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「小学校最後の一年間、担任をさせてもらいます、よろしくお願いします」
五年生のときは隣のクラスの担任だったシマ先生。
六年生になって自分の担任になったことがミサキには信じられなかった。
他の先生と比べて淡泊で、体育祭でも文化祭でも波のない平行線テンション、授業参観でも場を和ませる冗談一つ言わない。
自分が知っているオトナにはなかったシニカルで独特な佇まい。
ミサキはずっと気になって仕方がなかった。
小学校最後の一年間、シマ先生と過ごせるなんて夢みたいだった……。
「暑いな」
ミサキがシマ先生のおうちにお邪魔して一時間近くが経過していた。
「っ……はぁ……はぁ……っ……はぁ……」
敷布団の上にくたりと力なく横たわったヤンキー児童。
シャツは脱げかけて片方の肩が露出していた。
汗ばむ首筋にはネクタイが絡まっている。
瑞々しい褐色肌には白濁の雫が点々と飛び散っていて。
緩く開かれた両足の狭間はローションでぬるぬると滑(ぬめ)っていて。
シマ先生の指二本を呑み込み、時間をかけて丁寧に解されたショタ穴がヒクヒクと心細そうに震えていた。
……センセェにケツんナカ、いぢられた。
……最初は違和感ありまくりで、ちょっと痛くて、怖かった。
『この辺。前立腺』
『ぜん、りつ、せん……?』
でも、いぢられてる内に、もっともっと熱くなってきて。
『ほら。内側のコリコリしてるとこ、なぞってるの、わかるか』
ぜんりつせん、ってとこ、センセェの指で突っつかれてたら、チンコが勝手にボッキして。
『ぁっ、ぁっ、そこ……変……コリコリしてるとこ、やばぃ……』
『男子児童の肩書きで、こんなところでイッパシに感じて、えろい奴』
『ッ……センセェが、んなしつこくいぢっから、ぁ……ぁ、あ、ぁ、ン……っ……ふゃ……っ』
連続グリグリされたら……また射精(い)っちゃった……。
「……あ……」
クッションと枕に後頭部を預けていたミサキの吊り目がブルリと波打った。
腰を上げたシマ先生は畳の上に立つと一思いにベストを脱いだ。
黒髪が乱れる。
肩で息をつき、ずれた眼鏡をかけ直す、たったそれだけの仕草で爆走したミサキの鼓動。
次に腕捲りしたワイシャツのボタンが外されていき、初めて目の当たりにする担任の胸板に心臓はバクバクと荒ぶって。
その手が彼自身のベルトにかかり、スラックスのフロントを寛げ始めると、自分が脱がされたときよりも倍の緊張感に苛まれた。
「俺のこと視姦してる?」
好奇心に勝てず、視線を逸らせずにいるミサキの前でシマ先生は……我が身を曝した。
「………………」
下肢の服を脱いだシマ先生は布団の上へ戻り、あからさまに絶句している教え子に思わず吹き出した。
「ビビっちゃったか」
想像を大いに上回るサイズ感に混乱していたミサキは、はたと我に返り、負け惜しみの憎まれ口を叩く。
「べ、別にビビってなんかいねーし、オトナってそんなモンだろっ」
くっきりした括れ。
太く硬く屹立したペニス。
膨張した先端をぷにぷにしたお腹に押し当てられた。
「この辺までいくかも」
ゴツイ感触にアセアセし、何を言われたのかわからずにキョトンとして。
間もなくして意味を理解したミサキは口をパクパクさせた……。
「耐えられる?」
白濁を弾いて先っぽが濡れているヤンキー児童のぺにすに、平均サイズを軽々と上回るオトナペニスが擦りつけられた。
「ぁ」
なんとも言えない摩擦感に新たな涙が吊り目に満ち満ちた。
ずり、ずり、擦れ合う。
火照りきった肉杭の質感に弄ばれる。
チューブタイプのローションを直に注がれ、ぬるぬる、ぬちゅぬちゅ、粘つく糸を引き、さらにヤラシク擦れ合えば、ミサキは堪らず仰け反った。
「ゃだ、ゃっ……すげぇ、ぬるぬる、して……っ……あっ……んっ……やっ……ん……っ」
利き手を添えられ、一纏めにして一緒にしごかれると、声が止まらなくなった。
「この辺でやめとこうか」
過激な擦れ合いっこにクラクラしながらもミサキは慌てて首を左右に振りまくった。
「やだやだやだやだっ……やるっ……センセェとせっくす、する……っ」
「俺とセックスしたら、お前のお腹、裂けるかもよ」
「ひっ……っ……ぅぅぅっ……それでもいいっ……したぃぃっ……」
教室で何よりも独り占めしたかった、だから反抗的な言動を繰り返して自分に向けられるようにしたシマ先生の眼差し。
「オレ……もっとセンセェの特別になりたい……一番になりたい……」
正直な想いを告げられて。
シマ先生は愉しげに唇を歪めてみせる。
「オレ……センセェのこと……」
「好きだよ」
ミサキは吊り目を限界いっぱい見開かせた。
「あんな場所でミサキにキスしたのは」
数時間前、学校の渡り廊下で。
教え子二人からミサキの件を報告されたとき。
冷静に受け止めたフリをして、内心、途方もない苛立ちにシマ先生は胸底をどす黒く焦げつかせていた。
「俺に似た別の男と歩いてるの見てヤキモチやいたから」
ミサキに寄り添う見ず知らずの男達を心から疎(うと)んだ。
大切な教え子をそこまで駆り立てた自分自身を嘲笑った。
「……やきもち……?」
「そうだよ」
教室で一番手のかかる、目が離せない、学校以外でも脳内を独占するヤンキー児童にシマ先生は笑いかける。
「俺はミサキが好きだよ」
夢としか思えない担任からの告白。
羽織られたままの腕捲りワイシャツを思わずぎゅっと掴んでミサキは問いかけた。
「ど、どれくらい? オレのこと、どれくらい好き?」
問われたシマ先生は。
シャツを掴むミサキの手をとり、教え子のぺにすと密に重なり合う我が身へと導いた。
「こんなになるくらい好き」
「ッ……へ、へんたい、そんな答え方あるかよ!!」
「お前相手にいろんなこと妄想して、オカズにしてヌくレベルで、相当好きかな」
「へんたい!!!!」
そう喚いた後、ミサキは、尋常でない昂ぶりをぎこちなく撫でながら上目遣いにおずおずとシマ先生を見つめた。
「じゃ……じゃあ……せっくす、したらいーじゃん……ちょっと怖ぇけど、させてやるからさ……ありがたく思え……」
精一杯の上から目線に。
蔑まれるべき禁断の愛情が止め処なく滾々と湧き上がってくる。
「したいんなら、妄想とおんなじこと、オレにすれば……?」
ーーそんなこと言われたら。
ーーまだまだ半熟なミサキの体、壊しちゃうかもよ……?
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