


頭ごと引き寄せられてキスの続行を強請られた。
公平は鈴木少年の細腕に甘んじた。


冷えた唇と生温い口づけを交わす。
クチュ、クチュ、口内をゆっくり鳴らされると首筋が粟立った。


「お巡りさん、もっと」


開眼した糸目で薄ら笑いまじりに請われると腹の底がゾクゾクした。

真下から両手で顔を挟み込まれて満遍なく奪われると、もう、股間が熱くなった。


「助平なお巡りさんですね」


唾液の糸を引かせて唇を離し、鈴木少年は、すでにとろんがちな目をした公平に嬉しそうに呆れた。


「未成年に手を出すなんて」
「俺を誑かすのもいい加減にしろ」
「えぇぇえ? 僕がいつ誑かしましたっけ?」
「……でも、確かにその外見だと罪悪感を覚える」


身を起こした鈴木少年は公平の膝に片手を突かせ、罰の悪そうな顔をしている彼を覗き込んだ。


「主様、大変だなぁ、こんな貪欲助平なお巡りさんを見初めちゃうなんて」








裸電球の覚束ない明かりの元、公平は鈴木青年に。


「あっ……あっ……あっ……あっ……」


畳の上で四つん這いになり、上は制服を着用したまま下はすっぽんぽんになって、後ろから尻膣を貫かれていた。


先日の夜に触手で開発されたばかりの脱処女アナル。

鈴木青年のしなやかなペニスがジンジンと疼く肉壺をグチュグチュと掻き回した。


「はぅぅっっ」


処女喪失となった触手神相手の初夜と比べれば、インパクトも刺激も劣りそうなものだが。


「お巡りさんのナカ……とってもいい塩梅です」


鈴木青年のイチモツに突かれているのかと思うと体が恐ろしく火照って、昂ぶって、彼のものを噛み千切らんばかりに締めつけてしまう……。


「わ……ほんっとう、助平なお巡りさん……」
「ッ……うるさいッ……か、体が勝手に……」


綻んだ尻孔をペニスが行き来する度、引き締まった小高い尻をブルブルさせ、熱もつ股間で自身をピクピクと仰け反らせる公平。


「は……あ……っ……ん、ん、ぅ……っ……ふぅぅぅッ……」


座布団に爪を立てて快楽に従順に悶絶している公平の姿に鈴木青年はこっそり舌なめずりした。


「可愛いお巡りさん、もっときもちよくしてあげますね」


強烈な快楽に平伏しながらも、さすが現役警察官の巡査長、その違和感にすぐに気がついた。


今、彼の声が変わったような……?


「いッッッ……?」


公平は目を剥いた。

尻膣内で明らかに質量の増したペニス。

内壁がさらに押し上げられ、肉圧に負けじと最奥まで捻じ込まれた。


「はッ……はぁっ? なんだ、いきなりッ……どうなってる……!?」
「お巡りさんのためにサイズ調節してみたりなんかして」
「ッ……お前、声が……ッ……え……ッ……えええ……?」


急激にでっかくなった肉棒に動揺し、シャツが張りつく肩越しに鈴木を顧みて、公平は呆気にとられた。


彼は青年だった姿からまたしても成長を遂げていた。
どこからどう見ても立派な成人だ。
身長も公平より明らかに高くなっている。

使用人っぽい服装、糸目であるのは相変わらずであったが。


「貴方のために大きくしてあげました」


のほほんとほざいた鈴木に、公平は、柄にもなく赤面した……。







開け放された窓辺。

完全に下ろされた簾の向こうでは、掴んで固定された腰だけを宙に残し、畳に情けなく這い蹲った巡査長の姿が。







「あッ、あッ、あッ、あッ、あッ……いッ……いきそッ……いくッ……!」
「どうぞ……? 好きなだけたっぷり射精してください、お巡りさん……?」


汗ばむ尻たぶに五指を埋め、過激律動にキレよく腰を前後させていた鈴木は囁く。

公平は奥歯をギリギリ食い縛った。

窄まる奥まで小刻みに連打され、秘められた男の性感帯を容赦なく刺激され、哀れなまでに全身を痙攣させて。


「あーーーー……ッッッ……いくッッッ……!!!!」


トコロテン絶頂に至った。

尻膣を激しく突き上げられて武者震いしたペニスからトコロテン汁を放埓に弾かせた。


「ッ、ッ、ッ……はーーーッ……!! はーーーッ……!!」


せっかく一風呂浴びたというのに体中ぐっしょり汗をかいて、畳に爪を立て、目の前が真っ白になるような絶頂に公平は虚脱しそうになった。


「お尻だけで達したんですね、イイコですね、お巡りさん……」


律動を休め、ビクつく尻丘を優しく撫でる冷たい掌に改めてゾクゾクしつつ、ぼんやり薄闇を見つめる。


うん……?
畳から何かが芽吹いて……?


「はッッッ?」


公平は我に返らざるをえなかった。
畳からにょきにょきにょろにょろ生え出した触手にぎょぎょぎょっとした。


「主様もまざりたいみたいですね」
「えッ? はぁッ!?」
「よいしょっと」
「う、わぁっっ……待て待てっ、こんなのっっ……こらぁ……っっ」


がばりと抱き上げられ、いとも容易く背面座位に体位移行され、公平は目尻から涙を散らした。


鈴木のペニスが一段と奥へ、ぐぐぐぐぐっ、限界奥までぐっっっさり貫かれた。

首を竦めて身悶える公平の元へぬるりぬるりとやってきた触手。

細い管状の触手が射精して白濁泡塗れのペニスにくるくるぬるぬる何重にも巻きついた。

巻きついたかと思えば。
ぐっちょり濡れそぼつ尿道口へ。


ぬぷ、ぬぷ、ぬぷ


「ひッッッ!? ど、どこ来て、おいッッ!!??」
「主様はペニスの穴に興味津々みたいですねぇ」
「ちょ、待て、ほんと待て、そんなん無理、」


ぬぷ、ぬぷ、ぬぷ、ぬぷ、ぬぷ


キツキツな尿道口が一本の細触手によって強引に残酷に拡張されていく。

危ういにも程がある狂的刺激に公平は目許を引き攣らせ、嫌々と首を左右に振った。


「やめッ、やめさせッ、あッ、ふぐ、ぅッ、むりむりむりむりッ……これむり過ぎぃッッ」
「大丈夫ですよ、お巡りさん、僕がついてますから……ね?」
「むりだっつてんだろぉがッッッわいせつ罪で逮捕すんぞッッッ」


初尿道拡張されて怯えてキレる公平に鈴木は苦笑いした。


「お巡りさんも同罪じゃあないですか」


爽やかな色をした半袖シャツをはだけさせ、白のインナーシャツを捲り上げ、すでに色濃く張り詰めていた両乳首を長く白い指の先で爪弾いた。


「あっっっ」
「こんなところまで主様に開発されちゃって、ほら、女の子みたいに感じてるじゃあないですか?」
「おまッ……調子ン乗ってッ……あ、んっ……いや、ぁ……っ」


ジンジンが止まらない乳首をしつこく捏ね繰られて公平はヨダレまで溢れさせ、鈴木のイチモツをキュンキュン締めつけた。


「ん……お巡りさんのココ、また締まりましたね、搾り上げられてるみたいです……」


耳元でクスクス笑いながら囁きかけられる。

律動が緩やかに再開され、上下に大きく出し:挿(い)れされ、時に勢い任せに荒々しく突き上げられる。

尿道口にもう一本、細触手がぐぷぐぷ侵入し、二本同時抽挿、他の細触手は棹や睾丸に巻きついて蠕動開始。


無理過ぎる。
正直、怖い。


「やっっっ……怖ぃっ……やめ……」
「僕に身を委ねてください、お巡りさん」
「いやだッ……っ……んむっ……ぅ……」


背後から鈴木にキスされた。

甘く感じられる唾液を流し込まれて、やむを得ず、呑み込んだ。


「ん、ん、っ……んぶっ……ン……ふぅぅ……ン、むぅ……っ」


まるで媚薬成分でも得たかのように倍増した感度。

覚えのある感覚に、一瞬、実に警察官らしい第六感が働きかけたものの、その「答え」は押し寄せてきた快楽の波に容易く押し流されてしまった……。


「お巡りさん、僕のことだけ感じてくださいね」
「あ゛ッ……こわれひゃ……っ」
「壊れたら治してあげますから、心配しないで……?」


雄々しく怒張したペニスで尻奥を突かれながら、細触手による尿道ピストンを長々と続行されて、有り余る暴力的快楽に公平巡査長は咽び泣く。


「またお巡りさんに種付けしちゃいますね……?」


糸目開眼した鈴木はそそられてやまない首筋を舐め上げ、がぶり、甘噛みして。

公平の尻膣にありったけの新鮮子種を注ぎ込んだ。

腸壁がざわめき合うアナル奥でものものしげに射精痙攣させて最後の一滴まで打ちつけた。


「く、は、ぁ」


膝上でビックンビックン感極まる公平から、ずるるるるッッッ、尿道に捻じ込まれていた細触手らが一気に退散していく。


「ほら、お巡りさんも、また頑張りましょう……?」


あからさまに膨れ上がったペニス亀頭をひんやりした掌に包み込まれ、扱き立てられて、公平は……潮噴きへ。

透明な大量潮汁をびしゃびしゃ、ぶっしゃぶっしゃ、自分自身にぶっかけた。


「あ゛~~~……ッッッ……!! あ゛~~~……ッッッ……!!」
「もっと頑張れますよね、ほらほら」
「ひッッッ……はな……離せ、変態ぃ……逮捕してやッ……はああんっっ」
「まだまだまだまだ頑張れますよね?」
「んおお゛っっ……み、見回りっ……今から見回りの時間だッッッ」
「お巡りさん、貴方って人は……警察官の鑑ですねぇ……」








「こんな見回りがあるか……誰かに見られでもしたら……」
「今夜だけ特別ですよ、よいしょっと」
「ひッ……こ、腰が……」


田んぼの畦道を行く、自分より図体のでかい公平を背中に軽々とおんぶした鈴木少年。


「そもそも主様が常に目を光らせてますから、ね。不審者がいたらすぐに片付けちゃいますよ」
「……zzzzz……」
「お巡りさん、寝ちゃいましたか」


虫も、カエルも、ホトトギスも、鳴き止んでいた。


何もかもが寝静まった田園地帯。
歪に欠けた月がひんやり冷え込んだ辺り一帯をぼんやり照らし出している。


「ほんとのこと言うとね」


長く伸びた鈴木少年の影は不穏に揺らめき、複数に裂けて分かれ、波打ち、まるで触手のような。


「最初で最後の生贄はお巡りさんですよ」


背中でぐっすり眠ってしまった公平巡査長に土地神様は愉しげに囁いた。


『俺を誑かすのもいい加減にしろ』


あのときはどきっとしましたよ、お巡りさん?
でも大丈夫。
僕にいつまでも身を委ねてくださいね。



貴方は僕にとって永遠の供物(おそなえもの)です♪




end
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